ポタリングでサイクリングを楽しもう
ポタリングとは具体的に何を行うのでしょうか。簡単に説明すると、ゆったりと目的地を定めずに自転車を走らせることです。しかし、ポタリング自体を知らない人も少なくともいると思います。そこで、この記事ではポタリングは具体的にどんな意味なのか、持ち物や服装、サイクリングとの違いを解説します。
ポタリングとは何をすること?
ポタリングとはいったい何なのでしょうか。ここからはそんな、ポタリングとは何を実施するのか、ポタリングの意味を解説します。是非参考にしてください。
ポタリングの意味とは
ポタリングにはのんびりする、目的もなくゆっくりうろつく、といった意味があります。これはポタリングの語源となったイギリス語の「potter」が由来です。しかし、のんびり具合は特に定義されておらず、人によってレベルが異なります。
ポタリングとは自転車で行う散歩
上記でも解説した通り、ポタリングとはのんびりまったりと目的地を決めずに走るため、「ゆるポタ」ともいわれます。ゆったりの度合いは人にもよりますが、一般的には息が上がらない程度とされており、自転車で行う散歩ともいえます。
ポタリングの魅力とは
ポタリングにはならではの魅力があります。ここからはそんなポタリングの魅力を解説します。ポタリングに興味がある人は是非参考にしてください。
サイクリングの基本が身につく
サイクリングの基本を学べるのもポタリングの魅力です。そのため、これから本格的にサイクリングを始める人にもポタリングはおすすめです。ペダリングや自転車のメンテナンス、ブレーキのかけ方に至るまで基本が身につくことが魅力の一つです。
運動不足の解消
ポタリングはのんびり目的地を定めずに自転車を走らせるため、運動不足解消にも非常に役に立ちます。一般的にペダルを漕ぐことはウォーキングやランニングよりも消費カロリーが多い、とも言われているため、体への負担が少ない上に消費カロリーも多く、ダイエット効果も期待できます。
地元の観光地を発掘できる
地元の観光地を発掘できるのも魅力の一つです。地元の観光地の意味とは、誰でも知っているメジャーな場所ではなく、誰も知らないような、隠れスポットです。ポタリングは目的地を特に定めずに自転車を走らせます。そのため、走っている途中で素晴らしいスポットを発見することもできるのです。
ポタリングの注意点とは
ポタリングには非常に豊富な魅力がありますが、守らなければならない注意点もあります。自分の身の安全を守るためにも必要なので、注意点は必ず守りましょう。ここではそんなポタリングで遵守すべき注意点を解説します。
交通ルールの厳守
交通ルールは自転車を乗る上で必ず守らなければならない注意事項です。交通ルールを守らなければ、車や他の人に迷惑をかけるばかりか、自分自身が危険な状態となります。そのため、ポタリングを行う際には最低限の交通ルールを把握しておきましょう。
歩行者などに注意
歩行者や車両に注意することもポタリングでは必要です。ポタリングでは、自分んでコースを定めますが、自転車が走れる道路は基本的に歩行者も通行します。そのため、走っている時には周りに歩行者がいることも少なくありません。また、一般道を走る際には当然ですが、車両にも注意する必要があります。
無理はしない
ポタリングを行う際は決して無理をして先を急いではいけません。無理をすると、脱水症状や熱中症、ハンガーノックなど危険な状態に陥る危険性もあります。そのため、こまめに休憩をはさみながらポタリングを行いましょう。また、ポタリングを行う際には、水分を忘れてはいけません。
常に自分のペースで走ること
ポタリングを続けていると、そのうち、自転車仲間も増えてくるかと思います。そんな複数人で行う際でも、常に自分のペースが重要です。無理して相手のペースに合わせると、ペースについていけなくなります。また、ポタリングはゆったり走行が基本です。常に自分のペースで走りましょう。
サイクリングとポタリングの違いとは
ポタリングについて紹介しましたが、具体的にサイクリングとの違いは何なのでしょうか。ここからはサイクリングとの違いについて解説します。是非参考にしてください。
サイクリングとは何を行うのか
日本においてサイクリングとはスポーツやレクレーションとして自転車での移動を指します。そのため、ママチャリでの移動や、自転車を通勤通学に使うのはサイクリングではありません。また、英語の意味は日本での意味とは異なり、自転車を使用した移動全般です。
ポタリングとサイクリングの違いとは
サイクリングはレクレーションやスポーツで自転車を走らせることです。そのため、広義に捉えると、ポタリングもサイクリングに分類されます。サイクリングという大分類の中にポタリングという小分類があることになるのです。
ポタリングに必要な持ち物とは
ここからはポタリングに必要な持ち物について解説します。ポタリングを始める際には必ずなくてはならない持ち物があります。中には自分の安全にかかわる持ち物もあるため、しっかりと持ち物については把握しておきましょう。
水分
ポタリングとは自転車の散歩です。しかし、体を動かす以上水分補給は非常に重要となります。そのため、たとえ短い距離であっても水分は持っていきましょう。特に夏場などの暑い季節に行う際には、熱中症になる危険性もあります。水分は必需品です。
お金
千円以下で良いのでお金を持っていきましょう。持ってきた水分が足りなくなった際、気になったお店があった際には立ち寄って買い物を行うこともあります。そのため、お金は持ってい行くことをおすすめします。しかし、落とす可能性もあるため、あまり多くの金額は持ち歩かないようにしましょう。
パンク修理用キッド
最も頻繁に発生する自転車のトラブルの中にパンクがあります。万が一パンクしてしまったら、修理する必要があります。そのため、予備チューブや携帯ポンプなどのパンク修理用のキッドは持っていくようにしましょう。
ワイヤーロック
スポーツバイクにはロックのカギがありません。そのため、ワイヤーロックが必要です。ママチャリなどには設置されていることが多いのですが、防犯面強化のためにワイヤーロックを用意しておきましょう。また、ワイヤーロックを行う際には自転車の車輪のみに掛けるのではなく、動かないものと自転車を固定しましょう。
ポタリングの服装を決めるポイント
ポタリングを行う際の服装は動きやすい服装が基本です。ポタリングはタイムを競うスポーツでも悪路を走るような競技でもありません。そのため、動きやすい服装なら何でも良いのです。しかし、なんでも良いといわれてもどんな服装が良いのかわからない人も多いでしょう。ここではそんなポタリングを行う際の服装を決めるポイントを紹介します。
ヘルメット・グローブ
ポタリングではヘルメットとグローブは必ず身につけましょう。どちらも法律で規定されていませんが、ヘルメットは安全上、グローブは走行時の快適性を確保する上で非常に重要な道具です。そのため、ヘルメットとグローブは必ず身につけましょう。
丈が長く裾が広いタイプの服装はNG
ポタリングでは丈が長く、裾が広いタイプの服装はNGです。丈が長く、裾が広いと、ペダルをこいでいる際に、チェーンに巻き込まれてしまい、転倒などの事故を起こす危険性があります。また、大事の服が破れたりします。そのため、丈が長く裾が広いタイプの服装は避けましょう。
露出は控えめに
ポタリングを行う際には長時間外にいる可能性が高く日差しが強い日にポタリングを行うと、日焼けをする可能性がある上、虫刺されの被害に遭う危険性もあります。そのため、なるべく露出を控えめにした服装を選びましょう。
サンダルなどはNG
履物にも気をつけましょう。サンダルなどのすぐに脱げる可能性がある履物や、クロックスなどはNGです。また、スニーカーでもかかとを踏んで自転車に乗ると非常に危険なので必ず靴を履いてから乗りましょう。
ポタリングにおすすめの自転車
ポタリングはどんな自転車でもできますが、その中でも特におすすめの自転車を紹介します。まだ自転車を持っていない人でポタリングを始めたい、と思っている人は是非参考にしてください。
ママチャリ
ママチャリでもポタリングを行えます。ママチャリは街乗り用の自転車として使用されることが多いため、長距離を走ることには向いていませんが、10km以内の比較的短い距離なら支障ありません。しかし、ロードバイクやマウンテンバイクなどのスポーツサイクルと比較すると、走行性能は劣ってしまいます。
ロードバイク
ロードバイクは整備された走りやすいコースに向いている自転車で、長距離でも比較的容易に走行できる上、スピードも出るため、長い距離でもポタリングを行えます。しかし他の自転車と比較すると値段が高め、というデメリットもあるため、経済的に厳しい人には購入は難しい自転車でもあります。
クロスバイク
クロスバイクはロードバイクとマウンテンバイクの中間にあたる自転車です。そのため、ロードバイクよりも安定しており、マウンテンバイクよりも早く走れます。基本的にどんな用途目的でも使いやすい自転車がクロスバイクのため、初心者にもおすすめのスポーツサイクルです。
マウンテンバイク
マウンテンバイクは上り坂や悪路など、山道を走ることを想定されて作られた自転車です。そのため、登り坂でも比較的容易に走れます。しかし、重量が非常に重い上、整備も難しいため、初心者の人は自転車に慣れてからマウンテンバイクを選びましょう。
ポタリングで使用する自転車の選び方
現在では様々な種類がある自転車ですが、ポタリング専用の自転車はありません。そのため、どんなコースを走るのか、どんなポタリングがしたいのかなどを考えながら選ぶ必要があります。ここではそんなポタリングを行う際の自転車選びのポイントを紹介します。
基本的にどんな自転車でも構わない
早く走ることに特化したロードバイクや悪路でも走行できるマウンテンバイク、小さく特徴的なミニベロなど様々な自転車があります。そんな様々な種類がある自転車ですが、どの種類でもポタリングは行えます。そのため、まずはすでに持っているママチャリなどでポタリングを行ってみましょう。
ポタリングの形態を考慮した選び方
のんびりと走るポタリングですが、続けているうちに、もっと速く走りたい、などといった走るコースの好みも出てきます。そんなポタリングの形態に合わせた選び方もあります。ちなみに速く走りたい、という人はロードバイクを選びましょう。
走る距離で自転車を選ぶ選び方
距離に応じた選び方もあります。短距離ならばどんな自転車でも構いませんが、長距離を走る際には、長距離に適した自転車を選ぶ必要があります。また、上り坂などを走る際にはマウンテンバイクも有効です。そんな走る距離で選ぶこともできます。
自転車の保管方法で選ぶ選び方
ポタリングを行うためだけなら走行性能よりもコンパクトに保管できる種類を選ぶ方法もできます。コンパクトに保管ができるおすすめの自転車はミニベロなどの折り畳み自転車です。折り畳み自転車なら非常にコンパクトに収納できます。また、ロードバイクなどでも輪行時のように分解すればコンパクトにできます。
ポタリングは誰でも楽しめるサイクリング
ポタリングとサイクリングの違いやポタリングの魅力や注意点、必要な持ち物や自転車の選び方を紹介しました。ポタリングはどんな自転車でも気軽に楽しめる自転車での散歩です。特に特別な持ち物も必要ないため、非常にリーズナブルに楽しめます。ポタリングには様々な魅力が詰まっているため、サイクリング入門にポタリングを始めてみましょう。
サイクリングに必要な持ち物について気になる人こちらもチェック
サイクリングには様々な持ち物が必要ですが、初心者の人はどんな道具が必要なのかわからない人もいるでしょう。そんな人はこちらの記事もチェックしてみてください。サイクリングを行う際に必要な道具などについて具体的に掲載されています。是非参考にしてください。

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