タイルデッキをDIYで作る
お家の外構にぴったりのおしゃれなタイルデッキを作ったら、テラスとして使ったり、庭にプールを置いて楽しんだりできますね。業者に頼むのもいいですが、できるだけ費用を安く済ませたいというのであれば、やはりDIYで作ってしまうのが一番です。でも、そもそもDIYでタイルデッキは作れるのでしょうか。今回はタイルデッキを自作する方法をご紹介していきます。タイルデッキに階段を取り付ける方法などもありますので、ぜひ参考にしてください。
タイルデッキを自作でDIYするには
タイルデッキDIYに必要な材料
では、庭にタイルデッキを作るには何が必要なのでしょうか。タイルデッキはまず、基礎部分が必要になるので、基礎部分に必要なブロックや砂利、砕石やワイヤーメッシュ、セメントを用意する必要があります。その基礎の上に乗るのがタイル。まずはタイルデッキがどの部分にどれくらいのサイズ必要なのか、しっかりと寸法してから必要なタイルを購入するようにしましょう。
タイルデッキDIYに必要な道具
タイルデッキを作るために必要な道具には何があるのでしょうか。タイルデッキDIYの初めの測定に必要なメジャーや水糸に、作りながら水平を測るための水平器です。また、地面の掘り起こしに必要なのがスコップやハンマー、ツルハシです。タイルを設置するためのダンパー、コテ、コテ板。セメントを作るための容器やクワ、目地を入れるゴムベラやその汚れを掃除するスポンジなどが必要になってきます。大型のものだとレンタルできるものもあります。
タイルの切り方は
タイルデッキにタイルを使う場合、端のところのタイルの寸法が余ってしまうこともあります。その場合、タイルを切って使わなければなりません。タイルの切り方について、DIYをご紹介する前にお伝えしていきます。タイルを切るにはタイルカッターを利用します。タイルカッターで数回傷をつけたら、ゆっくりと力を入れてタイルをカット。タイルを切るのにはこのタイルカッターと、それ以外にダイヤモンドカッターを使う方法があります。
タイルデッキDIYの工程は?
工程1:基礎作り
庭にタイルデッキを作る場合の工程ですが、まずは大切な基礎部分を作っていきます。基礎部分がしっかりしていないと、タイルデッキを作っても歪んでしまったりと危険な状態にもなりかねないので、この工程はしっかりと行うようにしていきましょう。地面に穴を掘り、ブロックをタイルを敷く周りにブロックを敷いていきます。その中に砂利や砕石を入れ、しっかりと圧をかけて均一にしたら、メッシュを入れます。
工程2:平らにならす
基礎のメッシュが入れ終わったら、その上からコンクリートを入れていきます。コンクリートを入れた部分が固まるので、まっすぐになるようにコテできれいにならしていきます。このコンクリートの厚さの違いで、強度が変わってくるのである程度厚みをつけておくと安心です。最後にタイルを乗せるので、その厚み分も考えてコンクリートを乗せていきましょう。
工程3:タイルを乗せる
次にタイルを乗せていきます。コンクリートがしっかりと固まったところにセメントを接着剤としてコンクリートの上にタイルを乗せていきます。この場合、接着剤のセメントはコテでならすのではなく、クシ目コテを使うことでより接着しやすくなります。乗せたらゴムハンマーでたたいて位置出し、そして圧着をさせていきます。
工程4:目地
タイルが敷き終わったら、最後に目地材を入れていきます。敷いたタイルの隙間に目地を入れ、目地が乾かないうちに水を含ませたスポンジで表面をふき取っていきます。最後まで目地を入れ終えたら、表面の汚れた部分を掃除して完成です。タイルデッキは建物側が汚れることもあるので、養生などをしておくと安心して作業できます。
タイルデッキを簡単自作DIYする方法!
ではさっそく、タイルデッキのDIY方法についてご紹介していきます。外構にタイルデッキを作るための基礎の作り方、セメント、タイルの貼り方などを動画で分かりやすく説明しているものをピックアップしているので、動画を見ながらざっと工程を確認し、同じように作っていけば問題なくタイルデッキは仕上がります。動画を参考に、お庭におしゃれなタイルデッキを作っていきましょう!
タイルデッキを簡単自作DIY①プロ
タイルデッキを外構にDIYするには
タイルデッキをDIYする場合、タイルデッキ自体がある程度高さがあるものなので基礎もしっかり作らないといけないですし、工程もあるので時間がかかります。ここでご紹介しているのは、でき上がるまでの工程を分けて動画を紹介しているものです。実際にどれくらいの面積のタイルデッキでどれほど時間がかかるのか。どんな工程が必要なのかが分かります。実際にプロが行っているので、まずはこちらを参考にしてみてください。
タイルデッキの作り方①
まずはタイルデッキの基礎部分を作るところから。この動画は施工から入っていますが、これから作ることを考えている人は、もちろんこの前に設計図を書くことが必要です。タイルデッキの外枠部分の穴を掘り、そこに砂利や砕石を入れて固めます。その上からセメントを入れ、ブロックを並べます。ブロックは二段に重ねるので、強度を増すために鉄筋を入れています。継ぎ合わせ部分にもしっかりとセメントを塗って仕上げましょう。
タイルデッキの作り方②
ブロックでできた枠の中に、クラッシャーランという砕石を入れていきます。しっかり圧をかけながら作業していきましょう。砕石を入れ終えたらメッシュを敷きます。コンクリートを入れる場合は、建物側が汚れることがあるのでしっかりと養生しておくといいですね。その上からコンクリートを入れ、コテでしっかりならしていきます。コンクリートの厚みによっても、強度が変わってくるので、その点も考えて作っていくといいでしょう。
タイルデッキの作り方③
モルタルを塗りながらタイルを置いていきます。まずは側面から。タイルのカットで使っているのは、ダイヤモンドカッター。水糸でまっすぐに糸を貼りながら、タイルを接着していきます。デッキ上部は側面からバサバサモルタルを乗せていき、定規で真ん中も合わせてならしています。ノロを敷いてクシ目コテでならし、タイルを乗せてゴムハンマーでたたいて密着。目地のセメントを入れて、スポンジでふき取って仕上げていきます。
タイルデッキを簡単自作DIY②おしゃれ
ヘリンボーン柄のタイルデッキテラスを自作
タイルデッキの基礎が出来上がり、砂利みたいなのを入れ込みタイルデッキの形が出来上がり。
— ken&ayu@BNR34 (@kenbnr340404) November 26, 2019
アプローチも形が出来上がってます。
ただ、アプローチとフェンスの間が空き過ぎてるから何か考えよ_φ(・_・ pic.twitter.com/DqCAuKlieL
次はおしゃれなタイルデッキテラスの作り方です。使っているのは長めのタイルで、それをただ並べるのではなく、ヘリンボーン柄になるように並べています。おしゃれな印象のテラスになるので、庭の雰囲気もガラッと変わるのではないでしょうか。リビングの前にテラスを作りたいという方、玄関前にテラスを作りたいという方。タイルデッキで作ったテラスであれば、ウッドデッキよりも長持ちするものが作れます。
ヘリンボーンタイルデッキテラスの作り方
動画では基礎部分は穴を掘らずに作業をしているので先ほどのものよりも簡単です。地面にコンクリートを敷き、その上にブロックを乗せています。ブロックは強度を出すために鉄筋を入れています。ブロックで枠ができたら中に土、そして砂利や砕石を入れ、メッシュを敷いてセメントを乗せています。ヘリンボーン柄はただ並べていくのとは違うので、仮置きしています。また、タイルデッキテラスには勾配をつけることで水がたまるのを防いでいます。
タイルデッキを簡単自作DIY③階段
階段の自作方法とは
次は後付けでテラスの階段をつける方法をご紹介していきます。テラスを作ったけれど、リビングまでの階段がもう一つ欲しいという方におすすめの動画です。階段の作り方も、タイルデッキを一から作るのとは違って基礎の穴掘りなどが必要ないので簡単に作れます。必要なものはブロックとコンクリート、ほかにタイル、目地材です。道具にはコテやゴムベラが必要になりますが、安く済ませたいのであれば100均のものでも十分作業はできます。
階段の作り方
タイルデッキテラスがすでにある場合の作業ですが、テラスの上に直接ブロックを置いて作業を始めます。ブロックで枠を作り、その中にコンクリートを流し込みます。コンクリートが固まってからタイルを貼っていくのですが、その場合はコンクリートを濡らしてから行うと接着材のセメントがつきやすくなるので、水にぬらして作業するといいでしょう。タイルが貼れたら目地を入れ、乾いたら階段の完成です。
タイルデッキを簡単自作DIY④簡単
外構に高さ出しをしない簡単安いタイルデッキ
最後の作り方動画は今までのものとは異なり、外構に高さ出しを市内で作れるタイルデッキの作り方です。高さ出しをしないのでブロックを購入する必要もありませんし、工程も少なくて簡単に作れます。庭にちょっとした子供の遊び場が欲しいという方、安くタイルデッキが作りたい方におすすめの動画。マジカルサンドというアイテムを使って、庭のスペースに簡単なタイルデッキを作っていきましょう。
簡単なタイルデッキの作り方
タイルデッキの作り方ですが、使っている材料にはタイルのほかにマジカルサンドのみです。また、道具にはコテなどは必要なく、代わりにレーキという砂をならす道具が必要になります。地面を掃除したらマジカルサンドを敷き、その上にタイルを乗せます。水平を測りながら乗せていき、残りのマジカルサンドを目地に入れます。最後に水を書けたら完了です。マジカルサンドが固まったら完成!あっという間にできてしまいましたね。
タイルデッキの自作例をご紹介
色違いのタイルを並べて
外構にタイルデッキを作る場合、どんな色のタイルにしようか迷うのではないでしょうか。これも、実例を見ていくことで自分が作りたいタイルデッキのイメージもできるので、色合いもチェックできるので写真を見ながら、家の外構に作るタイルの色を決めていってください。この方は色違いの小さめのタイルを並べて庭にタイルデッキテラスを作っています。高さもほとんどないので、基礎部分も割と簡単に作れたのではないでしょうか。
木目調のタイルでおしゃれな仕上がりに
タイルには、木目調のデザインのものも販売されています。今は木目調のタイルが流行っているようなのですが、確かにおしゃれなイメージがあって素敵ですね。庭でガーデニングをしている方などは、木目調のデザインのタイルを使えばイメージもぴったりになるのでは?木目調は庭とのイメージもそうですが、お部屋の中のフローリングともマッチするので、外構から室内までが一体感の感じられるイメージになるんです。
色の出し方は設計段階で
まだまだだがとりあえずタイルデッキは完成❗ pic.twitter.com/Sqz058MEJA
— Peko (@Peko83344128) May 25, 2020
この方は、タイルの色を変えて枠部分に濃い目の色を持ってきています。もちろん実際に自作してみないと仕上がりはわかりませんが、あらかじめイメージ図を書いておくことで作った印象がなんとなくイメージできるのではないでしょうか。外構の印象や、建物自体の印象と合わせてタイルの色を決めていくといいですね。また、高さのあるタイルデッキを作る場合は、階段を取り付けて移動しやすくするようにしましょう。
いびつな形のタイルを使って
タイルデッキも完成!45mmの芝でふわふわのお庭に!
— 人工芝の芝キング【総本部公式】 (@jinko48king) August 25, 2020
人工芝設置と共にタイルデッキも施工させて頂きました!
お客様と何度も打ち合わせを重ね、完成へ!
タイミング悪く、施工日に雨が降ってしまうなど、施工が思うように進まずご迷惑をおかけしましたが、なんとか施工を終える事が出来ました!! pic.twitter.com/syP2btykM9
タイルは四角いイメージがありますが、写真のように割ったタイルを合わせて作っていくタイルデッキもあります。この実例は高さもないので簡単に作られています。例えばカーブのあるタイルデッキを作りたいときなどにはこの方法で作ったほうがきれいな曲線が出ます。実例にはビフォア写真もありますが、人工芝も敷いてとてもおしゃれな外構に仕上がっています。どんな庭が作りたいですか?まずはいろんな例を見てイメージを描いてみてくださいね。
タイルデッキにかわいい絵が
こちらもいびつな形のタイルを使っていますが、タイルデッキにかわいらしい絵を描いています。新築のお家を建てたときに、記念として家族の手形を取っておくという方もいますが、絵が得意な方はこの方のように絵を描くというのもアクセントになっていいかもしれません。また、同じタイルだけを使うのではなく、たまに絵柄の違うタイルを配置することでおしゃれな印象のテラスが作れます。
ヘリンボーン柄は木目調
作り方のところにもありましたが、こちらもヘリンボーン柄にした実例です。この方は階段部分も作っています。ヘリンボーン柄に階段を考えると、面積が狭いのでどんな柄にすればいいのか迷ってしまいそうですが、この方は横に並べて仕上げているようです。高さのあるテラスを作る場合は、階段を作るのもいいですが、もし下に降りないという場合や子供がいて危ない場合はフェンスを取り付けるのもいいでしょう。
縦と斜めを組み合わせた並べ方
10帖以上あるお気に入りのタイルデッキと花壇🌼💕来年はガーデンファニチャー置いて、土日はお庭で朝ごはんゆっくり食べたいな🍴💕 pic.twitter.com/0zCAwSOzzw
— Risa's room (@_risa_room_) October 3, 2019
外構にタイルデッキをと考えたときに、正方形のタイルを敷く場合でも並べ方の違いで外構の印象が変わってきます。この方は斜めにタイルを並べています。端は枠に沿って並べることでまっすぐなテラスが実現。色を変えたり並べ方を変えたりと、同じタイルでも雰囲気の違うテラスが作れるので、設計図を書く際には並べ方や色なども家族としっかりと話し合ってみてください。
まとめ
今回は、庭にタイルデッキを作る方法をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。プロの技から、簡単にテラスが作れる方法までいろんな方法がありました。高さのあるタイルデッキを作るのは確かに大変かもしれませんが、一つ一つの工程を丁寧に行っていけば、DIY初心者でも立派なテラスが作れることは間違いありません。タイルデッキを作る前にしっかりと動画で予習をして、後悔のない素敵なタイルデッキを作っていきましょう。
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