検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【初心者必見】大山の登山ガイド!人気コースやアクセス、持ち物まで総まとめ!

丹沢の大山は、初心者でも容易に登山できる山として人気があります。四季を通して登山できる丹沢大山の初心者が登山可能なコースやアクセス方法を紹介してありますので、興味のある方や登山予定のある初心者の方は、この記事を参考にしてください。
2020年9月26日
kawana yukio
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

大山とはどんな山

Photo by Richard, enjoy my life!

今回紹介する山は、神奈川県にある山です。標高1,252mの山の山で丹沢山系に属しており伊勢原市、秦野市、厚木市の三市に境界線がまたがっています。一般的に丹沢大山(たんざわおおやま)と呼ばれ、初心者からベテランまで人気があり、ハイキング登山も可能です。コースプランニングも登山者のレベルに合わせ設定でき、初心者でも比較的容易にハイキング登山ができます。ルートも多数あり四季をを通して登ることができるので、季節の移り変わりを楽しむリピーターも多い山です。

大山の山体状況と歴史

大山は丹沢山系の東尾根の端に位置しており、三角形山体をしています。美しい三角の山体ですので、遠くから見ても大山と分かる山です。そして、この大山は古くから庶民の山岳信仰の対象となっています。縄文時代後期から信仰対象となっているという説もありますが、万葉集にも大山のことが詠まれているので、平安時代には山岳信仰の対象になっているのです。現在でも御神体を祀った阿夫利神社上社が山頂にあり、大山の中腹には阿夫利神社下社の大山寺があります。

大山の登山口

大山は伊勢原市・秦野市・厚木市にまたがっている山ですので、三市の登山口や丹沢山系の各山々より縦走してくるアクセスコースなど、登山者自身のレベル合わせた多くの登山プランが考えられます。ここでは、初心者や日帰りハイキング登山に向いている登山口の紹介をしますが、各登山口とも多くの登山者が利用し、実績のある登山口です、各登山口の駐車場や施設の有無、宿泊施設の有無や周辺の状況などをを紹介します。ハイキング登山のプランを考えると時間的に丁度良い登山口です。

日向薬師登山口

伊勢原市から丹沢大山にアクセスする場合、多くの登山口に利用されるのが日向薬師登山口で、日向薬師の参道入り口になります。登山前に無事を日向薬師に祈る登山者もおり、駐車場やトイレも参道入り口あり日帰り登山に最適です。見晴台や大山山頂への案内標識もわかりやすく設置されており、見晴台方向に向かう途中にあるふれあいの森日向キャンプ場そばまでは車の通れる道路となっています。日向薬師登山口から少し伊勢原方面に戻れば伊勢原温泉もありあすので、登山帰りに立ち寄るも良いでしょう。

大山ケーブル駅登山口

大山ケーブル駅登山口は、大山ケーブル駅のそばにあります。ケーブル駅に入らず、駅脇の道路が登山口です。もちろん、ケーブルカーを使って阿夫利神社下社に行っても問題ありません。詳しいコース案内図や観光案内所も設置されています。登山道に入ると男坂・女坂の二つのコースに分かれますが、到着地点は同じです。昔からの登山道で、大山信仰の人々がメインで使用した道で、近くにはバス停や駐車場・トイレ・売店などがある大山登山においてのメイン登山口と言え、伊勢原市方面に戻れば宿泊施設などがあります。

蓑毛登山口

大山詣でが盛んな時期より蓑毛みちとして親しまれた登山道の入り口です。現在でも、蓑毛から大山に向かう登山道は景色を楽しみながらハイキング登山をしたい人達に人気で、親しまれている登山口になります。秋には紅葉を観る登山者が多くなる登山者が多く、蓑毛バス停近くが登山口です。登山口の駐車場はありませんが、すぐ近くに蓑毛マス釣りセンターの駐車場が使用できます。ただし、釣り客優先になりますので注意してください。

ヤビツ峠登山口

秦野市側から大山に向かう登山口は、ヤビツ峠登山口が人気があります。ヤビツ峠登山口には他の丹沢の山々に登山をするための登山口もありますが、きちんとした案内標識が設置してありますので迷う事はありません。ここから大山に向かうには登山口よりイタツミ尾根を通って向かうのですが、尾根全体が見晴台のようになっており、大山見晴台と比較しても勝るとも劣りません。登山口周辺は無料駐車場やトイレ・バス停などが設置されています。


大山登山口のアクセス

大山ケーブル駅登山口へのアクセス

公共交通機関を利用して大山ケーブル駅登山口にアクセスするのには、新宿から小田原を結ぶ小田急線の伊勢原駅を使用します。JR東海道線を利用する場合は、小田原駅で小田急線に乗り換えてください。伊勢原駅北口の4番線バス停より、大山ケーブル行きバスがでています。
車を利用してアクセスする場合は、東名高速道路や国道246号線を利用します。東名高速道路の厚木ICをおりて、国道246号線を小田原方面に進んでください。伊勢原信号がありますので、右折して県道611号線を進みます。大山ケーブル駅手前の駐車場を利用してください。

日向薬師登山口へのアクセス

日向薬師登山口の公共交通機関を利用してのアクセスは、大山ケーブル駅登山口と同じように小田急線の伊勢原駅を使用します。伊勢原駅北口の3番線バス乗り場より、日向薬師行きが出ています。
車を利用する場合のアクセスは、東名高速ICを降りて国道129号線を経由して国道246号線を小田原方面に進みます。しばらく進むと市役所入り口交差点がありますので、右折して県道63号線を進んでください。すぐに西富岡の信号がありますので、左折して進んで行けば日向薬師の看板標識が出てきます。バス停そばや境内入り口に無料駐車場が設置されていますので利用してください。

蓑毛登山口へのアクセス

蓑毛登山口に公共交通機関を利用してアクセスする場合は、小田急線の秦野駅を利用してください。駅よりタクシー利用か、秦野駅4番バス乗り場より蓑毛行きバスが運行されています。
車を利用してアクセスする場合、国道246号線を使うのが一般的です。秦野市内の名古木信号より県道70号線に入ってください。県道を進むと蓑毛地区に入り、蓑毛バス停があります。駐車場は蓑毛マス釣りセンターの有料駐車を使用してください。

ヤビツ峠登山口へのアクセス

ヤビツ峠登山口に公共交通機関を利用してアクセスする場合は、小田急線の秦野駅を利用します。秦野駅北口バスターミナルの4番線より毎日ヤビツ峠行きが出ていますが、本数が非常に少なく土日祝日は時間が変わります。利用する場合は神奈川中央交通のHPで最新ダイヤを確認してください。秦野駅よりタクシーを利用する方法もあります。
車を利用してアクセスする場合、秦野市を通っている国道246号線を走ると名古木交差点があります。その交差点より県道70号線に入ってください。県道を進んで行けばヤビツ峠に到着します。無料駐車場が設置されていますので、そこを使用してください。

大山の人気コースプラン①厚木側からの絶景コース!

日向薬師~大山山頂コース

日向薬師からのコースは、山に登り始めるとジグザグの登山道が続きます。日向越を過ぎるとジグザグが終わり多少楽に歩くことができ、それが見晴台まで続く登山道です。見晴台を過ぎると山頂まで多少きつい勾配が現れますが、初心者でも十分に踏破できる部類の登山道になります。登山の季節が冬季の場合、積雪・凍結がある事がありますが、深い状況ではありません。しかし、服装や持ち物は冬季に対応した、しっかりした装備を準備してください。

コース状況とコースタイム

日向薬師の登山口を大山方面の案内標に従って進むと、日向ふれあい学習センターに40分ほどで到着します。ここまで高低差はあまりありません。ここより先は上り勾配となり1時間10分ほどで見晴台に到着です。見晴台より唐沢峠を経由して、1時間10分ほど大山山頂になります。帰りは車で登山口に来た方は引き返し、バス等で来た方は後記する各登山口にコースタイムを参考に下山するようにプランニングしてください。山頂までのコースタイムは3時間ほどになります。

大山の人気コースプラン②古くからのメインコース!


大山ケーブル駅~大山山頂コース

古くからの参道を利用するコースです。阿夫利神社下社まではケーブルカーで登り、大山山頂および阿夫利神社上社までは登山ハイキングになります。一般的な参拝で阿夫利神社下社のみで下山するのであれば普段の服装・装備で問題ありませんが、山頂まで表参道を登るのであれば、登山ハイキング用の服装・装備が安全です。阿夫利神社下社で山頂方面(表参道)と見晴台方面の案内がありますので、山頂方面に進んでください。初心者でも余裕を持って登山ができる人気コースです。

コース状況とコースタイム

阿夫利神社下社から表参道を上り始めると、路面状況は一変して岩場なども多くなり、登山用の服装・持ち物が必要と理解できます。何丁目と彫られた石標をたよりに進んでください。山頂は28丁目になります。コースタイムとプランは、大山ケーブル駅よりケーブルカーに乗り10分ほどで阿夫利神社下社に到着します。山頂登山口入口と見晴台方面行きの標識がありますので、山頂方面に進んでください。50分ほどで山頂に到着できます。帰りは山頂より唐沢峠を経由して見晴台に向かい、50分ほどで見晴台に到着し、見晴台より阿夫利神社下社に25分ほどで到着です。一周のコースタイムは2時間ほどになります。

大山の人気コースプラン③裏参道コース!

蓑毛登山口~大山山頂コース

紅葉時期は登山口周辺は、紅葉狩りの観光客・登山者で賑わっています。登山道周辺も紅葉が観られ、関東ふれあいの道にも含まれた登山道です。桜時期には登山口周辺は桜の名所となり登山道周辺も新緑が素晴らしい人気コースですが、冬季には積雪・凍結の場合がありますので、汗冷え対策に服装レイヤーと滑るときのための軽アイゼンの持ち物が、たとえ荷物なったとしても必要でしょう。

コース状況とコースタイム

岩場もありますが、初心者でも歩ける登山道です。蓑毛登山口から歩き始めると、すぐにヤビツ峠と蓑毛越・大山・浅間山方面の分岐があり、蓑毛越方面に進んでください。50分ほどで蓑毛越に到着しますので大山方面に進みます。阿夫利神社下社方面に行っても良いですが勾配がきつくなります。蓑毛越より50分で表参道16丁目石標に出るので、大山方面に進んでください。50分ほで大山山頂に到着です。車で蓑毛まで来た場合は引き返す事になりますが、バスで来た場合は、他の登山口に下山するプランニングも可能になります。山頂までのコースタイムは2時間30分ほどです。

大山の人気コースプラン④イタツミ尾根縦走コース!

ヤビツ峠~大山山頂コース

大山に限らず、他の丹沢の山々に登山ハイキングをするのに人気のあるヤビツ峠からスタートします。山頂までのコースタイムが、比較的短時間で体力的にも楽なので初心者でも歩けます。景観を楽しみながらハイキングができますが、時期によっては重ね着(レイヤー)に注意した服装・持ち物を選ぶ必要があります。行楽時期には駐車場が満車になる場合もあるので、このコース選択した場合、予備のコースもプランニングしておくのが良いでしょう。

コース状況とコースタイム

大山の登山コースの中ではめずらしい尾根道コースです。風がある時は多少の注意は必要になります。標高761m付近がスタートとなりますので、冬季には積雪・凍結がある場合があり、服装・持ち物はしっかりした冬用のものが必用です。登山口からのコースタイムは1時間10分ほどになります。一本道のような尾根道で、要所には案内標がありますので道迷いの可能性は非常に少ないです。バス・タクシー利用のプランニングをすれば山頂からの帰路は自由度が増します。

大山登山ハイキングの服装と持ち物

大山登山ハイキングの服装


大山はハイキング登山が手軽にできるといっても、標高が1.000mを越える山ですので、駅付近と気温を比べるとかなり低いです。すぐに脱着できるような服装を選び持って行くようにします。寒くなってら着て、暑くなったら脱ぐことを考えてください。暑くなると汗をかくのは当然で、休憩したときに汗が急激冷えて汗冷えをおこします。何時間もハイキング登山をする上で、体調不良を引き起こす原因になり、冬でも多くの汗をかくので熱気を逃がすため脱着する服装は大事です。その他に帽子類と手袋・トレッキングシューズは必須になります。

大山登山ハイキングの持ち物

大山登山ハイキングに使用する持ち物は、地図や行動食を含む食糧と水、そして雨具とスマートフォン(携帯電話)・タオルや救急セットやストック・時計などが基本持ち物としてあげられます。それに加えて自分好みの持ち物やウエアなどの服装類が加わりますので、リュックサックなどに入れるパッキング方法や基本持ち物以外に省く持ち物の選択をする必要がある場合があります。同行者がいる場合などは、重複する持ち物をシェアする登山者も多いです。

季節に関する服装と持ち物

春の山頂の気温は暖かい時の平均で10℃くらいですので、ミドルウェアとアウターウェアのレイヤー仕様の服装です。夏は暖かい時の平均で19℃くらいですので、アウターウェアの用意はしておいてください。秋は寒くなる11月の平均で6℃くらいまで下がりますので、春の服装に順次た物が必要となります。冬は寒い2月の平均で-2.9℃ほどになりますので防寒タイプのアウターウェアが必用です。また、積雪・凍結の箇所も現れるので、持ち物に軽アイゼンを加えると安全な登山ができます。

大山登山ハイキングのまとめ

丹沢大山は、古くからの信仰登山が行われていた山です。阿夫利神社下社まではロープウエイが開通し、初心者でも容易に登山ができる山となっています。登山タイム的も日帰りハイキング登山に向いていますので、初心者を問わずベテランにも人気の山です。そんな丹沢大山の代表的な初心者でも登山可能なコースを紹介しました。丹沢大山の事は知っていてもまだ登山していない初心者や、登山予定の初心者などの参考にしてください。

丹沢大山が気になる方はこちらもチェック!

大山は丹沢山系に属した山です。多くの名山が丹沢山系の中ににあり、それぞれ多くの登山者で賑わっています。個性的な山が多くありますので、大山を制覇した後はそれらの山々をチェックしてみてはいかがでしょうか。

【表丹沢・塔ノ岳の登山情報】初心者におすすめのルートや日帰り温泉もご紹介 | 暮らし〜の
丹沢は多くの登山者が訪れています。すべての登山者が楽しみながら登山ができるのが丹沢です。表丹沢の最高峰・塔ノ岳も、楽しめる登山ができます。初心者向けのコースルートや塔ノ岳の事を紹介していますので、この記事を参考に塔ノ岳登山をしてみてはいかがでしょうか。
丹沢の鍋割山の魅力とは?初心者でも楽しめる登山ルートや見どころをご紹介! | 暮らし〜の
丹沢は神奈川に位置する代表的な登山スポットです。東京からアクセスも良好でしかも本格的な登山が楽める四季を通じて多くの登山者が訪れる人気のエリアです。なかでも鍋割山はこれから登山を考えている方は必見です!丹沢の魅力を鍋割山に焦点をあててご紹介します。
丹沢「蛭ヶ岳」の登山情報!日帰り登山ルートから最短ルートなどもご紹介! | 暮らし〜の
丹沢山地の主峰の蛭ケ岳の登山について紹介します。丹沢山地は首都圏からのアクセスが短いことから、とても人気のある登山スポットです。特に、丹沢主脈といわれる蛭ケ岳や丹沢山の山並みは、眺望もよく山小屋が通年で営業してるため、宿泊を伴う縦走登山が気軽に楽しめます。