ピッタマスクとは
「マスクを着けているのに、花粉症がひどい」そんな悩みを解決するため、日本の製薬会社「株式会社アクラス」が開発したマスクです。素材にはポリウレタンを採用し、ポーラスフィルター技術と呼ばれる極症の穴を空ける加工によって、花粉の侵入の99%カットを実現しました。
なぜこんな人気なの?
ピッタマスクは花粉カット率の高さに加えて、その他にも多くの価値があります。UVカット、ファッション性の高いデザイン、豊富なカラーバリエーション、洗ってくり返し使える、長時間つけても疲れにくい。
といった現代人のライフスタイルにマッチした機能が取り入れられているため、爆発的な人気商品に。
ピッタマスクの寿命は洗い方・使い方次第
高コスパ、優しい着け心地、見た目のおしゃれさなど、大変魅力的なピッタマスクですが、洗い方や使い方によっては消耗スピードが早まってしまうことも。これからの時代、マスクは日常的に使うものだからこそ、1枚1枚大事に使って長持ちさせていきたいですよね。
公式のアナウンスでは3回まで洗って使える
ピッタマスクの公式サイトでは「3回洗っても花粉を99%カットできる」と説明されています。4回目以降はポリウレタンの劣化により、徐々にフィルター機能が低下する可能性があるということです。
ただし、洗うことで伸び縮みする素材ではないので、4回目以降も通常のマスクとして使用することができます。洗い方・使い方によっては、3回未満の洗濯で傷んでしまうこともあるので、長く使えるように正しく洗っていきましょう。
ピッタマスクを長持ちさせる洗い方を紹介
ピッタマスクはポリウレタンを使ったマスクなので、素材の特徴をしっかり把握したうえで、長持ちする洗い方・汚れの落とし方を知っていきましょう。
ポリウレタンの特徴
ポリウレタンは、柔軟性弾性に優れており、マスクにすることで顔にフィットするメリットがあります。その一方で、熱、水、紫外線などに弱くケアを誤ってしまうと寿命が縮んでしまします。
このような特徴を踏まえて、ピッタマスクの正しい洗い方について紹介していきますね。
ピッタマスクの洗い方①基本手洗い
洗い方は基本手もみ洗いになります。ポリウレタンマスクだけに限ったことではなく、デリケートな素材を洗濯する時は、生地に負担がかかりにくい手洗いがベターです。
またお湯を使用した汚れの落とし方では、しっかり洗浄できますが、お湯で洗うと素材へのダメージが増加してしまいます。なので、水もしくは37度以下のぬるま湯で手洗いしましょう。
手洗いの汚れの落とし方のポイント
手洗いする際の注意点として、爪を立てない、ゴシゴシ力を入れない、長時間手洗いしない、といったポイントがあります。ピッタマスクに爪が触れることで、手洗い中にマスクが破れてしまうことがあるので、優しい力加減で手洗いしてください。また長時間洗剤や水に漬けることも劣化を早める原因になるのでご注意を。
ピッタマスクの洗い方②中性洗剤を使用
使用する洗剤は中性洗剤!洗剤には酸性、中性、アルカリ性といった液性がありますが、もっとも低刺激と言われているのが中性洗剤になります。日常にある中性洗剤には、食器用の中性洗剤と衣類用の中性洗剤が代表的です。
どの家庭にもある洗剤なので、ピッタマスク用に新しく買い直す必要がないのは楽ですね。
衣類用と食器用どっちの中性洗剤が良い?
そもそも中性洗剤を使う理由はピッタマスクへの負担を軽くするため。では食器用と衣類用どちらが優しいのでしょうか。一般的な食器用中性洗剤のPH(液性)は6~8、衣類用中性洗剤は9前後と、やや衣類用中性洗剤の方がアルカリ性質があります。
そのためピッタマスクを洗うのは、液性のバランスが良い(低刺激)食器用中性洗剤が良いでしょう。
汚れの落とし方のポイント
注意すべき点は洗剤の濃度です。食器洗い用の中性洗剤は薄めて使うことを前提に作られているので、マスクへ大量にかけると素材を傷めてしまいます。なので汚れが軽い場合は、水を張ったシンクに中性洗剤を数滴。
汚れがひどい場合は、水を張ったシンクに中性洗剤を一回し程度が目安になるでしょう。
ピッタマスクの洗い方③水分を切る
手洗いが終わったら乾かす前に、マスクを両手でギュッと絞ってから乾いたタオルなどで、マスクが含んだ水分を切っておきましょう。ポリウレタンの特徴として、水の吸収で劣化が進むことがあるので、自然乾燥の前にできる水切りを徹底することが長持ちの秘訣です。
水分の落とし方のポイント
使用するタオルは吸水性の良い綿100%が好ましいでしょう。マスクを包み込むようにタオルで挟んで、上からトントンと優しく叩くように水分を切ってください。麻タオルや不織布は吸水が悪いので控えましょう。
マイクロファイバータオルは、吸水は良いですが性質上マスクを痛めることがあるので、こちらもNGです。
ピッタマスクの洗い方④日陰干し
ポリウレタンは紫外線に弱いため、干すときは日陰がマスト。ただし、風通しの悪いスポットに干したり、湿気が高い雨の日に干したりすると、乾きが悪くカビの発生や素材へのダメージが懸念されるので注意しましょう。
日陰干しのポイント
カラッと晴れた日であれば、外の木陰に1時間も干しておけばあっという間に乾きます。なかなか晴れる日がない場合は、室内干しでエアコンの風が当たるところに干せばOKです。夏は紫外線、冬は冷気に当てすぎないようにしてください。
ピッタマスクの誤った洗い方とは?
ここからは、誤った洗い方や汚れの落とし方によって、ピッタマスクの寿命を縮めてしまう例を紹介します。
最低3回は繰り返し洗って使えるように作られているピッタマスクですが、誤った方法で洗ってしまうと長持ちどころか3回未満の洗濯で寿命がくることも。損をしたくない方は、汚れの落とし方・洗い方のNG例も参考にしてみてください。
ピッタマスクのNGな洗い方①洗濯機
くり返し洗って使える布マスクやガーゼマスクは、ネットに入れて洗濯機でガンガン丸洗いできる商品が多数あります。しかしポリウレタン仕様のピッタマスクは、たとえネットに入れたとしても基本洗濯機洗いはNGです。
フィルター機能の低下をはじめ、最悪のケースでは破れてしまうことがあるからです。
脱水をしなければ大丈夫?
「脱水の工程へ入る前にマスクを取り出し、手絞りすれば大丈夫」という考えもありますが、長時間洗剤と水に浸っている状態が、マスクにとってあまり良くないのでおすすめできません。
また脱水をしないからと言って破れない保証もないので、やはり手洗いが1番安全で確実な洗い方・汚れの落とし方だと言えるでしょう。
ピッタマスクのNGな洗い方②石鹸・ハンドソープ
「帰宅後に洗面所で手洗いうがいをして、そのまま石鹸・ハンドソープでマスクも洗う」このようなルーティンですと、効率良くマスクが洗えて便利ですね。しかし、石鹸やハンドソープの液性は弱アルカリ性がほとんど。
ポリウレタンで作られたピッタマスクへの負担を考えると、石鹸・ハンドソープで洗うと長持ちしにくいでしょう。
石鹸・ハンドソープで洗うなら濃度に注意
石鹸・ハンドソープをおすすめしないと言っても、石鹸・ハンドソープの液性は中性より少しアルカリよりの弱アルカリ性なので、絶対に使ってはいけない訳ではありません。なので石鹸・ハンドソープを使用する場合は、濃度を薄めにしてササっと短めに手洗いを完了させてください。
弱酸性の石鹸・ハンドソープの使用注意点
石鹸・ハンドソープの中には、肌に優しい弱酸性の商品もあります。弱酸性の石鹸・ハンドソープでピッタマスクを洗う場合は、マスクに付着した皮脂汚れが落ちにくいので、沢山汗をかいた日には中性洗剤で洗うようにしましょう。
このように汚れの落とし方は、その日のマスクの使用スタイルによって変えていくと良いですね。
ピッタマスクのNGな洗い方③高頻度に洗う
汚れの落とし方の注意点として、洗う頻度も重要です。水分や洗浄液に浸す回数(頻度)が高ければ高いほど、ポリウレタンは劣化します。屋内で1時間ほど使用した軽い使用範囲であれば、口を付ける側を内側に畳んで保管すれば次の日にも使えるでしょう。
またほとんど汗を掻いていなかった日は、沢山洗剤をつけなくても、少量の洗剤とぬるま湯だけで十分です。
適切な頻度とは
高頻度な洗濯は生地を傷める、低頻度すぎると衛生的に悪いでしょう。ピッタマスクの適切な洗濯頻度は、1日1回以下の頻度が基本。1日2回以上といった高頻度な洗い方では、あっという間に傷んでしまいます。
1日中使った場合は、その日のうちに洗いましょう。「コンビニへちょっと買い物」といったシーンでは、わざわざ高頻度に洗う必要はないでしょう。
ピッタマスクのNGな洗い方④天日干し
ポリウレタンのピッタマスクは紫外線に弱い性質があります。なので、直射日光に長時間当てると、どんどん傷んでしまうでしょう。早く乾くからといって、天日干しをしないように注意してください。
ピッタマスクは速乾性が高いので陰干しでOK
ピッタマスクの乾燥に関しては、そこまで気にする必要はありません。速乾性に優れたポリウレタンの特徴がありますので、日陰干しでも室内干しでも早く乾燥してくれるでしょう。手洗い後に乾いたタオルで水分を吸い取れば、乾かすのに時間はかかりません。
ピッタマスクが長持ちする使い方を紹介
ピッタマスクを長持ちさせるには、洗い方が大事ですが普段の使い方にも、工夫をこなせると尚良いです。ここからは、少し意識しておくだけでピッタマスクが長持ちする、スマートな使い方を紹介します。
屋外と屋内でピッタマスクを使い分ける
屋外には、紫外線、ダスト、湿気など、ダメージの元となる要素がたくさんあります。よって屋外と屋内を比較すると、確実に屋外の方がマスクへの負荷が大きいことが分かるでしょう。
外用と室内用でマスクを使い分ければ、洗う頻度を抑えられたり、汚れの落とし方が楽になったりするのでおすすめです。
使い捨てマスクと併用する
汗を大量にかくことが分かっている、風が強く埃っぽい日に使用する、このような情報があらかじめ分かっている場合はピッタマスクではなく使い捨てマスクを使うのも手です。
人と会う約束など大事な場面に、デザインセンスの良いピッタマスクを使うように切り替えれば、長持ちするはずです。
ピッタマスクの変色・黄ばみについて
何度か使用していると、ピッタマスクに黄ばみ(変色)が生じることがあります。この黄ばみ(変色)を皮脂汚れか何かだと思ってしまうこともありますが、黄ばみ(変色)はポリウレタンの性質上表れてしまうようです。
なぜ黄ばみ(変色)が発生するかは、詳しく分かっていないのですが、紫外線や水から受けるダメージが黄ばみ(変色)を出すのではないかと言われています。
黄ばみ(変色)が気になるならホワイトは避ける
「2~3回洗ってくり返し使っただけで黄ばみ(変色)が出てしまった」なんてことが、ポリウレタンマスクではよくあります。
この黄ばみ(変色)によって品質が低下することはありませんが、ただの汚れに見えてしまうこともあるので、気になる方はホワイトを選ぶのを控えましょう。ブラックやカーキのような濃い色なら、黄ばみ(変色)が目立つ心配もなくなりますね。
皮脂による黄ばみの落とし方について
汗っかきの方の場合、たった数回の使用でも皮脂によってマスクが黄ばむ(変色)ことがあります。
そんなときは、エマールなどの衣類用中性洗剤を黄ばみに直接つけて、押し洗いしてください。衣類用洗剤には微量の漂白剤が含まれているので、皮脂汚れである黄ばみを綺麗に落とせるはずです。石鹸・ハンドソープはNG。
番外編!ピッタマスクの手軽な洗い方を紹介
最後にピッタマスクを簡単かつ安全に洗える方法を紹介したいと思います。「手洗い中に爪がマスクに触れてしまい、まだ1回しか使っていないのに素材が破れてしまった」こんな失敗例が少なくありません。
最後に紹介する洗い方は、誤ってマスクを破ってしまうことなく、綺麗に洗うことができます。
ポリ袋にピッタマスク・水・洗剤を投入
シンクではなく、ポリ袋を代用する方法です。掃除や料理に活躍するポリ袋、こちらにピッタマスクと洗剤を含んだ水を入れます。そして水がこぼれないように口をしっかりホールドしたら、外側から手で揉みこんでください。
これで直接マスクに手を触れることなく、洗うことができます。
よくすすいで乾かしたら完了
1分ほどポリ袋の中でマスクをもみ洗いしたら、水を捨てて流水でしっかりすすぎます。仕上げに手で絞る時も、ポリ袋の上からギュッと握るように絞れば、最後まで一切手を触れることなく洗うことができるでしょう。爪が長い方や手荒れが心配な方は、トライしてみてください。
まとめ
手洗い、中性洗剤を使用、日陰で乾かす、洗う頻度は少なめに、これらのポイントを抑えていけば、ピッタマスクを長持ちさせることが可能です。消耗品とはいえ、1年中使う機会が多いマスクなので、洗い方を丁寧にして大事に長く活用していきたいですね。
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