検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【連載】気になる高比重PE「ライム」のインプレ!結びやすいノットを探す!

ライムのインプレ!ティクトの高比重ライン「ライム」とリーダーを複数の結び方で結んで、結び目の上で切れる現象やノット自体のミスが少ない結びを探します。従来の高比重PEとは一味違う!おすすめの結び方も合わせて紹介しています!
2020年8月28日
sim0223
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ライムで各種ノットをインプレ!

ティクトの新作PEラインをインプレ!

ライム

連載第19回!今回はティクトの新製品、高比重PEライン「ライム」のインプレです。他メーカーからも多数の高比重PEが展開中、軽量ジグヘッドの操作性と高強度メインラインの両立が注目を集めていますが、どの製品もノットが難しい、という弱点があります。今回はアジングで定番のノットを4つ試してみて、結びやすい、失敗しにくいノットをチェック!強度も重要ですが、今回は現場でも結べるスピードと安定感を重視してノットをセレクトしてみました。高比重PE自体は、使いこなせればなんでも使える万能タックルで活躍間違いナシ、導入を検討中の方はぜひ参考にしてみてください!

ライムの結束を4つのノットでチェック!

相性のいいノットを探す!

ライム

ライトゲーム定番のノットを4つ試して、「ライム」に合うノットをチェック!気軽にシンキングPEを試してみたい方向けに簡単なものも紹介、何度か結んで、成功率の高いノットを探します。初夏のアジング釣行に投入予定なので、実釣時に使う結びを見つけるのが目的!「ライム」の号数は0.4号、リーダーはフロロの3lbを使用します。しっかり結ばずパパッと結んで、結び目の上が切れる、という現象が起きないかをチェック、結び終わったら切れるところまで引っ張ってみる、というのがテストの条件です!

「ライム」のファーストインプレッション

ライム

リーダーを結ぶ前に、ティクト「ライム」自体のファーストインプレッションも簡単にご紹介。カラーは定番の鮮やかなライムカラーで、表面には凹凸があるもの、真円性についてはかなり高水準な印象。芯入りですが硬さは特別気にならない程度で、太さも表記通り、表面はローグレードの4本縒りよりもスムーズだと感じました。飛距離、糸鳴りの部分は期待ができそうです。気になる擦れへの耐性は普通のPEに比べると低め、ザラ付きのあるところでこするといつものPEより少し早く切れる感覚がありますが、極端なものではないです。ノットを失敗する原因になりそうなポイントなので、結び目のスライドや編み込みのズレを気にしながら結んでいきます!

1.ライムインプレ!:3.5ノット


ライトゲーム定番の簡単ノット

3.5ノット

まずはいつもライトゲームで使用している3.5ノットから。手順がシンプルで簡単、という結び方で、リーダー6lbあたりを境目にライトな釣りはいつもこの結びを使用しています。リーダーとPEの結び目がスライドしながら寄っていく結びですが、「ライム」との相性はどうなのか、ド定番からチェックです!

もうこれでいいのではないか

実践を想定してある程度ラフに、口に含んで湿らせる程度で結んでみましたが、懸念されていた結び目のすぐ上が切れる、という現象は無し。3回パパッと結んで、1度も失敗しませんでした。強度に優れる結びではありませんが、使用頻度が高い結びなので、3.5ノットでいいならこれでいいのではないでしょうか!切れるところまで引っ張ると、リーダーの結び目部分が切れます。強度はそれほど必要ない方にはこのノットがおすすめです!

2.ライムインプレ!:FGノット

強度も確保できる安定のノット

Gノット

ジャンルを問わず陸っぱりで多用されているFGノット。「ライム」0.4号の強度5.5lbを引き出せる、強さ重視のノットです。今回はアジングのプチ遠投で使用する予定、サイズも狙うので、この結びをメインに想定しています。ちょっと手間がかかる結びですが、「堀田式」の手順なら簡単!サーフやライトショアジギングでも使用している、最も手になじんでいるノットを試してみます。

FGノットも問題ナシ!

3.5ノットに続いてFGノットも3回結んでみましたが、懸念されていた破断はナシ。切れるところまで引っ張ると、強度は明らかにFGが強いです。締め込みは編み込み後のハーフヒッチと最後のエンドノット、軽く湿らせる程度で、回数や手順はスタンダードなものを使用。編み込み部分のこすれで切れるケースがあると想定していましたが、テーブルの上で結ぶ分には問題ありませんでした。シンカーをプラスする場合や、グッドサイズ狙いならこちらがおすすめです!

3.ライムインプレ!:トリプルエイトノット


手早く結べる最速ノット

トリプルエイトノット

3.5ノットと並んで人気の高い、スピーディーかつ簡単なノットです。ループを作って三回ひねり、端糸を通して引っ張るだけ、という手順のシンプルさは絶対的で、寒い冬のアジングにピッタリのノットです。他の結びと違ってひねりが入っているので、この部分が失敗に繋がらないか、しっかりチェックしておきましょう!

滑りが悪いものの問題なし

ライン同士を引っ張ったときにフロロが先行、PEの滑りが悪く微調整が必要になりますが、こちらもテストでは失敗無し。強度も十分なものが得られます。結び目がごちゃっとしてしまったら、PE本線側を引いて調整しましょう。ファーストインプレッションの段階ではありますが、クリンチが入っても問題ないようです。とにかく簡単な結びなので、初心者の方は要チェック!「ライム」デビューの結びとしてもおすすめです!

4.ライムインプレ!:電車結び

入門向けの定番!

電車結び

最後は入門向けノットの定番、電車結びもチェック。アジングやメバリングでは登場する機会が少ないノットですが、この結びが手になじんでいるという方も多いのではないでしょうか。これまでの結びに比べるとライン同士の干渉が少なめ、結び目を滑らせる手順が与える影響も合わせてチェックです!

強度が気になるけど問題ナシ!

スピーディーに結んでも擦れによる破断はナシ!電車結びも問題なく使用できそうです。FGノットに比べると強度が低め、この部分はちょっと気になるレベルですが、小型の数釣りであれば問題なく遊べそうですす。必要な手順がより簡易な3.5ノット、トリプルエイトノットよりも優先する理由も見当たらない、という結びなので、基本的には上記2種がおすすめ。結び目同士が滑りながら近づいていく手順を踏んでも、「ライム」は破断ナシです!

ライムでライトゲーム!


ティクト「ライム」は予想外に扱いやすい!

ライム

今まで展開されてきた高比重PEを想像しながら試した「ライム」でしたが、複数のノットで結んでみて、予想外の扱いやすさに驚きました。「ライム」同士でこするともちろん表面に劣化は見られますが、結束時に与えるダメージについては今のところ問題ナシ、高比重系らしからぬ表面の滑らかさゆえなのか、いつものPEと同じ感覚で結束できます。高比重のメリットである感度と投げやすさ、釣行時の耐摩耗性については実釣後に改めて!ラインカッターで切ったときに芯が残る感じがありますが、結びやすさと成功率は特別な構造を感じさせない仕上がりです。高比重PEデビューにおすすめ、アジングやメバリングだけでなく、エリアトラウトファンの方もぜひ試してみてください!

「ライム」の結びを選ぶなら

短時間、テーブルの上での検証ではありますが、相性がよいと感じた結びは「FGノット」と「トリプルエイトノット」。どちらも本線の強度を引き出せていました。懸念していたブチブチ、締め込みの失敗が無かったので、ご紹介した以外の結びにも幅広く対応ができそうです。ウキゴム、スプリットシンカーに挟んでも問題なさそうだったので、上記2つの結びをメインに実践でテストしてみます!

連載が気になる方はこちらもチェック!

連載が気になる方は、下記のリンクをチェック!ライトゲーム系の記事から、ラグゼ宵姫グッズの開封インプレ、尺メバル釣行記事をご紹介します。実釣はまだですが、今回のテストで得た感覚としては、「ライム」はメバリングでも使えそう。表層系の釣りならスタンダードPEですが、中層ボトム、縦釣り用のタックルには高比重PE、と使い分けるのも面白そうです。実釣で使うのが楽しみ!アジングで使った感想は後日実釣記事でご紹介する予定なので、そちらもぜひチェックしてみてください!