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【連載】この際だから自作仕掛けを作る道具まで作っちゃいましょう!

外での活動が制限されることがあります。そんな時は自作の釣り仕掛けなどを作って過ごします。ところが安価に済ませようと自作しているにもかかわらず、自作仕掛けを作る道具がお高い、など本末転倒な事態が起こることがあります。今回は自作仕掛けを作る道具を手作りしましょう。

2020年06月10日更新

kuma10
kuma10
神奈川県の三浦市で漁師の家に産まれ、その後生鮮魚介類問屋として魚に関わる仕事を続けてきたおかげで魚に関しては誰にも負けない知識があります。アウトドア好きが高じて離島に移住して20数年。釣りとカヌーとバイクが好きな不良オヤジです。
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目次

  1. 仕掛けの自作道具は案外お高い
  2. 定番の自作道具2種
  3. 自作道具の作り方①「バイス」
  4. 自作道具の作り方②「ボビンホルダー」
  5. 実際の使い方
  6. 手作りは楽しい!

仕掛けの自作道具は案外お高い

釣りの仕掛けを作る時に一番必要な物は知識と経験です。この号数のラインならばこの結束の仕方、この魚種を狙うのならばこの仕掛け、など、経験と知識があればある程度の仕掛けは難なく自作できるでしょう。しかし細かい作業や面倒臭い作業を素早くこなすとなると、ある程度の道具が欲しくなりますね。ところがこの道具がお高い。なかなか手が出ない。中には「仕掛けを買った方が安い」と手作り自体を否定されることもあります。ですので今回は「100均」の商品を駆使して道具を作っちゃいます。

定番の自作道具2種

タイイングバイス

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釣り人の中でも、特にフライフィッシングをされる方が自作毛バリを作るためによく用いるのが「タイイングバイス」です。簡単にいえば何かを「巻く」ためにフックを固定しておく道具です。タイイングはネクタイなどのタイにingが付いた物で、巻くことに特化した道具です。安い物で数千円、高いものなら数万円もします。画像の物は中級クラスのもので約2万円ほど(価格は2020年6月9日現在)で手に入ります。これが(これに似たものが)数百円でできてしまうんですよ。

ボビンホルダー

ミシン糸などを巻いてある、リールのスプールのようなものを「ボビン」と呼びます。毛バリやウイリーサビキ、アシストジグフックなどを自作するときにはそのボビンから糸を取り出して針に色々なものを巻いて行きます。鳥の羽根や、ウーリー糸、バケ皮やスキン、時には「過剰な期待」まで一緒に巻くこともあります。ただこれをボビンから直接針に巻くとさまざまなトラブルに巻き込まれます。そこでボビンホルダーの登場です。バイスに固定した針にいとも簡単に糸を巻いてくれます。2000円前後(2020年6月9日の情報です)で手に入りますが、もっとお安く作っちゃいましょう。

自作道具の作り方①「バイス」

必要なもの

今回は100均のペン立て、同じく100均で買った先曲りプライヤー(ラジオペンチ)、もちろんクランプもタイベルトもすべて100均のもので揃えました。つまり400円で「バイス」を作って行きます。同じものがどこにでも売っている訳ではないことは分かっていますので、そこは臨機応変にお考えください。ようはラジオペンチの先をバイスの先として使う工夫をするだけです。

組み方①「クランプを固定」

まずはクランプをタイベルトでペン立てに固定します。片方はラジオペンチの足で固定されますので、これは片側だけで充分です。もちろん両側が固定できればそれにこしたことはありませんが、今回使用したペン立ての場合、どこかに穴をあけるなどの加工が必要になりますので割愛しました。片側だけで強度は充分です。

組み方②「ラジオペンチを固定」

ペン立ての小さな穴にラジオペンチの片足を入れて、フリーになっているクランプの片側と密着させます。ペン立ての穴の大きさが絶妙で、ラジオペンチを良い角度で固定してくれました。もう片方をクランプの回転板に押し付ければ実はほぼ完成です。

注意するところ「補強をする」

クランプの回転に合わせてラジオペンチが前後に動いてしまいます。締めた時は後に、緩めた時は前に移動します。これをいちいち手で押さえてバイスの口を開けたり閉めたりするのは相当のストレスです。本当は何かで固定するのが良いのでしょうが、そう強い力の掛かるものではありません。ペン立ての中の空間をスポンジのようなもの(これも100均であります)で埋めてしまいましょう。今回はロッドを購入した時にケースの頭にハマっているアレを使いました。

自作道具の作り方②「ボビンホルダー」

必要な物

さて、ボビンホルダーなのですが、え?なにこれ?と思われる材料ばかりですね。まずはセキ糸。これはなんでもOKです。今回はポリエステルのミシン糸を使いますが、古いPEラインや100均のミシン糸でも何でも構いません。こだわりたい方はケプラーでもダイマーニでもお好きなものをお使いいただいて結構なのですが、これは釣果には関係してこない場所ですので、はっきり言ってムダです。後は使い切ったボールペンの芯1本。1mm以上の太さの針金を30㎝。固定用に瞬間接着剤です。ほぼほぼ0円で揃いますね。

組み方①「針金を曲げる」

まずは30㎝の針金を「エイッ」と二つ折りにします。ここは遠慮せずにプライヤーなどでギュッと曲げちゃってください。二つ折りになった部分をセキ糸で仮留めします。仮留めは1㎝くらいでOKです。

組み方②「針金の成型」

次はボビンのホルダー部分の成型です。くにゃんと衣紋掛け(ハンガー、年齢が分かりますね)の形に成型したら両方の先を波型に曲げます。この曲げた所がボビンの中に入ってストッパーになりますから、曲げたらほど良い長さでカットします。具合を見ながら曲げ角度を変えましょう。

組み方③「糸通しの取り付け」

さて、ボビンホルダーのメインイベントです。これ、実はあまり教えたくないんですけどお教えいたします。使い切ったボールペンの芯を6~7㎝の長さにカットして、仮留めしてある針金の折り返し部分に取り付けます。セキ糸できつく巻いたら瞬間接着剤で留めましょう。これで一応はボビンホルダーの完成です。糸通しを使用済ボールペンの芯で作るのは内緒ですよ。

注意するところ「補修をする」

カットしたボールペンの芯は鋭い切り口になっています。ここに糸が当たると擦り傷ができます。最悪ギュッと絞った時に糸切れを起こすこともあります。少し長めにカットして糸の排出口部分をライターで炙り、丸くしておきましょう。慣れないうちは火を入れ過ぎて穴を潰してしまうこともありますから、失敗してもやり直しが効くよう長めにとって、取り付ける前に加工しましょう。

実際の使い方

まずは巻いてみよう!

使い方は画像の通りです。バイスの下は外せるフタなので、中に25号くらいのオモリを4つばかり入れておくと安定感が増します。また、裏側に滑り止め(これも100均にあります)でも貼っておけばさらに安定しますよ。

使った後は?

ボビンホルダーはそのままボビンホルダーとして使用していただければ幸いですが、ペン立てやラジオペンチ、クランプなどはちょっと使いたい時などにはタイベルトを1本切るだけですぐに使用可能です。また今回使用したタイベルトは切らずともフックを外せるタイプですので、ワンタッチでばらせます。あ、あと実はラジオペンチ単体はどこにも固定されておりません。使いたい時はギュッと引き抜くだけですぐに実用可能です。

手作りは楽しい!

ビンボくさ!と思われる方もおいででしょうが、こういう道具は使う楽しみの他に作る楽しみもあります。特に今はきっとおうちにおられる機会も多くなっていると思います。失敗したって良いじゃないですか。成功したら大喜びできるのですから。特に道具関係は自分の手で試行錯誤しながら組み立てるので、出来上がった時の愛着といったらたまらないものがあります。みなさんもぜひこの機会(どの機会だ?)に手作り道具、手作り仕掛けにハマってください。きっと楽しめますよ。

100均、手作りなどに興味を持たれた方はこちらもチェック!

今回釣り針用の糸巻きグッズをほとんど100均のもので作り、トータルでもワンコイン(500円)もかからずに製作いたしました。せっかく100均ショップなどが日本中に展開されているので、これを利用しない手はありません。「暮らし~の」のサイトには100均ショップを利用したアイデアアウトドア用品のDIYなどの詳しい記事がたくさんあります。併載しておきますので、興味を持たれた方はぜひ御一読ください。お得情報満載ですよ。

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