はじめに
今日は三重の観光を予定していたけれど、天気はあいにくの雨模様です。でも予定をキャンセルしなくてもOKです。三重には雨の日や、雨だからこそ楽しめる博物館や美術館、水族館、温泉、室内アスレチック施設などがたくさんあります。今回は三重の雨の日でも楽しめる施設を集めて、ご紹介していきます。
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット①
三重県総合博物館
「三重県総合博物館」は、津市にあり「三重県立博物館」として1953年に開館しましたが、建物が古くなり建て替えられて、2014年に新しい博物館としてリオープンしました。同時に愛称も一般公募され多数の応募の中から「MieMu（みえむ）」が選ばれました。展示のテーマは、鈴鹿山脈や伊勢湾、熊野灘などをはじめとする三重県の地理的な特徴や成り立ち、自然、そして歴史や文化などについて学ぶことができる新感覚の総合的な博物館で、雨の日の訪問にもおすすめです。
館内に入ると、広いロビーには日本で初めて三重で化石が発見され名前が付けられた「ミエゾウ」の骨格が展示され、その牙の大きさに圧倒されます。また三重県は南北に長く、雪がよく降る鈴鹿山脈から温暖な紀州沿岸まで多様な自然環境で、その地理的な解説や、古くから続く「伊勢神宮」との係わりを表わす絵画や工芸品が多数展示されています。さらに暮らしのコーナーでは、真珠を採る海女さんの紹介や夫婦岩、三重の祭りなどこの地域独特の興味溢れる展示があり、また定期的に企画展も開催されています。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県津市一身田上津部田3060
【問合せ先】059-228-2283
【アクセス】電車：近鉄名古屋線/JR紀勢本線/伊勢勢鉄道「津駅」からバス5分
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット②
鳥羽水族館
鳥羽水族館は、鳥羽の風光明媚なウオーターフロントに建つ1955年にオープンした歴史の古い水族館で、飼育されている生物は1200種近くおり、日本国内では最大の規模を誇る水族館です。通路の全長は約1.5kmあり、順路を無くした自由通路となっていて見やすくなっています。開館以降、たくさんの家族連れなどが訪れ、通算6000万人を超える全国でも第2位の入館者数となる人気となっています。
館内の「海獣の王国」ではトドやゴマフアザラシ、ハイイロアザラシなどが飼育されていて、1日2回の食事タイムを大勢の人が見て楽しんでいます。また絶滅の危機にある希少な海洋生物の保護や育成にも力を入れており、これまでにスナメリの赤ちゃんや日本初のラッコⅡ世を誕生させ、ジュゴン飼育31年という世界記録も保持しています。パフォーマンス・スタジアムではアシカ達のショーや、ラッコの「メイちゃん」の演技が大人気となっています。（映像下）
雨の三重の観光情報
【住所】三重県鳥羽市鳥羽3丁目3-6
【問合せ先】0599-25-2555
【アクセス】電車：JR/近鉄「鳥羽駅」から徒歩約10分
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット③
ルーブル彫刻美術館
「ルーブル彫刻美術館」は、津市の丘陵地帯にある「寶珠山大観音寺」の境内に造られた美術館で、初代館長が私財を投じて1987年に開館し、フランスの「ルーブル美術館」から公式に許可を得て世界で唯一の「姉妹館」となっています。館内に展示されている作品は、「サモトラケのニケ」や「ミロのヴィーナス」などルーブル美術館所蔵の本物の彫刻から直接、型をとり作成したレプリカとなっています。そのため、見ていても非常にリアル感が高くなっています。
また展示作品は、撮影や直接触れたりすることができ、他の美術館にはない、オープンでフリーな感じで、美術作品に接することができます。展示作品はその他にも「ツタンカーメン像」や「ロゼッタストーン」、「ナポレオンのデスマスク」など「大英博物館」や「メトロポリタン美術館」などの欧米の有名美術館の作品もあり、雨の日に日本に居ながらにして、世界の美術品に親しむことができます。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県津市白山町佐田東谷1957
【問合せ先】059-262-1111
【アクセス】電車；近鉄大阪線「榊原温泉口駅」より徒歩約5分
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット④
伊賀流忍者博物館
「伊賀流忍者博物館」は、伊賀市の「伊賀上野城」の敷地内にある忍者の博物館です。元々伊賀は山一つ隔てた近江の「甲賀」と並び、2大忍術流派のひとつであり、戦国時代から影の侍として闇で活躍してきました。そしてここでは伊賀忍者がどのように活躍してきたのかを展示や迫力ある実演を通して紹介しています。
外観が何気ない農家のように造られた忍者屋敷に入っていくと「どんでん返し」や「抜け穴」、「うぐいす張りの廊下」、「隠し戸」、「刀隠し」など色々な仕掛けがあり「くノ一」忍者が実演をしながら案内してくれます。また忍者が使う「十字手裏剣」などさまざまな武器の展示を見ていると、見学している方も忍者になったような気分になります。さらに「忍者ショー」などもあり、一日忍者モードで過ごせる楽しい時が過ごせます。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県伊賀市上野丸之内117
【問合せ先】0595-23-0311
【アクセス】電車：伊賀鉄道「忍者市駅」から10分
車：名阪国道「伊賀東IC」から7分
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット⑤
川越電力館テラ46
「川越電力館テラ46」は、愛知県との県境にも近い川越町の海に面した「中部電力川越発電所」の敷地内に1996年にオープンしました。地球をかたどったユニークなデザインの建物が表わしている通り、「人と地球の共生と未来」をテーマにしている参加体験型の施設です。名前は公募され「テラ」はラテン語で「地球」を意味し、「46」は地球誕生から46億年を表わしています。
7階建ての館内には、発電所の仕組みの解説や、「ECOトレ・シミュレーター」で飛行機を操縦しながら、クイズに答えていきます。「ワンダーマシーン」では宇宙ステーションから地球への旅の大迫力の映像が、臨場感あふれる3Dウィンドウに映し出されます。また伊勢湾を中心に、紀州から、渥美半島にいたるまでのエリアが精巧なジオラマと音と共に再現されています。そして最上階の展望サロンからは、現実の地球の景観が360度見渡せます。その他にも実験シアターなどがあり子供も大人も楽しめます。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県三重郡川越町大字亀崎新田87-1
【問合せ先】059-363-6565
【アクセス】車：伊勢湾岸自動車道「みえ川越」ICより約2km
電車：JR/近鉄「桑名駅」よりタクシーで約20分。近鉄「川越富洲原駅」よりタクシーで約10分。
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット⑥
三重県立美術館
「三重県立美術館」は、1982年に中部や東海地方で初めての本格的な美術館として津市の中心部の緑に囲まれた地域にオープンしました。所蔵されている作品は岸田劉生や藤田嗣治、梅原龍三郎画伯らの日本画やモネやゴヤ、ダリ、ピカソなどの西洋絵画・版画、その他にも彫刻など多数の有名な作品となっています。
所蔵の作品の中から常設展が開催され、定期的に展示作品の入れ替えが行われています。その他にも企画展や特別展なども行われ、展示のロビーには多くの作品に混じって「白犬」の作品も展示され人気となりました。また「テオ・ヤンセン展」ではユニークな動く彫刻の作品が評判となりました。（映像下）雨の日に静寂に包まれた館内で、美術鑑賞もよいものです。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県津市大谷町11
【問合せ先】059-227-2100
【アクセス】紀勢本線/近鉄「津駅」から徒歩10分。
車：伊勢自動車道「津IC」から約10分。
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット⑦
四日市市立博物館
「四日市市立博物館」は、1993年にオープンした公立博物館で、「そらんぽ四日市」と名付けられた五階建ての建物には博物館やプラネタリウム、四日市公害と環境未来館の3つの施設が入っています。館内の三階には「時空街道」という名前の常設展示があり、弥生時代から江戸時代まで「三重」の様子が時代を追って当時の模型やマネキンによって精密に再現されており、三重の歴史がよく分ります。
最上階のプラネタリウムは、ドームの直径が約19mで座席数は144あります。天体の投射には最新鋭機が設置され、世界最多の1億4千万個近くの星が投影でき、その内9000を超す星には色も再現されています。また博物館では企画展もよく開催され「星を見つめるどうぶつたち」展では、星をみつめる木彫りの犬や猫、クマなどが愛くるしい姿が話題となりました。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県四日市市安島1丁目3-16
【問合せ先】059-355-2700
【アクセス】近鉄名古屋線/湯の山線近鉄「四日市駅」から徒歩約5分。
東名阪自動車道「四日市IC」から約20分。
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット⑧
アクアイグニス
「アクアイグニス」は、菰野（こもの）町の湯の山温泉にある「癒やし」と「食」をテーマにした複合温泉リゾートで、2012年にオープンしました。名前は、ラテン語で「水」を表わす「アクア」と「火」を意味する「イグニス」を合わせた造語で、大地で育まれた温泉や食材、人を表わしています。ここの温泉は、百％源泉かけ流しの天然温泉で、竹林の茂る中の露天風呂に浸かっていると、ゆったりとして癒されます。
ここの温泉は自然のままの成分によりさまざまな効能が期待でき、かすかに硫黄の香りがするヌメリのある柔らかな湯で「美人の湯」としても知られ、湯上りの肌のスベスベ感と長い間続く「ポカポカ感」が女子を中心に人気となっています。温泉の後は匠シェフによる和食やイタリアン料理のほかに、手ぶらで行っても芝生の庭でBBQなどが楽しめます。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県三重郡菰野町大字菰野4800-1 内 アクアイグニス
【問合せ先】059-394-7733
【アクセス】車：東名阪自動車道「四日市IC」から15分。
新名神高速道路「菰野IC」より約8分。
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット⑨
海の博物館
「鳥羽市立海の博物館」は、三重の「海民」と呼ばれる漁師や海女、船乗り、そして海辺に住む人々が、海を崇め海と共に生きてきた歴史や未来について展示し、伝える博物館です。館内には、海で活躍してきた木造船などが館の奥くまで保存されており、圧巻です。また鳥羽の海に浮かぶ神島の漁師のアイディアから生れ「瀬戸大橋」や「青函トンネル」の海底調査で活躍した潜水艇「白鯨号」などの興味深い展示もあります。
また志摩半島には、現在でも600人を超す海女さんが働いており、近海でアワビやサザエ、ナマコ、海藻などを採っています。女性による素潜り漁は、韓国の済州島周辺と、日本しかない海の文化となっており、この「海女文化」を世界遺産に登録する運動も進行中とのことです。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県鳥羽市浦村町大吉1731-68
【問合せ先】0599-32-6006
【アクセス】電車：JR/近鉄「鳥羽駅」からタクシーで約20分。バスで約40分「海の博物館前」下車すぐ。
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット⑩
三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島
「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」は、桑名市のウオーターフロントにある「ナガシマスパーランド」に隣接している日本でも最大級のアウトレットモールです。ジャズの本場、米国ニューオリンズの街並みをテーマにしたアクセスしやすい二階建てのモールが長く伸びて、そこに海外の有名ブランドやおしゃれな洋装品、靴、小物、スポーツグッズ、そしてフ―ドコーナーが揃っています。
ここには300近くの店舗があり、アウトレット店に並ぶ商品は、主に工場からダイレクトに店に送ることで流通コストを減らし、その分価格を安くできるので、ここでは常に定価の30％から、時には80％オフにもなるアウトレット価格で、思わぬお得で満足のいくショッピングが楽しめます。またフードやスイーツ、ドリンクの店もたくさんあり、雨の一日ゆっくり過ごせます。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県桑名市長島町浦安368
【問合せ先】【アクセス】0594-45-8700
車：伊勢湾岸自動車道「湾岸長島IC」降りてすぐ。東名阪自動車道「長島IC」から約15分。
電車：JR/近鉄「桑名駅」からバス20分。
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット⑪
斎宮（さいぐう）歴史博物館
「斎宮歴史博物館」は、国指定の史跡「斎宮跡」の一角に建つ県立の博物館です。「斎宮」とは、「さいぐう」とか「いつきのみや」とも読み、古代から南北朝時代にかけて、伊勢神宮に巫女として奉仕した「斎王（さいおう）」の住まいとなっていた御所のことです。当時、斎王は未婚の天皇の皇女や、あるいは親王の王女がその任にあたっていました。
当館は、「斎宮」の歴史や当時の様子などを、「斎王」の生活や役割を通して資料や模型、映像を使って分かりやすく解説しています。館内には「斎宮跡」の解明のきっかけとなった出土遺物の代表となっている「朱彩大型土馬」の展示や、斎王制度が最も繁栄した平安時代において、斎王が選ばれて伊勢に赴き、都に帰るまでの流れを分かりやすく紹介しています。また6月には「斎王祭り」が開催され、当時の衣装を着た斎王の様子が披露されます。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県多気郡明和町大字竹川503
【問合せ先】0596-52-3800
【アクセス】電車：近鉄「斎宮駅」から徒歩10分。
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット⑫
トンデミ桑名
「トンデミ桑名」は、「イオンモール桑名」の中に、2019年にオープンしたばかりの次世代型の屋内スアクティビティ施設です。室内には飛んだり跳ねたりの「トランポリンエリア」やスリル満点の「クライミング・ウォールエリア」、ハラハラドキドキの「ロープウオークエリア」、楽しい「ペダルカートエリア」など盛りだくさんのアスレチック・アトラクションが揃っており、子供から大人まで本気で遊べて体力が試されるエリアです。
受付を済ませると、専用の滑り止め付き靴下に履き替えて、安全対策も万全です。ウォールクライミングでは、安全ベルトを装着し、上からのロープを帯に結んで登り始めます。手と足を使って、何とか落ちずに上のゴールに着いた時には、日頃使っていない筋肉が悲鳴を上げているようで、見ていると子供の方が、スイスイ登って行きます。その他にも上に張られたロープの上を渡っていく「ロープウオーク」もスリルが味わえて爽快です。雨の日に、日頃使ってない体を思う存分動かしてみましょう。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県桑名市新西方1丁目22 イオンモール桑名3番街 2F
【問合せ先】0594-87-5125
【アクセス】近鉄名古屋線「桑名駅」よりバス「イオンモール桑名口」下車すぐ
雨の日の三重、おすすめのお出かけスポット⑬
志摩マリンランド
「志摩マリンランド」は、志摩市の「賢島」にある「マンボウの泳ぐ水族館」としてよく知られており、入り口には、実際に近海で捕獲された実物大のマンボウがシンボルになっています。館内に入ると円形の回遊式の通路に沿ってたくさん水槽が並んでおり、近海や南海の大小、色とりどりの魚が泳いでいる姿がとても美しく神秘的です。また海女さんが潜水して餌付けする実演などもあり、見どころも満載の水族館です。
ここで飼育されている愛嬌のあるフンボルトペンギンの「志摩ちゃん」が賢島駅の特別駅長に就任し人気となりました。また2016年には、リニューアルオープンし、クラゲコーナーが新たに造られ、発光ダイオード（LED）の照明による円柱形の水槽の中を、クラゲが悠々と泳ぐ姿は何とも幻想的で、一見の価値ありです。
雨の三重の観光情報
【住所】三重県志摩市阿児町神明賢島723-1
【問合せ先】0599-43-1225
【アクセス】電車：近鉄線「賢島駅」から徒歩2分
車：伊勢自動車道「伊勢IC」から40分
まとめ
【2020】雨の日こそ行かなきゃ損！三重の人気観光スポットのご紹介、いかがでした？雨降りの日の三重には、行って見たくなる人気のスポットがたくさんありますね。観光や旅行を予定していた日が雨でも、キャンセルせずに、これらのスポットを是非訪れてみてください。
三重の他の情報が気になる方はこちらもチェック！
三重のおすすめピクニックスポットやグランピング施設、遊園地・テーマパークなどの情報が気になる方はこちらもチェックしてみてください。
2022！三重のおすすめピクニックスポット13選！デートに人気なおしゃれな公園も！
関西地方の三重県でおすすめなデートでも楽しめる人気のピクニックスポット紹介していきます。美味しいお弁当やフリスビーやボールなどを持って行って...
【2022】三重のおすすめグランピング施設１０選！充実施設で楽しみ方も人一倍！
お伊勢参りや手こね寿司で知られる三重は、人気のグランピング施設が色々見つかる土地です。例えば犬と一緒の宿泊はおすすめだし、日帰りバーベキュー...
【2020】三重県の遊園地・テーマパークおすすめ１３選！旅行・観光で行くべきは？
隅々まで見どころが多彩な三重県で、余暇を過ごすなら各地の遊園地やテーマパークです。三重にはジェットコースターから忍者体験まで、子連れでも楽し...