ワンポール・モノポール・ティピーテントとは
三角の形がチャームポイントのテント
ワンポールテントは別名「モノポールテント」や「ティピーテント」と呼ばれる三角形になるテントです。三角になる理由はドームテントのようにポールを交差せて設営するのではなく、ポールを一本だけ使って生地を支えるようにするためです。一点支持となるためテントの頂点部分だけきちんと張り出され、裾に向かって垂れ下がっていくことでワンポール（モノポール・ティピー）にしかない特有の三角形のシルエットが生まれます。
ドームテントと比較1：設営
オーソドックスな形状と言えるドームテントと比較するといくつかの違いがあります。設営方法が前述したようにワンポールやモノポールと呼ばれるようにポールを一本だけしか使わず、初心者でも設営が簡単です。ファミリー向けの大型ワンポールでも1本しか使いません。また、ドームテントはペグを使わなくても自立するものが多いですがワンポールはペグダウンしないと設営できない違いがあります。
ドームテントの比較2：デッドスペース
半球体のドームテントはテントの隅でもきちんと使えます。ワンポールは中央部分で支持して端はペグで止めているため三角になり天井が低いです。三角の角が鋭角になるほど天井が低くなるためどうしてもデットスペースが生まれます。ワンポールから派生したベルテントだと隅でも壁が垂直に立ち上がっているためデットスペースが生まれずドームテントよりも広く使えます。ベルテントはサーカスのテントのような形状です。
ティピーとは
余談ですがティピーとはインディアンの移動式住居のことです。ティピーとは部族の言葉で家を意味していて、移動式住居も三角でワンポールテントが似ていることからティピーテントと呼ばれています。
ワンポール・モノポール・ティピーテントの選び方
人数を必ず確認
前述したように三角形のため、デットスペースが生まれやすく見た目より少し狭く感じやすいです。ワンポール（モノポール・ティピー）テントを選ぶときは1人分多めのサイズを選ぶといいでしょう。ソロでも2人用、4人でのファミリーキャンプだと5人用にしましょう。大型のワンポールでもデッドスペースができるのは同じです。
構造を確認
1本のポールを使うためワンポールやモノポールと呼ばれていて、この部分はメーカーが変わっても同じですが、1本のポールが二又になって中央部分が広く使えたり、ドームテントのように広い前室があったり、雨が入り込みにくいひさしがあったりと構造を比較すると違いが多いです。一般的なテントと比較するとフルメッシュインナーも多いです。近年のワンポールなら前室付きが多いですが、古いテントだと前室が少なめになります。
低価格なものワンポールを紹介
高くても3万円程度を目安に紹介
人気のテントのため国内外の有名なブランド、無名なブランドからモノポールテントが発売されていますが、今回はその中でも低価格帯のテントを紹介します。コスパの高いテントばかりになります。大型のテントでも低価格帯を中心に紹介ますよ。低価格帯のテントを選ぶときは上記の選び方だけではなく、スペックや口コミなどを参考にして使い勝手などを確認しながら選ぶといいでしょう。
ベルテントなども含め紹介
前述したようにベルテントとワンポールは同じ設営方法ですが、厳密にいうと少し形状が異なります。この記事ではワンポールとして紹介していきますね。
おすすめワンポールテント1：安くて前室付き
ソロティピー
バンドックの小型のワンポールテントはコスパがよく人気ですよ。他社の人気ワンポールと比較するとよく似た形状をしていて、知名度の高い人気ブランド品よりも少しでも安いテントがほしいという方に向いています。インナーはフルメッシュとなるため寒い季節では使いにくいですが、冬キャンプをしない初心者におすすめです。
特徴
フロアが四角形のワンポールテントです。5角形や8角形などの大型ワンポールと比べると角が少ないためペグダウンする箇所が少なくてすみますよ。インナーサイズはフライシートの半分の大きさとなり安いですが使い勝手のい前室があるタイプとなります。アルミポールを採用していて2.2kgと非常に軽量ですよ。収納サイズが42x19x19cmと非常にコンパクトでソロキャンプやバイクツーリングでのキャンプにおすすめです。
口コミ・評判
安い以上に評価されているのは前室がある点です。ワンポールは前室がないものも多く、前室のあるワンポールは人気です。ファミリーキャンプ向けの大型でも前室を持つものは少なめになっていますよ。
なんと言っても魅力は前室の広さ。 実際は居室を半分削って残りを全室にしているだけなのですが、居室では調理や飲食に少々気を遣いますが前室であれば気を遣わず、雨の日も前室で全て完結出来ちゃいます。 この前室の為に買ったと言って過言ではないです。
おすすめワンポールテント2：お手頃価格
ワンポールテントS
ドッペルギャンガーがDODに名称が変わる前から発売し続けているモノポールテントは、現在スタンダードなワンポールテントとして発売されていますよ。サイズがS、M、Lの3種類があり小型の3人用、中型の5人用、大型の8人用です。スタンダードな形状をしていますが、前述したようにモノポールはフルメッシュインナーが多くDODのワンポールテントもフルメッシュ仕様のため肌寒い時期は注意してくださいね。
特徴
ソロキャンプから子供とのファミリーで使える3人用のSは1万円を切る非常に安いテントです。安いですが、オールメッシュのおかげで通気性がよく耐水圧も2000mmと高めです。前室のないスタンダードなモノポールですが、サイズを変えるとソロでもファミリーでも使いやすいです。3人用で3.1kgと軽量でコンパクトに収納できツーリングでも使え、いろいろなキャンプスタイルにおすすめです。
口コミ・評価
Sサイズの口コミです。サイズ感などは口コミを参考にするとわかりやすくなります。安いですが、耐水圧が高くきちんと防水してくれると評価が高いです。
広さは大人2人で丁度、ソロキャンプだと広々使えると思います。 大人2人子供(小5女児）1人で使用しましたが、3人で使用するにはキツいです。 キャンプ中、雨が降りましたが、浸水も無く、黒いテントは、遮光性も高く夏キャンプでしたが朝もゆっくり寝ることが出来ました。
おすすめワンポールテント3：軽量コンパクト
ワンポールテント240
こちらのワンポールテントは、最大で2人まで収容可能です。軽量素材で作られているため、持ち運びに便利なテントでもあります。ソロキャンプにも利用でき、ゆったりとしたペースを確保したい方に最適なワンポールテントです。
特徴
こちらのワンポールテントの特徴は、フライシートのみでも使用できるという点です。インナーテントを使わずフライシートだけで設営ができるため、設営のバリエーションが広がります。ぜひ自分に合ったスタイルを見つけてみてください。
口コミ・評価
コンパクト設計となっているため、ツーリング時のテントとして最適です。また、インナーは3方向に対して設営ができるので、自由度も高くなっています。そのため、自分なりの設営方法を見つけてみてください。
良い点
①収納時はコンパクトで軽くツーリング用として購入して正解
②インナーは3方向に設置が出来て自由度がある
③幕内は所有しているバンドックソロティピー1TCと同じ
おすすめワンポールテント4：お手頃価格の大型
ワンポールテント4人用
400×350×215cmの3～4人用の安いオーソドックスな形状のワンポールです。他社と比較するとインナーが通常の生地となっていて肌寒い時期でも使いやすくなっていますよ。カラーバリエーションも豊富できのこ柄などの特殊な柄もタイミング次第では手に入ります。サイズがやや大型のため4.6kgと重たくなりましたがドームテントと比較すると軽量です。またサイズバリエーションもあり大型の500cm×500cm×280cmもあります。
特徴
安いですが耐水圧が1500mm、UVカット、シルバーコーティングが施されています。シルバーコーティングはテント内の温度上昇を抑えてくれる効果があり、シルバーコーティングがないものと比較すると最大で10度の差ができたと製品HPで報告されています。前室は靴がかろうじて置ける程度ですが、スカートも付いていて風の吹込み、虫の侵入を軽減してくれますよ。
口コミ・評価
安い、ソロからファミリーまで使えるなど評価されている一方で縫い目の処理などを自分で加工したほうがいいという声もあります。やや大型テントですが、ワンポールテントは加工しやすいですよ。
コストパフォーマンス・お買い得感は非常に高いです 設営もしやすくデザインも良い♪ この間、雨で使用したのですが、雨漏りします この値段ですので仕方がないと諦めていますが、縫い目から雨漏りしますので シームテープ等で加工してみようと思っています
おすすめワンポールテント5：ひさし付き
エクスカーションティピ 325
コールマンは手頃な価格のテントが多くティピーテントも安いですよ。他社のテントと比較すると雨がインナーに侵入しにくい便利なひさしがあります。またひさし用にサブポールを使うことにより従来のワンポールよりも広めの前室がありソロキャンプでもファミリーキャンプでも使い勝手がいいですよ。きれいな三角形ではありませんが、形状よりも機能を優先したいという方におすすめです。
特徴
ひさし（前室）がある3～4人用テントということで6kgもあり軽量ではありませんが、収納サイズは16×60cmに収まります。少し大きいですが、大型バイクなら持ち運びやすいですよ。サブポールを使いますが、基本的な設営方法は、ワンポールテントとなり簡単です。品質もコールマンということでコスパの高いテントになっています。
口コミ・評価
軽量ではありませんが、前述したようにバイクツーリングでも利用する方がいます。前室があり広さもあり快適で安いワンポールテントですよ。
ソロツーリング用途で購入しました。 3~4人用、記載されている寸法の通り大きく、6kgと重い積載物になります。 積載方法を工夫したいところです。 2人で使ってみました。 中央のポールを境にして並列に寝転びましたが縦横高さとも余裕です。 成人男性2人が大の字になっても余裕を感じます。
おすすめワンポールテント6：軽量
アルミワンポールテント300UV
少人数のファミリーキャンプ向きの3～4人用のワンポールテントです。構造自体はオーソドックスなタイプとなり設営が非常に簡単です。インナーは6角形のフロアでフルメッシュの通気性の高いタイプになっています。前室部分はほとんどありません。3～4人用と少し大型ですがポールがジュラルミン、インナーがメッシュということで非常に軽量です。
特徴
やや大型ですが3kgと非常に軽量です。また価格は安く初めてのテントとしてもおすすめです。ソロキャンプから少人数のファミリーキャンプで使える3～4人用というサイズ感で使いやすいのですが、耐水圧は1000mmと少し低い点は注意してくださいね。6角形のためペグダウンする箇所が多いですが、ペグの数が多くなると斧分耐風性が増します。
口コミ・評価
ポールを1本しか使わない標準的な構造ですぐに設営できるところが評価されています。収納サイズは65x15x15cmですが、ツーリングにも使う方がいるぐらい軽量ですよ。3～4人用ですが、デットスペースを考えてコットなどを入れると2人でちょうどいいサイズになります。
ワンポールは楽です。慣れれば、設営5分で終わります。風が強い時は最低3点はロープ止めしないとやばいです。-5度でも表面シャリシャリ凍りますが、中はそこそこ暖かったです。防水も大丈夫でした。インナーのマットが少し薄いので、グランドシート敷く方が正解です。
おすすめワンポールテント7：キャノピー付き
インディアンワンポールテント
3人でのファミリーキャンプにちょうどいい320×260×200cmのテントです。やや大型ですが、4kgと比較的軽量です。フライシートの正面はキャノピーポールを使うとオープンタープのように跳ね上げられ開放的なリビングが確保できます。また、ただのキャノピーではなくサイドパネルもついてるため雨の日でも中が濡れずに快適です。安いですがキャノピーポールが1本付属してコスパが高いです。サイトを彩るガーランドなども付属します。
特徴
インナーは普通の生地となり寒い時期でも使いやすいです。また、通気性を確保しやすいように上部のベンチレーションだけではなく、下部の小窓、ワンポールとしては珍しい背面の出入り口と換気できる場所が多いです。フライシートのキャノピーも前後にあり、換気しやすいですよ。注意点としては背面のキャノピーはサイドパネルがなく晴れた日だけしか使えず、キャノピーポールは1本用意しないと使えません。
口コミ・評価
サイズ感に関する口コミでは大人2人ゆったりサイズとなります。前後に出入り口があり、キャノピーになる点が高く評価されていますよ。
インナーサイズが190x230ぐらいなのでポールを挟んで大人2人なら ゆったり寝れます。 前室用のポール（160cm位？ピッタリサイズ）も付属してました。 前室は開いてもサイドパネルが有るので雨でも中が濡れない構造です。（サイドパネル自体も更に開閉可能なのでポール追加で更に大きくも使えます。） ココに期待しての購入だったので大正解でした。
おすすめワンポールテント8：初心者にもおすすめ
カナディアンイースト ワンポールテント グロッケ8
大人数で利用できるワンポールテントを探している方には、こちらの製品がおすすめです。最大で4人まで収容できるサイズで、ベンチレーションがあるので常に空気の入れ替えを行うことができます。夏は涼しく過ごせるのが特徴的です。
特徴
こちらのワンポールテントは、カナディアンイースト ワンポールテント グロッケ8です。グロッケの快適性はそのままに、コンパクトで扱いやすく女性でも楽々設営ができます。72cmあるサイドの立ち上がりで、室内空間が驚くほど広く感じられるでしょう。
口コミ・評価
こちらのワンポールテントは、デザイン性を求めている方にも最適です。暗めのテントなので、シックな印象でまとめたいという方にもぴったり。結露してしまうということもあるので、事前に対策を行っておきましょう。
ネットで調べても保有者が少ないせいか、いまいち写真なし。しかし、実物見たら写真以上にかっこよく、黒タープと合わせるのに色味がぴったりでした。
マイナス点はサイズ感がやはり少し使いにくいところ。ファミリーの4人で寝るには十分だけどポールの邪魔さとかあってそこは減点。あと、ボリエステル1枚のテントはやはり結露してしまう点もマイナス（←そりゃ買う前から分かってるだろという話ですが）
おすすめワンポールテント9：高い耐久性
TOMOUNT ワンポールテント
耐久性の高いワンポールテントを探している方には、TOMOUNTの製品がおすすめです。防水加工が施されているため、多少の雨であれば問題なく利用できます。湿気がこもりづらく、快適に過ごせるのもポイントの1つです。
特徴
TOMOUNTのワンポールテントは、ポリコットン素材で作られているのが特徴的です。ポリコットン素材は燃えづらいため、焚き火の近くでも利用できます。ぜひ冬キャンプのお供として利用してみてはどうでしょうか。
口コミ・評価
こちらの製品を購入した方の意見ではデザイン性、機能性ともに評価が高いです。極端に低価格というわけではありませんが、コストパフォーマンスに優れているワンポールテントを探している方にもピッタリなアイテムと言えます。
見た目、サイズ、価格に一目惚れして購入。
テントの生地もしっかりしており、良い商品だと思います。
メインポールに多少のぐらつきはありますが、この価格なので許容範囲です。
付属しているはずの、グランドシートが入っておりませんでしたが、問い合わせたところすぐに対応してくれました。
1年保証も付いており、満足しております。
まだ使用しておりませんが、見た目のかっこよさ、迅速な対応を含めて星5にさせて頂きます。
おすすめワンポールテント10：使い勝手がいい大型
ワンポールテント オクタゴン CSクラシックス
キャプテンスタッグの安い大型のワンポールテントです。大人7人程度で使える450×420×高さ300cmの巨大インナーになっていて、大人数でのファミリーキャンプでも使えますよ。フライシートだけで張れば三角形の巨大シェルターとしても使え、メインポールの他にキャノピー用のポールが揃っていてコスパが高いです。これだけ大きいと設営が心配になるかもしれませんが、ワンポールなので中からポールで押し上げれば簡単に張れます。
特徴
シンプルな構造のオーソドックスなワンポールですが、正面、背面に出入り口がありキャノピーとしてフライシートを張り上げられ、前室を拡張できます。オプションのハーフインナーを使うと3～4人用となり広い前室を確保できて使い勝手がよくなります。使用人数に合わせて柔軟に対応できる便利なテントで初心者にもおすすめです。
口コミ・評価
使い勝手がいいですが、スカートがないため冬キャンプには適していないテントです。それ以外の点では高く評価されていて、大型テントでも簡単に設営できると好評です。
３月〜１２月の使用であればこのテントで充分です。 設営は大人２人で１０分程度ですし、中は広々で182センチの私でも立って着替えられるのが最高です。 真冬はこの生地では寒いです。
おすすめワンポールテント11：優れたUVカット効果
Naturehike ワンポールテン
Naturehikeから販売されているこちらのワンポールテントは、可愛らしい見た目が特徴的です。ベルテントを飛ばれるデザインで、明るいベージュカラーを採用。男女関係なく使いやすいデザインとなっています。
特徴
こちらのワンポールテントの特徴は、耐水性に優れているという点です。テント生地にはUV遮断能力の高いものが使われていて、多少の雨であれば問題なく利用できます。また、ベンチレーションがあるため、通気性に優れているのもポイントです。
口コミ・評価
コットン素材で作られているテントなので、薪ストーブを利用することができます。テントの中で薪ストーブの使用が可能なので、冬にぴったり。設営方法も簡単なので、慣れれば1人で行うことができます。
薪ストーブが使えると言事で選びました。
設営も一人で短時間で出来て、ストーブを中で使ってもコットン生地で溶ける心配もなく安心して使っています。
ワンポールテントのまとめ
ソロからファミリーキャンプまで楽しめる
ワンポールテント（モノポール）は色々なサイズ、製品がありソロからファミリーキャンプまで活躍しますよ。設営が簡単なため初めてのテントとしても非常に向いています。ドームテントと同じように高い耐水圧、耐風性があり雨の日でも使えますが、ドームテントと比べると雨が中に侵入しやすい形状なので注意してくださいね。
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