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ソファのサイズの失敗しない選び方は?意外と知らない13のコツを伝授!

家具の中でも大型なのがソファです。ソファ選びで失敗しないためにも、意外と知らない平均サイズや選び方のコツをご紹介しています。ソファに求めるものは何なのか?ライフスタイルに合ったソファで毎日を快適に過ごすためにも、ソファサイズの選び方を知ることが大切です。
2020年8月28日
森川 美月
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ソファサイズを考える前に

人がくつろぐために必要な空間サイズは、一人当たり幅60cmです。二人なら120cm、三人なら180cmが必要となります。ただ、これはあくまで基本的なサイズであって、体のサイズには個人差がありますし、居心地がいいと感じる人と人との距離にも、個人差があることを覚えておきましょう。

ソファサイズの平均的寸法を知ろう

サイズオーダーソファは別として、大量生産でコストを抑える国産ソファには、規格サイズがあります。家具レイアウトを考える前に、まずは平均的なソファ寸法について知っておきましょう。注)ここで述べているサイズは、座面だけの寸法ではなく最大寸法です。

一人掛けソファの平均寸法

幅60cmの座面に、アーム(ひじ置き)が両サイドにつくのが一人掛けのソファです。国産ソファの一人掛けの平均サイズは、幅67~87cm、奥行きは75~95cm、背もたれの高さは65~75cmとなります。アーム幅により全体幅が変わりますが、奥行きと高さはほぼ同じサイズです。
 

二人掛けソファの平均寸法

二人掛けソファはカップルで座ることからラブソファとも呼ばれます。奥行き・高さのサイズは一人掛けと同じですが、幅は平均して125~155cmです。ソファの中でも特に需要が多いのが二人掛けソファで、コンパクトサイズからワイドサイズまで、幅広く展開しています。

三人掛けソファの平均寸法

三人掛けソファで一点、気をつけたいのはシートクッションの数です。見た目にシートクッションが二つでも、「三人掛け」の場合があります。名称に惑わされず、実際のシートサイズに着目してソファを選びましょう。奥行きと高さは一人掛けと同じサイズですが、幅は平均して180~200cmです。

ソファサイズの選び方のコツ①

ソファは大きい買い物ですから、ソファサイズ選びに失敗して後悔しないためにも、購入前にあらゆる視点から検討してみることが大切です。さまざまなサイズの選び方のコツをご紹介しておりますので、本当に満足のいくソファに出会うために、ぜひチェックしておいてください。

家族構成を目安にサイズを選ぶ

一人暮らしにおすすめのサイズ

家族構成を目安に、ソファサイズを考えます。一人暮らしの場合、ゆったりした一人掛けのソファ、もしくはベッド時にシングルベッドサイズ(200cm×100cm)になるソファベッドがひとつあれば、テレビを観たり、コーヒーを飲んだりとじゅうぶんくつろぐことができます。

四人家族におすすめのサイズ

四人以上の家族の場合、三人掛けソファだけでは全員座れませんので、一人掛けやオットマンを加え、家族分の居場所を確保します。また三人家族の場合でも、三人掛けに横並びに三人で座ることはまれなので、三人掛けプラス一人掛けの組み合わせがおすすめです。

ソファサイズの選び方のコツ②

人の数だけ、家の数だけ暮らし方があります。そして、ソファを使うのはその家の住人です。家族一人一人の暮らし方を具体的に考えてみることが、ソファサイズ選びで失敗しないためにも重要です。

暮らし方を目安にサイズを選ぶ

家族がソファを使う時間帯は?

例えばお父さんは仕事で帰りが夜遅く、ソファに座るのは子供たちが就寝した後、というのが日常の家庭では、三人掛けのソファひとつでじゅうぶんです。昼間は奥さんや子供たちが使い、夜はご主人が使います。

家族はどんなふうにソファを使う?

家族がどんな時にソファに座るかを、一日の流れの中で思い描いてみてください。お父さんやお母さんの座る時間帯と、子供たちが座る時間帯が違うということもあるでしょう。できるだけ具体的に想像してみることで、必要なサイズが見えてきます。

ソファサイズの選び方のコツ③

お店で見たときにはほどよいサイズに感じたソファが、実際家に入れてみるとサイズオーバーだった、といった失敗談はよく聞きます。そうならないためにも、お部屋の畳数に合わせたソファ幅、奥行き、高さを把握しておくことが大切です。

部屋の畳数を目安にサイズを選ぶ

30畳以上の広いリビングの場合


30畳以上の広いリビングなら、ソファを置くうえで特にサイズ制限はありません。ただし、広いリビングにソファが一台だけでは、かえって違和感があり寂しい感じになります。リビングの広さにふさわしい、最大6~8人座れるサイズのソファレイアウトを選びましょう。

16~20畳のリビングの場合

マンションや一戸建ての一般的なLDKは16~20畳がほとんどです。キッチンとダイニングを除いたリビング空間だけに着目すれば、6畳ほどの広さになります。6畳の空間にレイアウトするには三人掛けソファ一つがベストで、そこに一人掛けかオットマンをプラスするとさらに快適です。

ソファサイズの選び方のコツ④

一般的な住宅の天井高は建築基準法で定められた210cm以上であり、日本では高くても240cmぐらいまでが主流です。天井の高い吹き抜けリビングの場合は、どのようなソファサイズを選べばよいのでしょうか。

天井の高さを目安にサイズを選ぶ

ハイバックソファをレイアウト

天井の高さがあるお部屋の場合、ハイバックソファがおすすめです。ハイバックとは背もたれに高さのあるソファのことで、頭を乗せてリラックスできます。全体的にハイバックのソファもありますが、部分的にヘッドレストを取り付けるタイプもあり、どちらも人気です。

カウチタイプソファをレイアウト

開放感あふれる吹き抜けリビングには、空間に負けない大きなサイズのソファを用意しましょう。足を伸ばして座れるカウチソファがおすすめです。カウチ部分の奥行きが150cm前後で、横幅は240以上あるとゆったりくつろげます。三人掛けソファにオットマンを組み合わせても同様の形が作れますね。

ソファサイズの選び方のコツ⑤

ソファを検討する際に、見落としがちなのが搬入経路です。お店でじっくり比較検討してやっと決まったお気に入りのソファが、サイズオーバーで入らなかったら、がっかりしてしまいます。そうならないためにも、まずは搬入経路について考えておきましょう。

搬入経路を目安にサイズを選ぶ

玄関ドア・窓・階段の最大寸法をメモ

ソファ購入前に事前にチェックしておきたいのが搬入経路です。どこから搬入するのがベストかは業者が判断しますので、可能性のあるドアや階段、窓などの最大幅・高さをメモしておきましょう。そしてそこを通過可能なサイズのソファを選ぶようにします。

戸建ての場合:設置階は一階?二階?

搬入経路の寸法は、ソファサイズ選びの際の検討材料になります。一戸建ての二階リビングの場合、確認しておく必要があるのは二階への階段およびリビング窓の寸法なので、幅と高さの両方をメモしておきましょう。階段からの搬入が困難な場合、家具は二階の窓からの吊り上げとなります。

マンションの場合:エレベーター内寸法は要チェック

マンション上階にお住まいの方は、エレベーターを使っての搬入となりますので、エレベーターに入るサイズのソファを選ぶことが重要です。エレベーター内のサイズだけでなく、入り口の幅と高さをチェックしておきましょう。また、自宅ドアのサイズと、そこを通るかどうかも確認しておきます。

ソファサイズの選び方のコツ⑥

ソファ選びで失敗しないためにも、普段使いのことだけでなく来客時のことも頭に入れて選ぶようにしましょう。お客さまを招いてしょっちゅうホームパーティを開くご家庭と、滅多に人を呼ばないご家庭では適切なソファサイズも変わってきます。

来客数を目安にサイズを選ぶ

ホームパーティのためのソファ

もてなし好きの奥さまや料理研究家の方などは、大勢のお客さまを招いてリビングソファで過ごす機会も多いことでしょう。めいめいがくつろげるよう、ソファサイズは圧迫感の出ないロータイプ(背もたれの低いソファ)で、奥行きの浅いソファを複数用意するのが理想です。

ソファサイズの選び方のコツ⑦

アメリカ製のソファはなぜあんなにサイズが大きいのだろうと不思議に思ったことはありませんか?答えは単純、アメリカ人は、平均して日本人より一回りも二回りも体のサイズが大きいからです。利用者の体格に合ったソファサイズを選ぶようにしましょう。

利用者の体格を目安にサイズを選ぶ

女性の一人暮らしの場合


一人暮らしで自分のためだけのソファを置く場合は、座りごこちのよいソファを追求することが大事です。平均寸法はあくまで目安と考え、できるだけ実物の座りごこちを確かめてから、購入しましょう。ひじ置きの高さ・背もたれの角度と高さ・脚の接地状態などが目安になります。

いろいろな体格の人間が同居する場合

家族の中で、一番体格の大きな人に合わせてソファサイズを選ぶのが基本です。奥行きのゆったりしたソファに深く腰かけ、素足もしくは靴下の状態で脚の裏が床にしっかりついているかどうかが、ソファサイズ選びのポイントになります。ショールームなどでは必ず、靴を脱いでソファを試すようにしましょう。

ソファサイズのおすすめの選び方⑧

当たり前のことですが、リビングに置く家具はソファだけではありません。テレビボード、サイドボード、ブックケース、パソコンデスクなど、さまざまな家具が混在します。今ある家具に合ったサイズのソファを選ぶことが大切です。

他の家具とのバランスでサイズを選ぶ

他の家具が少ない場合

リビング家具の主役がソファで、他の家具が少ない場合は、幅180cmクラスのソファをL字に並べるなどのレイアウトも素敵です。二人掛けを二台並べ「四人掛け」にしたり、コーナーソファを配置したりと自由な発想で空間を活用しましょう。

他の家具が多い場合

ソファ以外のリビング家具が多い場合は、最低限の生活動線(快適に暮らすのに必要な通路)が保てるようソファサイズ(幅・奥行き)を選びます。壁と壁の間を通る場合、最低でも60cmないと通りにくいですが、ソファとソファテーブルの間であれば35cm程度でも、通行は可能です。

ソファサイズのおすすめの選び方⑨

ソファサイズを選ぶ目安のひとつに、生活動線が挙げられます。どんなに座りごこちが最高でも、奥行きや幅がありすぎて部屋を占領し、通行の邪魔になるようなソファでは本末転倒です。生活動線を優先させるレイアウトで、ソファサイズを検討してみましょう。

生活動線を目安にサイズを選ぶ

ダイニングキッチンと行き来しやすいレイアウト

生活動線とは、暮らしの中でよく利用する通路のことです。特に家で過ごす時間の長い主婦目線で生活動線をチェックしながら、ソファサイズを選びましょう。キッチンからダイニング、ダイニングからソファへとスムーズに移動でき、ソファが通行の邪魔をしないレイアウトを考えます。

出入口への動線を重視したレイアウト

リビング入り口の延長線上に一切家具を置かず通路を確保すると、お部屋の奥行きが強調されて実際より広く感じられます。生活動線を考慮するうえでもおすすめのレイアウトです。通路として幅90cm確保できるよう事前に寸法を計測し、ソファサイズ(横幅)を検討しましょう。

ソファサイズのおすすめの選び方⑩

広い一戸建てやマンションに移り住んだとき、まず初めに欲しくなるのがソファです。ソファを選ぶ前に置きたい場所をまず決めて、そのレイアウトに合ったサイズのソファを探すという方法があります。

好みのレイアウトでサイズを選ぶ

L字のソファレイアウト

人を招く機会の多いご家庭なら、L字のソファレイアウトがおすすめです。L字の位置に座ると、お互いにリラックスして話ができます。コーナーソファや、三人掛けと二人掛けをL字にレイアウトしましょう。奥行きのあるアメリカンタイプより、コンパクトサイズの北欧ソファの方がお部屋が広く見えます。

一点豪華主義ソファレイアウト

プライベートタイムを充実させたい方は、座りごこち重視でソファサイズを検討しましょう。ソファの座面の奥行きとクッション性は、必ず座ってみて確認します。普段家で過ごしているときと同じように、脚を組んだり横になってサイズ確認をするのが理想です。

ソファサイズのおすすめの選び方⑪

快適な座面までの高さについて、人間工学に基づく計算式などもありますが、数値だけに頼るのはおすすめできません。というのは、ソファ内部のバネによる「沈み込み」が加わるからです。必ず実際に座ってみて、フィット感や沈み込みを試してからソファサイズを決めるようにします。

座面の高さで選ぶ

座面の低いソファを選ぶ


ローソファとは、座高が30cmより低いものをいいます。お子さまが幼いうちは、転落の危険性も少ないローソファが安心です。ハイハイしたり寝転がったりしているお子さまと同じ目線でソファで過ごすことができます。また、家具自体の圧迫感がなくなり、天井までの空間が広がるため開放感が得られるのが魅力です。

座面の高いソファを選ぶ

ダイニングチェアの平均的な座高が40cmですので、それより高い座高のものは座面の高いソファといえます。例えばアメリカ製のソファで座高が45cmのものがありますが、クッションがふかふかで沈み込みがありますので、日本人にもフィットする作りです。

ソファサイズのおすすめの選び方⑫

ソファサイズの中で、全体の大きさを左右する横幅にばかり目が行きがちですが、リラックス度を左右するのは実は「奥行き」です。くつろぎのおうち時間を満喫するなら奥行きゆったりタイプ、背筋を伸ばして座りたいなら奥行きの浅いタイプを選びます。

奥行きの広さで選ぶ

奥行きの浅いソファを選ぶ

奥行きの浅いソファは、ゆったりしたベンチともいえます。姿勢よく座れるため腰への負担も少なく、立ち上がりやすいというのがメリットです。また、ソファを置くにあたって存在感を決めるのは奥行きといってもよく、このサイズを小さくすることでお部屋がすっきりと見えます。

奥行きの広いソファを選ぶ

奥行きのゆったりしたソファは、体を預けてくつろげるのが魅力です。例えばお部屋の奥行きが350cmあれば奥行き90cmのソファを置いても反対側のテレビまで300cm確保でき、じゅうぶんな距離といえます。

ソファサイズのおすすめの選び方⑬

ソファサイズの横幅を左右するのはアーム(ひじ置き)の有無です。いわゆるソファベッドにはアームのないタイプが多く、背もたれを倒すだけでベッドになります。ソファのアームは、堅い木製アームや中綿入りの柔らかいアームなど、形やサイズはさまざまです。

アームの有無で選ぶ

アームありソファのサイズを考える

ソファに腰かけたとき、肘を乗せてリラックスするのにアームがあると便利です。また、ソファに乗せたクッションが落ちにくくなります。アームを除く座面サイズが幅180cm以上あり、幅広で低いアームのソファを選ぶと、枕のように頭を乗せて横になることも可能です。

アームなしソファのサイズを考える

アームのないソファを選ぶことで、実際に座ることが可能な座面サイズが拡がります。わかりやすくいうと、同じ幅のソファでも、アームのあるソファとないソファでは座れる人数に差が出るのです。また、ソファで横になる場合、幅が200cmあれば体をまっすぐに伸ばしてゆったり休めます。

ソファサイズのおすすめの選び方:まとめ

ソファサイズを考えるとき、全体幅、奥行き、高さは搬入経路を考える上で重要です。また、有効座面の幅、奥行き、座面までの高さは座りごこちを左右するポイントともいえます。実物に座って沈み込み(クッション性)なども確かめながら、身体にあったサイズを検討しましょう。

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