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屋根を自作DIYでおしゃれに!必要な木材や簡単にできる作り方を解説!

屋根のDIY方法をお探しですか?簡単に屋根を取り付けることができれば簡易的な自転車やバイク置き場や自作の小屋づくりなどいろいろ応用できるでしょう。屋根DIYに必要な木材等の材料からウッドデッキに屋根を増設する方法まで作り方を詳しく解説しましょう。
2021年2月24日
佐藤3
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目次

はじめに:屋根DIYをはじめよう

屋根のDIY増設!簡易的なやり方や骨組みのコツ

Photo bymacayran

縁側や物置・倉庫やウッドデッキ・テラスといった庭のエクステリア類の雨よけや少しの雨天時の物干しのエリアとしてちょっとした屋根を増設DIYされる方が増えています。

屋根素材はポリカ板(波板)や合板などを使えばコスパよくおしゃれな屋根が自作できるでしょう。窓の高さによっては高所作業ともなる場合がありますが庭に立てる自作の建物の中では簡易的な屋根ならレベルはかなり低いです。

屋根のDIYは思ったよりも簡単

DIYの難しさ的にも骨組みさえしっかりと作ってあれば屋根のあげ方は単純で簡単なものですので、大物の木工をはじめてするという方にもおすすめのチャレンジ対称となります。

今回は庭に屋根付きの小屋等を増設したい方向けにこの屋根のDIYをできるだけ簡易的に誰でも作れるような作り方とおしゃれな作品例を紹介・解説していきましょう。

屋根DIYに必要な材料や道具・工具

プロではない方がDIYの範囲内で物干しやテラス・ウッドデッキに屋根を増設するためには雨ざらし・直射日光にあたりっぱなしになる部分ですのでまずは屋根に向く材料選びからはじめましょう。

高価な素材はいくらでもありますがそれならプロに頼んだ方が早くて長持ちします。手作りのメリットともなる安くできてなおかつある程度の強度がある屋根材料とおすすめのDIYツールはこちらです。

おすすめの屋根材

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よく簡易的に短時間で施工できる屋根の材料として選ばれているのがポリカーボネートの波板です。これは木材とは違い水分を吸わないため雨ざらしでも腐らず半透明な素材を選ぶとその下でもある程度の日当たりは確保できるという魅力もあります。

物干し場所の天井部分にはピッタリですね。ホームセンターなどDIYer御用達の近所のお店でも見つけやすくカットしやすいのもメリットです。

犬小屋や薪置場などにはもっと安い合板も

屋根といっても必ずしも人がその下に入って使うというものばかりではありません。そんな場所にはもっと安価な合板で作る人も少なくないでしょう。多少の雨漏りや腐ってきたらまた張り替えれば良いというDIYらしい自由な発想で材料を選んでも良いのです。

逆にもっと耐久度の高い屋根材を選ぶ余裕があるならばスレートや銅板で作ることで見栄えもよくなりますが、施工難易度も材料費も上がりますのでご注意ください。

DIYでも屋外用塗料は必要

合板で作る屋根や柱部分の木材には必ず屋外用の防腐・防虫効果のある塗料を全部に塗っておきましょう。特に柱や筋交い・垂木の部分は屋根が乗る重要な部分です。腐ってくずれたら大変ですからね!ウッドデッキを自作したりして余った塗料が残っている方はそれでもOKです。

DIYの基本的な工具・道具類

Photo by faungg's photos

屋根を作るには特別なDIYツールは必要ありません。時間をかければ最低限のこぎりとかなづち・ペンチがあればできるでしょう。時間短縮や筋交いの角度の正確さ、柱をよりがっしりと立てたいなど希望により工具類を電動式にしたりのこぎりガイドもあると良いですね。

ただしここだけは注意して欲しいのは使用する木材に合った長さのビスを選ぶこと。何を作るのでも短い・長過ぎるビスは使い勝手が悪いだけでなく仕上がり品の完成度が下がります。

高所作業用の脚立はレンタルでも


屋根のDIYとなると当然高い場所での作業が圧倒的に目立ってきますね。重機などを使わないDIYでは組み立ててから柱から屋根をまとめて立ち上げるというのは不可能ですので、ネジを打ったりする高所作業用に脚立は必須。

普段は使わない・買っても置き場所にこまるという方には脚立レンタルもあります。時間制や日数でも借りられるので作業時間にあわせて予約します。脚立だけでなく大きな建造物となる場合は少し大げさになりますが足場を借りてしまっても良いでしょう。

屋根DIY目的別の簡単な作り方5選

1.狭い範囲なら屋根づくりも簡単

最初に作るならばあまり大きくないテラス屋根からはじめるのがおすすめ。本格的に柱を立てたり垂木・筋交いの使い方もマスターできる良い学習素材となるからです。

ここでも使われている屋根材はポリカ板(波板)で隣家との距離がギリギリですので雨水問題も考慮して雨樋も取り付けられている本格的なものとなっています。

屋根DIY手順

柱の基礎は固定金具付きのピンコロ石。軽く埋めてその上に柱用の角材を固定金具で留め付けるだけで簡単に安定してくれるので便利です。柱の本数は4本のみ。棟上げをしてその上に必要な長さにカットしたポリカ板をビス止めして完成!

2.自転車置場DIY動画で屋根づくりを覚える

屋根がついていると嬉しいものに自転車置場があります。自転車だけでなく小さなものであればバイクも雨ざらしから守ってくれるでしょう。ガレージがないお宅ではぜひ自作して欲しい屋根付きエクステリアであり、小型なのではじめての人でも取り掛かりやすいですよ。

少し面白いのはこちらの屋根は垂木にベニヤ・防水シートと貼って屋根部分を仕上げてから柱の上に乗せて固定しているところ。小さくて手で持ち上げられる程度のものならこんな簡易的な作り方も良いですね。

作り方手順はテラス屋根と同じ

屋根を作るのはどんなタイプでも手順はみな同じです。ただここでちょっとご説明したいのは屋根材として高級な素材を使っていること。オンデュリンという商品名で15年もの耐久性があるというすぐれものです。小さな場所なのでそれほど量も必要としませんので、小屋の屋根はこのような新素材を試してみるよい機会となるでしょう。

3.ウッドデッキに屋根をDIYする動画

もともとあるウッドデッキに屋根をDIYしている動画です。かなり日本の木造建築をご存知の方のようでほぞを多様されてスッキリとした仕上がりの骨組みづくりをしているのでできるだけシンプソン金具などを使わずに作りたいという方にはきっと参考になるでしょう。

その分屋根の作り方はとってもシンプル。組み上がった骨組みにビスで留めているだけ。基礎ができていれば屋根は張り直すことが可能であるというお考えなのかも知れませんね。

4.【海外動画】五角形壁の東屋づくり

日本の木造住宅の建築方法を基本とした屋根の作り方を見てきましたが、ここで海外の方はどのようなDIYをされているのかとても面白い形の東屋づくりで見ていきましょう。

垂木なし乗せるだけプレハブ様構造


壁などの詳しい部分は今回の趣旨からはずれるため触れませんがまず基礎としてコンクリートのような板を置いています。その上に柱を固定することなくツーバイフォーのように壁パーツを作って立てていきます。プレハブのような建て方ですね。

屋根部分は垂木が存在しません。ほぞ穴などもあけることなく平板を淡々と壁パーツに打ち付けていくだけととても簡単。野路板・防水シートもなしで屋根材を打ち付けて完成です。地震の多い日本とは違い建物の作りも簡素なイメージを受けました。

5.【海外動画】多角形の屋根の作り方

英語で解説している動画ですがこちらの方はとても聞き取りやすい英語を使われているのでわかりやすいでしょう。聞き取れない方は英語字幕をONにすると早すぎる発音を文字で確認することができます。

東屋などに使われる多角形のとんがり屋根。作り方のポイントは中心をしっかり出すことと角度を付けた板のカットにあるようです。こちらも基礎に柱を固定しないプレハブ方式。日本で立てる場合にはプレート式の束石を使って柱と基礎を固定するやり方がおすすめです。

屋根づくりに役立つDIY小技集

DIYするうえで簡単にできて出来上がりの見た目や強さをアップさせる作り方のコツ・ポイントとなる小技集をご紹介しましょう。ほんの少しのことですが意識するのとしないのとでは大きな違いが出てきますよ。

DIY小技1.ポリカ板(波板)の重ね方

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まずは屋根づくりの基本中の基本。ポリカ板(トタンの波板でも)の重ね方を知らなかったという方はここで覚えていってください。DIYの屋根づくりで悩むことがぐんと減りますよ。

波型の屋根材は何枚かを使って屋根にすることになるのですが、このとき重なる部分をつけないとすき間から雨が入ってきます。この重なり部分の目安は波2つ分といわれています。これから波板で屋根をあげようとしている方は最初にここを意識して材料集めからはじめると良いでしょう。

DIY小技2.屋根をあげる骨組みの作り方

Photo bystevepb

一度つくった屋根はできるだけ長持ちして欲しいものです。そのために専門家がどのような骨組みにこだわっているかというと以下の3点で、垂木・野路板・防水シートとなっています。このどれかひとつでも欠けていると雨漏りがおこったり骨組みがすぐ腐ってしまうことにも。

DIYでウッドデッキやあずまやに簡単な屋根をあげる動画などではここまでやっている人はなかなかいませんがこれを知っておくことでより丈夫な屋根の骨組みを組み立てることができるでしょう。

DIY小技3.骨組みを支える柱の補強方法

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しっかりとした屋根をあげたいのであればDIYでも柱の補強から考えた方がよろしいでしょう。柱の補強といえば筋交いという構造ですね。柱と柱をつなぐ木材パーツです。

小さな犬小屋を作るときでもただ立てただけの柱は不安定で屋根をあげた状態であってもぐらぐらとしてしまいますが、それをなくす意味で足すのが筋交い。より強度を考えるなら筋交いの角度は斜め45度にこだわると良いですよ。

手本にしたい簡単素敵な屋根のDIY実例3選

最後にどこにどのように屋根を取り付けると生活が便利になるのか。おしゃれな庭づくりの参考にもなる屋根増設の実例を見て締めていきましょう。

DIY実例1.物干しの屋根

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/4241752?title=%E6%88%B8%E5%BB%BA%E3%81%A6%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B3%E3%83%8B%E3%83%BCDIY

DIYで見た目ではなく実用的に欲しいという方が多いのが物干し場の屋根です。できれば風通しがよく衣類どろぼうなどの心配が少ない2階部分のバルコニーとして作りたいですね。1階の屋根まで取り払って新たに設置するのは大変ですが、ベランダに増設する程度であればさほど難易度は高くありません。


DIY実例2.屋根と柱のガレージ

壁のないクールな印象のウッドガレージルーフでDIYされたご本人もクールで気に入っているという作品です。豪雪地域であればもう少し柱を太くする・角度を付けるなど変更すればどこでも真似することができる素敵なエクステリアの参考例といえますね。

DIY実例3.おしゃれな薪小屋

ここまでのDIYのコツをマスターすればとても簡単に作れる薪小屋。ウッドストーブや囲炉裏があるようなおしゃれ住宅には実用と装飾の2つの面でぜひ手作りして欲しいアイテムです。

まとめ:屋根DIY

屋根DIY

出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2059657?title=%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%82%E3%82%8B%E4%BD%8F%E5%AE%8510

DIYで庭に屋根付き小屋を作りたい方に向けた簡単な屋根の付け方はテラスやウッドデッキに雨よけ部分を増設したい方のお役に立てるでしょう。屋根の作り方自体はとてもシンプルで簡易的なものばかりなのがDIYで作る時の特徴。

そのぶん強度を出すために庭に束石などの基礎をしっかりと設置して屋根を乗せる柱の施工に力を入れることをおすすめします。屋根部分は取り付けや撤去もそれほど難しくありませんが柱を建て直すのは面倒だからです。

DIYで自分の好みの庭にリフォームしよう

屋根つきの小屋や東屋は単純に雨よけや日差しよけという目的だけでなくおしゃれな庭のエクステリアとしてもDIYしたいという方が増えています。

多角形にしたり屋根の素材や角度を工夫してみたり、雨樋をプラスしてご近所も意識するなど自分のイメージどおりに作ことも難しくありません。是非こちらの記事をヒントとして素敵な屋根のDIYを楽しんでくださいね。

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