ベランダの屋根の種類は色々
難易度の低い屋根アイデアが色々
ベランダに屋根を付けることは、ちょっと簡単には出来ないように思うかもしれません。しかし自作できる屋根のアイデアは、簡単なものから色々登場あります。
支柱は木やアルミパイプ、屋根の素材は物干しにもかけられる布、軽量なポリカ板など様々。材料を揃えたら数分で完成する種類もあるから、初心者の自作も安心です。
賃貸マンションの2階以上に使える種類も
一軒家の2階のベランダなら可能そうだけど、賃貸マンションで後付けするdiyは無理そうと考えてしまいがち。しかしあらゆる賃貸の物件でも、小さなバルコニーや広いテラスに後付けできるものが見つかります。設備を傷つけないで自作できる種類を選び出し、2階以上の高所でも無理のない方法を採用してみてください。
ベランダに屋根を付ける目的とは
効果的なベランダの雨よけ
物干し竿で洗濯物を乾かしている時、急に雨に降られてしまう経験は誰でもあります。そうすると物干し竿にかけた洗濯物が、びしょ濡れになって台無し。そこでベランダやテラスに雨よけの屋根を後付けすれば、そんな物干し竿と洗濯物の問題は、一気に改善できてしまいます。
日差しよけにして快適に
とても眺望がよいベランダは、椅子やハンモックでリラックスするのに良い場所。しかし真夏は日差しが強ければ、日焼けしたり暑かったりと良いことがありません。
そこで屋根をdiyで後付けしてみれば、日差しを遮り、快適な場所に変えられるのは確実。ベランダの居心地の良さを実現すれば、お気に入りの場所になりそうです。
自宅をおしゃれに飾れるアイテム
どこか殺風景に見える自宅の外観でも、ベランダやテラスにおしゃれ屋根を付ければイメージは一新です。屋外からはもちろん、室内からもおしゃれに見せるアイテムがあるので、自宅の雰囲気を変えたい人にもぴったり。
どれを採用したらおしゃれになるか、そんな観点から素材選びをしてみても良いです。
ベランダの屋根diy①簡易な布製
サンシェードの屋根
昨日ベランダにサンシェードつけてもらった。青空の下でも快適になったー pic.twitter.com/pnmN6ABF1x
— ゆい (@yui__alice) May 13, 2020
よくキャンプやBBQで使われるタープに似たもので、サンシェードがあります。これは雨よけができる、四角い布製のアイテム。ベランダの屋根に使うdiy作業は、賃貸マンションの2階以上でも極めて簡単で、外す作業も楽ちんです。テラスのサイズを測り、ぴったりサンシェードを選び出してください。
サンシェードの屋根のdiy方法
購入したサンシェードの四隅には、取り付けヒモが付いています。場所を決定したら、ベランダの手すり、物干し竿などにヒモを結びつける自作の開始。バルコニーによっては、物干し竿以外にヒモを結ぶ場所がないこともあります。そんな場合、賃貸マンションでも使える突っ張り棒に結んだりと、工夫して付けられます。
ベランダの屋根diy②キャンプ用の布製
タープの屋根
ベランダにタープかけてプライベートジム。 pic.twitter.com/wOt8YVlgxb
— ラグーヴィ (@ragoutvie) September 1, 2020
普段からキャンプでタープを愛用しているなら、それを賃貸マンションのベランダの屋根に使える場合があります。物干しを使って屋根にしやすいのは、ベランダやテラスに丁度良いサイズです。テントタープやヘキサタープなど、形状によっては使いづらいタイプもあるので、diyする前には検討が必要になります。
タープの屋根のdiy方法
週末に、毎年夏前恒例のミッション、だん。
— 平井 有太 (@soilscreening) May 21, 2018
ベランダにタープ張れたので、バーベキューももうできます。 pic.twitter.com/gk3eMvtS2d
ペグは使わず、サンシェードと同じくヒモだけでタープを固定します。マンションのベランダでは、物干しなどの結び付けられる場所が必要です。上部では、物干し竿に結ぶことは簡単。下部に場所が無ければ突っ張り棒などを取り付け、ヒモを結ぶ足がかりにします。diyは簡単で、キャンプ用を使い回せばお金もかかりません。
ベランダの屋根diy③突っ張り棒付き布
オーニング(簡易式)の屋根
賃貸まで含むどんなベランダにも取り付けやすい、取り付け型オーニングがあります。オーニングとは、サンシェードが可動式になっている雨よけのこと。最近は壁に接続工事するタイプの他、突っ張り棒で簡易にdiyするタイプも人気。簡易タイプならば、2階以上の賃貸マンションのバルコニーでも使いやすくなります。
オーニング(簡易式)の屋根のdiy方法
ベランダにオーニング取り付け完了🙌🏻✨
— こよ (@coyo_) June 21, 2020
これで日差しのきつい日でもいっぱい遊べるぞ〜☀️ pic.twitter.com/CcmXIUStdo
付属の突っ張り棒はベランダの高さに合わせ伸縮でき、ぐるぐると固定具を回すだけでピタリと動かなくなります。2ヶ所で固定するdiyは子供ができるほど簡単で、作業効率はサンシェード並みです。屋根は折りたたみが可能になっているので、荒天になっても扱いやすさがあります。
ベランダの屋根diy④固定式の布
オーニング(固定式)
一戸建てでオーニングを求めたら、固定式オーニングを選んでみてください。固定式は巻取り構造タイプ、アーム式などがあり、防水性の布はベランダの前方までも届きます。diyでは重たいオーニングの構造を持ち上げることになりますが、自作で後付けすることは初心者も不可能ではありません。
オーニング(固定式)の屋根のdiy方法
壁にドリルでガリガリ穴を開け、M8ボルトなどでオーニングを固定するdiyが基本です。そのため特別な電動工具のパーツが必要で、オーニングのタイプに合わせて揃えます。
屋根が完成しても、隙間が空いていたりすると住宅内やオーニングの機械部に雨水が入って台無し。だからコーキング剤を隙間に入れる、雨水対策も不可欠です。
ベランダの屋根diy⑤組み立て置き型
シェードテラス
西洋風を醸し出すシェードテラスは、賃貸マンション在住でも使える可能性がある種類です。これは多くがスチール製やステンレス製で、自宅で組み立てて置くため、後付けでベランダ・バルコニーを傷つけません。
屋根までの高さは2mを大幅に超えるタイプもあるので、雨よけに自作するなら天井高をよく計測する必要があります。
シェードテラスの屋根のdiy方法
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— もっとなりたいオシャレな私 (@IkNce) March 10, 2016
ベランダでは支柱をヒモで固定することで、diyの作業段階から安定感が向上します。スチール製の場合は数年でサビが出やすく、床面の変色を避けるために薄手のゴム板などを噛ませ、時々錆止め塗装をすると良いです。屋根のポリエチレン製シェード生地は短めなので、サンシェードと組み合わせて使うのもおすすめします。
ベランダの屋根diy⑥パイプ
アルミパイプの屋根
細いアルミパイプを組み合わせて、ベランダの屋根にする方法もあります。物干し場所が増えるというメリットも、このアルミパイプ製の特徴。近所のホームセンターでも扱っていて、軽量で組み合わせも簡単です。
マンションでのdiyには向きませんが、一戸建ての2階のバルコニーなら、銀色で輝くパイプ屋根がよく似合います。
アルミパイプの屋根のdiy方法
屋根diyで採用するアルミパイプは直径3cmほどのもので良く、高さは2mほどが好ましいです。直列の連結はジョイントと呼ばれる金具を使い、交差する地点ではTつなぎや自在金具を使います。ベランダの屋根の素材は、ポリカの波板、あるいは布シェードやサンシェードといった、布アイテムを使うこともできます。
ベランダの屋根diy⑦ひさし
邪魔にならないひさし
もっとも邪魔にならずに後付がしやすいタイプは、一軒家のdiy向きなひさしです。ひさしの屋根はベランダ上部だけに取り付けるので、柱やヒモなどが視界で邪魔になりません。雨よけとしての機能がもっとも高いですが、家をおしゃれに見せるという意味でも、自作では注目のアイテムです。
ひさしの屋根のdiy方法
近頃登場のひさしは、金属と透明なポリカーボネートを組み合わせた種類も人気です。ひさしの基礎部分は、ボルト止めをするのが基本。diyではぴったりなパーツを使い、ドリルでの穴あけ作業やボルト締めが必要です。雨水の侵入を防ぐ、コーキング材を丁寧に施工するのも大切です。
ベランダの屋根diy⑧木造波板
木造波板の屋根
全体的に木の質感を重視して、木造+波板を採用する雨よけのアイデアもあります。こちらはベランダで木材の加工や組み立てをする屋根ですが、骨組みと屋根の施工だけなので比較的に短時間で可能なdiyです。材料代もそれほどかからない上に単純な作業だから、バルコニーでの日曜大工にも向いています。
木造波板の屋根のdiy方法
霧除けの上の庇(ひさし)
— yamavito (@noyamA_daiSuki) March 13, 2016
これの修理でした。
根太(45mm×45mm)と少し軽めの材料で。
ポリカ波板は既存品を使用。 pic.twitter.com/3sYUoiDXQy
柱はヒモを使ってベランダの手すりに固定した状態で、作業を進めます。強度を考えれば住宅に固定したいですが、四足にして頑丈にすれば、テラスなどに置くだけのタイプも可能です。屋根のポリカ波板は、雨よけ能力に優れます。
施工は2階以上では危険を伴いますが、低めの屋根を自作するなら、上に乗らずともdiyは進められます。
ベランダの屋根diy⑨バーゴラ
イタリア風にバーゴラの屋根
おしゃれな印象で自宅ベランダに後付けできるタイプには、バーゴラの屋根もあります。これは元々イタリアでぶどう棚の意味と役割を持つエクステリアで、物干しとしても重宝します。重い木材を使って壁に接続するので一軒家向きです。1人での作業は難しくなりますが、2人以上のdiyならそれほど難しくなく、時間もかけません。
バーゴラの屋根のdiy方法
バーゴラの垂直な柱を立てたら、ベランダの手すり部分で固定をします。壁側でバーゴラにはしご状の梁を固定するdiy作業では、ビスで専用の金具を使うする方法で強度を高めます屋根に乗せる雨よけ素材は、布シェードと呼ばれる防水布が通常です。しかしよしずを乗せ、夏を涼しげに演出する方法もあります。
ベランダ屋根の自作の注意点
無理な作業は絶対にしない
2階より上のベランダで屋根を自作する場合、無理なことは禁物です。例えば安全のための装備を身に着けないで、diyを進めるのは命がけなこと。滑りやすいベランダの手すりに上がっての作業は、高所から転落して命を落とす危険も伴います。初心者なら簡単で、身の危険のない屋根の種類を選ぶことも良さそうです。
下に人がいないかを常に確認
自分の危険を考えるだけでなく、下にいる人の様子も伺って作業する必要があります。例えばマンションの2階以上のベランダでdiyしている時、材料を落としてしまうかもしれません。2階以上から落として事故が発生すると、大変なことになるのは確実。特に重たい材料下を使う自作では、下を確認しながらの作業が必須です。
危険な場所での必要な装備
簡単なdiyなら厳重な装備は必要ないですが、怪我防止の軍手や帽子はあったほうが良いです。一戸建てやマンションの2階以上のバルコニーで本格的な屋根づくりをするなら、ヘルメット、安全帯、命綱、滑り止めの効く靴などを準備。道具も入る作業着を身に着ければ、作業効率や安全性も格段にあがります。
賃貸物件では後付け可能かの確認
これは基本の1つですが、賃貸物件ではベランダに屋根が後付けできる物件と、不可能な物件があります。賃貸マンションによっては、サンシェードの後付けすら不可能な場所もあるし、バルコニーやテラスの位置、階数により可・不可が変わることもあります。賃貸物件でdiyの前には、施工できるかどうかを管理人に確認してみてください。
ベランダの屋根の強化方法①筋交い
筋交いを入れよう
手っ取り早くベランダやテラスの屋根の強度を高めたいならば、筋交い(ブレース)を入れることです。筋交いは直角な構造物に対し、斜めに入れる材料のことです。今回の場合、木造やパイプ製の屋根に、筋交い構造を採用するのがおすすめ。筋交いを入れるdiyは、まったく難しくありません。
筋交いの入れ方
4つ柱があれば、それぞれに斜めに筋交いを入れるのが基本です。木製筋交いの場合は自分で形がぴったりになるように加工し、しっかりとビス止めをするだけ。筋交いdiyにはステンレス製の細いものや、角に合わせる金物タイプを選ぶこともできます。筋交いを多用するほど、ベランダの屋根の強度は格段です。
ベランダの屋根の強化方法②塗料
木材は防水・防腐の塗料を塗ろう
作った船外機スタンドに防腐塗料塗りました。
— オキム (@fisherokimu) June 23, 2018
ホームセンターの安いやつだけど屋外の木製品に塗っておくと全然持ちがちがいますね。
雨とかしっかり弾きますし。ウッドデッキとか木製のベンチ、プランターにオススメ! pic.twitter.com/0DhiXM30yu
どんな素材を屋根に使う場合でも、時間が経過する中で劣化していきます。それはベランダが雨に濡れてしまう場所だからで、木材の場合は虫食いにもなりやすく、金属ならばサビて本来の強度を失います。そのためテラスやバルコニーのdiyでは、防水や防腐の塗料を使って、雨よけ力や防腐力を高める方法が欠かせません。
防水・防腐の塗料の使い方
どこのメーカーの防水・防腐塗料でも、木材用や金属用など種類は分かれています。ベランダの屋根に使う素材から、塗料を選び出すことが大切です。diyの時には床面に不要な紙などを敷き詰め、養生テープによって保護をするのが基本です。特にマンションのバルコニーなどでの作業では、入念な養生が必須になります。
ベランダの屋根の管理
豪雪地では取り外しタイプも考えたい
豪雪地と言えば北陸、東北、北海道などを思い浮かべますが、そんな地域ではベランダに屋根を後付けすることは、入念な検討が必要です。何故なら屋根をdiyしても、1m以上の積雪で破壊されてしまうから。豪雪地では雨よけよりも、冬期の積雪にも耐えることを重視するか、取り外しタイプを選ぶことです。
簡易タイプは強風に注意
サンシェードも吹き飛ぶ
— koji (@kojikuon) May 1, 2019
突然の強風と豪雨と
雷と…(ーдー) pic.twitter.com/90lUhzpcWf
布製だから強度についてはあまり望めないのが、サンシェードやタープの難点です。風速5mを超えるほど強風の時には、サンシェードは飛ばされたり破れてしまう可能性もあります。diyの後には、お天気チェックが必須。強風が吹きそうなら、物干し竿の洗濯物と一緒に取り込んだり、まるめて固定して飛ばされない配慮が必要です。
固定型もこまめにチェック
そしてビスなどで固定する種類のdiyでも、時々のチェックが大切です。例えば台風が来れば、バルコニーに後付けした頑丈な屋根すら破壊される可能性があります。他にも突風、竜巻、大雨、地震などの災害によって壊れる懸念も。diyのあとはこまめに確かめて、被害を最小限で食い止めてください。
快適なベランダにしよう
サンシェード買ったからベランダが快適になった pic.twitter.com/9tpSOrFmXp
— Горe и река (@Tyamakawa7019) May 3, 2020
すぐにでも2階のベランダに取り付け出来そうな屋根のタイプが、色々と見つかりました。自分のお好みの種類の屋根をバルコニーにもテラスにも取り付ければ、日差し・雨よけになって過ごしやすいのも確実。一軒家や賃貸物件でチャレンジするdiyでは、どんな屋根を取り付けてみたいですか。
自宅のdiyが気になる方はこちらもチェック!
当サイトではベランダの屋根の他にも、自宅のdiyについての情報をまとめています。自分で今よりずっと家を快適に自作したい方は、チェックしてみてください。
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