ウルトラライトハイキングの荷物の選び方をご紹介!装備や食事を軽量化するコツは?

ウルトラライトハイキングの荷物の選び方をご紹介!装備や食事を軽量化するコツは?

今や文化となりつつあるウルトラライト(UL)ハイキング。軽い荷物で身軽に楽しむウルトラライトハイキングは、体力に自信がない方や今年からハイキングデビューする初心者にもおすすめです。ULハイキングに必要な装備の選び方や荷物や食事を軽量化するコツをご紹介します。

記事の目次

  1. 1.ウルトラライトハイキングについて
  2. 2.ウルトラライトハイキングの魅力
  3. 3.ウルトラライトハイキングの装備の重さ
  4. 4.ウルトラライトハイキングの装備の選び方
  5. 5.ウルトラライトハイキングのテント
  6. 6.ウルトラライトハイキングの食事
  7. 7.ウルトラライトハイキングの軽量化と工夫
  8. 8.ウルトラライトハイキングのパッキング
  9. 9.ウルトラライトハイキングの注意点
  10. 10.まとめ

ウルトラライトハイキングについて

ウルトラライト(UL)ハイキングは、軽い荷物で気軽に楽しむハイキングスタイルです。アメリカで生まれ、数百キロから数千キロにもなるロングコースを歩くハイカーたちによって、長い距離を快適に歩くための装備の軽量化と技術が追求されてきました。軽くてシンプルなULギアは、今では装備の主流になるほど浸透。少ない道具で始められて体への負担が少ないことから、体力に不安のある人やハイキング初心者におすすめです。

ウルトラライトハイキングの魅力

余裕が生まれる

ウルトラライトハイキングの魅力は、余裕のあるハイキングができること。荷物が軽くて身軽に行動できると、時間や体力、気持ちにも余裕が生まれます。余裕があれば、周囲の景色を楽しんだり、写真を撮ったり、歩みを止めて道端の草花を観察したり、途中の小川でほてった足を水に浸けてのんびりする楽しみも増えます。目的地に向かってがむしゃらに歩くだけでなく、自然をまるごと楽しむ自由を与えてくれるのです。

 

安全性が高まる

装備が軽くて身軽に行動できると、時間や体力、精神的なゆとりが生まれ、ハイキングの安全性が高まります。アウトドアには、道迷いや滑落、転倒など、様々なリスクが潜んでいます。時間に追われて冷静さを失った結果、標識を見落として道に迷ったり、急いで自分のペースを超えて歩けば、事故やケガに繋がる可能性もあります。ウルトラライトハイキングは、このようなリスクを軽減するメリットがあるのです。

ウルトラライトハイキングの装備の重さ

ベースウェイト

ベースウェイトとは、行動中に消費する「水・食料・燃料」を含まないバックパックの総重量を意味します。最低限必要な装備だけなので、ハイキングの日数や山行スタイルに影響されません。装備の比較が容易なので、もっとも多くのハイカーに基準として採用されている計量方法です。ウルトラライトハイキングの重さは、ベースウェイトで4kg~5kgが目安です。

パックウェイト

パックウェイトとは、「水・食料・燃料」を含むバックパックの総重量を意味します。「水・食料・燃料」はハイキングの日数で大きく変わります。また、小屋泊とテント泊、コース上の水場の有無などによっても装備内容が変わります。メリットは、リアルな荷物の重さを数値化して感触を確認できること。条件に左右される要素が多く、簡単に軽量化を比較することができません。

スキンアウト

スキン(SKIN)という名前が示す通り、持っている荷物だけでなく、身に付けている衣類も全て含んだ重量をスキンアウトといいます。自分の体重以外の全てのものを測るので、もっとも厳密な計量方法といえます。身に付けているものと、背中に背負ったバックパックなどの荷物は、重さの感じ方が違うこともあって、あまり一般的ではありません。

ウルトラライトハイキングの装備の選び方

本当に必要なアイテムを厳選する

バックパックに入れるアイテムは、とことん厳選します。とはいっても、軽量化を優先するあまり、大切な装備も削ってしまい、ハイキング中のリスクに対応できなくなっては困ります。安全性を確保しつつ、無駄なものは持たないのがウルトラライトハイキング。これ以上省くと命に関わる最低限必要なギア、いわば基本となるベースウェイト装備の選び方をご紹介します。

日帰り装備

日帰りハイキングでバックパックに入れておく装備は、雨具、防寒着、ヘッドライト、地図、コンパス、水、食料、医薬品の8つ。これが安全性を損なわず、身軽にハイキングを楽しむために最低限必要なギアです。ベースウェイトとして比較するときは、このアイテムで軽量するといいでしょう。もちろん、コースの難易度や季節によっては、必要な装備は追加されていきます。

キャンプ装備

日帰りハイキングで経験を積んでいくと、次はキャンプ泊まりに挑戦したくなるのが常。その場合は、日帰りハイキングの基本アイテムにテント、寝袋、クッカー(キャンプ用の料理器具)の3つを加えます。キャンプ泊まりのベースウェイトになるアイテムはこれだけ。あれば快適に過ごせる道具はたくさんありますが、ウルトラライトハイキングの神髄は軽量化。無いと困るものを見極めることが大切です。

ウルトラライトハイキングのテント

ツエルト

キャンプ泊まりにおすすめなのがツエルト。簡易テントとも呼ばれ、非常時や緊急時に使うハイキングの必需品です。フレームが無いので軽量で、価格が手ごろなのも、ウルトラライトハイカーに人気の理由。ただし、利用できるのは夏の森林限界を超えない標高まで。万能ではないので注意が必要です。ツエルトには、様々な条件下で設営するための工夫が随所にあります。お出かけの前にしっかりチェックしておきましょう。

テント

森林限界を超える場所でキャンプする場合は、テントが必要です。テントの形状には、フレームを通すだけで設営できる自立式と、ポールと張り綱を使って地面に貼り付けていく非自立式があります。テントの選び方としては、軽さで選ぶなら非自立式、設営のしやすさなら自立式テントがおすすめです。キャンプ初心者なら、フライシート無しの自立式シングルウォールテントを選んで、軽さと設営のしやすさ両方を追求するといいでしょう。

ウルトラライトハイキングの食事

クッカーの選び方

クッカーは、食器と調理器具を兼ねた、キャンプ泊まりのベースウェイトギア。おすすめなは、クッカーと燃料、ストーブが一体化したタイプ。軽量かつコンパクトにパッキングできるので、ハイカーに圧倒的な人気を誇ります。ただし、お湯を沸かすことに特化しているので、お湯を注げば完成する食事には最適ですが、しっかり料理したい人にはやや物足りないかもしれません。クッカー選びは、食事スタイルによっても選び方が変わりますので注意が必要です。

食料の選び方

ハイキングに欠かせない食事も、軽いことが基本です。加えて、日持ちするものを選びましょう。水分が多いものや、暑さで痛みやすい食材は、なるべく避けるように注意します。おすすめは、お湯や水をそそぐだけでできるアルファ米やフリーズドライ食品。種類が豊富なので、きっとお好みの一品が見つかるはずです。さらに、乾燥野菜を自作するなどの工夫を凝らせば、食事のバリエーションはグンと広がります。

ウルトラライトハイキングの軽量化と工夫

兼用できるものを選ぶ

ウルトラライトハイキングでは、兼用できるものは兼用し、ベースウェイトを極力減らす工夫をします。食事のカトラリーは、両端にスプーンとフォークが付いたカトラリーを1つだけ。ツエルトなら、緊急時の避難場所として持ち歩くだけでなく、超軽量テントとしても活用します。1つで何役もできるものはないか、他に活用することはできないか。常に考えて工夫すれば、使える道具の選択肢が格段に増えていきます。

自分で工夫して改良する

あるものをそのまま使うのではなく、工夫して改良を加えて軽量化することも楽しみのひとつ。バックパックに使わない紐が付いていたら、取り除いてみる。食事に使う調味料は、必要量だけ小分けにして持って行く。いきなり1kg減らすのは大変ですが、数十グラム単位の減量の積み重ねが大きな成果につながります。そして、工夫を重ねるほどに、ウルトラライトハイキングの奥深さと魅力にはまっていくのは、言うまでもありません。

ULギアへ切り替える

軽量化の最後の切り札は、ギアそのものを軽くすることです。それには、軽量にこだわった素材とデザインで設計されたウルトラライト(UL)ギアに切り替えるのが、いちばんの早道。耐久性や機能性を損なわず、軽量化することを実現したULギアが、さまざまなメーカーから発売されています。カラーバリエーションも豊富で、見た目もおしゃれなので、タウンユースとしてもおすすめです。

ウルトラライトハイキングのパッキング

体に物があたらないようにパッキングする

快適なハイキングのために、体に物があたらないようにパッキングすることが大切です。ULのバックパックは、重たい荷物を背負う前提で作られていません。極限まで軽さを追求するため、フレームレスで生地や背中のパットも極薄。硬いものやゴツゴツした形状のギアを無造作に入れてパッキングすると、背中や肩に当たってしまうので注意が必要です。防寒着を入れてクッションにする、タオルなどで包むなどの工夫をしてみましょう。

バランス良くパッキングする

装備をパッキングするときは、重さのバランスに注意します。重たいものは背中側、防寒着などの軽いものは下に入れます。ウルトラライトハイキングでは、重たいものは飲み物くらいですから、とり出しやすいようにバックパックのいちばん上の首筋側にパッキングします。左右のバランスはなるべく均等に、重心は高めになるように配置します。重さが偏っていると、体に負担がかかってケガや故障に繋がることもあるので注意しましょう。

ウルトラライトハイキングの注意点

安全性を確保する

軽量化は、ハイキングの安全性を確保したうえで行いましょう。自然には、思いがけないリスクが多く潜んでいます。軽量化を優先するあまり、必要な荷物まで削ってしまっては、いざというときに対応できなくなってしまいます。最低限必要な荷物は、行く山や季節によっても変わりますし、個人差もあります。経験を重ねていくなかで、自分だけの軽量化ポイントが見えてくるはず。最初から無理をせず、少しずつ軽量化にチャレンジしてみてください。

装備の耐久性を考慮する

ULギアは、耐久性にとのバランスを考慮して選ぶようにしましょう。同時に、目的に沿った正しい使い方をすることも重要です。とうのも、軽量化には耐久性を犠牲にせざるを得ない側面がどうしても出てきます。ULバックパックは軽いものを入れる条件で設計されています。生地は薄く、ワイヤーフレームが入っていない製品もあります。そこに重たい荷物を詰め込めば、生地や縫い目が裂けてしまうかもしれません。選び方、使い方ともに注意が必要です。

まとめ

朝日の中のハイキング

ウルトラライトハイキングに出かけよう

軽い荷物で身軽に楽しむウルトラライトハイキング。体への負担も少ないので、行動や時間にも余裕が生まれます。シンプルな道具で気軽に始められるのも、うれしいポイントです。のんびりと景色を眺めたり、おいしい空気を吸いながら食事をする”自由な時間”が楽しめますよ。ぜひ、野山に繰り出してみましょう!

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horikovsky
ライター

horikovsky


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