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吉野山のハイキングコースの楽しみ方!迫力いっぱいの桜を堪能せよ!

日本一の桜の名所で人気の吉野山のハイキングコースは、下千本〜奥千本の各エリア順々に開花を迎え桜を楽しめる期間が長いのが特徴です。桜のシーズンに加え、森林浴、紅葉など1年を通し豊かな自然や世界遺産観光を同時に堪能できる吉野山ハイキングの魅力を紹介します。
更新: 2023年8月29日
YUIS
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はじめに

Photo by KeikoS.ryoko

奈良県にある吉野山は広大な範囲に渡る日本一の桜が有名で、日帰りで往復のハイキングが可能な人気のスポットです。入り口に最も近い下千本エリアから一番山奥にある奥千本までのルートで、それぞれのエリアで異なる表情の見事な桜が見られます。お花見と観光を楽しみながらのハイキングを満喫できるよう、各エリアの絶景ポイントや見どころをおさえながら吉野山とその魅力について紹介します。

吉野山について

Photo by KeikoS.ryoko

奈良県中央部の吉野郡吉野町にある吉野山(よしのやま)は、吉野川から大嶺山脈へ約8kmも続く尾根一帯を指しています。

古くからの桜の名所

桜の名所として約1300年も前から人々に知られ大事にされてきた吉野山の桜は、シロヤマザクラをはじめとする約200もの種類の桜が集まり、その数は3万本に及びます。長い歴史の中で大切に保護され、多くの歌人の歌にも登場する場所です。

山一帯が世界遺産

Photo by Sekikos

お寺や神社を含む山一帯がユネスコ世界遺産に登録されていて、ハイキングをしながら世界遺産の歴史的建造物を観光できるのも吉野山ハイキングが人気の理由です。また、吉野・大嶺と熊野三山を結ぶ修行の道は大峯奥駈道と呼ばれ、現在も修行が行われています。

吉野山ハイキングコースの楽しみ方①

Photo byFree-Photos

吉野山ハイキングのルートは?

最寄駅に一番近いハイキング入り口から下千本エリア→中千本エリア→上千本エリア→奥千本エリアと順に登っていきます。入り口から奥千本エリアまでは寄り道なしで片道約2時間ほどの距離です。各エリアに桜の絶景を堪能できるスポットや歴史的建造物があるので、お花見と観光を含めながらルートを選んでいけます。1番奥の奥千本エリアまで行くにはいくつかのルートがあるので、登りと下りで別のルートで歩いてみて桜を楽しむのもおすすめです。

日本一の桜の見頃は?

Photo byauntmasako

桜の見頃は例年4月上旬〜下旬です。吉野山の桜は、広大な範囲に広がっており下千本から奥千本までの開花時期がずれているため、長い期間桜を楽しめる場所となっています。シーズン中には桜のライトアップが実施されるエリアもあり、夜桜が楽しめます。毎年開花時期やライトアップの情報が公式サイトに掲載されます。

吉野山ハイキングコースの楽しみ方②

Photo by lasta29

桜の絶景を楽しみながらハイキングできるのが吉野山の一番の魅力です。ハイキング入り口に最も近い下千本エリアから一番山奥にあたる奥千本までのルートの中で押さえておきたい各エリアの情報を紹介します。

下千本エリアの桜

ハイキング入り口から最も近く、吉野山で見頃が一番早いのが下千本エリアです。例年3月末〜4月始めには咲き始め、4月上旬に見頃を迎えます。少し急な坂ですが「七曲り坂」に広がる桜並木はとても綺麗で、夜桜を見るのにもおすすめのエリアです。シーズン中の夜の時間帯はライトアップが実施され、とても幻想的な夜桜を楽しめます。

金峯山寺銅鳥居


Photo by cyesuta

七曲り坂を進むと、吉野山シンボルである金峯山寺に行く第一門として知られる「銅鳥居」が見えてきます。重要文化財となっていて、日本三大鳥居の一つです。また、鳥居の先にある金峯山寺蔵王堂と金峯山寺仁王門は国宝にも指定されています。日本最大級の木造古建築は必見です。

吉野山ハイキングコースの楽しみ方③

中千本エリアの桜

中千本エリアは、ハイキング入り口から約40分ほど歩いたところです。こちらの桜は下千本より2,3日遅れて開花し始めます。このエリア一番の見どころは、豊臣秀吉が花見をしたとされる「吉水神社」から見える絶景「一目千本」です。吉水神社から中千本、上千本のエリアまで一度に見渡せる壮大な桜の景色が広がります。また、エリア内にはこの一目千本を見渡せる露天風呂「湯元 宝の家」があり、日帰り温泉も人気です。

湯元 宝の家

出典: http://www.yoshinoyama-sakura.jp/stay.php#naka

【住所】〒639-3115奈良県吉野郡吉野町吉野山937
【連絡先】0746-32-5121
【アクセス】中千本エリア内、中千本公園より徒歩8分
【備考】混雑時は受付制限があるので事前にお問い合わせをおすすめします。

吉野山ハイキングコースの楽しみ方④

Photo by lasta29

標高が上がるにつれて坂道や山道が増えハイキングの難易度は上がりますが、その分見える景色も壮大さが増します。登ってきたかいがあったと思わずにはいられない絶景が目の前に現れます。

上千本エリアの桜

上千本エリアは、ハイキング入り口から歩くこと約1時間半のエリアで、桜は下千本エリアより5,6日ほど遅れて開花し始めます。途中から坂道が増えてきますが、標高が上がっていくごとに見える景色も素晴らしい眺めとなっていきます。特に上千本エリアでは吉野水分(みくまり)神社のすぐそばにある「花矢倉展望台」からの見晴らしが絶景です。すぐ近くに休憩所もあるので、絶景を見て感動に浸りながらひと休みもできます。

吉野水分神社

Photo by lasta29

吉野水分神社は桃山時代に豊臣秀頼によって再建された歴史ある建物です。観光スポットとしてだけでなく子宝の神としても信仰を集めています。展望台のすぐそばにあり、とても美しい建物なので是非立ち寄って見てください。

吉野山ハイキングコースの楽しみ方⑤

奥千本エリアの桜

奥千本エリアはハイキングコース入り口から1時間半~2時間ほど歩いたところで、最も山奥に位置しています。桜の開花は下千本エリアより7~10日ほど遅れて始まります。しだれ桜が綺麗に咲くエリアです。一番山奥のため山道が増え難易度も上がりますが、その分他のエリアに比べてひっそりとした中で桜の景色を楽しめます。落ち着いた雰囲気のある金峯神社や西行庵に寄るのもおすすめです。

金峯神社

Photo by lasta29

桜に囲まれながら鎮座する金峯神社は、吉野山で最も標高の高い所(約750m)にあります。藤原道長が祈願したことでも知られる歴史ある建物です。また、源義経が身を隠していたと伝えられる義経の隠れ塔や、展望台もすぐそばにあります。


吉野山ハイキングコースの楽しみ方⑥

吉野山の紅葉

吉野山は、紅葉の季節にハイキングに行くのも魅力たっぷりの場所です。桜の季節とは逆に、紅葉の季節は一番奥にある奥千本エリアから下千本エリアへと順々に染まっていきます。例年紅葉の見頃は10月下旬~11月中旬頃です。奥千本エリアの高城山展望台は吉野山でも人気の紅葉の名所となっており、展望台まで続く道は鮮やかに色づいた紅葉で埋め尽くされます。

吉野山の四季と自然

Photo by sor

広大な範囲に渡る吉野山は、四季の変化と共に何度も訪れたくなるハイキングコースです。桜のシーズンが終わるとアジサイが咲き、森林浴に適した緑が深まる夏、紅葉の色づく秋、雪景色となる冬へと1年を通してそれぞれの季節で山は美しく表情を変えます。桜の季節を満喫したら、次の季節に再訪し自然の移り変わりを楽しむ人も増えてきています。近年では吉野山が森林セラピー基地に認定されたこともあり森林浴を兼ねた登山も人気集めています。

吉野山ハイキングの難易度

Photo by atk1983

気軽に行けるハイキングコース

吉野山ハイキングの難易度はそれほど高くなく、気軽に出かけられます。エリアやルートによって難易度には少し差がありますが、全体的には舗装されている道が多く歩きやすくなっています。途中には休憩所や食事処もあるので休みながら登っていけます。山の奥まで行くほど坂道や山道が増え難易度が上がっていくので、吉野山全体を楽しむためにもハイキング用の服装や装備は準備をしておくことをおすすめします。

臨時バスやロープウェイも運行

Photo by lasta29

日帰り可能とはいえ当日あまり時間が割けない場合や、難易度が上がる所へのあるハイキングに不安があるといった場合は、シーズン中運営するバスやロープウェイが各エリアを繋いでくれるルートもあります。バスやロープウェイ利用も可能なので自分の都合や体調に合ったルート、ペースで楽しめます。

吉野山ハイキングに行く前に

ハイキングに必要な準備

Photo by KeikoS.ryoko

ハイキング中の快適さや、翌日の疲れ具合にも影響する服装や装備の選択も大切なポイントです。事前にハイキングに適した服装・装備を準備しておくのをおすすめします。吉野山のハイキングコースは整備されている道が多く難易度も高くないので、登山上級者のような本格的な登山用具が揃っていなくても大丈夫ですが、適した服装・装備があると快適さがアップします。必要なものを具体的に紹介していきます。

ハイキングを楽しむための服装・装備①

Photo bystux

ハイキングをより快適に楽しむために、温度調節や雨風対策ができる動きやすい服装と防水性のある登山靴を準備できるとよいです。山の天気は変わりやすく急に雨が降ることもあります。服装は速乾性のあるものを選び、ウィンドブレーカーなど羽織れる防水素材の上着を着用するのがおすすめです。山道では特に登山靴が歩きやすく、翌日に残る疲れも軽減されます。雨が降っても足元が濡れないというのも快適さの点で重要なポイントです。

ハイキングのを楽しむための服装・装備②

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長時間歩くことを考え荷物はリュックにまとめ、タオルなどの必需品や日焼け止め、帽子、サングラスといった日差し対策グッズも忘れずに装備します。事前にハイキング用の準備をするのが難しい場合は、少なくとも動きやすい服装と履き慣れていて歩きやすいスニーカーで行くのが望ましいです。防水対策できる服装がなければ、着替えの予備や雨具を忘れずに持参します。

吉野山へのアクセス


Photo by KeikoS.ryoko

最寄駅も駐車場も吉野山近くにあり公共交通機関・車どちらでも行けます。桜の季節の吉野山周辺は非常に混雑するため、公共交通機関の利用がおすすめです。例年シーズン中は歩行者天国などの交通規制が行われるので、車で行く方は交通規制や駐車場について公式の最新情報の確認が必須です。

最寄駅

電車の場合、近畿日本鉄道の終点駅「吉野駅」下車です。桜のシーズンはこの吉野駅を起点に臨時のバスが出たり、ロープウェイもあります。全部歩いてまわるには長いと感じる場合は一部バスやロープウェイをはさみながらでも、ハイキングとお花見を自分のペースで楽しめます。

駐車場

Photo byfill

車で行く場合は周辺の駐車場が利用できます。吉野山観光駐車場(下千本駐車場)や如意輪寺駐車場をはじめ通年利用できる駐車場や、繁忙シーズン限定で運営される臨時駐車場があります。桜の季節は予約制・有料になります。

吉野山の所在地・連絡先

Photo by lasta29

【住所】〒639-3115 奈良県吉野郡吉野町吉野山
【連絡先】0746-39-9237 (吉野町観光案内所)

吉野山ハイキングまとめ

出典: http://www.yoshinoyama-sakura.jp/sekai_isan.php

日本一の桜の名所で登山とお花見を同時に楽しめる吉野山ハイキング、壮大な自然に加えて世界遺産も観光も堪能できる魅力満載なハイキングコースです。各季節美しく表情を変える吉野山は、お花見、森林浴、紅葉、と一年中楽しめる場所でもあります。実際に歩いて、見て、吉野山をの魅力を体験してみると心地よい疲労感とともに、心がとても癒されます。宿泊施設もあるので周辺の観光と合わせて数日かけて旅行するのもおすすめです。

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こちらの記事では吉野山ハイキングを堪能するためのポイントをお伝えしましたが、ハイキングや登山に行く際は何が必要なんだろう?しっかり装備して登山に臨みたい!といった方のために、当サイトの記事にも多くの情報があります。吉野山ハイキングが気になっている方はぜひ下記記事も併せて参考にしてみてください。