オリムピック グラファイトリーダー 20カラマレッティ
エギングロッドの選び方
エギングゲームと選び方のポイント
エギングとはイカの釣り方の一種です。「タックル」と称されるルアーフィッシングの釣具を基本に、ルアーの代わりに餌木というエビに似た形の疑似餌を使った釣り方のことをエギングと言います。
エギングロッドの選び方には長さと強度、軽量度の3つのポイントがあります。この選び方のポイントとエギングを行うフィールドや時期、使うタックルのサイズや時間帯などを照らし合わせて選びましょう。
エギングロッドの長さによる選び方
一般的なエギングロッドの長さは8~8.6ftです。8ft未満のロッドは小さめの餌木を扱うのに向いていて、主に秋のエギングで使用されます。逆に8.6ftを超えるロッドは遠投性能に優れているので、磯やティップランでのエギング向きです。
初心者の場合は8.6ftのロッドがおすすめとなっています。また、身長が低めの方や女性は身長に合わせて8ftや8.3ftくらいの少し短めのロッドにするのがおすすめです。
長さについて
- 1ftは約30cm
エギングロッドの強度による選び方
エギングロッドには柔らかい方からML、M、MHの3種類の強度があります。MLのロッドは軽い餌木でも遠投ができ、フッキングのときにある程度力を吸収することが可能です。
MHのロッドは一番パワーがあって重い餌木でも扱いやすく、投げ釣りやライトショアジギングなどに使われます。また、エギングロッドの標準的な強度のMクラスのロッドはオールシーズン使えるので、初心者が始めて選ぶロッドにおすすめです。
強度について
- ML=ミディアムライト、M=ミディアム、MH=ミディアムハードの強度を示す
エギングロッドの軽量度による選び方
エギングをするときは、ロッドを上下に動かして餌木にアクションを加えることでイカを誘うので軽量度が重要です。そのため、重いロッドを使っていると腕に負担がかかって疲れやすくなります。
軽いロッドは扱いやすく、よりエギングを快適にしてくれるでしょう。自重が100g前後のロッドを使うのがおすすめです。ただし、軽量化されたロッドはその分値段も高め。お財布と相談しながら予算内でなるべく軽めのものを選びましょう。
カラマレッティについて
オリムピックのエギングロッド
カラマレッティはオリムピックというメーカーが販売しているエギングロッドです。カラマレッティにはショアからアプローチするものや、船の上からティップランなどでアプローチするものがあります。
独自の軽量化や強度の高さからブランクスには充分なパワーやトルクがあり、2kgクラスのイカが掛かった場合でも主導権は渡しません。ロッドを立てたままイカが弱るのを待てるので、安心してエギングゲームを楽しむことができます。
オリムピック グラファイトリーダー 20カラマレッティ
オリムピックとは
オリムピックは、かつてダイワやシマノと並んで日本のタックル業界を牽引していたタックルメーカーです。アブガルシアリールの日本総代理店だったこともあるので、年配のアングラーなどは聞き覚えのある方も多いかもしれません。
一時はタックルメーカーから撤退してたオリムピックですが、現在はブランクスメーカーとして新しく生まれ変わりました。オリムピックは今でも釣りのシーンに合わせたロッドの製作などを手掛けています。
オリムピックのカラマレッティシリーズ
オリムピックのカラマレッティには全部で6種類のシリーズがあります。中でも2021年に新しく追加された「21カラマレッティUX」は、オリムピック製でもハイコスパな入門ロッドとしても評判です。
また、残念ながら廃版になってしまったカラマレッティプロトタイプDueのように今でも根強い人気があるものもあります。プロトタイプDueは限定生産だったため、マニアにとっては惜しまれながら廃版になりました。
カラマレッティシリーズ一覧
製品名 | 価格 |
17スーパーカラマレッティAT | 12万円台 |
16スーパーカラマレッティ | 7万円台 |
18ヌーボカラマレッティプロトタイプ | 4万円台 |
20カラマレッティ | 2万円台 |
21カラマレッティUX | 1万円台 |
カラマレッティプロトタイプDue | - |
ラインナップも豊富
オリムピックのカラマレッティには、上記のシリーズの中にもさらに2種類から5種類のラインナップがあります。ラインナップは各シリーズを合わせて16種類にものぼるので、カラマレッティシリーズの中から使いたいシーンに合わせたロッドが見つけられるでしょう。
カラマレッティの特徴
カラマレッティは軽量設計
カラマレッティの一番の特徴は、徹底した軽量化が施されていることです。カラマレッティシリーズのロッドには、自重が100グラム以下のものが多数あります。驚くことに、アジングやメバリングに使うような軽さです。
ブランクスやガイド、リールシート部分に至るまで贅肉を落としこむような、しっかりと絞り込まれた軽量設計の賜物と言えるでしょう。ここまで軽量化が施されているロッドは、ほかにはありません。
軽量化によってアタリが取りやすい
カラマレッティが実現した軽量設計のおかげで、アタリが取りやすいのも特徴のひとつです。ロッドの自重が重いとロッドをうまく扱えず、特にティップランの場合せっかく寄ってきた獲物に針をうまくかけられずに逃がしてしまう場合もあります。
カラマレッティは、軽量化を実現したことで寄ってきた獲物にスムーズに針をかけやすくなりました。針がかかりやすくなったことで、ティップランでもアタリが取りやすくなっています。
バランスがいい
釣りをするときにはバランスの取れたロッドを使うのがベストです。エギングの場合、リールを装着してロッド持ったときにちょうどリールとロッドの付け根に重心がくるくらいがベストバランスとなっています。
カラマレッティの場合は、元々リールの付け根より少し竿先側に重心がくる状態です。そのため、リールを取り付けるとリールの重さ自重とのバランスが取れてちょうど手元に重心がくるようになっています。
カラマレッティは強度と美しさを両立
カラマレッティは細身のVSSリールシートの回すタイプを採用しています。スライドタイプより強度があり、激しく竿を振っても安心です。柔らかいEVA素材が使われているため、指への負担も軽減してくれます。
ジョイントのスピゴットフェルールは真っ直ぐはめ込んでいるので緩みにくく、激しいロッドアクションにも耐えられる強度があります。また、竿が美しくベンディングカーブを描き、強度と美しさの両立を実現しています。
カラマレッティのインプレ
操作感のインプレ
まず使用感についてインプレを紹介します。カラマレッティは持ち重りしないので、竿のしゃくり動作からラインメンディングまで、まったくと言っていいほどストレスを感じません。
一日中しゃくり続けてみると、カラマレッティが軽いことのメリットを改めて実感できます。特に3号や3.5号サイズのタックルとの相性が抜群です。朝から夕方までの長時間の釣りでティップランからしゃくり続けても、手首が痛くなることもありません。
ハリのインプレ
続いて、カラマレッティのハリについてインプレを紹介します。釣り上級者からはカラマレッティはハリがかなり強いロッドと言われることが多いですが、初心者や中級者にはあまり気になるほどではありません。
バットパワーは強めに感じますが、キャストするときはしっかりと曲がるので軽めのタックルでもしっかり目的のポイントまで飛んでくれます。ティップランでも足元がふらつくことはなく、気持ちいい振り感を味わえるでしょう。
感度のインプレ
次にカラマレッティの感度に関するインプレをご紹介します。カラマレッティは適度にティップが入るので、獲物がかかったときの感覚をしっかり感じ取ることが可能です。
ほかのロッドでエギングをしてみると、明確なアタリは感じることができますが、カラマレッティのようなふっと軽くなる感じや違和感は感じ取ることができません。カラマレッティなら、ティップランからの潮の流れの変化もしっかりと感じ取ることができます。
強度のインプレ
最後に強度に関するインプレを紹介します。カラマレッティの強度は高く、イカだけでなくシーバスやヒラメなどもカラマレッティで釣り上げることが可能なので強度が気になる方でも安心です。
また、カラマレッティに限らず、エギングロッドは幅広い釣りシーンで使えます。これからショアやティップランでの釣りを始めたいという方の最初のロッドには、カラマレッティを始めとしたエギングロッドがおすすめです。
カラマレッティの評判
色がいいと評判
カラマレッティいい色してるなぁ。
— みきをでっぱ (@mikiodeppa) July 1, 2020
今日は坊主だけども。 pic.twitter.com/e1kqDyN6WT
カラマレッティは、黒一色のシンプルなデザインです。そのため、シンプルなデザインが好きな方からの人気がとても高く、ボディの黒もシックでかっこいいと評判になっています。
エギングロッドは自分の使い方に合わせた選び方をするのが基本です。ですが、ティップランなどで慣らした釣り上級者なら色を基準にした選び方をしてみてもいいでしょう。気に入ったデザインのロッドを使えれば、釣りもより楽しくなります。
投げやすいと評判
カラマレッティUX(862M)の2回目の釣行。
— 大槻駿 (@shunotsuki1) August 11, 2021
前回は3号を投げたので今回は2.5号。
ロッドがしなるから、2.5号でもエギの重さを乗せてしっかりとキャスト出来る。投げやすかったです。
あかん、かわいいサイズが釣れてもうた…#和歌山 #エギング #オリムピック #カラマレッティUX #インプレ pic.twitter.com/Wi8HhDZ6M1
ロッドが綺麗にしなるカラマレッティはタックルを投げやすく、しっかりとキャストしやすいことでも評判です。狙ったポイントにしっかりとタックルをキャストできるのは、釣り人にとって嬉しいポイント。
扱いやすいカラマレッティはティップランだけでなく、足場が不安定なゴツゴツした岩場などで釣りをするのにもおすすめです。投げやすいロッドを使えば獲物がいるポイントをきちんと狙えるので、その分ヒット率も上がります。
恋しくなるほど評判のカラマレッティ
ずっとカラマレッティ使ってたから手首いてぇ…
— ゆだちゃん (@yudatter910) November 5, 2020
カラマレッティちゃんが恋しい pic.twitter.com/o4595He1D6
修理に出している最中や破損して泣く泣く別のロッドに買い替えたとき、カラマレッティとは違う使い心地にカラマレッティが恋しくなる方が多い印象です。一度カラマレッティに慣れてしまうと、他のロッドでは満足できないことでも評判になっています。
そのため、少しでも長くカラマレッティを使い続けるために丁寧に扱う釣り人が多いです。愛用者にとってカラマレッティは、釣りをするときの相棒と言えるでしょう。
とにかく軽いと評判
実測値で89gはなかなかに軽い!
— すーさん (@y_mag_t) June 22, 2021
(メーカーホームページだと88g)
どのくらい軽いのかわかりにくいと思いますのですごく身近な物で…
K-TEN と ねりからし より少し重くて
12mmの片口板ラチェよりかなり軽い
どうです?わかりますよね??#オリムピック#カラマレッティ#カラシレッティ#TANITA pic.twitter.com/sVEnko9TIi
カラマレッティに関する評判で一番多かったのが、とにかく軽いというのもでした。自重が100gもないので、どんなに重いタックルを付けても総重量は300g程度です。カラマレッティよりもタックルのほうが思いなんてこともあるかもしれません。
扱いやすさに評判があるのは、カラマレッティの持ち前の軽さがなせる業ゆえです。この軽さなら足場が不安定なショアやティップランでもタックルを自由自在に扱えるでしょう。
カラマレッティを使おう
エギングゲームはオリムピックのカラマレッティで
今回はオリムピックのカラマレッティの特徴やインプレ、エギングロッドの選び方についてご紹介しました。最新技術を詰め込んでいながらリーズナブルな価格のロッドもあるカラマレッティは、扱いやすいと評判で愛されています。
今回紹介したロッドの選び方を参考にしながら、ご自分に合ったカラマレッティを選んでみてください。ティップランなどを楽しむ際は、パワーがあるのに軽くて疲れないカラマレッティを体感してみましょう。
ほかのロッドが気になる方はこちらもチェック!
今回は、エギングロッドのカラマレッティについてお話してきました。カラマレッティのようなエギングロッドのほかにも、ジギング用やアジング用、メバリング用などたくさんの種類のロッドがあります。
エギングロッドでジギングを楽しむこともできなくはないですが、ロッドは釣りの用途に合わせてジギングならジギングロッドを選ぶのが基本です。ほかの種類のロッドが気になる方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
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出典:unsplash.com