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コノテガシワの育て方ガイド!失敗しない栽培方法と剪定方法はコレ!

コノテガシワの育て方をお探しですか?コノテガシワは庭のシンボルツリーとしても人気の樹木。その特徴や栽培環境をご紹介しつつ植え付け・植え替えの方法や高さを小さくしたいという方のための剪定の仕方もご紹介しましょう。コノテガシワの育て方を知りたい方必見です。
2020年8月28日
佐藤3
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はじめに

コノテガシワの特徴や栽培環境は?育て方解説

コノテガシワは庭木としても植えられることが多い人気の樹木。独特の特徴的な肉厚の葉は子供の手のひらのようでそれが名前の由来です。庭に植える樹木を探している方やすでに植えた児の手柏が枯れたなど育て方を確認したい方に今回はこの植物の基本状態から育て方・樹高を小さくしたい場合の剪定の仕方などご紹介します。

コノテガシワについて

育て方を見る前にまずはこの木の基本情報や特徴をご紹介します。自分が求めている庭木であるか確認するときのヒントになりますのでチェックしてみてください。

基本情報

科・属:ヒノキ科コノテガシワ属
原産地:中国・朝鮮半島
英語名/学名:Chinese Arborvitae/Platycladus orientalis(Thuja orientails)

見た目の特徴

この木の見た目の特徴としては枝や葉が上方向に向けて伸びるところでしょう。また葉の表と裏の区別がないのも大変興味深いところです。花は春3-4月頃に咲きますが株に雌雄があって種子が見たい場合は雌株を植え付ける必要があるでしょう。

強さや繁殖力の特徴

常緑樹ですが冬の寒さはあまり得意とする木ではありません。冬場に日かげになるようなところに植え付けると枯れたなどということが起こるので注意が必要。新芽を芽吹かせるなどの繁殖力は強い方ですが、挿し木にして増やそうとする場合発根する力は弱く成功しづらいものとなっています。

コノテガシワの育て方1.環境

木は一度植え付けたら移植するのは少し大変。はじめからその植物にあった環境に植え付けるのがポイントです。コノテガシワの好きな日当たりなどの環境はどのようなものかご説明します。

コノテガシワが好む環境

冬場の寒さに弱いという性質も考慮して日当たりの良い庭でも暖かい場所に植え付けるのがよいでしょう。また植え付けに適した環境を日本の地域で分けた場合、北海道を除く本州以南となっており多くの地域で育てることが可能。

環境対策1.日当たり

日照時間のみに注意するのではなく、西日の当たらない場所が適した環境といえます。寒さに弱い品種は特に日当たりのよい冬でも比較的暖かい場所に植え付けてあげることで、葉色も変わったりしますので美しい庭づくりにはコノテガシワを植え付ける日当たりは重要です。

環境対策2.乾燥

植え付けてから根がしっかり付くまで2年ほどを要するので、その間は地面は乾燥させないよう注意が必要です。日なたであっても土が乾きすぎるような場所は向きません。


環境の栽培ポイント

コノテガシワでも品種によって特に寒さに弱かったり、積雪が苦手であったり逆に日かげでもそれなりに育つものなどもあります。育てる品種の特徴は購入時に確認してそれにあった日当たりや土質の環境に植え付けるのが良いでしょう。

コノテガシワの育て方2.土

植え付け方の前にまず土を用意しておかないと後で慌てることも。この木用の土の作り方やおすすめの市販の培養土を解説します。

植え付け植え替えの土づくり

水はけのよい土であることが大切ですが、市販の培養土であれば特に気にすることはありません。自作する場合は赤玉土と腐葉土の一般的な用土の腐葉土の割合を多めに配合すると良いでしょう。目安として赤玉土6に腐葉土4程度です。

土は一般的な培養土がおすすめ

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鉢植えなどに用いる場合は市販の培養土が便利です。土を掘り起こしてやわらかくする手間もかからず、元肥入りの培養土であれば肥料の心配もありません。

土の栽培ポイント

土質には成長が左右されない樹木なので、庭土をよく掘り起こして元肥を混ぜるだけでも。土壌改良などの必要はありません。この点でもはじめての方にも植えやすい庭木といえるでしょう。

コノテガシワの育て方3.植え付け方法

はじめは園芸店などで苗を購入して植え付けましょう。造園をまとめて頼んだ場合はプロがやってくれる作業ですが、自分であとから増やすときにはこの記事を参考にしてくださいね。

植え付け時期

この樹木の植え付け時期は長くて秋11月から翌年の春3月の間。寒い時期におこなうものです。木の苗が取り引きされている時期は植え付け時期と思っておくのもひとつの目安となるでしょう。

植え付け方法

庭土を苗の根鉢の2-3倍の深さに掘ります。掘り出した土に堆肥や緩効性肥料を混ぜたものを穴に戻して元肥とし、その上に何もまぜない掘り起こした土で穴を半分くらい埋めます。その上に株(根に肥料があたらないようにする)を置き残りの土で埋めて土を固め植え付け完了です。

植え付けの栽培ポイント

生け垣など数本を並べて植える場合は株間は80センチ-1メートルほど開けて植え付けてください。大きくなる木ですので、どのくらい成長させるかによりこの株間を調整してあげるとよいでしょう。乾燥を嫌いますのでたっぷりと水をあげてください。

コノテガシワの育て方4.植え替え

一度植え替えたものを移植するとき。鉢植えで大きくなりすぎた場合などは植え替えが必要なことも。基本的には植え付けと時期ややり方は同じですが、根を切って掘り起こす場合もありますのであまりダメージを与えると枯れてしまう場合もあります。注意深くおこなうようにしましょう。

植え替え時期と方法


植え替えの時期ややり方は植え付けと同様です。鉢からまたはポットから庭植えに移植する場合は植え付けのやり方に準じましょう。地植えの株の移植の場合は根を切ることになるので植え替え時期は必ず守るようにして、そのほかは植え付けの方法と同じです。

植え替えの栽培ポイント

Photo by salchuiwt

ポットなどに入った苗を購入して植え付ける場合は植え付け時期にこだわらず植え付けてしまってかまいませんが、掘り起こした株を植え替えする場合は根付きやすさに関係しますので必ず植え付け時期を守って作業をするようにしないとせっかくの木が枯れたということも。

コノテガシワの育て方5.普通の剪定

剪定時期

形を整える程度の軽い剪定は時期を選びませんが、強剪定は新芽が出る前の2-3月に必ずおこないましょう。基本的にコノテガシワの良さは剪定をしなくても樹姿が整うこと。よほど枝が込み入って病気などが発生するというような状況か、大きくなりすぎて小さくしたいという時以外は剪定はしなくてもかまいません。

剪定の方法

込み入っている枝は徒長しているもの・枯れたもの・下方向に伸びている枝などを優先的に剪定するようにすると良いでしょう。枝を整理してみてそれでも混んでいる場所を最後にカットすると風が通り病気対策になります。

剪定の栽培ポイント

枯れた枝・病気の症状が見られる枝は剪定時期に限らずすぐに刈り取ってしまいましょう。他の健康な枝に影響をおよぼす場合があります。

コノテガシワの育て方6.剪定で小さくしたい

小さくしたい時は芯止め剪定

コノテガシワは放置しておくと10メートルにもなる大きな木に成長してしまいます。小さくしたいときは通常の剪定とは別に芯止めという剪定方法をおこなうことが必要。ここではこの芯止め剪定の時期ややり方・ポイントをご紹介します。

芯止め剪定の方法

芯止め剪定とは木の高さを押さえる剪定のことで、摘芯という芯の止め方と考え方は同じです。一番太く高くなる幹を切ってしまうことでその幹はそれ以上伸びません。しかし急に小さくしたいと切っても樹姿が悪くなる場合も多いので、その高さに達したときに一番上の幹を切ると良いでしょう。時期は特に決まりはありませんが、剪定の時期に合わせてやるのが簡単でおすすめです。

小さくしたい時の栽培ポイント

すでに5メートルなど成長したものをいきなり2メートルくらいに小さくしたいというときは、自分で行わず木の剪定をしてくれるプロにおまかせした方が良いでしょう。高所作業で危険であること、大きくなっているので先を詰めただけでは見た目が整わないというデメリットを業者にやってもらうことで解決します。

コノテガシワの育て方7.枯れたなど注意点

コノテガシワのような木は草花よりも成長もゆっくりなので場所があり植え付けてしまえばそれほど手間もかからず育て方も簡単ですが、それでも注意したいことがいくつかあります。お世話のやり方になっては枯れたりしてしまうことも。そんな注意点を4つに分けてご紹介しましょう。


コノテガシワが枯れた1.害虫

地上部分を過食して大きな被害を及ぼすのがミノムシです。探すのに適した時期は冬のミノの状態。注意深く枝を分けて中まで探してミノを駆除してしまいましょう。また地中で根を食べてしまうのがコガネムシ被害。これは気づかないうちに被害にあい枯れてから気づくことも。薬剤で駆除することができます。

コノテガシワが枯れた2.水切れ

地植えの植物は水やりの必要がないことがほとんどですが、植えてしばらくのコノテガシワは乾燥にとても弱いです。長い間雨が降らず土が乾いているようならば、地植えでも水やりをする必要があります。水切れのために枯れてしまうことも。

コノテガシワが枯れた3.品種に注意

これは実際に枯れるわけではないのですが、冬になると葉の色が変わる品種があります。常緑樹なので冬も緑だと思っていると枯れてしまったと勘違いすもことも。その品種が紅葉する種類かどうか確かめておくとびっくりしたり心配せずに済むでしょう。これは枯れたわけではないので暖かくなるとまた葉は緑に戻ります。

コノテガシワが枯れた4.剪定しすぎ

コノテガシワは強剪定に耐えるといわれることもありますが、枝にひとつも葉がなくなると枯れてしまうことも。そんな場合は葉だけでなく枝すべてを切ってしまい新しい芽を出させるようにすると良いでしょう。その枝を残したい場合は葉も残して剪定するようにしてください。

まとめ

コノテガシワ栽培は特徴に注意

出典: https://shop.r10s.jp/hanahiroba87/cabinet/harvest/niwaki/konotehiba1.jpg

コニファーなどと同様に庭のシンボルツリーとして剪定により樹姿を整えて美しい姿を見せてくれるのがコノテガシワです。背が高く成長する木ですから、目的の大きさまでになったら芯止めしてしまうとお手入れもしやすくておすすめ。うっかり忘れてしまって大きくなりすぎたらプロに剪定して小さくしてもらいましょう。秋冬になると葉色が変わる品種もあり、それも楽しめると同時に知らないと枯れたと勘違いしてしまうこともあります。苗購入時にきちんと確認すると安心ですね。

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暮らし~のではこの他にもたくさんの植物の栽培方法・増やし方・剪定時期ややり方をご紹介しています。植物の環境が気になる方やドラセナを小さくしたいというときにもヒントとなるでしょう。