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チランジア・ストリクタの育て方をご紹介!枯れない栽培のコツはコレ!

初心者にもおすすめのチランジア・ストリクタの育て方を紹介します。ストリクタは水を好む特徴があります。基本の水やりの方法や日当たり、枯れる原因の他、剪定や株分けなどについて分かりやすく解説。毎日観察して、枯れない栽培を目指しましょう。
2020年8月28日
nikkun
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チランジア・ストリクタとは

チランジア・ストリクタとは南米原産の銀葉種のエアープランツの一種で、十分に成長すれば鮮やかな花を咲かせます。枯れにくく丈夫で、初心者にも育てやすい観葉植物として人気です。また、入手がしやすいことでも有名です。100円ショップや園芸店などの店頭で見かけたことがある方も多いかもしれません。これから初めてエアープランツに触れる方や、ストリクタについて知りたい方に向けて、育て方や枯らさないコツを紹介します。

エアープランツとは

Photo bycristty

エアープランツはチランジアやティランジアとも呼ばれ、土に根を張らずに、葉から水分を吸収して成長する非常にたくましい植物です。種類によって特徴に違いはありますが、育て方について基本的に難しい作業は必要ありません。土要らずで室内でも手軽に育てられ、水やりは2~3日に1回、霧吹きで全体に水を吹きかけてやるだけで十分です。エアープランツは初心者から上級者まで、様々な人に愛されている園芸ジャンルです。

エアープランツの種類

Photo byPublicDomainPictures

エアープランツには「トリコーム」という産毛のようなものが表面に生えています。トリコームは水分を葉全体から摂取する役割を持ち、この役割のおかげで土や根がなくても枯れることなく生きられます。また、エアープランツはトリコームの多さにより「銀葉種」「緑葉種」の2つに大きく分類されます。「銀葉種」はトリコームが多く表面が銀色でふわっとした質感で、対して「緑葉種」はトリコームが少なくなめらかな質感が特徴です。

チランジア・ストリクタの特徴1:水を好む

Photo byronymichaud

チランジア・ストリクタは前述の通り「銀葉種」のエアープランツで、全体的にシルバーグリーンでふわっとした質感が特徴です。トリコームが多い分水を好み、元気に成長します。水を好み丈夫なチランジア・ストリクタですが、反対に水をあげ過ぎてしまうと枯れる可能性もあります。水やりと日当たり、風通しのバランスの良さが育成のポイントになるでしょう。

チランジア・ストリクタの特徴2:入手しやすい

Photo bygeralt

チランジア・ストリクタは100円ショップやホームセンター、園芸店などでもよく販売されていて入手がしやすいのも特徴的です。その価格も低く、小さいものであれば1個100円~1000円程で購入できます。家に持ち帰った後の植え替えもいらず、すぐに観葉植物として楽しめるのも入手のハードルが低いポイントの一つです。初めて園芸に触れるという方や手軽にインテリアを楽しみたい方にもおすすめのエアプランツと言えるでしょう。

チランジア・ストリクタの育て方1:置き場所

Photo bykalcommodore

では、実際にチランジア・ストリクタを育てるときに大切な置き場所について解説します。チランジア・ストリクタの育成環境は、一言で表すと「直射日光を避けた風通しの良い場所」が適しているでしょう。次項で「日当たり」と「風通し」について簡単に説明します。屋外や室内にかかわらず、個体の状態に合わせて配置を変えてあげるのがおすすめです。


日当たりの良い場所

Photo by naitwo2

ストリクタに限らず、エアープランツは直射日光や強い光に弱い植物です。屋外の場合は明るい日かげや園芸用ネットで遮光した日当たりの良い場所、室内の場合はレースカーテン越しの場所に置きましょう。ただし、日当たりが強い場所が駄目だからといって、全く日光を当てないのも枯れる心配があり、良くありません。「読書をするのに丁度良い、または少し強く感じる」程度の明るさを目安に考えると分かりやすいでしょう。

風通しの良い場所

Photo by kaidouminato

トリコームが多く、よく水を含むストリクタにとって「風通しの良さ」は元気に成長するために重要なポイントです。水やりの後、暗くじめじめした場所に置かれていてはカビや腐食が発生しやすく、そのために枯れる心配があるからです。屋外の場合は、梅雨時期や雨の日は一時的に室内に入れてあげるなどの対応が必要です。室内の場合は、台所などの水回りや通気性の悪い場所を避け、できれば開閉できる窓の近くに置くのが良いでしょう。

チランジア・ストリクタの育て方2:水やり

Photo bymermyhh

チランジア・ストリクタにとって丁度良い場所を見つけることができたら、次に水やりの方法を確認しましょう。先述したように、チランジア・ストリクタは水を好むという特徴があります。他の観葉植物と同様に、必要な分だけ水やりをすることが大切です。

水やりの方法

チランジア・ストリクタの水やりはとても簡単です。霧吹きを使い、全体が水を含んでしっとりするまで水をかけます。トリコームが生えているところから水を吸収するので、銀色の毛が濡れて緑に変色したのを目安にしても良いでしょう。また、葉の生えている根本には水が溜まりやすく、そのまま置いておくと痛みの原因になります。水やりをした後は逆さにして日当たりと風通しの良い場所に置き、余分な水を切ることが大切です。

水やりの頻度

Photo byMyriams-Fotos

水やりの頻度は1日~2日おきに、夕方から夜にかけて行います。毎日過度に水やりをすると、カビや腐食の原因になります。また、気温の高い日中に水やりをすると、水が温まり痛みの原因になるので、気温が下がってから水やりをするのがポイントです。基本は1日おきのペースで良いでしょう。ただし、梅雨時期は2日おきに、冬や夏の乾燥した時期は1日おきに水やりをするなど、天候に合わせて様子を見ながら頻度を変えてみてください。

チランジア・ストリクタの育て方3:剪定

Photo byCarlottaSilvestrini

エアープランツは成長すると、枯れ葉や痛みのある葉も増えてきます。茶色く変色した葉を剪定せずに放置しておくと、見栄えの悪さに加えて水やり後に余分な水が残り、枯れる原因になります。ストリクタも例外ではありません。定期的に剪定を行い、清潔で見栄えの良い状態を目指しましょう。枯れた葉が目立ってきたら、根元から取り除きます。さらに、園芸用ハサミを使って折れて変色した部分を剪定してあげるとより綺麗に整います。

チランジア・ストリクタの育て方4:株分け


Photo bystux

チランジア・ストリクタは花が咲いた後には子株ができることがあります。株分けをすることで、個体の数を増やすことができます。株分けした小さな個体が徐々に成長し、更に花を咲かせて新たな株ができたときには、喜びもひとしおです。株分けの時期とコツを掴んでしまえば、難しいことではありません。カットには少々勇気がいるかもしれませんが、思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。

株分けの時期

Photo byLarisa-K

株分けは気温が低い冬を避け、なるべく温かい時期に行いましょう。チランジア・ストリクタは開花後や株の成長とともに子株を作りますが、開花の時期には決まりはなく、ある程度株が大きく成長したら一年中いつでも花を咲かせます。そのため、子株もいつでもできる可能性がありますが、気温が低すぎると枯れる可能性があります。秋~冬に開花し子株ができたとしても、春を待ってから株分けに臨んだ方が良いでしょう。

株分けの方法

Photo by salchuiwt

株分けの方法は意外と簡単です。まずは、花が咲いた後の根元を見てみましょう。小株は1つ~3つ、本体中心の根元に生えます。子株を確認できたら、その中でも大きく成長したものから株分けします。カッターを使い子株の根元に丁寧に切り込みを入れ、取りやすくなったところを一気に手で取ります。取った後は一度土や水苔などに定着させましょう。根が生えて株が大きくなってきたら通常のエアープランツと同様に飾れます。

チランジア・ストリクタの育て方5:病気

Photo byangel4leon

チランジア・ストリクタは丈夫で病気にもあまりかかからないのが特徴です。ところが、水やりのし過ぎや株分けの時期、置かれた環境などにより、カビや虫がついてしまうこともあるでしょう。傷んでしまった部分をそのままにしておくと枯れる心配もあります。発見したらすぐに対処し、原因を取り除くことが大切です。

カビ

日当たりがなく風通しの悪い場所に置いておくと、葉の根元には白カビが、葉の表面には黒カビが発生してしまうことがあります。白カビはティッシュや濡れふきんなどで拭い取ります。黒カビの場合は拭い取ることができないので、その際は黒カビ部分を剪定して、元気な葉の保存を優先しましょう。一度カビを発見したら、置き場所や水やりの方法を見直し、再度カビが発生しないように注意が必要です。

害虫

Photo byblickpixel

特に屋外で育てていると、アブラムシやハダニ、バッタなどの虫がつくことがあります。放置すると食害にあったり枯れてしまったりと手遅れになる可能性が高いので、すぐに対処しましょう。虫によって薬剤散布の必要やネットによる保護など対処方法が異なります。気になる虫を発見したらむやみに薬の散布をせず、よく調べてから対処に取り掛かりましょう。

ストリクタを枯らさないコツ1:バランスが大切

チランジア・ストリクタは比較的丈夫なエアープランツですが、さらに枯らさないためのコツがあります。まずは「水・日当たり・風通しの3つのバランス」です。いくら水を好むストリクタでも、水やりが十分でも日当たりや風通しが悪いと上手く育ちません。水・日当たり・風通しの3つのバランスが保たれていることですくすくと成長します。


ストリクタを枯らさないコツ2:毎日の観察

Photo byAnderele

また、「毎日の観察」もストリクタを枯らさないための大切なコツです。定期的に観察にすることで、変色した葉を剪定したり、乾燥に気が付いたりと、小さな異変でも気が付いた時に迅速に対処できます。その後の管理も楽になり、枯れる心配も少なく済みます。毎日の日課にして会話をする気持ちで向き合ってみると、いつしか愛着が沸き、ストリクタとの生活がさらに楽しくなるでしょう。

チランジア・ストリクタの楽しみ方

Photo by Nursing Schools Near Me

ストリクタはどのような場所にも置きやすく、ガーデニングやインテリアに取り入れやすい植物です。剪定や株分けをして好みの大きさや形に整えたり、好きな容器に飾ったりと多彩な楽しみ方ができます。飾り方のバリエーションとしては、ガラスボウルやコップなどにそのまま入れて飾れる他、食器用小皿やガーデニング用の釣り皿、ワイヤーにかけて楽しむのもおすすめです。ぜひ、工夫をして自分だけの楽しみ方を発見してみてください。

チランジア・ストリクタを育てて生活に潤いを足そう!

出典: https://item.rakuten.co.jp/nonoyamashoji/airplantsstrictahr/

今や100円で手に入るストリクタは初期費用も安く、手軽に生活に緑を取り入れられます。育て方のコツをつかめば簡単に楽しめるので、今までは場所や時間がなくて観葉植物を育てたことがないという人には、ストリクタがおすすめです。ストリクタは長く育てれば、その分だけ発見や楽しみが増えます。インテリアとして楽しむ以外にも、剪定や開花などガーデニングとしての楽しみなど多様な楽しみ方を探すことで、生活に潤いを与えてくれるでしょう。ぜひ、チランジア・ストリクタを育てて新しい扉を開いてみませんか。

チランジアの種類について気になる方はこちらもチェック!

チランジア・ストリクタは入手しやすく、ガーデニング初心者にも最適だとお伝えしました。そこで、さらにチランジア(エアープランツ)について知りたい方の為に、おすすめ記事を紹介します。チランジアについて知れば知るほど、生活に取り入れたくなるに違いありません。ぜひ記事を読んで、さまざまなチランジアの情報をチェックしてみてください。