ダイワから釣れる新作ワームが続々と登場！
釣り具のトップメーカー・ダイワからは、例年たくさんの新作ルアーが発売されています。特にワームと呼ばれるソフトルアーは、価格がリーズナブルで扱いやすいものも多く、初心者がチャレンジするルアーとしても最適です。
色や形が本物とそっくりのものや、魚が好んで寄ってくる魚とコオロギが混ざったようなルアー、リアルな小魚類のにおいを発するワームも存在します。そんなバリエーション豊富なダイワのワームを、バスルアーとソルトルアーの2つに分けてご紹介していきます（本記事は2021年3月5日の情報をもとにしています）。
ダイワのブラックバス向けワーム6選！
ここではブラックバスをメインターゲットにしたワームを取り上げます。一部では組み合わせるジグヘッドもご紹介しました。また、初心者が小さめのルアーを扱う場合は、糸絡みがしにくい「スピニングリール」を用いることをおすすめします。
1：スティーズ・スターリングシャッド
スティーズ・スターリングシャッドは今年発売の新作ワームです。「スティーズ」は、2006年に誕生したダイワのブラックバス釣りのタックルシリーズになります。ベイトリール、スピニングリールのほかロッドやルアーまでラインナップ、この商品もそのシリーズ品です。
サイズは3.3インチと5.1インチの2種類、3.3インチは7個入りで600円、5.1インチは5個入りで700円程度で販売しています。透明からカラフルなものまで10種類のカラーがラインナップし、水質などに応じて使い分けられます。
このルアーの特徴や使い方
このワームは最後尾にシャッドテールがあり、水流に対して微振動をするのも特徴です。これにより、リフト&フォールなどのアクションはもちろん、ボトムで停止させても獲物を呼び込めるので、初心者でも扱いやすくなっています。
ネイルホールを搭載しているのも売りで、ここにオモリを入れて飛距離や落ちる速度を調整できます。スイムジグと組み合わせるのもより効果的、池や釣り堀りなら3.3インチ、湖などの大規模エリアには5.1インチと使い分けるのがおすすめです。
2：ラピッズテール
ラピッズテールは同じくダイワの「ラピッズブレード」のトレーラー（接続するルアー）として開発された今年の新作商品です。ラピッズブレードは強い流れの中でも水面から飛びださない「ダウンフォースヘッド」や、大きなブラックバスにも対応できる頑丈なフックが特徴になります。
ラピッズテールは4.6インチで、リアルな色をした「アブラハヤ」など8色をラインナップ、6個入りで600円ほどになります。
このルアーの特徴や使い方
このワームはジャーキング向けのソフトルアーで、リールとロッド操作でターゲットを引き寄せるのがスタンダードな使い方になります。素材はやや硬めで針がしっかりと刺さり、水をよく押してくれるので獲物へのアピール力もあります。
体のボディ下半分のみが塩入り素材のため重心が低く、バランスを崩さず安定した姿勢で泳ぎます。特に、オモリなしで使用すると、動きが活発になり逃げ惑う魚のような動きをしてくれます。オモリなしの場合は軽量のため、スピニングタックルのご利用がおすすめです。
3：ボスクロー
ボスクローはブラックバス釣り用の新作クローワーム（甲殻類に似せたワーム）になります。3.4インチ（8.6㎝ほど）で10gもあるのが特徴、オモリを付けなくても遠投ができます。
5個入りで600円ほどとリーズナブルで、カラーは10種類、アメリカザリガニや脱皮した直後をイメージしたリアルなものもラインナップされています。
このルアーの特徴や使い方
このワームは爪の付いている側にフックを差し込む、「逆刺し」で使うのが基本になります。バックスライドなる特殊な動きをするように設計されていて、釣り手から離れる方向に落ちていくのが特徴、障害物の下など獲物がいそうな場所に落とすことができます。
また、爪は簡単にカットできるようになっていて、沈む際に爪をバタバタ震わせながら獲物を誘うことができます。「ノーマル刺し」で巻き取る際にも、泳ぎながら爪の大きなアクションでアピールします。
4：バンクハッカースイマー
バンクハッカースイマーは新作のバス釣り用スイムベイトです。ジグヘッドと組み合わせて使うのが基本で、ジグヘッドとしてはダイワ製のバンクハッカーヘッドが推奨されています。
カラーは琵琶湖アユなどのリアルなものから、濁った水でも目立つチャートシャッドカラーなど8色あります。サイズは5インチで、3本入り600円ほどになります。
このルアーの特徴や使い方
このワームは中空構造になっているのが特徴です。これにより、初心者でも簡単にジグヘッドを刺せて、安定したパフォーマンスを楽しめます。また、ジグヘッドの構造により、フックの先端はガードがあるので、ボトムでの根掛かりを回避しやすいのもセールスポイントです。
ロッドで横方向のアクションを加えると、大きなテールに動きが伝わりローリングアクションを開始、小さいながらも強力な水押しで周辺の大きなブラックバスを誘い出すこともできます。
5：キッケルキッカー
キッケルキッカーはカエルやコオロギにも見える、クリーチャーワーム（想像上の生き物をイメージしたワーム）の一種です。ダイワのベストセラー商品で、昨年4月には「スケルトンアカガエル」や「スモークシュリンプ」、「トノサマガエル」など5色の新作が発売になりました。
フックは同じダイワの「バサーズワームフック」が推奨されています。サイズは35ｍｍで重さが3.1g、合計19色のラインナップになります。3つ入りで770円ほどと安い価格帯です。
このルアーの特徴や使い方
このクリーチャーワームは、「エラストマー」なる素材で作られているのも特徴です。浮力があり表層付近で獲物にアピールできます。また、耐久性が高いのも売りで、多少獲物にかまれても平気です。
着水後にはトゥイッチ（小刻みなしゃくり）したり、止めたりを繰りかえすとアピール力があります。早めに巻いて逃げ惑うカエルを演出するのもおすすめ、枝に糸をかけて水面を叩くのもクリーチャーワームらしい使い方になります。自重が軽いのでスピニングタックルの使用がおすすめです。
6：スティーズ・クロー
スティーズ・クローは、ダイワ製ベイトリール・スピニングリール向けなどに開発された、スティーズの商品になります。テナガエビなどのエビ類をイメージしたクリーチャーワームの一種です。
フックは#2/0から#3/0に対応、昨年4月にシュリンプ、レイクシュリンプといったカラーの新作、7月には小型モデル（3.1インチ）が登場しています。3.1インチは8本・660円で3.8インチは6本・660円、4.5インチは5本・660円で販売されています。
このルアーの特徴や使い方
このクリーチャーワームは細長いスリムなつくりが特徴で、速く細かいアクションが売りになっています。やわらかい触覚とカギ状に加工されたアームがあり、繊細と大胆な動きの両方でブラックバスなどにアピールします。
使い方は3.5gほどのオモリをつけて、静かに着水させて使うのが基本になります。水押ししながらゆっくり落ちる過程も、獲物がやってくるタイミングです。エビ臭が強く、フォール後はただ巻きするだけでも釣れる初心者にも扱いやすいルアーです。
ダイワのソルトウォーター向けワーム5選！
ここからは海水でも使えるワームを取り上げていきます。最初の2つはシーバス向け、その後にはメバルやアジ釣り用のルアーになります。ターゲットによって大きさや形、動きもさまざまですので最適なものを選んでみてください。
1：モアザン・シーバスロデム
モアザン・シーバスロデムはシーバス釣り専用のワーム、魚の顔がついたジグヘッドとセットで使う商品になります。今年の4月には「グリーンゴールド」や「マッバーニングイワシ」、「SGケイムラ生シラス」など、5種類の新作カラーが出ます。
サイズは2.8インチ（7㎝程度）と小ぶりです。14gタイプ・18gタイプとも900円で、14色のカラーがラインナップされています。水深がある場所向けのタングステンタイプの新作（TG30g）も4月に発売予定、こちらは1500円ほどになります。
このルアーの特徴や使い方
このワームはテールが斜めに向いているのが特徴、これにより浮力が出て本物のような水平姿勢を保つことができます。ゆっくりした巻き取りでは微振動、少し早く巻くとロールしながら泳ぎます。
ただ巻きだけでも動きのバリエーションがあり、その日の天候や場所などにより動き方を調整しながら楽しめます。取り付けは、ワームをジグヘッドのレール溝にさしこむだけなので、初心者から簡単に使えるのも人気のポイントになります。
2：モアザン・ミドルアッパー
モアザン ミドルアッパーはシーバス釣り用のワームになります。柔らかい素材が特徴でシーバスが吸い込んだ後、自然に折れ曲がるように作られています。リアルな「銀粉生イワシ」のほか「小沼オレンジ」や「パールレッドヘッド」などのビビットカラーも展開しています。
サイズは3.5インチ（6個入り）と4.2インチ（5個入り）で価格は660円、銀粉カラーのみ800円ほどになります。今年の3月には「イナッ子チャート」や「銀粉ハク」などの新色のほか、2.5インチ（8個入り660円ほど）の新作も発売されます。
このルアーの特徴や使い方
このワームはただ巻きだけでも釣れるので、初心者でも扱いやすいと評判です。柔らかいテールはゆっくり巻き取るだけで微振動し、シーバスの注意を引きます。リアル感を出すために、できるだけゆっくりと巻くのがおすすめの使い方になります。
また、ルアーのフラット面を上にしてジグヘッド（ダイワ製シーバスジグヘッドSSが推奨）をつけると自然な泳ぎ、下につけると小魚が逃げ惑うような「ダートモード」になるなど、状況に応じて釣り方を変えられるのも面白いところです。
3：シラスビーム
シラスビームは、初心者向けの小型スピニングリールなどをラインナップする「月下美人」シリーズのワームです。昨年9月に発売されたばかりの新作で、名前の通りシラスの姿をイメージしています。
サイズは2インチでカラーは「ちりめんじゃこ」や「レッドグロー」、「桜ドットグロー」など10種類ほどあります。10本で450円ほどとリーズナブルな価格帯です。
このルアーの特徴や使い方
このワームは小ぶりで柔らかいボディが特徴です。小さく自然な動きをするので、活動的でない獲物を狙うのに向いています。水流だけでも自然の泳ぎをしてくれるので、大きなロッド操作は不要、初心者でも立派な魚を釣れると評判のワームです。
このルアーはボディ内にイワシ油をミックスしているので、においでもターゲットを呼び込めます。また「グロー」タイプは全体が発光、「ドットグロー」タイプは点で発光し、夜や水に濁りがある場所でもアピール力があります。
4：ビームスティック極み
ビームスティック極みは、ダイワのアジやメバルをターゲットにしたブランド「月下美人」のシリーズ品になります。ダイワのロングセラー「ビームスティック」を改良した昨年9月の新作です。
カラーは「胡麻塩しらす」や「のりたま」、「鮭フレーク」などのユニークなものが6種類ラインナップ、サイズは1.5インチと2.2インチの2種類、価格は10本入りで500円ほどになります。
このルアーの特徴や使い方
このワームは従来のビームスティックより柔らかさが増し、魚の吸い込みが良いと口コミでも評判です。ジグヘッドへの取り付けがしやすく、初心者にも扱いやすくなっています。
コアに「エビ粉」をまぶし、外側に「アミノX」といううまみ成分の素材を巻き付けることにより、ターゲットにアピールします。使い方は、ただ巻きで静かに泳がせるのが基本です。ロッド操作をする場合も軽めに抑えて、警戒心が強い獲物の注意を引くのがポイントになります。
5：波動ビーム
波動ビームも上の2つと同じく「月下美人」シリーズの一つです。テールが円形になっていて、先端にいくほど薄くなるユニークなワームになります。
イカゴロ成分が入った「グローホワイト」やエビ粉がミックスされた「ちりめんじゃこ」、ケイムラ塗装（ブラックライト発光）の「ギンギラグローピンク」などが13種類がラインナップされています。サイズは1.5インチ、10本入りで450円ほどです。
このルアーの特徴や使い方
このワームは肉厚でテーパー型のテールにより、強い水押しができるのが特徴です。小型ですが自重があるので飛距離も稼げます。表面積が大きくゆっくり落ちるのも売りで、メバルなどの興味を引きやすくなっています。
このワームの使い方は「低速でボトムに落とし・低速で巻き取る」を繰り返すのが基本です。また、アクションをせずにボトムに放置するだけでも、水流で揺らされに獲物が寄ってくることもあります。根掛かりもしにくく初心者でも扱いやすいワームの一つです。
ダイワの新作ワームの比較
ご紹介してきたワームを一覧にしたのが上の表になります。前半が淡水向けのバスルアー、後半がソルトルアーになります。魚やエビ、虫など形もさまざま、価格も安いので複数準備しておくのもおすすめです。
同じ種類でも発光・無発光やリアル色やカラフル色など、時間帯や水質で使い分けられるラインナップがあります。気になる商品がありましたら、購入サイトで詳細な仕様をご確認ください。
| 商品 |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | スティーズ・スターリングシャッド | ラピッズテール | ボスクロー | バンクハッカースイマー | キッケルキッカー | スティーズ・クロー | モアザン・シーバスロデム | モアザン・ミドルアッパー | 月下美人 シラスビーム | 月下美人・ビームスティック極み | 波動ビーム |
| サイズ | 3.3インチ | 4.6インチ | 3.4 | 5インチ | 35mm | 3.8インチ | 2.8インチ | 2.5インチ | 2インチ | 1.5インチ | 1.5インチ |
| 色 | 10種類 | 8種類 | 7種類 | 8種類 | 13種類 | 12種類 | 14種類 | 12種類 | 10種類 | 6種類 | 13種類 |
| タイプ | バスルアー | バスルアー | バスルアー | バスルアー | バスルアー | バスルアー | ソルトルアー | ソルトルアー | ソルトルアー | ソルトルアー | ソルトルアー |
| 商品リンク |
ダイワの新作ワームで釣りを満喫しよう！
ダイワの新作ワームについて、魅力や使い方などをご紹介してきました。「ボスクロー」のエビが脱皮した姿や、「バンクハッカースイマー」の琵琶湖アユなどはリアルで手に取るだけでもテンションがあがりそうです。
また、「キッケルキッカー」などのクリーチャーワームは、さまざまな生き物を組み合わせた話題のワームでした。エビのにおいの「スティーズ・クロー」やイワシ臭の「シラスビーム」などもよく釣れる人気のワームです。このような魅力的なワームを使って、ルアーフィッシングを始めてみてはいかがでしょうか。
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ワームはバス釣りやシーバス釣りなどさまざなシーンで活躍します。下にはおすすめのワームや使い方、ダイワのおすすめベイトリールについての記事をリンクしました。併せてお楽しみいただければ幸いです。
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