ディスタンスカーボンZ
ディスタンスカーボンFLZ
アルパインFLZ
トレイルプロショック
トレイル
ブラックダイヤモンドを知ろう!
ブラックダイヤモンドって?
クライマーがクライマーのために立ち上げた会社で、当初はクライミング用品を専門的に取り扱っていましたが、現在ではメンズ・ウィメンズ向けの登山やスキー用品、それらの必要な衣類なども取り扱うアクティブな会社となりました。
さらに、どの商品も品質が高く、アジアやヨーロッパ諸国から信頼を勝ち取っています。今回紹介する商品は、長年培ってきた技術を生かして制作されました。(当記事は2020年12月28日時点の情報をもとに制作されております。)
そもそもトレッキングポールって?
トレイル・登山・ハイキングをしていると、ストックを支えに歩いている人を見かけることがあると思います。そのストックが「トレッキングポール」と呼ばれるものです。
長距離を歩いたり、足場の良くない場所を歩いたりするトレイルなどでは、二足歩行のまま進み続けると足に疲れが溜まりやすくなります。しかし、ストックを使うと四足歩行と同じ効果が生まれ、体重やリュックの重さが分散します。また、安定感も生まれるため足の疲労が少なくなるのです。
ブラックダイヤモンドトレッキングポールの魅力
トレッキングポールの特徴①「フリックロックシステム」
ブラックダイヤモンドのトレッキングポールには2種類の組み立て方が採用されています。1つは「フリックロックシステム」で、ポイントは無段階式でグローブをはめたままでも長さ調整が可能という点です。
カムレバーが搭載されているため、一操作でロックの開閉ができ、複雑じゃないからこそトラブルが起きにくく安全性が高いシステムになります。さらに、無段階式は必要な長さに調節可能にしてくれるもので、自分好みのサイズに近づけます。
トレッキングポールの特徴②「バイナリシステム」
もう1つは「バイナリシステム」で、ポイントはシャフトを引くだけで長さ調節が可能で手早く迅速にセットできる点にあります。組み立て方はキャリーケースの手持ち部分のシステムと同じように、シャフトを引くと出っ張りがへっこみ、丁度いい溝のとこるまで来たらロックがかかるといったシステムです。
また、「オートロックバイナリシステム」になると、1度の操作で調節とロックが可能になり、グローブをつけたままでも手早いセットができます。
トレッキングポールの特徴③「種類と使い道」
ブラックダイヤモンドと言えばやはり「種類の多さ」です。店舗の一角を牛耳るほどの豊富さは、自分の用途にあったストックを見つけやすくしてくれます。そもそも、ストックを選ぶときはどこで使うのかによって考えなくてはなりません。
ブラックダイヤモンドでは組み立て方や素材だけではなく、ウィメンズ向けのストックから、初心者向け、玄人向けなど、さまざまな面で種類が豊富なため、比較することでよりよいストックと出会えます。
ブラックダイヤモンドトレッキングポール5選
1.ディスタンスカーボンZ(BD82354)
Zポールシリーズ3代目の「デイスタンスカーボンZ」は軽量化に追求したストックになります。全ての段にカーボンファイバーシャフトを搭載し、ステックの長さを調節する部分を省略することで最軽量を目指しました。
さらに、ジョイント部分やボタンの強度を高め、軽いのに壊れにくい構造になりました。収納時は折りたたみ式で、コンパクトに持ち運び可能です。手元のストラップは、空気の通りがよいメッシュをメインに素材を組み合わせました。
「ディスタンスカーボンZ」の特徴
「ディスタンスカーボンZ」にはジョイントがついていますが、これはメーカーが修理を前提に作っています。そのため、ほか比トレッキングポールに比べて長く・安全に使えます。また、長さ調節ができない分、グリップ部分は長めのデザインです。
握る高さを変えることである程度の調節ができます。サイズは100㎝から5㎝刻みで130㎝までの7種類となります。それぞれ、長さは固定となるため注意してください。詳しくは表をご覧ください。
ディスタンスカーボンZ
口コミ | ★★★★ |
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サイズ | 100(33)㎝・105(35)㎝・110(36)㎝・115(38)㎝・ 120(40)㎝・125(42)㎝・130(44)㎝ ※()内の数字は収納時のサイズになります。 |
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重さ | 100㎝-275g・105㎝-280g・110㎝-285g・115㎝-292g・120㎝-300g・125㎝-308g・130㎝-320g※表示の重さは1ペアの重さになります。 |
組み立て方 | スナップボタン式 |
対象性別 | ユニセックス・ウィメンズ |
評判
Zシリーズの初代に比べてかなりレベルアップしていると評価が多く、主にグリップの向上やガタツキの軽減が好評です。また、かなり軽いため長時間のトレイルでも「疲れにくい」や「折りたたみだから持ち運びがしやすい」との声もあります。
安全面に関してもシャフト根元にアルミリングが装着されたことで信頼度も高まっているため、トレイル初心者の方や、初めてストックを購入する方でも扱いやすいなどの声も多く「人を選ばない」トレッキングポールです。
2.ディスタンスカーボンFLZ
ブラックダイヤモンドの中でも最高峰を誇る「ディスタンスカーボンFLZ」は、折りたたみ式で、重すぎず、軽すぎず、全体的にバランスのよい作りになります。また、ストックの下の部分には「ミニエクステンショングリップ」を搭載しているため、緩い斜面から急な斜面まで使えます。
ディスタンスカーボンFLZは「ディスタンスカーボンZ」とは異なり、長さの調節機能が搭載されました。さらに、グリップ部分は柔らかく握りやすくなりました。
「ディスタンスカーボンFLZ」の特徴
「ディスタンスカーボンZ」に長さ調節がついた商品で、ディスタンスカーボンZに似ています。グリップはウィメンズでも持ちやすいスリム型です。さらに、付属品としてケースがついています。素材はもちろん軽いカーボンを使用しています。
サイズは最短が95㎝、105㎝、120㎝の3種類になります。長さはそれぞれ約15㎝~20㎝ほど調節が可能なため、道の状況によって合わせて変更が可能です。詳しくは表をご覧ください。
ディスタンスカーボンFLZ
口コミ | ★★★★ |
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サイズ | 95~110(34)㎝・105~125(37)㎝・120~140(40)㎝ ※()内の数字は収納時のサイズになります。 |
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重さ | 95~110㎝-330g・105~125㎝-360g・120~140㎝-380g※表示の重さは1ペアの重さになります。 |
組み立て方 | スナップボタン式 |
対象性別 | ユニセックス・ウィメンズ |
評判
おすすめ①で挙げた「ディスタンスカーボンZ」と比較すると重さはありますが、実際に持ってみると「あ、ちょっと重いかな?」くらいの差があります。評判としては使用感はかなり好評で、トレイル以外にも、登山などのハードな使い方をしたいときにも安心して使用できます。
組み立て方や長さ調節も簡単で、折りたたみ収納なので、ウィメンズや初心者の方にもおすすめできますが、お値段的にはトレッキングポールを買い替えたい方におすすめです。
3.アルパインFLZ
折りたたみ万能ストック「アルパインFLZ」。登山やハイキングだけじゃなく、スノーハイクにも対応しているトレッキングポールです。全ての段のシャフトをアルミで製作しているのでカーボンよりも折れにくくしています。
組み立て方は、プラスチックをスライドするだけのスライドロックを組み込んでいるため、簡単で素早く行えます。さらに、ストラップの部分は、トレイル用のストラップの構造にフォーム材を加えて使用時の疲労感を軽減させているのです。
「アルパインFLZ」の特徴
「アルパインFLZ」の魅力は何より、グリップがコルク素材で作られているところです。コルク素材は水分を溜めづらく、雪や雨で濡れても快適に使えます。折りたたみ式で、長さ調節が15~20㎝ほど可能なストックです。
付属品としては、コンパクターバスケット、アルパインZポールバスケット、カーバイドティップやプロテクターが含まれています。サイズは最短95㎝からで、3種類となっています。詳しくは表をご覧ください。
アルパインFLZ
口コミ | ★★★★★ |
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サイズ | 95~110(33)㎝・105~125(39)㎝・120~140(43)㎝ ※()内の数字は収納時のサイズになります。 |
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重さ | 95~110㎝-512g・105~125㎝-552g・ 120~140㎝-585g ※表示の重さは1ペアの重さになります。 |
組み立て方 | スライドロック式 |
対象性別 | ユニセックス・ウィメンズ |
評判
基本的に1年中使えることや、価格も比較的安価な点から高評価が集まっています。用途によって使い分ける方もいますが、アルパインFLZ1本でまかなえます。
また、組み立て方の「スライドロック式」は、ボタン式と比較したときに、グローブを着用したままでも扱いやすくてグローブを着用することが多いスノーハイクやハードな登山におすすめです。
初心者でどれにしていいか迷っている人にも、おすすめしたいストックになります。
4.トレイルプロショック
従来の「トレイルプロ」に、アンチショック機構の「コントロールショックテクノロジー」という衝撃を吸収してくれる構造を取り入れました。岩場の多い道や低山では、岩にトレッキングポールが突き刺してしまうことがあります。
しかし、コントロールショックテクノロジーで、腕にかかる負担を軽減してくれます。組み立てと収納は、1回の操作で可能になり簡単です。また、ストラップは幅広く設計されたことで、手首の操作を向上させています。
「トレイルプロショック」の特徴
「トレイルプロショック」の特徴は下り道のときの安定感です。アルミ製は、「重量がある」からと避けがちですが、この重さが下り道を安定させてくれます。ごつごつした道や岩の上についたとしても、グラつくことなく支えに。
また、ロック部分は頑丈に作られているので、縮む心配もありません。さらに、グリップは上からも握れるようにラバー素材で覆われています。サイズに関しては、このサイズのみです。詳細は表をご覧ください。
トレイルプロショック
口コミ | ★★★★ |
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サイズ | 105~140(68)㎝ ※()内の数字は収納時のサイズになります。 |
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重さ | 105~140㎝-594g※表示の重さは1ペアの重さになります。 |
組み立て方 | スマッシュロック式 |
対象性別 | ユニセックス・ウィメンズ |
評判
実際の使用感として、コントロールショックテクノロジーのおかげで不意に転びかけてストックを支えにしても手にかかる衝撃は少なくメンズ・ウィメンズともに大好評です。強度も高く、足場の不安定なところでも安心して使えます。
また、グリップには雪がついても凍り付きにくく、取れやすいため雪の中でも安全に使用が可能です。トレイルプロショックはストック中でも比較的使いやすくトレイルに慣れていない方でも扱える商品になります。
5.トレイル
コストパフォーマンスNo.1の「トレイル」。トレイル用のトレッキングポールの中でも基本となる型です。余計なものがついていないからこそのお手頃価格での提供になります。また、普段使いするには問題はなく、機能が少ないからと言って危険性が上がることはありません。
足場の悪いところでも、難なく使用可能です。グリップ部分は、従来よりも柔らかくフィット感があり、握りやすくなりました。組み立てや収納はフリックロック2でスムーズに行えます。
「トレイル」の特徴
トレイル
口コミ | ★★★ |
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サイズ | 64~140(64)㎝ ※()内の数字は収納時のサイズになります。 |
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重さ | 64~140㎝-486g ※表示の重さは1ペアの重さになります。 |
組み立て方 | スナップボタン式 |
対象性別 | ユニセックス・ウィメンズ |
評判
最初の1本にはおすすめしたい商品ですが、すでにトレッキングポールを使用している方には少し物足りなく感じるようです。「トレイル」を使用している方の中に「初めて買ったのを何年も使っている」という方も多く、コスパ的にも事足りるならと購入する方が多くみられます。
重量は比較的重めですが、初心者の方は「重い方が支えとして使う際に安心できる」といったコメントも見られました。評価からても初心者の方おすすめのトレッキングポールです。
ブラックダイヤモンドの比較一覧表
商品 | |||||
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商品名 | ディスタンスカーボンZ | ディスタンスカーボンFLZ | アルパインFLZ | トレイルプロショック | トレイル |
口コミ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
サイズ | 100(33)㎝・105(35)㎝・110(36)㎝・115(38)㎝・ 120(40)㎝・125(42)㎝・130(44)㎝ ※()内の数字は収納時のサイズになります。 | 95~110(34)㎝・105~125(37)㎝・120~140(40)㎝ ※()内の数字は収納時のサイズになります。 | 95~110(33)㎝・105~125(39)㎝・120~140(43)㎝ ※()内の数字は収納時のサイズになります。 | 105~140(68)㎝ ※()内の数字は収納時のサイズになります。 | 64~140(64)㎝ ※()内の数字は収納時のサイズになります。 |
重さ | 100㎝-275g・105㎝-280g・110㎝-285g・115㎝-292g・120㎝-300g・125㎝-308g・130㎝-320g※表示の重さは1ペアの重さになります。 | 95~110㎝-330g・105~125㎝-360g・120~140㎝-380g※表示の重さは1ペアの重さになります。 | 95~110㎝-512g・105~125㎝-552g・ 120~140㎝-585g ※表示の重さは1ペアの重さになります。 | 105~140㎝-594g※表示の重さは1ペアの重さになります。 | 64~140㎝-486g ※表示の重さは1ペアの重さになります。 |
組み立て方 | スナップボタン式 | スナップボタン式 | スライドロック式 | スマッシュロック式 | スナップボタン式 |
対象性別 | ユニセックス・ウィメンズ | ユニセックス・ウィメンズ | ユニセックス・ウィメンズ | ユニセックス・ウィメンズ | ユニセックス・ウィメンズ |
商品リンク |
現在、「ブラックダイヤモンド」で売られているトレッキングポールのシリーズは、今回紹介した「ディスタンスカーボン」、「アルパイン(アルミ)」、「トレイル」の他に「ディスタンス(アルミ)」、「アルパインカーボン」などがあります。
価格も¥25,000円~¥11,000円とピンキリです。冒頭でもお話ししましたが、本当に種類が豊富で何を重視するかで好みのトレッキングポールを選ぶことができるのが魅力ですよね。
まとめ
今回は、「ブラックダイヤモンド」のトレッキングポールの特徴やレビューを含めて紹介しました。トレッキングポールと言っても、雪の中や登山、ハイキング(トレイル)と使い方はさまざまです。
そんなトレッキングポールは、老若男女問わず「けが防止」や突然のハプニングの助けになるものです。だからこそ、出来るだけ用途を守り、自分にあったものを購入したいですね。ぜひ、自分史上ベストなトレッキングポールを見つけてください!
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今回、紹介したブランドは「ブラックダイヤモンド」でしたが、トレッキングポールのブランドは、ブラックダイヤモンドだけではなく多くのメーカーさんがあります。そして、メーカーさんごとに形や特色、もちろん価格帯が異なります。
ブラックダイヤモンドでしっくりこない方や、悩んでいる方は他のブランドもチェックしてみるのをおすすめします。ブランドについて、もっと詳しく知りたい方は方はこちらの記事も読んでみてください。
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