オミナエシ(女郎花)の花言葉と意味、その由来とは?
オミナエシの花言葉は「約束を守る」「美人」「はかない恋」と3種類あります。3種類ともプラスイメージの美しい言葉ばかりが並んでいます。これらの花言葉はすべてオミナエシの美しくもどこか儚げで愛らしい花姿から由来されています。秋の七草としては馴染みがあり、小さくて黄色い何とも可愛らしい花を咲かせるオミナエシですが、それぞれの花言葉にはどんな意味が込められているのでしょうか。
花言葉1「約束を守る」
「約束を守る」の由来は2種類の説があります。一つ目の由来は、日本の文化である能の演目である女郎花(おみなめし)からきているのではないかと言われています。二つ目の由来は、オミナエシのある特徴から由来されています。では、この二つの由来をひとつずつ説明していきます。
「約束を守る」の由来①
女郎花の物語の中では、愛し合う二人の男女の姿が描かれています。しかし男がすぐに迎えに来ると約束をしたまま足遠になってしまい、それを恨んだ女が身を投げてしまいます。身を投げた女の塚から女郎花が咲き、同じ場所で男も命を絶ちました。約束という言葉の重みが感じられる物語です。
「約束を守る」の由来②
オミナエシの多年草で何年経っても同じ季節にまた可愛い花をたくさんつけるという特徴から、「約束を守る」という花言葉がつけられました。
花言葉2「美人」
この花言葉はオミナエシの咲いている様子からきていると言われています。細くてすらっと長く伸びた茎に華麗な小さな花を咲かせるオミナエシを見ているとスタイル抜群の美人を連想させます。
花言葉3「はかない恋」
こちらの花言葉もオミナエシの人恋しく寂しげに風になびく姿からきていると言われています。秋風に揺られるこの姿は恋する繊細な女心をくすぐるものがあります。
オミナエシの花言葉以外の基本情報
オミナエシの花言葉やその由来が分かったところで次は、オミナエシの基本情報を簡単にまとめていきます。オミナエシは人の手を加えなくても育ちやすい花ですので、道端を歩いていてふと目にすることも少なくないと思いますが、オミナエシについて詳しく知っている人はなかなか少ないのではないでしょうか?
オミナエシの基本データ
【学名】Patrinia scabiosifolia
【英名】Yellow patrinai, Scabious patrinia, Golden lace
【別名】粟花(あわばな)、敗醤(はいしょう)、血目草(ちめぐさ)
【科・属名】オミナエシ科オミナエシ属
【原産国】東アジア・東シベリア
オミナエシの名前の由来と意味
オミナエシは漢字で表すと「女郎花」と特徴的な字を書きます。漢字でこう書くようになったのは平安時代からと言われています。その由来や意味は2種類あるとされていますので一つずつ確認していきましょう。
由来①
オミナエシの「オミナ」とは女性のことを意味します。「エシ」とは古語でへし(圧)、つまり圧倒させるという意味があります。オミナエシは細くすらっと長く花茎を伸ばし、その先に小さく可愛らしい黄色の花を咲かせます。この様子が美女をも圧倒する美しさだったことから名付けられました。
由来②
まだ男女平等ではなく男性が優位に立っていた古い時代に、男性が食べていたと言われている「男飯」。女性が食べていたと言われる「女飯」。男飯は白いもち米だったのに対し女飯は黄色い粟ご飯でした。オミナエシの花は女飯のように黄色くつぶつぶしているので女飯(おみなめし)、そして現代の女郎花(おみなえし)という名前が付けられました。
オミナエシってどの季節に咲くの?誕生花は?
オミナエシは秋の七草の一種ですが、見頃の季節と開花時期はいつなのでしょうか?オミナエシの開花時期は実は、6月〜10月なのです。中でも、綺麗な黄色い花姿を見ることができる見頃の季節は8月〜9月です。秋の七草として知られているオミナエシですが、旬の時期というと秋よりは少し早い夏だと言えるでしょう。夏が終わる頃に、外を散歩してあたりを見回してみまわすと風になびく黄色の絨毯を見ることが出来るかもしれません。では次に、オミナエシはいつの誕生花なのでしょうか?
オミナエシの誕生花
誕生花とはその人が生まれた月日にちなんだお花のことを言います。オミナエシは10月9日の誕生花です。365日ごとに違った花が誕生花としてあてられているので気になる方はご自身の誕生日の誕生花を調べてみてはいかがでしょうか?
オトコエシ(男郎花)の花言葉と意味、その由来とは?
男郎花の花言葉は「慎重」「賢明」「野性味」の3種類です。オミナエシと比べると力強く男性感の強い花言葉がつけられています。華奢でたおやかな印象のオミナエシに対して男郎花は健康的で強くしっかりと地面から咲いていることから、オミナエシとは対照的なこの3つの花言葉がつけられました。あまり知られていない男郎花ですが、基本情報からオミナエシとの違いなどを詳しくまとめていきますのでぜひ合わせてご覧ください。新たな面白い発見があるかも知れません。
男郎花の花言葉以外の基本情報
【学名】Patrinia villosa
【科・属】オミナエシ科オミナエシ属
【原産国】朝鮮半島・東シベリア
【誕生花】10月3日
男郎花の名前の由来と意味
同じオミナエシ科の女郎花は黄色い花を咲かせますが、男郎花は白い花を咲かせます。花姿がオミナエシと対比して力強く男性的な姿だったことからこの名前がつけられました。また、オミナエシと同様で、小さくてつぶつぶした白い花がお米のように見えることから、古い時代に男性が食していたとされる「男飯」の「飯」が「えし」に濁って「オトコエシ」という名前がつけられました。
オミナエシと男郎花って何が違う?花言葉以外の違いとは?
オミナエシと男郎花は開花時期や見頃の季節、育て方も同じで、どちらもオミナエシ科の仲間です。名前も似ています。でも実は、オミナエシも男郎花も枯れ始めや部屋に挿しておくと独特な香りがします。どちらも残念ながらいい匂いではなく何か腐ったような、アンモニアのような異様な臭いを放ちます。この枯れ始めの頃に放たれる異臭も似ています。どちらも観賞用としてはお勧めできません。では、オミナエシと男郎花の違いとは何でしょうか。何種類かある違いを順番に見ていきましょう。
違い①咲かせる花の色の違い
この違いは目で見てわかりますが、オミナエシは黄色、オトコエシは白い花を咲かせます。他の種類のオミナエシ科の花は全て黄色の花を咲かせます。白い花を咲かせるという点はオトコエシだけの特徴と言えます。
違い②その他の外見の違い
ほかの外見の違いとして、男郎花は果実部に立派な翼をつけるのに対し、オミナエシは翼をつけません。他の種類のオミナエシ科の花は果実部に翼がついています。果実部に翼をつけないこの特徴は、花の色の特徴とは逆にオミナエシの持つ特徴的な性質と言えます。
オミナエシの上手な育て方
オミナエシは比較的育てるのも簡単で、増えやすいと言われているお花ですので、栽培行程の中のいくつかのポイントを押さえておくだけで簡単に上手に育てることが出来ます。このポイントさえ知っていれば数年間またいでも季節になると綺麗な黄色の花をたくさん咲かせてくれます。地植えでも鉢植えでもどちらでも育てることができ、難しい行程がないこともオミナエシを育てることをオススメする理由でもあります。では、そのポイントをご紹介していきます。これを読んであなたもオミナエシの上手な育て方をマスターしましょう!
オミナエシの育て方のポイント①
どの花でもこれは基本ですが、日当たりの良い場所に置いてあげましょう。日に当たりすぎるとカラカラになって早く枯れてしまうお花もありますが、オミナエシは湿気に弱く日が当たるとよりキラキラ輝いて見えます!
オミナエシの育て方のポイント②
肥料については地植えの際の追肥は必要ありません。鉢植えの場合は、春先の生育期に少量の有機質の肥料を与える程度で大丈夫です。肥料の与えすぎは、葉ばかりが成長して花が付かなくなる恐れがありますので注意が必要です。
オミナエシを植える時期と植え方
オミナエシを植える時期と植え方についても覚えておくと何年経っても旬の季節には可愛い花をたくさん咲かせてくれます。オミナエシを植えるのは、開花時期などから逆算して、2月〜4月あたりの冬から春先にかけてが最適な時期です。もちろん、雨の日や曇りの日ではなく、天気の良い晴れた日に植えてあげてください。では、植え方について説明していきます。苗から植える場合とタネから植える場合、どちらも紹介していますので是非参考にしてみてください。
オミナエシの植え方
オミナエシは苗にする場合もタネをまく場合もどちらも市販で手に入れることができますが、苗から植える方が開花が早いため、苗から植えることをおすすめします。また、湿気に弱いので土は水はけの良い土を選ぶということもポイントです。
苗の場合
鉢の大きさの目安としては、苗を一つ植えるのに対して8号の鉢がベストサイズです。鉢のそこに鉢底石を敷き、その上に土を入れます。鉢底石の代わりに発泡スチロール(4.5cm角にカットする)でも代用できます。苗を鉢の中心に置いて隙間ができないように土を被せてあげましょう。
タネの場合
種まきの場合は3月下旬から4月にかけてが最良の時期です。水はけの良い土を入れた鉢にスジ蒔きします。その上に軽く土を被せておきましょう。簡単な方と言われるとタネから植える方が作業時間も短く手間もないので簡単と言えます。
オミナエシのお手入れ方法
オミナエシの上手な育て方をマスターするためには「剪定」も行ってあげましょう。剪定をせず、放ったらかしの状態でも成長しますが、背丈が伸びすぎないように剪定が必要になります。背丈が伸びた状態でもたくさんの花を咲かせてくれますが、小さい花なので茎が伸びすぎているとどうしても花が目立たなくなってしまいます。剪定を行うことで程よい高さで美しい花姿を眺めることが出来ます。背の高い状態で楽しみたい方は支柱を立てて支えてあげましょう。
オミナエシの植え替え時期と方法
次に、オミナエシの植え替え時期と方法の知識も備えておきましょう。オミナエシは年に一度、2月から3月にかけてを目安に植え替えを行います。根の発育が早いので3年以上植え替えをしないと株が弱ってしまいますので注意してください。植え替えの際には土も古いものに新しいものを混ぜて使用すると栄養が土にもいきわたりますのでなお良いです。全て新しいものに変えずに古いものと混ぜるのがポイントです。
オミナエシの植え替え方法
鉢から苗を抜き、根の長さの約3分の1を切り落とします。そして次の新しい根の発育を促してあげます。根をカットしたら鉢に植え付け直しますが、この際にひとまわり大きい鉢に植え替えることがポイントです。
オミナエシを上手に増やすための株分けの時期とやり方
オミナエシは簡単に育てることができ、毎年のようにたくさんの花を咲かせますが、株分けをすることでよりたくさんの花がつきます。お庭をオミナエシで敷き詰めたいと思っている方は株分けをするだけでより簡単にお庭を輝く黄色のオミナエシでいっぱいにすることが出来ます!株分けにも最適の時期があり、2月から3月にかけての冬から春の季節に行うと良いでしょう。その際に植え替えと同時に行うと効率良く作業することが出来ます。
オミナエシの株分け方法
苗を取り出し、大きく成長した根株を半分に切り分けます。ナイフや剪定用のハサミを使ってください。そして、鉢に植え直してあげましょう。大きくなりすぎた根株は3つに分けても構いませんが、細かく分けすぎると生育の妨げになりますので注意しましょう。
オミナエシの意外な効果
最後に、オミナエシには意外な効果があるのをご存知ですか?小さくて可愛い花をたくさん咲かせるオミナエシからはなかなか想像できませんが、実はオミナエシには薬効があります。乾燥させて煎じることによって漢方のように、解熱・解毒の効果があります。育てるのも簡単で可愛らしい花姿のオミナエシに薬効があるとなるとお庭で育ててみようかなと思う人も沢山いるでしょう。
オミナエシのことが気になる方はこちらをチェック!
オミナエシについてもっと詳しいことが知りたい方は、当サイト「暮らし〜の」の他のオミナエシに関する記事をご覧ください!「暮らし〜の」では、オミナエシに関する他の記事も掲載しています。是非オミナエシの記事を読み比べて様々な知識を先取りし、オミナエシマスターになりましょう!

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