ティクト ライム 150m 0.4号
ティクト ライム 150m 0.3号
ティクト ライン ジャックブライト 200m 0.3号
ライムでシンキングPEスタイル!
今度の新作は高比重PE!
ティクト初夏の新製品は、ライトゲームジャンルでも注目度上昇中の高比重PEライン!ジグ単、プチ遠投系のリグにおすすめの沈むPE、「ライム」をご紹介します。メリットとデメリットを併せ持つ尖ったジャンルのラインなので、自分の釣りにマッチするのか、じっくり検討してみてください!
ライムとは
ティクトの新作PEライン!
「ライム」は、ティクトの2020年新作PEラインです。アジングやメバリング以外のジャンルも含め、他メーカーからも時折展開されてきた高比重のPEラインで、水に沈むシンキングのセッティングが最大の特徴。
軽量リグを多用、感度が必要なライトゲーム向けに、PEラインの弱点を補う工夫が施されています。スタンダードなPEラインと比べると一長一短、長所と短所があるラインなので、特性を把握して上手く自分の釣りを発展させていきましょう!
ライムのメリット
高比重PEラインのメリットを3つご紹介!
高比重PEラインのメリットを3つご紹介。「ライム」のメインターゲットとなる、アジング、メバリングでどんなメリットがあるのかをチェックしてみましょう。
沈むPEラインは軽量リグに強く、強度もそれなりに確保できるのが大きなメリット!エステルの強度では不足を感じるサイズのアジ、メバルを狙う釣りや、重めのリグを使いたいときにおすすめです!
①軽量リグの操作性がアップ!
1つ目のメリットは操作性のアップ!PEラインの浮力が邪魔をしていた、1g未満まで使うジグ単の釣りにもマッチする、操作性の高さが大きな魅力です。
流れが緩いエリアで見失っていたトゥイッチ時の存在感、わかりにくかったスローフォールのイメージをより明確に!0.4gまで使うジグ単には、専門性の高いエステルラインがおすすめですが、0.8gのジグ単でアジングとメバリング両方、というようなまとめ方をするときに便利です!
②水中の角度で感度が向上!
スタンダードなPEラインは、ロングキャストすると浮力で手前側が浮いて先側が沈む、弧を描くような沈み方をします。伸び率が低く伝達率は高いものの、緩むとわかりにくいのがPEライン。
海の状況に対して軽いものを使う場合は、どうしても違和感を見逃すケースがありました。シンキングPEは水中での角度がより直線に近く、伝達能力が高い状態を維持しやすいのも大きなメリット!
糸が落ち着きやすく水なじみがいい、多少風があっても投げやすい、ラインメンディングしやすいというメリットもあります。
③細さと強度の両立!
ベースはPEラインなので、太さに対しての強度はバッチリ。直線強力はエステルを大きく上回ります。スタンダードなPEとの比較すると強度は低くなるので、イメージとしてはPEラインとエステルラインの中間、という選択肢になります。
アジング、メバリングで使うなら、強度はある程度のところまでで十分、沈むメリットが大きいと感じるシチュエーションで投入しましょう!
ライムはこんな釣りにおすすめ!
サイズ狙い、プチ遠投のアジングに!
エステルの強度が不安な尺アジ狙い、エステルでのキャストが不安なプチ遠投の釣りにはシンキングPEライン!感度を重視したいジグ単、軽めのキャロには、操作性と強度のバランスが取れる高比重のPEラインがマッチします。
リグが重い場合や流れが緩やかな釣り場には、スタンダードなPEラインを選ぶ方法もあるので、シチュエーションを考慮しながら巻くラインを検討してみてください。2g程度までのジグ単で堤防外向きを釣る、という釣りにはピッタリです!
ジグ単メバリングにもマッチ!
エステルラインでは強度が不足しがちなメバリングにも、シンキングPE「ライム」がマッチ。ジグ単で1g以下、軽めを使いながら、グッドサイズを目指す釣りにマッチします。
表層を巻く釣りはPEの浮力の影響を大きく受けないので、ややレンジを入れる釣りやドリフト系の釣りで試してみましょう。ロングキャスト、軽いジグヘッド、グッドサイズ、こんな釣りにおすすめです!
ライムのココが気になる!
高比重PEラインの弱点を3つご紹介!
高比重PEラインの弱点も3つご紹介。「ライム」は発売直後、まだどんな味付けのラインか不明な部分が多いので、これまで展開されてきた高比重PEラインに見られる弱点の傾向をご紹介します。
まだまだ発展途上、使いにくさがある部分も多く、かなり攻めたチョイスになるタイプのラインなので、初挑戦の方は要チェックです!
①真円性が低い
高比重PEは芯を入れて重くしているものがほとんど。「ライム」も、中心にフッ素繊維、まわりにPEを編み込みという構成です。通常のPEラインとは製造の段階で少し違いがあり、撚り本数にも限界があります。
スタンダードPEの8本撚りと比べると表面の凹凸には顕著な差があり、他メーカーのものは手触りや音鳴りが気になる、毛羽立つといったインプレが多いです。「ライム」は真円性を高める工夫が施されているようなので、ある程度この傾向が緩和されていることに期待しましょう!
②こすれに弱い
こすれに弱い、というのも高比重PEでよく見かけるインプレのひとつ。耐摩耗性については向上している、としているメーカーが多いので、スタンダードなPEラインよりも、一部が弱くなった時に耐えられる幅が狭い傾向にある、と言えそうです。
PEラインに共通している弱点ではありますが、いつものPEよりこすれに弱いと感じる方が多いジャンルのラインなので、ロックエリアやテトラまわりでの使用を検討している方は、こすれたと思ったらメインラインの状態を確認です!
③結束が難しい
実釣時に一番気になるのがこの部分。うまく結束できていれば本来の強度を十分発揮できますが、結束自体を失敗しやすいという弱点があります。他メーカーの高比重PEラインは、結んだ直後にノットのすぐ上が切れる、というインプレ多数。
FGノットから3.5ノットまで、どの結び方を使っても、締め込み時に毛羽立ってしまうケースがあるようです。しっかり湿らせる、ゆっくり締めこんで締め込み過ぎない、とコツはあるようですが、この部分はユーザー側で「ライム」に合うものを見つけていく必要があります。
ライムは150m巻きで10mごとにマーキング!
10mピッチでブラックのマーキング!
「ライム」はタイトルにもあるように明るいライムグリーンの単色ラインですが、10mごとにブラックのマーキングが入っています。巻き量を調整したい、飛距離を手軽に測定したいときはこのマーキングをチェック。150m巻きなので、80m、70mと区切って2回分で使えます!
マーキングでアタリが出るポイントを確認!
ある程度の飛距離が望めるプチ遠投リグ、2g程度のジグ単なら、マーキングを使ってアタリが出るポイントをチェックする方法も有効。簡易な測定になりますが、着水点とカウントを組み合わせて、より再現性の高い釣りが楽しめそうです。
あくまでも簡易なマーキングなので、参考程度にしつつ、アジの群れがいるヒットゾーンを絞り込んでいきましょう!
ライムの号数ラインナップをチェック!
ジグ単には0.3号!
ティクト ライム 150m 0.3号
「ライム」のラインナップは2モデル。0.3号、0.4号が用意されています。0.3号は直強力表記で4.6LB、比重は1.35というスペック。強度でいえば後述する0.4号ですが、太さと比重は0.3号が優れています。
軽量なリグ、特にジグ単とは相性がいいスペック!1g前後のジグ単を高比重PEで、とお考えの方は、このモデルをチェックしてみましょう。エステルよりも強度が出せます!
プチ遠投に0.4号!
ティクト ライム 150m 0.4号
0.4号は5.5LB、比重1.30。強度はもちろん0.4号が優れており、5lbリーダーを自然に結べるスペックです。比重が号数によって違うのも高比重PEの特徴で、軽いものを使う時の使用感を優先するなら比重は高い方を選ぶのがおすすめ。
若干の違いではありますが、0.4号は少し重さのあるもので使うのがよさそうです。キャロ、スプリット、2gクラスのジグ単と組み合わせて遊んでみましょう!
ライムの価格と発売日
各ショップで販売中!
「ライム」は各ショップで販売。通販でも購入できるので、検討してみてください。気温が上がって春の気配、メバリングはシーズン終盤が近づいていますが、アジングは大型狙い、数釣りともこれからが本番!
エステル、スタンダードPEに続く新しい選択肢として、高比重PEラインを試してみましょう!
価格は定価3,200円
価格は0.3号、0.4号とも定価3,200円。現在は少し割引が入って、3,000円を切る程度で流通しています。近年PEラインが急速に安くなった、というのもありますが、特殊な製法もあって価格はちょっと高め。
毛羽立ちやすいという特性もあるので、コスパや使用感よりも高比重の優位性を取りたい、という方におすすめします。
ライトゲーム全般で使える、軽量リグから少し重めまでをすべてPEラインで扱いきれる、この2点は快適度をアップさせてくれるポイント、1スプールでいろいろやりたい方にもおすすめできます!
ライムとエステル、PEラインを使い分け!
超軽量ジグヘッドにはエステル!
ティクト ライン ジャックブライト 200m 0.3号
強度よりも飛距離や扱いやすさを優先する場合は、エステルラインを巻くのがおすすめ。豆アジをフィネスに、0.4gまで使うような釣りにはエステルラインがピッタリです。
エステルラインもピーキーな部分があるラインですが、高比重PEラインも負けず劣らず、工夫が必要なラインです。専門性の高いアジング用ジグ単タックルには、ティクトの「ジャックブライト」を巻きましょう!
表層系やヘビーリグにはスタンダードPEライン!
TICT/ティクト ウルトラライトゲームPE ASH 180m 0.35号 https://t.co/O84UFJsLcm pic.twitter.com/P1yli15uhL
— ネットの通販まとめました。 (@netmatometa) September 9, 2016
メバリングで表層巻きがメイン、10gを超えるシンカーやフロートを使用する場合は、扱いやすいスタンダードPEラインがおすすめ。表層での釣りは浮いてしまうPEの浮力が気になりにくく、ヘビーリグ使用時はスタンダードPEの強度が活きてきます。
遠投アジング、大物まで掛けるバーサタイルなライトゲームタックルには、ティクトのPEライン「ASH」です!
ライムでライトゲームを楽しもう!
高比重のメリットを引き出そう!
まだまだ選択肢の少ないライトゲーム向け高比重PEライン。アジングで人気のティクトからも展開が始まったことで、これから一気に普及が始まりそうです。
エステルが世に出始めたころも、扱いにくさを理由に一気に浸透、という形にはならなったので、今後の展開も要チェック!今年の夏はティクト「ライム」を試してみましょう!
ライトゲームが気になる方はこちらもチェック!
ライトゲームが気になる方は、下記のリンクをチェック!今回ご紹介した「ライム」と同じティクト製品から、新作エステルラインの「ジャック・ブライト」、シマノ向けもラインナップされた「CBSスプール」をご紹介します。ぜひこちらも合わせてチェックしてみてください!
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