【栃木】太平山のハイキングコースを徹底解剖!登山初心者でも大丈夫?

【栃木】太平山のハイキングコースを徹底解剖!登山初心者でも大丈夫?

太平山は、栃木県の南に位置する標高341メートルの比較的低い山です。初心者におすすめのハイキングコースもあり、山頂からは関東平野を見下ろす素晴らしい景色を楽しめます。太平山はハイキング以外にグルメや季節によって開催されるお祭りなど、見どころたっぷりの山です。

記事の目次

  1. 1.太平山ハイキングで四季折々の自然を楽しむ
  2. 2.太平山ハイキングの初心者向けルートは?
  3. 3.厄除け祈願の太平山神社
  4. 4.関東平野を見渡す謙信平
  5. 5.七不思議の大中寺
  6. 6.ハイキングの休憩に太平山の3大名物
  7. 7.太平山の3大名物以外のグルメ
  8. 8.夜の太平山
  9. 9.ハイキングの後におすすめな太平山周辺の観光スポット
  10. 10.太平山ハイキングに向けての準備
  11. 11.太平山までのアクセス
  12. 12.太平山ハイキングまとめ

太平山ハイキングで四季折々の自然を楽しむ

太平山は栃木県南部に位置し、春のサクラ、初夏のアジサイ、秋の紅葉など四季折々の花や自然を楽しむことができる山です。ハイキングコースは初心者でもさくっと楽しめる2時間コース、上級者にも満足な晃石山経由の周回コースなどさまざまあり、山頂までの登山ルートの途中には、厄除け祈願の太平山神社、見晴らしのよい展望台「謙信平」、七不思議伝説のあるミステリアスな大中寺などの名所があります。また「3大名物」なるグルメもあり、楽しみ方満載の山です。駐車場が数カ所に用意されているためとても利便がよく、公共交通機関でのアクセスも可能です。

春のサクラ

太平山は「日本の桜名所百選」に選ばれており、「太平山桜まつり」が毎年開催されています。遊覧道路には2キロに渡ってサクラ並木が続いていて、満開の時期は圧巻です。また、山頂までハイキングしながら山全体をピンクに染める「ヤマザクラ」を楽しむこともできます。太平山麓にある太平寺の境内には推定樹齢360年の見事なサクラの木があります。このサクラの木はシダレザクラであり、3月下旬ごろから美しいピンクの花をつけます。3月下旬くらいからサクラの花が散るまでの午後5時から午後9時まで「シダレザクラのライトアップ」を行われています。

初夏にはアジサイ

6月中旬から7月上旬にかけては、西洋アジサイ、山アジサイ、額アジサイなどさまざまな種類のアジサイを楽しむことができます。山頂付近にある太平山神社へと続く約1000段の表参道の両側にアジサイが色鮮やかに咲き誇る景色はまさに圧巻です。七不思議伝説のある大中寺も「アジサイ寺」と呼ばれていて、こちらもアジサイの名所です。また、毎年「とちぎのあじさいまつり」が開催されます。「とちぎのあじさいまつり」では音楽コンサート、俳句コンクール、江戸からくり人形の実演などのイベントが開催され、ゆるキャラ「とち介」もおもてなしにやってくるとのことで、とてもにぎやかな雰囲気です。

秋には紅葉も楽しめます

太平山での紅葉のピークは11月中旬から下旬で、そのころになると毎年「太平山もみじまつり」が開催されます。「太平山もみじまつり」では、玉子焼き無料体験、風船パフォーマンスや随神太鼓演奏などさまざまなイベントが催されます。玉子焼き無料体験では無料にもかかわらず、太平山3大名物の1つである玉子焼きを家庭で楽しめるようにプロが伝授してくれます。ハイキングコースの最初にある展望台「謙信平」周辺の紅葉が特に素晴らしく、この辺りには太平山3大名物を楽しめるお店がいくつかあるため、紅葉を楽しみながらの休憩におすすめです。

太平山ハイキングの初心者向けルートは?

太平山は標高が低い山ですが、初心者から上級者までさまざまな人が楽しめる山です。太平山の登山ルートは分岐が多く、自分の力量にあったコースやルートを選ぶことができます。JR両毛線大平下駅または東武日光線大平下駅からスタートした場合、「客人神社→謙信平→大中寺→中山」と巡って駅に戻るルートならさくっとハイキングを楽しむことができます。山頂まではいきませんが、謙信平や大中寺など太平山の名所を巡ることができ、いいとこどりできるルートであると言えます。このコースを​​​​​​休憩なしで歩いた場合、所要時間はおよそ2時間です。

もっと登山を楽しみたい人におすすめのハイキングコース

太平山のハイキングコースは、短距離から長距離まで設定されており、初心者から上級者まで楽しめます。もう少し登山を楽しみたい!と言う初心者の方には、約3時間45分で回れる「新大平下駅→謙信平→太平山神社→ぐみのき峠→大中寺→新大平下駅」と言うルートもおすすめです。太平山山頂までの往復ルートでは物足りない!と言う上級者方には晃石山経由の周回コースもおすすめです。こちらはアップダウンがあり、手ごたえのあるコースです。
 

厄除け祈願の太平山神社

太平山神社は厄除け祈願で有名な神社です。自然豊かな神社で、地元では初詣としても人気があります。太平山神社には天照大神などさまざまな神様がが祀られ、多くの境内社があり、猿田彦命を祀った交通安全神社やその他にも安産、縁結び、五穀豊穣、商売繁盛などを願いたくさんの神様が祀られています。参道には展望台があり、晴れた日には富士山も見えます。参道は「あじさい坂」とも呼ばれ、アジサイの季節は参道両側にアジサイが咲き誇ります。JR大平下駅または東武の新大平下駅から歩いた場合、1時間ちょっとで大平山神社に到着します。

関東平野を見渡す謙信平

戦国時代に上杉謙信が騎馬隊の訓練を行った際に、謙信が太平山に登りここから南に広がる関東平野を見渡したときに、その見事な眺望と関東平野の広さに感動したことから「謙信平」の地名が生まれました。この展望台からは関東平野が一望でき、晴れた日にはスカイツリー、東京の高層ビル群、富士山や筑波山が見えます。特に素晴らしいのが地上が霧に包まれているときの様子で、霧の中に山々が浮かぶ様はとても神秘的で美しく、陸の松島と呼ばれています。また、ここから眺めるサクラもとても素晴らしく、夜桜と夜景を楽しめるスポットでもあります。

七不思議の大中寺

大中寺は太平山と晃石山の南山麓にある曹洞宗の寺院で、寺伝によれば久寿元年(1154年)に創建された歴史のあるお寺です。上杉謙信と北条氏康が和睦した寺院としても知られていて、しもつけ名勝100選、とちぎの景勝百選に選ばれている竹林に囲まれひっそりとしたたたずまいの寺院です。アジサイで有名な大中寺ですが、この寺院にはちょっと怖い七不思議伝説があり、例えば本堂にある「枕返しの間」は、ここに泊まると翌朝には必ず頭と足の向きがさかさまになってしまうそうです。境内には「大中寺七不思議案内図」があり、七不思議が紹介されています。

ハイキングの休憩に太平山の3大名物

太平山のおいしい3大名物として「焼き鳥・玉子焼き・だんご」が知られています。なぜこの3つが太平山の名物になったかと言いますと、太平山神社に奉納された鶏が繁殖したため、その鶏肉を使って作られた焼き鳥と鶏が産んだ卵で作られた玉子焼きが参拝客にふるまわれていたのが由来とされています。まただんごは、五穀豊穣を願って太平山社に奉納された米から作られ、同じように参拝客にふるまわれていたので太平山の名物となりました。謙信平や太平山神社の周辺にお店が集中しているため、太平山のおいしい3大名物は山頂まで行かなくとも、謙信平または太平山神社の周辺のお店で太平山3大名物を楽しむことができます。

太平山の3大名物以外のグルメ

太平山では3大名物以外には「そば」がとても有名です。お店によっては、3大名物とそばを一度に楽しめるセットメニューもありますので、ランチにもぴったりです。特にそばの中でも、「ちたけそば」と言う「ちたけ」が入ったおそばがおすすめです。「ちたけ」は栃木県では郷土料理としてよく食されるキノコで、割くと白い液が出てくるので「乳茸」とも書くそうで、その白い液がおいしい出汁になり、まつたけのような香りがします。栃木県以外ではあまり知られていませんが、香りが強く出汁がよく出るキノコとして、栃木県ではよく食べられています。

夜の太平山

太平山神社は地元の定番デートコースで、昼間とは違った雰囲気があり、夜景を楽しめる場所として有名です。サクラの時期には夜桜も楽しめます。太平山神社の駐車場裏手にある展望台に登るとすばらしい夜景を堪能できます。ベンチ、いす、自動販売機などもあるので、ゆっくり夜景を堪能できます。また謙信平展望台からも美しい夜景が堪能できます。こちらの展望台からは栃木市内の夜景が見えます。ただし、車で夜景を見に行く場合、太平山神社も謙信平も近くに駐車場があり便利ですが、22時から翌4時までは通行禁止になるので、注意が必要です。

ハイキングの後におすすめな太平山周辺の観光スポット

太平山周辺には温泉やお風呂を楽しめる施設がいくつかあります。「栃木温泉 湯楽の里」は、貴重な炭酸水素塩温泉の天然温泉で「美人の湯」とも呼ばれお肌にとても良い温泉で、露天風呂は広々としていて、ゆったりつかれます。「小山思川温泉」は、複合商業施設「おやまゆうえんハーヴェストウォーク」に隣接した天然温泉を楽しめる施設です。つぼ風呂、ひのき風呂、サウナなどがあります。「小山やすらぎの湯」は、休日料金で650円と言うとてもリーズナブルなスーパー銭湯です。この施設の特徴と言えば何と言っても、お風呂の種類の豊富さです。全部で15種類ほどあり、塩サウナ、電気風呂、炭酸泉、ジャグジーなどさまざまなお風呂が楽しめます。

栃木温泉 湯楽の里

【住所】栃木県栃木市大町22-70
【連絡先】0282-20-2641

小山思川温泉

【住所】栃木県小山市大字喜沢1475
【連絡先】0285-21-2020
【定休日】原則毎月第3水曜日

小山やすらぎの湯

【住所】栃木県小山市東城南5丁目26-5
【連絡先】0285-31-2617

太平山ハイキングに向けての準備

太平山ハイキングに行く場合、一般的な山歩きの服装や装備でしたら問題ありません。初心者向けコースはもちろん、晃石山を周回するコースでもそれほど危険な場所はありません。靴はスニーカーでも代用できますが、可能ならば登山靴の方が良いでしょう。ハイキングマップに「急坂注意」となっているルートを行く場合は、登山靴をしっかりと履き、またストックも1本あると良いでしょう。下りの際に足元が濡れていたり、寒い時期などで凍結のある場合には特に注意が必要です。同時に動きやすいパンツを選び、帽子も忘れないようにしましょう。

一般的な登山・山歩き・ハイキングの服装とは

ハイキングに適した服装を選ぶときは、一般的な登山と同様に重ね着することが重要です。山の上では平地とは違い強い日差しがさしたり、天気が急変したりします。そのため重ね着をしていれば、山の状態に合わせて服装を調整することができ、体温調節しやすくなります。登山に適した服装を選ぶときは、速乾性と保温性に優れたアイテムを選びます。綿素材は着心地がいいですが、速乾性がないので汗を含んで重くなり、雨に降られたら濡れたまま乾かず、体温を奪われてしまいますので、登山にはあまり適していません。

ハイキングの時に重要となる3層構造

基本的にはアンダーウエア、ミッドウエア、アウターと3層になるように着用します。この3つはそれぞれ役割があり、その役割を意識して服装を選んでいきます。アンダーウエアの役割は、汗を逃がすことです。そのため汗を素早く吸い、すぐに乾くものを選びましょう。ミッドウエアは体温調節の役割を担っています。ミッドウエアは必要に応じて脱ぎ着出来るように、何枚か重ねて着るようにします(しかし夏の太平山に挑戦するなら特に必要ありません)。登山の服装の中で一番重要であると言えるアウターは、レインウエアをチョイスします。当日晴れていたとしても必ず持っていきましょう。

太平山までのアクセス

栃木県の南に位置する太平山へは、自家用車または公共交通機関のどちらでもアクセスすることが可能です。電車を利用する場合、JR両毛線大平下駅または東武日光線大平下駅からハイキングをスタートするとよいでしょう。自家用車を利用する場合、駐車場は何カ所もありますのでハイキングマップなどを見て、ハイキングを始めたい場所周辺の駐車場を利用すればよいでしょう。大中寺駐車場までは東北自動車道栃木I.C.から約20分、佐野藤岡I.C.から約15分ほどです。駐車場の多くは無料ですが、あじさい坂駐車場などはお祭りの時期になると有料になることもありますので、事前に調べていくとよいでしょう。

太平山ハイキングまとめ

太平山は、山頂や謙信平から眺める景色がとても素晴らしく、初心者から上級者まで山歩きを楽しめる山です。身軽な服装で登山することができ、間違って上級者向けのコースに行ってしまわない限り、ファミリーで登山するのにもぴったりな山です。駐車場も数カ所にあるので、自分の体力に合わせて登山を楽しむことができます。公共交通機関を利用する場合は、栃木駅からバスに乗って「国学院栃木前」から登り始めるという手もあります。3大名物を楽しみ、ハイキングで汗をかいた後は、温泉に入って帰宅すれば最高の1日になること間違いなしです。

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NakamuraUK
ライター

NakamuraUK

元東南アジア専門バックパッカーです。現在は3児(7歳、4歳、0歳)の子育てをしながら、近場のお出かけを楽しんでいます。好きな場所は伊豆と栃木県です。地元茨城のこともお任せください!


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