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夏登山やトレッキングの服装ガイド!初心者が事前に押さえたいスタイルを解説!

初心者でも夏の低山だと気軽に始められ、簡単に楽しめますが標高が低くても登山は「服装」が非常に大切になります。また標高が1000m以上の登山では、より正しい服装が求められます。今回はそんな夏の登山の服装について紹介しますね。
更新: 2023年6月26日
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夏の登山とは

初心者でも楽しめやすい季節

出典: https://unsplash.com/photos/9MtqpiW9Olw

夏の登山やトレッキング(ハイキング)は初心者でも楽しめやすいです。特にロープウェイなどがあり、道も整備されて気軽に行ける低山ですと動きやすい格好なら私服でも気軽に山登りを楽しめますよ。また、ある程度標高が高くても雨が降らない場合はラフな格好でも大丈夫です。一方で標高が高くなる本格的な登山では、地上よりも明らかに気温が低かったり、不安定な天候になり雨が降ってくることも多くなりきちんとした格好が求められます。

夏でも寒さ対策が必要

出典: https://unsplash.com/photos/UL2zpfFkcWU

夏だから寒くないという考えは非常に危険です。低山だと半袖でも長袖でも好きな格好で大丈夫ですが、標高が平地より100m高くなるだけで0.6度も低くなります。初心者の方はあまりピンとこないかもしれませんね。たかが0.6度と思うかもしれませんが、北海道の山では夏でも低体温症になる事故が発生したこともあるぐらい危険です。初心者でも事前にどんな山に行くのか、低山なのか、高山なのか考えて適切なウェアを用意しましょう。

低山とは

きちんとした定義はありませんが一般的に1000m以下の山を指します。有名な低山だと高尾山、六甲山などになります。地域によっては低山でも雪が積もることもあり、必ず気温が高いというわけではないので注意してくださいね。初心者でもしやすい低山の登山は難易度は低いですが、しっかり装備や格好を整えて気温に注意しながら楽しんでください。

夏の登山でも重ね着が必須

登山の服装の基本ルールとは

登山やトレッキングの服装の基本的なルールは「重ね着」です。専門的な言葉でレイヤリングといい寒かったら一枚上に着て、暑ければ一枚脱ぐというふうに重ね着をして体温調節をするという考え方です。夏の登山でもこのルールにのっとり各種ウェアを用意するというのが基本となります。ただし前述したように低山で温かい地域だと半袖でも長袖でもある程度ラフな格好で楽しますよ。標高によって必要になるウェアなどは変わります。

重ね着(服装)について

重ね着のルールは服装を3種類に分けて状況に合わせて着込んでいくということです。着込む順番で紹介していくと一番最初にきる肌着(インナー)、インナーの次に着る中間着(ミドルレイヤー)、そして最後にきるアウターとなります。アウターだけ着る、インナーだけ着るというのではなくこの3種類を用意して登山やトレッキング、ハイキングするようにしましょう。

夏は汗が危険

出典: https://unsplash.com/photos/Db1J_qp_ctc

夏は比較的寒くはありません。そのぶん汗をかきやすくなります。登山では汗が非常に厄介な存在になりますよ。汗とは体温調節の機能の一種で汗が乾くときに周りの温度を奪って蒸発することで体温が下がると言われています。登山では汗によって体が冷える汗冷えが問題視され、極力汗をかかないような服装にしましょう。また、汗で濡れたままのウェアも体力を奪う原因になるため重ね着をうまく使って服装で汗をかきすぎないように調整します。

夏の登山の服装ガイド1:肌着

トレッキングでもハイキングでも大切

出典: https://www.amazon.co.jp/Darchen-%E5%8A%A0%E5%9C%A7t%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%84-%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2-%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%83%E3%83%97%E3%82%B9-%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2/dp/B07PN89PXV/ref=sr_1_3_sspa?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%82%A2&linkCode=qs&qid=1601397946&sourceid=Mozilla-search&sr=8-3-spons&tag=mozillajapan-fx-22&psc=1&spLa=ZW5jcnlwdGVkUXVhbGlmaWVyPUEzSzFaMElQWjhFVlRCJmVuY3J5cHRlZElkPUEwODM3NjkzNFNTN0MwS1pOUlhBJmVuY3J5cHRlZEFkSWQ9QTJXNUFFMEkwUTUxWFImd2lkZ2V0TmFtZT1zcF9hdGYmYWN0aW9uPWNsaWNrUmVkaXJlY3QmZG9Ob3RMb2dDbGljaz10cnVl

肌着とは直接肌に触れるウェアのことです。重ね着で一番下になるベースウェアとなり「ベースレイヤー」や「アンダーウェア」などの呼び方がります。山頂を目指さないトレッキングやハイキングでも考え方は同じで、汗冷えを防ぐためにもベースは大切ですよ。普段着るシャツなどの下着と同じように薄手のものが多く半袖、長袖のものがあり動きやすいものばかりです。登山、トレッキングやハイキング初心者でも違和感なく着こなせるでしょう。

普段着のシャツとの違い

普段着の半袖や長袖のシャツと変わらないなら、わざわざ用意しなくてもと思うかもしれませんが明確な違いがあります。それはウェアの素材です。普段来ているシャツは汗を吸いやすい綿などの天然繊維のものが一般的です。しかし登山やトレッキング、ハイキングの重ね着で使うものは汗を吸うことよりも汗冷えを防ぐために速乾性に優れているポリエステルなどの化学繊維がメインとなります。低山だと私服でも大丈夫ですが基本は化繊です。

アンダーウェアも季節(気温)に合わせた素材を使う


Photo bygeralt

前述したようにポリエステルなどの化学繊維を使いますが、標高が高く、暑くなり始めた初夏の北海道のようにまだ少し寒い場所だと化学繊維ではなく天然繊維を使うこともあります。綿だと乾きにくいのでウール(メリノウール)を使いましょう。メリノウールは夏に涼しく冬に暖かく登山やトレッキング、ハイキング以外でも非常に愛用者が多くウィンタースポーツをする方にも人気ですよ。生地(ウール)自体は水を溜め込まず速乾性があります。

機能性アンダーについて

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下着の一種のようなベースレイヤーですが、最近は機能的なものも多いです。例えばアンダーウェアの下に着るメッシュ状のウェアは汗を素早く肌から遠ざけてくれますよ。また、日焼け防止効果のある機能的なアンダーなども増えてきました。夏のトレッキングやハイキングでは日焼け対策は必須になります。他にもサポーターの役割あがったり、加圧してくれて疲れにくいものなどさまざまなウェアがあるので自分に合ったベースレイヤーを探しましょう。

夏の登山の服装ガイド2:中間着

行動時の服

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肌着の上に着る服です。重ね着の順でいえば2枚目になる服となり保温できる温かい服装、ウェアというのが一般的です。夏ならたんなる半袖のシャツ、長袖のシャツでも大丈夫です。厚手のものだと動きにくいため普段着のような薄いもので大丈夫ですよ。化繊の普段着でもそのまま使える部分ですが、その分ベースがきちんとしていないと汗冷えをしたり、暑かったり、寒かったりします。薄い服を中間着として数枚用意して調整してもいいでしょう。

フリースが便利

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あまり厚くなると動きにくくなり、保温力がなければ1000m以上の山だと肌寒いということでフリースが中間着としてよく使われています。夏の低山だと上記のようなラフな格好でも大丈夫ですが、ある程度保温性のある中間着(ミドルレイヤー)があるといいでしょう。半袖のシャツで寒くなったら着て、暑くなったら脱ぐという使い方もできますよ。夏は薄手の中間着を複数持っておいたほうが調整しやすいでしょう。肌着と同じで速乾性も大切です。

通気性が大切

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薄手の防寒着はフリースの代用やミドルレイヤーの代わりにならず、逆に体力を消耗する原因になります。一般的な防寒着は通気性がないものが多く、登山で使うとどんどん汗により湿度が溜まっていきますよ。不快になるだけではなく、体力が奪われる原因になるためできるだけ通気性のいいものを選び、速乾性のある化繊のものを用意しましょう。北日本を除く夏の山だと普段から使っている半袖のシャツなどでも大丈夫ですよ。

ダウンも場合によっては使える

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夏の山でも標高や地域によっては寒いです。ミドルレイヤーの予備として薄手のダウンジャケットを持ち歩くということもあります。ダウン(羽毛)は空気をふんだんに含む素材で空気を抜くとコンパクトに収納でき、ポリエステルと比べ軽く携帯しやすい素材です。行動中に着ると保温力がありすぎて暑くなる可能性がありますが、休憩中などは体の冷えを防いでくれるウェアとしても便利です。基本的には想像以上に寒いときに使うようにしましょう。

半袖と長袖のちがいについて

半袖と長袖では保温性が大きく違います。夏の低山なおかつ雨の心配がないときは半袖、ハーフパンツでも大丈夫ですよ。気軽な服装でもできる季節が夏となり、半袖の場合は長袖よりも日焼け対策をきちんとしましょう。また半袖だと虫刺され、切り傷、擦り傷も注意してくださいね。草が多いところだとマダニなどの有毒な虫に特に注意しましょう。私服をミドルレイヤーとして使う場合も綿ではなく、化繊の速乾性のあるものがおすすめになります。

夏の登山の服装ガイド3:アウター

夏の重ね着では普段使わないウェア

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前述したように重ね着は気温が高い日でもインナー、ミドル、そしてアウターの3つの要素で考えきちんと三種類のウェアを用意するというのが大前提です。夏のアウターはちょっと分かりにくいかもしれませんが、普段は使わないようなウェアがアウターに該当しますよ。何かあったらミドルレイヤーの上に着るというもので、着込む順番に数えると3枚目の一番外側にくるウェアです。ザックの上の方の取り出しやすい位置に入れておきましょう。

雨対策のウェアがアウターになる

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夏の登山やトレッキング、ハイキングではどんな服装がアウターになるかというと、雨が降ってきたときに着るレインウェアがアウターになります。夏の気温ならミドルレイヤーだけでも十分保温できるため防寒対策というよりも雨や風を防げて、歩きやすい格好をしましょう。低山でもアウターとしてレインウェアは用意しておきましょう。夏の山は天候が不安定で雨が降りやすい場所もありますよ。雨に濡れると気温が高くても体力が奪われます。

ハードシェルとソフトシェル

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レインウェアとは雨合羽のようなものではなく湿気などを逃してくれる通気性と雨が中に染み込まない防水性のある服装です。雨合羽で重ね着をすると蒸れるので必ず専用のレインウェアを買いましょう。レインウェアにはハードシェルとソフトシェルの2種類があります。夏の登山ではハードシェルよりも防水性、防風性は劣りますが、動きやすく快適なものが多く、夏向きです。北日本の標高が高い山だとハードシェルを用意しておいてもいいでしょう。

防風性のある服装とは

レインウェアの代わりとしてウインドブレーカーもおすすめになります。ウインドブレーカーは風が衣服の中に侵入しにくい構造になっていますが、撥水性のあるものも多く弱い雨ならウインドブレーカーでも大丈夫です。防水ではなく撥水のためレインウェアより雨に対して弱いですが、透湿素材がつかわれているものもあり初心者にもおすすめです。薄手の物が多く軽いものでは150g前後と体力が少なめの初心者でも持ち運びやすいですよ。

夏の登山の服装ガイド4:ズボンについて

ズボンも重ね着の考え方が大事

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下半身も重ね着のルール、考え方は大切です。長袖、長ズボンでも半袖、長ズボンでも、上下ともに半袖、ハーフパンツでもいいのですが気温や標高に合わせて適切な格好をしましょう。また選び方なども前述したウェアと同じで速乾性が大切になります。よく伸びるストレッチ性のあるもので、なおかつ化繊の乾きやすいものを中心に選ぶといいでしょう。水に濡れると重たくなるデニムや綿などの素材は不向きです。絶対に避けてくださいね。

ストレッチ性と撥水性も大切

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山登り、山歩きは下半身を特に動かします。伸びない生地だと非常にあるきにくくなりますよ。専用のスボンは化学繊維だけではなくポリウレタンのように伸縮する素材が使われていて、膝を上げたときに皿の部分がつっぱりずらくスムーズに動かせます。この点が普段着との違いになります。また、生地に水が染み込みにくくなっている撥水加工が施されているものだと濡れにくいので便利ですよ。雨が降ってきたときにも有効的です。

タイツを履く

重ね着のルールのように3種類のズボンを用意するのかというと、3つも不要です。下半身は多くても2枚で考えますよ。夏の場合は基本的にズボンだけでいいのですが、ハーフパンツの場合はタイツと組み合わせると日焼け対策などに有効的です。低山だと前述したように動きやすく速乾性のある普段着ならラフな格好でも問題ありません。半袖のシャツと同じようにケガ、日焼け対策はきちんとしておきましょう。

女性のスタイルについて

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レディースだと山ガールファッションというスタイルもあります。冬は保温性からスカートはおすすめできませんが、夏の登山ではスカートでも大丈夫です。スカートの場合はタイツやレギンスと組み合わせ虫刺されや日焼け対策をしましょう。スカートの種類はキュロットスカートがおすすめです。気温を考え、歩きやすく、疲れない格好をしつつアクセサリーなどを取り入れておしゃれをしながらハイキングを楽しんでくださいね。

夏の登山の服装ガイド5:靴下について

夏でも靴下は必須

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暑いから、蒸れるからといって靴下を履かないのはNGです。登山向けの靴下は、靴下自体にクッション性があったり、消臭効果などがあり気温に関係なくきちんと履きましょう。また、登山靴を選ぶときも靴下を履いて選び、靴下の厚みで登山靴をフィットさせます。初心者の方は想像しづらいかもしれませんが、靴下だけで快適にハイキングが楽しめるか、楽しめないか変わると言われていて夏の登山でも冬の登山でも必要な装備です。

服装と同じで速乾性のあるものを選ぶ

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綿ではなく化繊などの速乾性をもつものを選びましょう。メリノウールやメリノウールと化繊の混紡がおすすめになります。夏の場合は保温性は不要なため極厚手は避けて登山靴とフィットしやすい中厚手を中心に選ぶといいでしょう。ウールだと保温力が高すぎる思うかもしれませんが、熱伝導(熱の伝わり)が低いため冬は暖かく、夏は冷たい素材です。靴下は登山靴との相性もあるので初心者の方はできるだけ靴と同時期に選ぶといいでしょう。

靴は特に決まりがない


普段使いの靴には夏用のメッシュ素材でできた靴がありますが、登山用の靴は夏向けというものはありません。気温や季節などを気にせず自分に合ったすきな靴を用意するといいでしょう。必ずトレッキングシューズが必要になるというわけではなく初心者向けのハイキングなどでは普通のスニーカーでも大丈夫です。

夏の登山の服装ガイド6:帽子について

帽子について

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夏の登山では標高が低い山でも高い山でも必ず帽子は必要になります。単なる日焼け対策という意味ではなく少しでも汗をかきにくくしたり、体力の消耗を抑えたりする効果が期待できます。また、ケガの防止にも一定の効果が期待できますよ。影が大きくできるつばの広い帽子が便利です。登山やキャンプ専用の帽子としてアウドドア用品を展開するブランドからも発売されていますよ。低山だとハット、1000m以上の山だとキャンプがおすすめです。

帽子も機能性が豊富

ウェアのように帽子も機能性が高いものが多いです。撥水になっていて多少の雨が防げたり、メッシュになっていて通気性がいいもの、汗がすぐに乾く速乾性、紫外線をカットするUVカット機能など高機能な帽子を選ぶようにしましょう。長袖、長ズボン、帽子という格好が男女共に夏の登山やトレッキング、ハイキングの王道スタイルと言われています。半袖でいいのは低山だけとなり基本は気温に関係なく長袖です。

夏の登山の服装ガイド7:サングラス

高い山ほど必要

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サングラスは夏だと街の中でも海でもよく使われているアイテムです。登山でもあると便利な装備になります。初心者が歩きやすい低山だとあまり出番はありませんが、高い山になると開けている場所も多くサングラスで目を守ったほうがいいでしょう。標高が高くなるにつれて植物の高さや数は少なくなり、海辺やゲレンデのように直射日光が降り注ぐ場所が多くなります。また山が高いと地上よりも紫外線が強くなる傾向にあることから必要です。

暗いレンズは避ける

サングラスのレンズの色は重要です。色が暗すぎると紫外線もカットできますが、光量も減るため見にくいという弊害も発生しますよ。しっかり視界が確保できる明るさを選びましょう。普通のサングラスではなくスポーツ向けのサングラスを選ぶようにします。また色によって特性がことなり、例えばグレー系だと自然な色味のまま明るさを下げてくれて使いやすく、グリーン系だと明るく景色を楽しめながら、眩しく感じる光はきちんと弱めてくれます。

夏登山の服装まとめ

夏でも寒さ対策が必要

Photo byHermann

夏の登山の服装で大切なのはいかに体を冷やさないかということです。汗により冷えたり、雨により冷えたりします。夏でも冷えると体力を奪われる大きな原因になりますよ。服装でうまく調整して汗を長時間溜め込まないような格好で登山やトレッキングを楽しみましょう。夏のロープウェイなどが整備された低山なら普段着の長袖でも半袖でも大丈夫ですが、日焼け対策などを忘れないように注意してくださいね。

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