「20 ツインパワー」の開封インプレ!
楽しみにしていた新ツインパワーが到着!
連載第12回!今回は2020年の注目機種、シマノ「20 ツインパワー」の開封インプレッションをお届けします。番手はサーフ、ライトショアジギングといった自分の釣りに合う4000XGで、軽量化が進んだ大型番手!春のサーフまで出番はお預けですが、スペック上には表れない、手に取った時のフィーリングを中心にをお伝えできればと思います!
「20 ツインパワー」はデザインがイイ!
デザインのポイントを3つに分けてご紹介!
まずは外観についてご紹介。今までの由緒正しき、といったデザインから、「ステラSW」のような攻撃的なデザインに変更されました。存在感のあるスプールとローター、ブラックになったボディでシマノ新デザインといった内容!デザインはかなり好みです!
①ボディカラーがガンメタに!
ツインパワーと言えばシルバーなイメージでしたが、今作はボディがガンメタに変更。いつものツインパワーよりも黒味があって、「17 ツインパワーXD」や「19 ヴァンキッシュ」を思わせるようなカラーになりました。この部分はシマノの新しいリール、といったイメージで、伝統的なツインパワーの構成を大きく変更したコンセプトと合致する製品イメージ通りのデザインだと思います。自分としてはこちらの方が好み!ネット上でもボディカラーは好意的に受け入れられている印象です。
②スプールのデザインが大幅に変化
「TP」ロゴはそのまま引き継がれましたが、スプールのカラーも前作から大きく変化。ゴールドカラーに攻めた段差飾りとブランキングで、なんだかゴージャスになったような気がします。コレも自分としてはこちらの方が好みで、嬉しい変更点。ロングストローク化でちょっと高さが上がりましたが、上昇幅はスプールエッジの傾斜程度、強烈に変更されたという印象は受けませんでした。ボディと合わせるとゴールドが効きすぎてちょっと浮いた感じになるので、好みが分かれる部分になりそうです。
③ピカピカのローターがカッコイイ!
「20 ツインパワー」を象徴するメタルローターはかなりピカピカ。アンタレス、ステラを感じさせるこの仕上げは、シマノファンの所有欲を刺激するポイントだと思います。個人的には傷や指紋を気にさせる要素だと感じますが、トータルのデザインとしてはスプールのデザインと相性がよく、全体で見るとカッコイイ!シマノ公式サイトの画像よりかなりピカピカです!
「20 ツインパワー」のメタルローターは剛性感抜群!
ステラに近づくメタルローター
「20 ツインパワー」最大の見どころは、高剛性かつ安定度の高いメタルローターの採用。ツインパワーの代名詞だったメタルボディを半プラにして、ローターの剛性で強さと自重のバランスをとる、というのが新ツインパワーのコンセプトです。ボディはもちろん、ローターだけを見てもベールまわりに違いがありますが、手に取って感じる強さや質感は期待感抜群!ステラに迫るパーツを手に入れて、より一層魅力的なものになりました!
ガッチリ感はかなりのもの
手に取ってから回しするだけでも、メタルローターは存在感抜群。やはり樹脂とは大きく異なり、両サイドを掴んで力を掛けてもたわむことはありません。巻き感には新しくなったギアも大きく影響していますが、このローターが与える影響も非常に良好!ローターを回転させるフィーリングは、サラサラなハンドルノブと相まって非常に気持ちがいいです。高負荷時の巻き感も期待感抜群!ルアーを投げて、魚を掛けて、負荷をかけたときの挙動が非常に楽しみです!
「20 ツインパワー」のベール開閉をインプレ!
カチっと閉まる新ベール
ローターまわりの強化点として、ベールの性能が向上している点も注目のポイント。ブレなくカチっと決まります。軽いとまでは言えませんが、オートリターンで戻してもフィーリングはバッチリ!ベールの素材はステラと同一ではありませんが、誤作動なくしっかり閉まるベールも、「20 ツインパワー」の強さ、硬さを象徴するようなフィーリングを持っています。
メタルローターでおさまりも抜群
新しくなったベール開閉とメタルローターのフィーリングは素晴らしく、必ず一定の位置で固定される安心感はこの機種の大きな魅力だと感じました。実釣に与える影響自体は少ないかもしれませんが、使って気持ちよさを感じる品質、釣りを楽しくしてくれる道具のよさもシマノリールの魅力。キャスト回数の多いルアーゲームでは、巻きと並んでモチベーションを高めてくれるポイントになります。ダイワに押され気味のシマノですが、この気持ちよさの部分に関してはまだまだシマノ、質感のよさは「20 ツインパワー」でも健在です!
「20 ツインパワー」のドラグサウンドをインプレ
金属的なドラグサウンド
「20 ツインパワー」はドラグサウンドが金属的で、硬く薄い金属をピンが弾くキンキンという音が出ます。この音も非常に高品質で、釣り具好きなら興奮すること間違いナシ。ドラグノブはもちろん大型で、ファイト中でも素早く調整できる構成!早くドラグが出る魚を掛けたい、と思わせるリールに仕上がっています!
音は少し大きめ?
ドラグの音量は少し大きめ。高いキンキンキンという音質もあって、静かな釣り場ではちょっと目立ちそうです。サーフで出番の多い4000番ならあまり気にならないポイントですが、小型番手をライトゲームで使う方は要確認。今手元にあるものは音が極端に大きいわけではありませんが、ジーっと音が出るタイプが好みの方は一度聞いてみるのがおすすめです。
「20 ツインパワー」のボディについて
半プラの影響は魚を掛けてから
「20 ツインパワー」で一番気になるのはやっぱりボディのプラ部分。従来のツインパワーはフルメタルボディ+樹脂ローターという構成でしたが、今作はボディが半分樹脂です。正直手に取ってから回しをしている段階では軽くなった、という印象が強く、歪みの度合いや巻き与える影響はまだ分かりません。この部分は流れにルアーを入れて、大きな魚を掛けてから、改めてインプレとしてお伝えしたいと思います。自重はツインパワーとしては軽量化が進みましたが、「19 セルテート」に負けている部分。気持ちよさと強さでどこまで迫れるか、非常に楽しみです!
フロント寄りのウェイトバランス
トータルの自重が軽くなったこともありますが、ボディが軽くなったことでウェイトはやや前方、若干ですがスプールとローター側に寄っている印象があります。この部分はドラグサウンド同様、過度にという程度ではありませんが、キャストやリーリング時に違和感を感じることがあるのか、今後使用してインプレをお伝えする上で、気にしながら使っていきたいと思います。大きめサイズの4000番であること、まだ馴染みが足りずシュルシュル音が出るような段階であることを考えると、実釣で巻いているときはあまり気にならないかもしれません!
「20 ツインパワー」はやっぱりおすすめ!
夢が広がるハイパワーリール!
ステラに迫るバランスと気持ちよさ、男心をくすぐるデザインで、魅力は十分の「20 ツインパワー」。フィッシングショーで手にして、実物が手元にきて、今のところ、価格を考えると買ってよかったリールだと感じています。サーフとライトショアジギング用で4000番を購入しましたが、尺メバルやライトゲームの遠投リグ用に2000番も気になるところ!まずは4000番をガンガン使って、新ツインパワーの釣りを楽しみたいと思います!
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