はじめに
海が恋しくなるこれからの季節、世界中の有名観光地に劣らず人を惹きつけて止まないのが沖縄のビーチです。綺麗なエメラルドブルーと白のコントラスト、カラフルな魚や海ガメが見られる沖縄の海では、ゆっくり過ごすのはもちろんのこと、ぜひシュノーケリングを楽しみたいもの。今回はその中でも有名なシュノーケリングスポットを、特徴やおすすめポイントを交えながらランキング形式でご紹介します。
沖縄でのシュノーケリング
シュノーケルを楽しむための注意点
シュノーケリングの主な目的は、色鮮やかな珊瑚や熱帯魚を観察すること。しかし近年では沖縄でも珊瑚の破壊や白化現象が進み、以前に比べて魚たちの姿が減ってしまったり、傷ついた珊瑚を守るため遊泳可能区域が狭くなったりしているのが現状です。シュノーケリングをする際は、珊瑚を踏みつけたり折ったりすることのないよう、一人ひとりが環境への配慮をしながら楽しみたいものです。
沖縄のシュノーケリングスポットと特徴
沖縄のシュノーケリングスポットの多くは、サンゴ礁に囲われているため比較的波が穏やかなのが特徴です。初心者やお子様にも挑戦しやすいビーチエントリー、深いポイントでより満喫したい方におすすめのボートエントリーいずれのスポットも沖縄には多く存在します。今回は沖縄本島北中南部、石垣島、宮古島、そして沖縄でも随一の美しさを誇る慶良間諸島の6つに大きくエリアを分け、おすすめスポットをお伝えします。
沖縄のシュノーケリングスポットランキング15位
伊計ビーチ【本島中部エリア】
本島中部より、有名なドライブコースである海中道路や真っ赤な伊計大橋を通ってアクセスできる伊計島。その伊計島で最も人気といえるのがこちらのビーチです。水の透明度が非常に高く、海底が肉眼で見えるほど。利用料は日帰り利用で大人400円、子供300円。4歳以下は無料で利用できます。
ココがおすすめのポイント
シュノーケリングを楽しめるのはもちろん、それ以外のアクティビティも利用できます。なかでもガラスボートはガイドの説明を聞きながら色とりどりの魚を観察できるので、泳げない小さなお子様やお年寄りでも十分に滞在を楽しめます。
基本情報
【住所】沖縄県うるま市与那城伊計405
【アクセス】那覇空港から車(一般道)で約100分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング14位
瀬底ビーチ【本島北部エリア】
那覇空港から車で90分とアクセス便利なロケーションにある瀬底島。本島とは橋で繋がっており、沖縄本島で気軽にシュノーケルを楽しめる有名スポットです。見渡す限りの真っ白なロングビーチとエメラルドの海は本島でも屈指の美しさ。遊泳料金は無料ですが、シーズン中は駐車場代が1000円かかります。
ココがおすすめポイント
水の透明度が高く、非常に遠浅のビーチなのでシュノーケリング初心者やお子様も気軽に楽しめます。水中を覗くと珊瑚や小さな熱帯魚がたくさん。そして何と言ってもおすすめしたいのがビーチから見える夕日です。広々とした海に沈む真っ赤な夕日は必見。訪れる際はぜひ日が暮れるまで滞在してください。
基本情報
【住所】沖縄県国頭郡本部町瀬底5750
【アクセス】那覇空港より車で約90分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング13位
崎本部ゴリラチョップ【本島北部エリア】
美ら海水族館よりほど近く、ゴリラがチョップしているように見える岩があることから、ゴリラチョップの名で親しまれるスポットです。白く広い砂浜と本島の中でも抜群の透明度を誇る海は、地元の人々からも大人気。浅瀬でも熱帯魚や珊瑚を見れ、風の影響が少なく波が比較的穏やかなので、初心者にも挑戦しやすくなっています。可愛らしいクマノミを始め、多くの種類の魚に会えます。
ココがおすすめポイント
遊泳料金は無料、駐車場も無料で利用できるほか、そばには清潔な有料シャワーや更衣室なども完備されている充実した施設が旅行者にも嬉しいポイントです。その管理棟からは直接ビーチへ階段で繋がっており、シュノーケリングやダイビングの際にエントリーしやすいのも特徴。
基本情報
【住所】沖縄県国頭郡本部町崎本部
【アクセス】許田ICから車で約40分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング12位
トンナハビーチ【本島中部エリア】
伊計島と同じく海中道路で本島と繋がる宮城島のビーチは、言わずと知れた穴場スポット。なかでもトンナハビーチは水の透明度も非常に高く、遊泳区域内でものびのびとシュノーケリングを楽しめます。入場料は15歳以上の大人500円、子供300円。浅瀬でも熱帯魚をたくさん見ることができるので初心者にもおすすめです。
ココがおすすめポイント
個人シュノーケリングはもちろん、様々なマリンスポーツに挑戦したりバーベキューができたりと、楽しめる内容が非常に豊富です。シャワーや更衣室などの施設も充実しているため、家族で1日過ごすのにもおすすめ。シュノーケリングの後に、目の前に180度広がる綺麗な海を眺めながらウッドデッキで味わうバーベキューは最高です。
基本情報
【住所】沖縄県うるま市与那城字上原8203番
【アクセス】沖縄北ICより車(一般道)で約30分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング11位
大度海岸【本島南部エリア】
本島南部の糸満市、江戸時代にアメリカに渡ったジョン万次郎が帰国時に上陸したことから、ジョン万ビーチの名で知られています。満潮時には数少ないサーフスポットとして、沖縄のサーファー達で賑わうこちらのビーチですが、干潮時には絶好のシュノーケリングスポットに。管理ビーチではないため比較的人が少なく、個人の管理で自由に楽しめます。岩場が多いためマリンシューズを持参するのがおすすめです。
ココがおすすめポイント
干潮時にできる潮溜りは波が立たない天然プール状態。深さ1mほどの場所でも珊瑚やたくさんの魚を観察できるため、シュノーケリングを満喫するには最高のビーチです。またこちらは海ガメの産卵地としても知られています。真っ青なルリスズメダイやクマノミなど綺麗な熱帯魚に加え、運が良ければ海ガメに出会えることも。
基本情報
【住所】沖縄県糸満市大度
【アクセス】豊見城ICから車で40分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング10位
水納ビーチ【本島北部エリア】
本島より船でアクセスできる水納島は、その三日月のような形からクロワッサン島とも呼ばれています。島を訪れる人々の目的は、ミシュラングリーンガイドジャポンに掲載されたことで有名な水納ビーチ。海水浴やマリンスポーツを楽しむため、シーズン中には多くの人で賑わいます。渡久地港より船で15分とアクセスしやすいため、本島を旅行する際にはぜひ日帰りで立ち寄っていただきたいスポット。
ココがおすすめポイント
シュノーケルギアやパラソルなどのレンタルがあるため、手ぶらで行くことも可能です。初心者であればビーチからシュノーケリングを楽しむことも勿論できますが、より綺麗なサンゴ礁と大型の熱帯魚を見たい方は、ボートで遊泳区域外のポイントまで行くシュノーケリングツアーに参加するのがおすすめです。
基本情報
【住所】沖縄県国頭郡本部町字瀬底6229
【アクセス】渡久地港より高速船で約15分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング9位
川平湾【石垣島エリア】
石垣島へ旅行する際には欠かせない観光スポット、川平湾。真っ白の綺麗な砂と有数の透明度を誇るエメラルドの海は何とも絶景です。黒真珠の養殖でも知られているこちらの川平湾では、グラスボートに乗り船内から海中を観察するのが代表的なアクティビティですが、実はシュノーケリングも楽しめます。
ココがおすすめポイント
川平湾は潮の流れが早く遊泳は禁止されているため、シュノーケリングを楽しむにはツアーに参加する必要があります。なかでもおすすめなのはカヤックとシュノーケルがセットになったツアー。9つある無人島にカヤックで移動し、シュノーケリングを満喫。簡単な講習があるので初心者でも安心です。透き通った綺麗な海では、カヤックからも珊瑚や熱帯魚を簡単に見つけることができます。
基本情報
【住所】沖縄県石垣市川平
【アクセス】石垣空港から車(一般道)で約30分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング8位
新城海岸【宮古島エリア】
宮古島の東側、空港から車で約30分のところにある新城海岸。シュノーケルスポットとしては吉野海岸が有名ですが、それに劣らず高い人気を誇るのが隣にあるこちらのビーチです。遠浅で海に入るとすぐに色とりどりの珊瑚や熱帯魚を観察できるため、お子様やシュノーケル初心者にもおすすめ。遊泳料金無料のビーチですが、シャワーや更衣室などの施設があり食事もできる、充実したスポットになっています。
ココがおすすめポイント
シュノーケルを新城海岸のショップでレンタルするとスタッフの方が丁寧な講習をしてくれるため、初心者や不安がある方はレンタルするのもおすすめです。またこちらのビーチはカラフルな珊瑚や多種多様の熱帯魚だけでなく、海ガメ遭遇率が高いことで知られています。海ガメに必ず会いたい方は、シュノーケリングツアーに参加すればその確率もさらに高まります。
基本情報
【住所】沖縄県宮古島市城辺字新城
【アクセス】宮古空港から車(一般道)で25分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング7位
阿波連ビーチ【慶良間エリア】
世界屈指の美しさを誇り「ケラマブルー」と呼ばれる有名な慶良間諸島の海。その中のひとつ、渡嘉敷島は那覇から日帰りで行くこともできるため、沖縄旅行の際にはぜひおすすめしたいスポットです。那覇から高速船で約30分、フェリーで約70分。渡嘉敷港からバスで約15分ほど移動すると現れる阿波連ビーチは、遊泳料金無料、シャワーなどの設備も整っておりシュノーケルなどのレンタルも可能です。
ココがおすすめポイント
透明度抜群の海では、入るとすぐにチョウチョウウオやスズメダイなど熱帯魚の群れを見ることができます。浅いポイントでも十分シュノーケリングを楽しめるため、初心者でも安心。岩場や珊瑚の集まるスポットではクマノミも比較的簡単に見つけられます。シュノーケリングの後は近くの展望台へ足を運ぶのがおすすめ。ケラマブルーの絶景に感動すること間違いなしです。
基本情報
【住所】沖縄県島尻郡渡嘉敷村阿波連
【アクセス】渡嘉敷港から車(一般道)で約15分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング6位
浜島【石垣島エリア】
竹富島と小浜島の間、潮が引くときだけ見られることから「幻の島」と呼ばれる浜島は、その綺麗な白とエメラルドのコントラスト、そして神秘的なロケーションから撮影などにも頻繁に使用される有名な観光スポットです。石垣島や小浜島から船でアクセス可能ですが、港などは勿論ない砂だけの島のため、ツアーに参加しマリンショップの船で向かう必要があります。
ココがおすすめポイント
浜島はその島全体の美しさに浸るだけでも十分楽しめますが、おすすめは島上陸とシュノーケリングのセットツアーです。日本最大級の石西珊瑚に囲まれた浜島周辺では、色とりどりの珊瑚や熱帯魚に出会えます。また、海ガメやマンタポイントに立ち寄るプランもあるため、沖縄を欲張って楽しみたい方には最適です。
沖縄のシュノーケリングスポットランキング5位
青の洞窟【本島中部エリア】
沖縄と聞けば誰もが思い浮かべる青の洞窟は、本島屈指のシュノーケリング・ダイビングスポットとして有名です。リゾートホテルが並ぶ恩納村の真栄田岬に位置し、基本的にはツアーに参加してシュノーケリングを楽しみます。真栄田岬から階段を降り泳いで洞窟まで行くビーチエントリーと、船で洞窟まで行くボートエントリーの2つの方法があり、体力のない方やお子様連れには船で行く方法がおすすめ。初心者でも安心して楽しめます。
ココがおすすめポイント
透明度の高い洞窟周辺の海は熱帯魚の宝庫。チョウチョウウオやロクセンスズメダイなど色とりどりの綺麗な魚たちを群れで見ることができます。また青の洞窟の見所はやはりその宝石のような水の青さ。差し込む光の加減によってその様子を変える幻想的な空間は、つい何度でも足を運びたくなってしまう美しさです。
基本情報
【住所】沖縄県国頭郡恩納村真栄田469ー1
【アクセス】那覇空港から車で約1時間15分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング4位
八重干瀬【宮古島エリア】
宮古島の北側に位置する池間島より船で約30分。八重干瀬はその綺麗なサンゴ礁から日本のグレートバリアリーフとも称され、ダイビングやシュノーケリングの絶好のスポットとなっています。国の天然記念物にも指定されているこちらでシュノーケリングを楽しむには、宮古島発または池間島発のツアーに参加する必要があります。当日最もおすすめのスポットに案内してくれるため、存分に満喫できること間違いなし。
ココがおすすめポイント
船上から見渡すサンゴ礁は、グレートバリアリーフに劣らぬ絶景。海は比較的穏やかなので、シュノーケリング初心者でも楽しめます。潜るとすぐに巨大なテーブルサンゴなど一面の珊瑚が迎えてくれ、その周りには色鮮やかな魚達が。海ガメスポットもあるため、希望がある場合はツアー参加時マリンショップの方に伝えてみましょう。
沖縄のシュノーケリングスポットランキング3位
ニシ浜ビーチ【石垣島エリア】
石垣島から高速船で約1時間、日本最南端の有人島である波照間島にこちらのニシ浜ビーチがあります。ビーチまでの道のりを進むと見えてくるエメラルドの波照間ブルーは吸い込まれそうなほどの綺麗さ。2018年には「日本のベストビーチ」3位にも選ばれました。ビーチにレンタルショップや売店はありませんが、トイレや無料のシャワーなどの施設は完備されています。
ココがおすすめポイント
波照間島の中で最も有名なビーチとあって、海の透明度は他のビーチと比べ物にならないほど。熱帯魚はもちろん、浅瀬でも海ガメと遭遇できることが多く、海ガメ目的でシュノーケリングを楽しむ方にはおすすめです。島に宿泊し、日本一と言われる星空を眺めるのも人生に一度は経験しておきたいもの。
基本情報
【住所】沖縄県八重山郡竹富町波照間
【アクセス】波照間港より徒歩約15分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング2位
古座間味ビーチ【慶良間エリア】
座間味島まで那覇より高速船で約60分。そこから徒歩またはバスでこちらの古座間味ビーチにアクセスできます。マリンアクティビティや売店、レンタルショップなど施設も充実し利便性が高い一方、ミシュラングリーンガイドジャポンで2つ星を獲得したとあり、珊瑚に集まる綺麗な熱帯魚を間近で見ることができる、レベルの高いビーチです。
ココがおすすめポイント
クマノミやデバスズメダイの群れなどをシュノーケリングで観察するのはもちろん、透明の海に浮かんでぼんやりするだけでも日頃の疲れを忘れられます。こちらのビーチでは主に珊瑚と熱帯魚を見ることができますが、浅瀬の遊泳エリア内でも海ガメを見れることで有名な阿真ビーチは車で10分程なので、合わせて楽しむのもおすすめです。
基本情報
【住所】沖縄県島尻郡座間味村座間味
【アクセス】座間味港から徒歩20分
沖縄のシュノーケリングスポットランキング1位
北浜ビーチ【慶良間エリア】
阿嘉島は慶良間諸島に属し、那覇より高速船で約50分またはフェリーで約90分のところにあります。北浜と書いて「にしばま」と読むこちらのビーチは、海好きであれば知っている人も多い、圧倒的な透明度を誇る有名なポイントです。座間味島に対して比較的人が少なく、ゆっくりとシュノーケルを楽しみたい人におすすめ。2018年にできた「ニシバマテラス」では、贅沢にカウンター席でパノラマを眺めることもできます。
ココがおすすめポイント
ビーチの美しさや水の透明度、魚や珊瑚の多さ、全ての条件が揃う理想的なビーチです。浅瀬にもにサンゴ礁があり、干潮時にはさらに沖まで行けるので初心者にもおすすめ。枝珊瑚に群れるカラフルな熱帯魚や、群れをなしてキラキラと光を反射するコバンアジなどを眺めていると、水の中で何時間でも過ごせてしまいます。
基本情報
【住所】沖縄県島尻郡座間味村阿嘉
【アクセス】阿嘉港より徒歩20分
まとめ
いかがでしたか。器材も少なく、気軽に家族や友人みんなで楽しめるシュノーケリング。沖縄の綺麗な海では、ダイビングはもちろんシュノーケリングでも十分にその美しさを満喫できます。海ガメを見たい、シュノーケリングだけでなく写真撮影も楽しみたいなど、スポットによって異なる特徴や魅力があるので、ぜひご自身の希望に合ったシュノーケリングスポットを探してみてください。
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