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【2020最新】日本国内でジンベイザメがいる水族館4選!絶対行くべき場所はココ!

穏やかな雰囲気と巨大な身体で、子どもから大人まで大人気のジンベイザメを見ることのできる水族館は、日本に4つあります。どの水族館にもそれぞれ特徴があり、来館者を楽しませています。ジンベイザメを見に、これらの素敵な水族館へ行ってみてください。
2020年8月28日
may.y07
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ジンベイザメが見れる日本の水族館

日本にもいるジンベイザメ

Photo by ume-y

サメと聞くと狂暴で近寄りがたい印象がありますが、ジンベイザメについてはそれを目当てに出かける人も多い、知名度の高い魚です。パラオやフィリピンでは、ジンベイザメがいる海域に潜ることが観光の一部となっているところもあります。しかし、わざわざ海外へ行かなくても、日本国内にはジンベイザメが飼育されている水族館があります。(※当記事は2020年4月20日時点の情報をもとに作成されております。)

ジンベイザメがいる水族館

Photo by nubobo

ジンベイザメを見ることのできる水族館は日本国内に4か所あります。『沖縄美ら海水族館』『海遊館』『のとじま水族館』『かごしま水族館』です。日本には数多くの水族館がありますが、ジンベイザメが見れる水族館は決して多くありません。

ジンベイザメが見れる水族館の場所

Photo by nobu3withfoxy

海遊館は関西の大阪府に、のとじま水族館は中部・北陸地方の石川県に、かごしま水族館は九州の鹿児島県に、沖縄美ら海水族館は名前からも分かるとおり沖縄県にあります。残念ながら中国・四国地方、関東、東北地方、北海道には今現在ジンベイザメがいる水族館はありません。

ジンベイザメの基本情報

ジンベイザメの特徴

Photo by "KIUKO"

ジンベイザメは世界で最も大きな魚です。その大きさは10メートル以上、大きなジンベイザメになると20メートル近くもあります。重さは約10トンから15トン以上あるジンベイザメもいます。表面の斑点模様と横に広がった大きな口が特徴です。

ジンベイザメの生態

Photo by jinkemoole

ジンベイザメは世界各地の比較的水温の高い海に生息しており、泳ぎはあまり速くありません。ジンベイザメの大きさを考えると信じられないのですが、海中の小さな生き物を食べて生活しています。ただ、ジンベイザメが自然界でどのように生きているのかについては、まだまだ分かっていない事が多いのです。

ジンベイザメの数

Photo by masatsu

世界におけるジンベイザメの総数ははっきりとは判明していません。しかし、絶滅の恐れがあるとして、国際自然保護連盟によって絶滅危惧II類に分類されています。数が減りつつあるジンベイザメを見れるというのは非常に貴重な経験です。ここで紹介している水族館はジンベイザメの数をこれ以上減らさないためにその生態を詳しく知るという意味でも大きな役割を果たしています。

ジンベイザメの魅力

大きさ

Photo by ume-y

ジンベイザメが多くの人々に愛される理由の1つがその大きさです。ジンベイザメの大きさを同じ水槽で泳いでいる他の魚たちと比べてみると、その桁違いの大きさがよく分かります。ジンベイザメは口の大きさも特徴的です。横に大きく広がっていて、少しユーモラスな印象を与えます。

性格

Photo by TANAKA Juuyoh (田中十洋)

ジンベイザメはのんびりとした気質の持ち主です。サメの仲間なのですが基本的に人間を襲うこともありません。泳ぎもゆっくりなので、海ではダイバーとジンベイザメが一緒に泳ぐこともあります。

迫力

Photo by BONGURI

ゆったりとした雰囲気のジンベイザメですが、身体の大きさや泳ぐ様子は見ていて迫力満点です。そして、海中の小さな生物を食べるところも迫力があります。大きな口を空けたまま、大量の水ごと食べ物を飲み込むのです。水族館によってはジンベイザメにエサを与える様子を観察できる場所もありますので、そうしたイベントを行っていたら、ぜひ足を止めてみてください。

沖縄美ら海水族館の有名なジンベイザメ

沖縄美ら海水族館について

Photo by Richard, enjoy my life!

日本にある水族館の中で、ジンベイザメの印象がとても強いのが沖縄美ら海水族館です。沖縄美ら海水族館のジンベイザメは、日本のみならず世界からも注目を集めています。

沖縄美ら海水族館の魅力

Photo by 楊尚潔

沖縄美ら海水族館が多くの人々から愛されている理由はジンベイザメだけではありません。ここでは沖縄周辺の海で暮らしているたくさんの魚や海洋生物たちを飼育しており、沖縄ならではの展示を数多く見ることができます。北海道や東北などの遠方からわざわざ訪れる人も多く、最近では海外からの観光客も多い人気の水族館です。

沖縄美ら海水族館のジンベイザメ

ジンベイザメの複数飼育

Photo by Kentaro Ohno

2頭以上のジンベイザメを水族館で同時に飼育するのは難しいことだと長年考えられていました。これに世界で一番早く成功したのが沖縄美ら海水族館なのです。


ジンベイザメにまつわる記録

現在、沖縄美ら海水族館で暮らしているジンベイザメは、飼育期間が世界最長です。この記録は今でも更新し続けられています。

ジンベイザメの水槽

ジンベイザメの大きさに比例して、その水槽の大きさも巨大になります。正面は巨大なアクリルパネルになっているので、とても見やすいです。この水槽には他にもヤリマンボウ、ウシバナトビエイなど多くの魚たちが一緒に泳いでいます。アクリルパネルの下からジンベイザメたちを見ることのできるスペースや、水槽の横にはカフェもあり、様々な角度からジンベイザメを楽しむことができます。

沖縄美ら海水族館の基本情報

水族館の基本情報

Photo by Richard, enjoy my life!

【住所】沖縄県国頭郡本部町石川424番地
【連絡先】0980-48-3748
【アクセス】那覇空港から車やバスなどに乗り、2‐3時間ほどで到着します。
【備考】那覇空港へは、北海道は札幌、東北は仙台、関東は羽田と成田、関西空港など日本各地からフライトが出ています。

営業時間と料金

Photo by 楊尚潔

営業時間は、10月から2月は8:30から18:30、3月から9月は8:30から20:00です。休館日は12月の第1水曜日と木曜日だけです。入館料は時間帯や年齢によって細かく分かれています。6歳未満の子どもは無料です。

海遊館で暮らすジンベイザメ

海遊館について

Photo by Richard, enjoy my life!

マリンワールドや須磨海浜水族園など関西地方には海の生き物を見ることのできるスポットは数多くありますが、関西でジンベイザメといえば大阪にある海遊館です。海遊館は関西の観光に欠かせない定番スポットで、家族連れから学生のグループにまで幅広い人気があります。

海遊館の魅力

Photo by jinkemoole

日本で2番目の大きさを誇る海遊館は、太平洋、アリューシャン列島、瀬戸内海など様々な場所をテーマにした展示のほか、北海道や東北地方の海の生き物、瀬戸内海に暮らす魚たちなど幅広い展示を行っています。頭上に水槽があり、その下を人が歩くことができる場所も人気スポットの1つです。アクセスが便利なので、関西地方の方はもちろんのこと、北海道、関東、九州など様々な所から観光客がやってきます。

海遊館のジンベイザメ

複数のジンベイザメ

海遊館にはオスとメスの2頭のジンベイザメがいます。2019年には1頭のジンベイザメが北海道大学の協力のもと調査のために海に帰されましたが、新たに1頭入ってきたので、海遊館では今でも複数のジンベイザメを見ることができます。

ジンベイザメの食事風景

海遊館ではジンベイザメが食事をしている所を午前と午後に1度ずつ見ることができます。エサがもらえるタイミングが近づくと、ジンベイザメが口を空けたり閉じたりしているところを見ることができます。また、食事をしている際中は、ジンベイザメは海面に頭を向けて太い棒のようになって泳いでいます。頭を水面に向けて泳いでいるジンベイザメはエサを食べている間でないと見ることができないのです。

時間を問わず楽しめるジンベイザメ

海遊館では17時以降は館内の照明を落とし、館内放送の音楽を変えて、明るい環境とはまた違った雰囲気の中でジンベイザメを観察することができます。このような趣向を凝らしている水族館は他にはなかなかありません。

海遊館の基本情報

水族館の基本情報

Photo by jinkemoole

【住所】大阪府大阪市港区海岸通1丁目1-10
【連絡先】06-6576-5501
【アクセス】電車であれば最寄りの駅からすぐに着きます。また、関西国際空港からリムジンバスも出ています。関西国際空港へは、北海道は札幌、東北は仙台、関東は羽田と成田など多くの都市からフライトが出ています。
【備考】海遊館のすぐそばには、関西の美味しいものを揃えた『なにわ食いしん坊横丁』があるので、食事に便利です。

営業時間と料金

Photo by Kentaro Ohno

営業時間は10:00から20:00までです。休館日は月によって異なります。入場料は16歳以上が2400円です。子ども料金は年齢によって違いますが、2歳以下は無料です。

のとじま水族館のシンボル的なジンベイザメ

のとじま水族館について

Photo by inazakira

石川県の観光スポットの1つとして人気のある、のとじま水族館は日本海のすぐそばにあります。ここのジンベイザメも施設のマスコット的存在となっています。


のとじま水族館の魅力

Photo by "KIUKO"

この水族館の素晴らしい所は、海に住む生き物たちとの触れ合いを大切にしているということです。また、能登半島近くの海に住む魚たちをたくさん展示しています。ペンギンが水族館内を歩いていたり、生き物たちの食事風景が見れたりとイベントが多いことも魅力です。

のとじま水族館のジンベイザメ

日本海側初のジンベイザメ

Photo by inazakira

日本海側にある水族館の中でジンベイザメを飼うことに最初に取り組んだのが、のとじま水族館です。2019年には成長したジンベイザメを海に帰しましたが、別のジンベイザメを迎え入れて飼育しています。

様々な角度から見るジンベイザメ

Photo by inazakira

ジンベイザメが泳いでいる大きな水槽は、8か所の窓のような所から見ることができます。ゆったりと泳いでいるジンベイザメの姿を様々な角度から見ることができるのです。

ジンベイザメと能登の魚たち

Photo by ume-y

ジンベイザメが泳いでいる水槽では、アカシュモクザメ、ホシエイ、ツマグロ、クエなど能登半島の近くに暮らしている魚たちも一緒に見ることができます。体格の良い魚が多いので迫力満点です。

のとじま水族館の基本情報

水族館の基本情報

Photo by "KIUKO"

【住所】石川県七尾市能登島曲町15部40
【連絡先】0767-84-1271
【アクセス】電車で和倉温泉駅まで行き、そこからバスに乗り換えます。和倉温泉駅までは、関西からは特急のサンダーバードが出ていますし、新潟からであれば北陸新幹線で行くことができます。関東地方であれば羽田空港から能登へ飛行機で行くこともできます。
【備考】関東地方からは北陸新幹線が通ったため、石川までの電車でのアクセスが便利になりました。

営業時間と料金

Photo by "KIUKO"

営業時間は、3月20日から11月30日までが9:00から17:00、12月1日から3月19日までが9:00から16:30までです。入場料は高校生以上が1890円、3歳以上が510円です。3歳未満は無料です。

かごしま水族館が誇るジンベイザメ

かごしま水族館について

Photo by koichiroo

長崎ペンギン水族館やうみたまごなど九州には個性豊かな水族館が数多くありますが、その中でも鹿児島県にあるかごしま水族館にはジンベイザメが泳ぐ水槽があり、子どもから大人までたくさんの人々が素敵な時間を過ごしています。

かごしま水族館の魅力

Photo by koichiroo

ここでは九州の南の海に住む生き物たちを中心に展示しています。スタッフによる案内や電気ウナギの放電の仕組み、テーマごとの解説など、しっかり説明をしてくれるイベントが多く、大人でも勉強になります。この施設の大きさは九州最大級です。

かごしま水族館のジンベイザメ

ジンベイザメの養育

Photo by koichiroo

かごしま水族館のジンベイザメは、九州の南の方で漁の網にかかってしまったジンベイザメです。このジンベイザメを5メートルほどになるまで育ててから、海へ帰しています。ですので、ここにいるジンベイザメはずっと水族館にいるわけではないのです。

ジンベイザメの食事

Photo by jinkemoole

毎日1回この水族館ではジンベイザメたちにエサを与える所を見ることができます。ただ観察するだけではなく、食事をしている様子をスタッフが解説してくれるので、ジンベイザメについてもっと知ることができます。

ジンベイザメと九州の魚たち

Photo by koichiroo

ジンベイザメがいる水槽には、他にもクロマグロやカツオといった九州の南の方の海でよく見られる魚たちが一緒に泳いでいます。クロマグロは沖縄の方で生まれ、九州あたりの海まで泳いできます。この水槽ではジンベイザメのように黒潮の流れに乗ってやってくる数々の魚たちを楽しむことができるのです。

かごしま水族館の基本情報

水族館の基本情報

Photo by yuki5287

【住所】鹿児島県鹿児島市本港新町3-1
【連絡先】099-226-2233
【アクセス】鹿児島市内から市電かバスで15分ほどで着きます。鹿児島空港からは市内へのリムジンバスが出ています。鹿児島空港へは、関西国際空港や関東の羽田と成田からフライトが出ていますが、北海道や東北からは直行便がないので乗り換えが必要です。
【備考】車の場合は九州自動車道を降りて市内の方へ進みますが、夏休みなどは車は混雑する可能性があるので、公共交通機関が便利です。

営業時間と料金


営業時間は9:30から18:00までです。夏休みなどは21時まで開いています。12月に数日休館日があるので、訪れる前に確認してください。入館料は高校生以上が1500円、小学生と中学生は750円、4歳以上は350円です。

ジンベイザメの飼育

ジンベイザメの飼育が難しい理由①

Photo by sqm

ここまで見てきたように、日本でジンベイザメが見れる水族館はわずか4つです。その理由として、ジンベイザメは神経質な性格のため、長期間水族館で飼育するのはとても難しいということがあります。また、沖縄美ら海水族館が達成するまでは、ジンベイザメを複数飼育するのは無理だと思われていました。これはジンベイザメが食事の時に立ち泳ぎをするからです。

ジンベイザメの飼育が難しい理由②

Photo by _temaki_

もう1つの理由に、繁殖が難しいこともあります。ジンベイザメは数年に1度しか出産しないからです。ジンベイザメはまだまだ分かっていない事が多い生き物です。ジンベイザメを飼育するには、豊富な知識が必要となるのです。

ジンベイザメの飼育が難しい理由③

Photo by inunami

巨大なジンベイザメを飼育するためには、巨大な水槽が必要になります。このような水槽はどの水族館でも設置できるというものではありません。例えば沖縄美ら海水族館では水槽の表面はアクリルパネルでできており、大きな水圧に負けない巨大な水槽を作るためには、非常に高度な技術が必要となるのです。

ジンベイザメが見れるその他のスポット

ジンベイザメの生息海域

ジンベイザメは日本近海では沖縄や九州の南の沖に生息しています。そして黒潮の流れに乗って、夏頃から涼しくなってくる季節にかけて東北地方へやってきます。東北地方では青森県の陸奥湾で目撃されました。比較的水温の高い海で生きているので、北海道のような寒い場所で見つかるのは珍しいのですが、北海道の小樽で漁の網にジンベイザメがかかったこともあります。日本海でジンベイザメが発見されることはあまりないのですが、山陰の鳥取県や東北の山形県で見つかったこともあります。

水族館以外のスポット

Photo byJimmyDominico

現在、都内や神奈川県の江ノ島あたりでジンベイザメを観察できるスポットはありませんが、関東では千葉県でダイビングをするとジンベイザメを見れる可能性があります。また、生きたジンベイザメではありませんが、東北の宮城県にはシャークミュージアムがあり、ジンベイザメの模型が展示されています。

ジンベイザメが見れる水族館の今後

Photo by aipommn

以前は北海道のおたる水族館や関東地方では神奈川県の八景島シーパラダイスでジンベイザメが飼育されていたことがありますが、現在は飼育は行われていません。今後の予定として、関東地方の茨城県にあるアクアワールド県大洗水族館がジンベイザメを迎える準備をしています。アクアワールドで飼育されるようになれば、関東地方の方はもちろんのこと、福島県のいわき駅からもアクセスが良い場所なので、東北地方の方にとっても便利です。

まとめ

ジンベイザメがいる日本の水族館

Photo by kikmoyoo

日本でジンベイザメを見たいと思った方は、沖縄の美ら海水族館、関西では大阪府の海遊館、中部・北陸地方では石川県ののとじま水族館、九州では鹿児島県のかごしま水族館を訪ねてみましょう。北海道、東北、関東、中国・四国地方には今のところジンベイザメが見れる水族館はありません。大きな身体で、穏やかな性格のジンベイザメは一度は生で見てみたいものです。次の休暇にはこれらの水族館へ出掛けてみてください。

個性的な水族館が気になる方はこちらをチェック!

ジンベイザメがいる水族館以外にも、日本にはまだまだ興味深い水族館がたくさんあります。他の個性的な水族館も訪れてみたいという方は、こちらをチェックしてみてください。