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自作の簡易加湿器の作り方4選!簡単・強力・エコに手作りする方法をご紹介!

この冬は加湿器を自作してみましょう。タオル、スポンジ、コーヒーフィルター、キッチンペーパーの4種類の材料でとても簡単にDIYが可能です。実際に自作した簡易加湿器を使用して、気になる湿度の変化も計測してみました。最も強力な簡易加湿器はどれなのでしょうか。
更新: 2024年7月10日
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気化式の簡易加湿器

気化式とは

フリー写真素材ぱくたそ

自作の簡易加湿器に利用されているのは、気化式と呼ばれる加湿方法です。気化式の加湿器はフィルターに水分を浸透させて、その水分が蒸発していくことで加湿が行われていきます。気化式の加湿器の場合、蒸発した水分には雑菌などがあまり含まれておらず清潔なのですが、フィルターが汚れると雑菌等の繁殖の原因となるので、こまめなお手入れが必要。家電製品の気化式加湿器は、このお手入れの手間が購入へのハードルの一つとなるようです。

ティッシュボール加湿器

ティッシュボールを用いた簡易加湿器も気化式を利用しています。ティッシュボール加湿器は、可愛らしい見た目に加えて、電気を使わずエコである点も人気の理由です。ティッシュボールという紙製のフィルターに浸透させた水分が気化することで自然な加湿が行われます。ティッシュボールとは言うものの、実際使用されているのはティッシュペーパーと比べるとはるかに厚い素材。このティッシュボールの代用品を自作する簡易加湿器も後ほどご紹介します。

自作の簡易加湿器のメリット

家電製品の加湿器と比べると強力さが劣ることは否めませんが、自作の簡易加湿器には家電製品のものにはない、自作ならではのメリットがあります。家電製品の加湿器のデメリットがカバーできたり、気化式加湿器のフィルターのお手入れの手間を省くことができたりといった、DIYによるメリットを知れば、自作へのやる気も楽しみも上がっていくと思います。どのようなメリットがあるのでしょうか、ご紹介していきましょう。

自作の簡易加湿器のメリット①必要な数だけDIYできる

Photo bygeralt

家電製品の加湿器を必要な数だけ購入することは、費用の面からも難しいですが、DIYならそれも可能にしてくれます。作り方は簡単なので、たくさん作ったとしても、長い時間を要することはありません。さらに、材料はどれも低価格なので、リビングや寝室、オフィスなど、あなたが置きたいと思ったところにいくつ置いても、費用が大きくかさむこともなく安心です。簡単な作り方と低コストが自作による量産を後押ししてくれます。
 

自作の簡易加湿器のメリット②置きたい場所に置くことができる

Photo byLalmch

自作の簡易加湿器は電源を必要としないので、あなたの置きたい場所に手軽に置くことができます。実は、パソコンやデスクまわりで見かけることの多いティッシュなどの紙類は、空気中の水分を吸収するので乾燥をより強力にしてしまいます。1日中パソコンを使用する方にとっては、デスクの上に気兼ねなく置けることは嬉しいポイント。自作の簡易加湿器の中には小さく折りたためるものがあるので、旅行先やオフィスなどへ持ち運ぶことも容易です。

自作の簡易加湿器のメリット③エコ

Photo byAlexas_Fotos

自作の簡易加湿器は、電気を使用しないので地球に優しく、エコであることもメリットの1つです。もちろん電気代もかかりません。ただでさえ電気代がかさむ冬場はできる限り節約をしたいものですよね。繰り返し使用できる材料を用いた自作の簡易加湿器はゴミの排出もないので、エコ度がさらにアップ。使い捨てタイプでも材料は紙類なので、ゴミの量を少なく抑えることができます。自作の簡易加湿器は、環境にもお財布にもエコ。これは大きな魅力です。

自作の簡易加湿器のメリット④お手入れ要らずで、衛生的

Photo byblickpixel

自作の簡易加湿器の材料は、簡単に手に入れることができて、コンパクトなものばかり。なので、くたびれてきたなと感じたら普通ゴミに捨てて、新しいものを再びDIYすればOKです。多めに自作してストックしておけば、いつでもきれいなものを使っていくことができます。家電製品の気化式加湿器の場合は、フィルターの掃除の手間が面倒だと感じてしまい購入をためらってしまう方も多いようですが、お掃除の手間もDIYが解消してくれます。

自作の簡易加湿器の作り方④選!

Photo bywiredsmartio

使用した材料は、タオル、スポンジ、コーヒーフィルター、キッチンペーパーの4種類。さらに、自作した簡易加湿器を実際に使用して、1時間後に湿度がどれくらい上がっているのかも計測してみました。自作の簡易加湿器には、材料によって一つひとつ特徴があります。「エコなものがいい」「作り方簡単であることがベスト」「一番強力なものを作りたい」「こんなところにも置けたら嬉しいな」など、あなたの理想に合わせてDIYを楽しんでみて下さい。

自作の簡易加湿器①タオル

材料と作り方

出典:ライター撮影

タオル、ハンガー、バケツを用意します。用意したバケツに水をはり、水で濡らしたタオルをバケツの中の水に浸るようにして、ハンガーにかけます。これでできあがり、驚くほど簡単にできてしまいました。タオルが気化式フィルターとしての働きをしています。実際に使用した材料も家の中にあるもので済んでしまうという方が多いのではないでしょうか。何か新しく購入する必要がないので、試しに作ってみるにはもってこいの簡易加湿器だと言えそうです。
 

タオルの自作簡易加湿器のポイント


計測の結果は湿度42%から49%へ。湿度の上がり方は大きくありませんでしたが、濡れたタオルをかけておくだけでも、湿度は上がります。タオルなどを部屋干しするというのも気化式を用いた簡単な加湿の手段の一つと言えるでしょう。エアコンのまわりは乾燥が強力なポイントですが、その風を利用してタオルを干せば、水分の蒸発が促されて加湿はより強力になります。また、タオルは繰り返し使えるので、ゴミを出すこともなくエコな点が魅力です。

自作の簡易加湿器②スポンジ

材料と作り方

出典:ライター撮影

材料はスポンジ、水とスポンジを入れる容器(グラスなど)、輪ゴム(スポンジがそのままでも入る大きさであれば必要ありません)。作り方はスポンジを輪ゴムで容器に入る大きさに調節し、容器の中に入れるだけなので、とても簡単です。スポンジが気化式フィルターの代用品となっています。スポンジは全体に水分がいきわたるまでに、時間がかかるので、さっと水にくぐらせて、軽く絞ったものを容器に入れるとよいでしょう。効果が出るまでの時間が短縮されます。
 

スポンジの自作簡易加湿器のポイント

湿度は約50%から60%へと、10%ほど上がっていました。スポンジもタオルと同様に繰り返し使用可能な素材です。エコであることを重要視したい方にとって、リサイクル度の高さは、どの簡易加湿器を自作するのかを選択するうえでの大きな判断材料となるのではないでしょうか。もちろん、繰り返し使用しているうちに、スポンジはくたびれていきますが、最後は食器洗い用へと用途を替えることで、無駄なく最後まで使うことができるようになります。
 

自作の簡易加湿器③コーヒーフィルター

材料と作り方

https://www.instagram.com/p/Bcl9l4ugQMO/

コーヒーフィルター、水を入れる容器、はさみを用意します。花びらのように広がったパーツを作ることで、空気に触れやすく気化が行われやすいパーツが出来上がります。このパーツがティッシュボールと同じ働きをしてくれるのです。まずは、コーヒーフィルターのつなぎ目の部分をはさみで切り落とし、さらに上部を波型に切ります。下の部分を持って絞るようにしながら、くるくると丸めてお花の形に整えたものを、容器に支え合わせるように入れて出来上がりです。

 

コーヒーフィルターの自作簡易加湿器のポイント

湿度49%から71%へと大幅に上がっていました。こちらはまさに、自作によって「置きたい場所に置くことができる」を実現した簡易加湿器と言えるでしょう。コーヒーフィルターで作ったパーツは、小さく折りたたんでチャック式ビニール袋などにコンパクトに収納することができます。ストックを作っておいても収納スペースをとりませんし、カバンの中に入れても全く邪魔になりません。旅行先やオフィスへと、手軽に持ち運ぶことができて便利です。

自作の簡易加湿器④キッチンペーパー


材料と作り方

材料はキッチンペーパー、水を入れる容器の2つのみ。買い物へ行かなくても自宅にあるという方が大半と思われる手軽な材料です。はじめに、キッチンペーパーを山折りと谷折りを繰り返してじゃばらに折ります。じゃばらにになったキッチンペーパーをさらに真ん中で折り、蝶々のような形にしてから、容器に入れて完成です。いくつか作り、容器の中で支え合わせるように入れましょう。こちらも気化を促すために、広がった状態を保っていられることが望ましいです。

キッチンペーパーの自作簡易加湿器のポイント

キッチンペーパーがティッシュボールの働きをしています。湿度は40%から61%へと上がっていました。キッチンペーパーは強力に水を吸い上げるので、時間がたつと全体がしめって形が崩れてしまい、容器の中に滑り落ちることがあります。沈んでしまうとフィルターとしての役割を果たせません。そのため、折りたたんだキッチンペーパーをいくつか用意し、それぞれのキッチンペーパーどうしで支え合わせるようにして容器に入れ、立った状態を保つようにしましょう。

自作の簡易加湿器で冬の乾燥を乗り越えよう!

Photo byFree-Photos

計測では、コーヒーフィルターが最も強力という結果となりましたが、あなたが興味をひかれた自作の簡易加湿器はありましたか?今回ご紹介したタオル、スポンジ、コーヒーフィルター、キッチンペーパーの4種類の簡易加湿器には、強力なもの、エコなものとそれぞれ特徴がありましたね。使用する場所や用途に合わせて、あなたの理想の簡易加湿器をDIYしてみて下さい。自分で作ったものに囲まれていると、なんだか心も潤ってきますよ。

簡単DIYが気になる方はこちらをチェック!

ほしかったけど買うことをためらっていた、という商品は加湿器以外にもあるのではないでしょうか。手軽にDIYが可能で、なおかつ暮らしに役立つアイテムはほかにも色々あります。ご興味のある方はそちらの記事もご覧ください。驚くようなアイデアが満載です。