ビクセン(Vixen) スペースアイ600
ビクセン(Vixen) ポルタII R130Sf
ケンコー(Kenko) スカイウォーカー SW-0
ケンコー スカイエクスプローラー SE-AT100N
ヒロコーポレーション 天体望遠鏡
スカイウォッチャー スタークエスト P114N
LAKWAR 天体望遠鏡
YsinoBear 90×エントリーレベル 天体屈折望遠鏡
ビクセン(Vixen) Travel Scope 70
ビクセン(Vixen) StarSense Explorer
レイメイ RXA175
SOLOMARK 天体望遠鏡
はじめに
夜空に輝く月や満天の星を見ていると、もう少し近くで拡大して眺めてみたいという思いに駆られますが、そんな時に期待に応えてくれるのが天体望遠鏡です。メーカーも多数あり種類も「屈折式」や「反射式」などがあり、また初心者向けのコスパの良い天体望遠鏡もあります。今回は天体望遠鏡を集めておすすめの機種をご紹介していきます。
天体望遠鏡の選び方のポイント!
天体望遠鏡には、光学的に構造が異なる「屈折式」や「反射式」の2つの種類があり、また望遠鏡と三脚の間に位置して、望遠鏡を支えて動かす「架台」にも「赤道儀式」と「経緯台式」などの形状があります。そこで、最初に天体望遠鏡を選ぶ場合のポイントなどに付いて、ご説明していきます。
天体望遠鏡の種類
「屈折式」
望遠鏡の筒の部分(鏡筒)の先頭に対物レンズ装着し、このレンズで光を集め、下方の接眼レンズで像を拡大して観測する天体望遠鏡です。光の通り道の構造がシンプルなのでコントラストが高いのが利点です。そのため、月や星、星雲・星団など幅広く観測するのに適しており、手入もあまり入らず、初心者も気軽に使える方式の天体望遠鏡です。
使用レンズもチェック!
ただ屈折式は光がレンズを通るので、「色収差」が生じて像がややボケて見える現象が発生することがあります。この色収差の補正のために「アポクロマートレンズ」がありますので、どのようなタイプのレンズが使われているのかチェックしましょう。
「反射式」
鏡筒の先頭から光を取り込み、底部に設置された凹面の反射鏡で集光する方式の天体望遠鏡です。光を反射させる方式により、大きく2つの種類があります。
①ニュートン式:鏡で集められた光を「斜鏡」により90°曲げて、鏡筒の横の接眼レンズで観測する方式
②カセグレン式:「斜鏡」を使わず、「副鏡」という凸面の反射鏡を設置して、鏡筒の後部から観測する方式
鮮明な像を見ることができる!
反射式は光がレンズを通らない方式なので「色収差」が発生せず、鮮明な像を見ることができ、月のクレーターや惑星の観測にも適しています。ただ覗き口が横に付いているケースでは、観測方位を把握しにくく、使い方に慣れるまで時間がかかり、また、振動などで光軸がずれやすく、調整やメンテナンスが必要となりますので、どちらかというと中・上級者向きとも言われています。
レンズの口径をチェック!
「屈折式」のレンズや「反射式」の主鏡の直径を「口径」といい、通常は「mm」で表わされます。口径が大きいほど光を多く集めることができ、倍率が高くなります。例えば50mmの口径レンズの天体望遠鏡で月の表面を見た場合、大きな谷やクレーターの凹凸は観測できますが、150mmの口径レンズになると、月の表面のクレーターや谷、海の起伏などのさらに細部まで眺められ、加えて木星の縞模様や4つの衛星、土星の大気の様子やリングの構造なども見ることができます。
接眼レンズ
天体望遠鏡にはさらに接眼レンズが付いており、通常の倍率は「対物レンズの焦点距離」を「接眼レンズの焦点距離」で割った値となります。このことから、接眼レンズを替えることにより、望遠鏡の倍率を変えることができます。通常、天体望遠鏡には三つの接眼レンズが付いていることが多く、三通りの倍率で観測が可能となり、さらに接眼レンズの別売りもされていますので、後から追加もできます。
「自動追尾」などの機能もチェック!
天体望遠鏡を支える「架台」には、コンピューターやモーターを搭載している「自動追尾」や「自動導入」などの機能付きのものあります。
自動追尾
観測したい天体を日周運動に合わせて自動で追いかけてくれる機能です。一度設定することにより、手動で調整をする必要がないので便利です。
自動導入
初めに、いくつかの星の位置を設定しておくことにより、観測したい天体を自動で探し出してくれる便利で有効な機能です。これらの機能は便利ですが値段も高くなる傾向がありますので、予算や観測目的に応じて検討しましょう。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較①
天体望遠鏡の選び方:ビクセン(Vixen) 天体望遠鏡 スペースアイ600
ビクセン(Vixen) スペースアイ600
「ビクセン(Vixen) 」は1954年に設立された日本の光学機器メーカーで、天体望遠鏡を中心に双眼鏡や顕微鏡など光学機種を多数リリースしています。この天体望遠鏡スペースアイ600は、重量が3.3kgと軽く、筐体もコンパクト設計になっていて、組み立てや操作が簡単にでき初心者にもおすすめの屈折式の天体望遠鏡です。また色収差を低減し、赤色と青色の光に対して同一の焦点を結ぶように設計された「アクロマートレンズ」を採用していますので、月のクレーターもハッキリ見えて、さらに土星の輪や木星の縞模様なども幅広く観測できます。
コンパクトで持ち運びやすく、高倍率でコスパも良い!
また倍率は30倍から100倍まで調節可能となっていて、さらに三脚の上に設置されている鏡筒を上下や水平方向に微調整出来るハンドル付なので、狙った星を見つけやすいのも特徴です。収納袋も付いていますので持ち運びや組み立ても簡単なので、キャンプなどアウトドアの天体観測にも最適です。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較②
天体望遠鏡の選び方:ビクセン(Vixen) ポルタII 反射式天体望遠鏡
ビクセン(Vixen) ポルタII R130Sf
ビクセンのポルタII 反射式天体望遠鏡は、集光能力に優れた口径130mmの反射式鏡筒を搭載していますので、月のクレーターや火星がはっきり見えて、また遥か彼方の星雲や星団などの淡い光の天体でも明るく見ることができます。
コンパクトで持ち運びやすく、高倍率でコスパも良い!
鏡筒を架台にセットするとしっかりした重さで安定感があり、水平方向に360度、垂直方向に90度、滑らかに可動します。目標を定めて手を離すと、その位置で鏡筒がピタリと止まる「フリーストップ式」を採用していますので、観測方向を短時間でセットしやすい構造となっています。手軽で快適な操作性により、初心者でも天体観測が充分楽しめる機種です。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較③
天体望遠鏡の選び方:ケンコー(Kenko) 屈折式天体望遠鏡スカイウォーカー
ケンコー(Kenko) スカイウォーカー SW-0
ケンコーの屈折式天体望遠鏡スカイウォーカーは、カメラ用のレンズやフィルターで国内最大手メーカーとして知られる「ケンコー」の商品で、有効径50mmの対物レンズを搭載したコスパのよい天体望遠鏡です。また付属の「正立プリズム」を装着することにより、地上観測としても使うことができますので、キャンプなど屋外で昼間は自然の景色を眺め、夜は天体観測として月や星を眺めることができます。
コンパクトで持ち運びやすく、高倍率でコスパも良い!
通常のアイピースの代わりに「デジアイピースDX」を望遠鏡に装着することにより、とらえた天体映像をパソコン画面に映し出すことができます。この機能により、迫力ある天体の世界を画面上で確認したり、動画やJPEGフォーマットで静止画としてパソコン上に収録することもでき、自分なりの「天体ログ」作成し記録として残せます。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較④
天体望遠鏡の選び方:ケンコー(Kenko) 反射式天体望遠鏡スカイエクスプローラー
ケンコー スカイエクスプローラー SE-AT100N
ケンコーの天体望遠鏡スカイエクスプローラーは、ニュートン反射式を採用していますので、色ムラなどがなく月や星の像をクッキリとシャープに観測できます。また「自動追尾機能」が搭載されており、一度捉えた対象天体を見失うことなく自動的に追尾してくれますので、非常に便利です。セットの仕方は簡単で、望遠鏡を北に向けて、望遠鏡の脇のボタンで、現在地の緯度を合わせ(ex.東京の場合は「35」)、後はファインダーを覗いて見たい天体をスコープの中心にセットし、スイッチオンにより自動追尾がスタートします。
コンパクトで持ち運びやすく、高倍率でコスパも良い!
本体の重量も軽くてコンパクトなので、家のベランダやキャンプにも手軽に持って行って使えます。また「自動追尾機能」は約4時間稼働し、電源は乾電池を使っていますので交換も楽で、屋外でも気軽に使えます。さらに「星空散歩ライトⅡ」というソフトが付いていますので、パソコン上で、いつ、どこで、どういう天体を眺めること事が可能なのか確認することができ、PC上で初心者にとって天体観測のよい事前シミュレーションができます。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較⑤
天体望遠鏡の選び方:ヒロコーポレーション 天体望遠鏡
ヒロコーポレーション 天体望遠鏡
安価に購入できる天体望遠鏡を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。価格は3000円程度なので、初めて天体望遠鏡を購入する方にも適しています。
スマートフォン用アダプターやムーングラスレンズ。3倍バローレンズや20mmレンズといった付属品がついています。そのため、すぐに天体観測が行えるのがポイントです。
コンパクトで持ち運びやすい
こちらの初心者にピッタリな天体望遠鏡は、コンパクトに持ち運べるのが特徴的。組み立ても簡単なので、初めて天体望遠鏡を触るという方でも安心です。
また、付属品のアダプターを利用すれば、スマートフォンから星や月などを観測できます。そのまま写真撮影も行えるので、記録を取りたいという方にもピッタリです。ぜひこの機会に購入してみてください。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較⑥
天体望遠鏡の選び方:スカイウォッチャー(STARQUEST)スタークエスト
スカイウォッチャー スタークエスト P114N
こちらのモデルは、ニュートン式反射望遠鏡となっています。マウントは手動式小型軽量赤道儀で、赤経側ウォームギア歯数は122枚。
対象を見たり、微調節を行うのが容易です。三脚部分には軽量性に優れたアルミを使用しており、2段タイプとなっています。気になるという方は、ぜひこの機会にこちらの天体望遠鏡を購入してみてください。
本格的に楽しめる
こちらの天体望遠鏡は、アクセサリートレイが付属します。そのため、快適に天体観測を行いたいという方におすすめです。また、オプションを使用すれば導入した天体を自動追尾できます。
取り付け部分にはアリミゾ式を採用。本格的な観測を楽しむことができるので、ひと段階上の天体望遠鏡を探しているという方におすすめです。低倍率での観測にも適しています。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較⑦
天体望遠鏡の選び方:LAKWAR 天体望遠鏡
LAKWAR 天体望遠鏡
コストパフォーマンスに優れている天体望遠鏡を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。フルマルチコーティングがレンズの施されており、高解像との観測を楽しめます。
また、回転可能な接眼レンズを搭載。それぞれ異なる倍率となっているため、こちらの天体望遠鏡を利用すればさまざまなシチュエーションで観測を行えます。
コンパクトで持ち運びやすい!
こちらの天体望遠鏡は、持ち運びやすいモデルとなっています。総重量は約2kgで、脚の長さは55~120cmに調節可能。筒の長さは、合焦時約80cmとなります。
ファインダーや三頭天頂ミラー、専用携帯アダプターなど、実用なものがセットになっているのがポイント。初心者に適した天体望遠鏡です。ぜひこの機会に購入してみてください。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較⑧
天体望遠鏡の選び方:YsinoBear エントリーレベル 天体屈折望遠鏡
YsinoBear 90×エントリーレベル 天体屈折望遠鏡
1万円程度で購入できる天体望遠鏡を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。天体観測だけでなく、バードウォッチングにも使用できるモデルとなります。
アルミ合金の三脚やバローレンズ、鏡筒やレジ、天頂鏡など必要なものがセットになったアイテムです。気になるという方は、ぜひこの機会に購入してみてください。
子どもにも最適なモデル
こちらの天体望遠鏡は、ネジ1本で組み立てを行えます。三脚で設置が楽に行えるため、子どもへのプレゼントとしても人気です。素早く組み立てられるので、観測を行いたいときに瞬時に設置できます。
低倍率を使用すれば、星の観測を更に楽しむことが可能。視野を広くできるので、見れる対象を広げられます。3つの倍率を変えられるのもポイントです。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較⑨
天体望遠鏡の選び方:ビクセン(Vixen) Travel Scope 70
ビクセン(Vixen) Travel Scope 70
持ち運びやすいコンパクトサイズの天体望遠鏡を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。初心者でも安心して使用できるため、初めて購入する方にもピッタリ。
天体観測だけでなく、バードウォッチングや遠くの景色を楽しむのにも適しています。価格は1万円程度と、プレゼントにもおすすめのアイテムです。
安全に持ち運べる
こちらの天体望遠鏡は、専用バッグが付属しているのがポイント。天体望遠鏡本体だけでなく、付属品をすべて安全に持ち運べます。リュックサックなので、持ち運びやすいのもおすすめポイントの1つです。
また、高倍率と低倍率の接眼レンズが付属。それぞれお異なる観測を行えるので、状況に合わせてレンズを取り付けてみてください。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較⑩
天体望遠鏡の選び方:ビクセン(Vixen) StarSense Explorer
ビクセン(Vixen) StarSense Explorer
初心者でも本格的な観測を楽しみたいと考えている方には、こちらの天体望遠鏡がおすすめです。3万円以下で購入できるモデルで、専用のアプリを搭載。
スマホとアプリを連動させることで、カメラで撮影した星の位置情報を自動で計算します。見たい対象をスマホ上で選択することで、対象まで誘導する矢印が表示される仕様です。
スマホと連動可能
こちらの天体望遠鏡は、照準に合わせるだけで簡単に見たいものを観測できます。アプリ上では星のマークをタップすることで、見ている時刻に見れる天体を表示してくれるのがポイント。
また、こちらの天体望遠鏡には屈折式鏡筒が付属しています。初心者でも扱いやすいアイテムなので、ぜひこの機会に購入してみてください。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較⑪
天体望遠鏡の選び方:レイメイ(RayMay) 屈折式天体望遠鏡
レイメイ RXA175
レイメイの屈折式天体望遠鏡は、持ち運びや収納に便利なコンパクト設計となっており、付属の「天頂ミラー」は天体観測や天頂観測用に、また「45°正立プリズム」は天体や地上の観測に使用し、用途に合わせて使い方が選べます。さらに経緯台にはダブルハンドルが付いていて上下左右の操作性がよくなっています。
コンパクトで持ち運びやすく、高倍率でコスパも良い!
またファインダーの横には、スマホをセットするアダプターが付いていて、スマホにダウンロードした天体望遠鏡用アプリ「星どこナビ」により、GPSを使い観たい星の現在の位置をゲットし画面上に光と音でナビゲートしてくれますので、初心者にとっても楽しく星が探せます。
初心者におすすめの天体望遠鏡メーカー比較⑫
天体望遠鏡の選び方:SOLOMARK 天体望遠鏡
SOLOMARK 天体望遠鏡
1万円程度で購入できる天体望遠鏡を探しているという方には、こちらのモデルがおすすめです。2つのパターンの接眼レンズが付属しており、シチュエーションに合わせて変えられます。
三脚の高さは45~90cmまで調節可能。子どもでも利用できる高さなので、プレゼントとしても適しています。ぜひこの機会に購入してみてください。
スマホでの撮影が可能
こちらの天体望遠鏡は、スマホでの撮影が可能です。スマホを取り付けるアイテムが付属しているので、綺麗な映像を撮影できます。アダプターはほとんどのスマホに対応。
また、安定した三脚を搭載しているのがポイント。風が吹いたときのブレを防ぐため、安定した観測を行いたいという方にもおすすめです。キャンプなどのアウトドアにも取り入れてみてください。
まとめ
【2022】初心者におすすめの天体望遠鏡のご紹介、いかがでしたか?夜空に輝く星や月をもっと近くで見たい時に便利なのが天体望遠鏡ですが、市場には多くのメーカーやたくさんの機種が提供されていますね。今後、天体望遠鏡の購入にあたって当記事が有効で参考になればと思います。
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