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ズッキーニの育て方は?種まきから収穫まで時期に合わせた栽培のポイントを解説!

ズッキーニと言えば、イタリア料理などでもよく使われる野菜の一種です。栄養価も高く、おしゃれな料理などに使われるイメージもあると思います。そんなズッキーニは育て方を知れば、自宅でも栽培可能です。今回はそんなズッキーニの育て方のポイントを紹介して行きます。
2020年8月28日
bambi
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ズッキーニとは

ズッキーニとは、濃い緑色をした円柱型の野菜です。生で食べるのではなく、熱を加えることで美味しく味わうことができて、特に油との相性も良く、イタリア料理にもよく使われています。そんなズッキーニは実はカボチャの一種で、温暖な環境で栽培されています。基本的な育て方を知れば誰でも栽培することができるので、家庭菜園やプランターなどでも育てることができる野菜と言えます。葉が大きく横に広がるので、できるだけ株間を取って栽培するのが良いでしょう。

ズッキーニの栄養とは

ズッキーニは豊富は栄養がある野菜です。ズッキーニにはビタミンやカロテンが豊富に含まれており、カロリーもヘルシーなのでダイエット中などにもおすすめの野菜と言えます。ズッキーニは他にもカリウムを豊富に含んでいるので、体内の塩分を上手に排出してくれる働きも期待でき、高血圧などにも効果があると言われています。さらに運動を長時間した際の筋肉のけいれんなどを防いでくれる働きも期待できるので、運動をする人にもおすすめの食材です。ズッキーニは育てるだけではなく、さまざまな料理にも使えて栄養も満点なので、家庭菜園のおすすめ野菜の1つではないでしょうか?

ズッキーニを育ててみよう

ズッキーニはカボチャの一種ですが、別名でつるなしカボチャとも呼ばれ、親づるだけが大きくなるので、株間をしっかり取ってあげることで家庭菜園などにも適した野菜と言えます。さらに丈夫でさまざまな土壌にも適応しやすいので、コツさえ押さえれば初心者の家庭菜園にもおすすめです。ズッキーニを普段あまり食べない人はどんな料理にしたらいいのかと思うかも知れませんが、基本的に油を使った料理にするのが美味しく味わえると言われており、天ぷらやスープ、煮物など使い方もさまざまなです。

見た目も可愛い

ズッキーニが家庭菜園で人気な理由に、見た目の可愛らしさもあります。筒状の可愛らしい形をしているので、観賞用や装飾用などとしてもズッキーニは使われています。その為、栽培して収穫までの成長を見ながら楽しむこともできるでしょう。大きくて黄色い花も咲くので、花から実になる間を楽しむのもおすすめです。今回は、そんな家庭菜園でも手軽に挑戦できるズッキーニの育て方を紹介して行くので、ぜひズッキーニ栽培を楽しんでみましょう。

ズッキーニの育て方①

栽培時期

ズッキーニの育て方を紹介する前に、ズッキーニの栽培時期を紹介します。ズッキーニは基本的に3月頃にポットなどに種まきをし苗を育ててから畑などに移す植え方をします。苗が育った5月を目途に家庭菜園などに植え付けて行きます。そうした植え方をすることで、夏場である7月から8月に収穫を楽しめます。事前にポットなどを使って苗を育てず、一気に家庭菜園などの畑を撒く植え方をする場合は、4月頃に畑に種まきをするのがおすすめです。ズッキーニの品種は栽培する地域によって多少栽培時期などは変わって来ますが、基本的に春の時期に種まきをして夏に収穫時期を迎えるような栽培スケジュールになります。

ズッキーニの育て方②

ズッキーニの好む環境

ズッキーニは、温暖で乾燥した土地を好み、水はけの良い場所を選ぶのが、丈夫なズッキーニを育てるのに適した環境です。ズッキーニは基本的に葉が大きくなるので、株と株の株間は十分に取った植え方をする必要があります。苗の数にもよりますが、株間がしっかり取れるような場所での栽培がおすすめです。苗と苗の株間が近いと成長するにあたって葉同士が当たってしまうので、注意しましょう。葉が大きく成長するのを見据えて株間を持った植え方をするのがおすすめです。

ズッキーニの育て方③

ズッキーニの種まき


ズッキーニの種まきには、ポットである程度の大きさの苗に発芽してから家庭菜園などに植えるやり方と、直接畑などに種まきをする方法があります。まずは、ポットでの種まきについて説明します。だいたい12㎝のポットに種1つを目安で種まきを行います。その際深さは1㎝ぐらいが良いでしょう。種まきをしたら軽く土をかけてあげてしっかり水やりをします。種まきから発芽までは暖かい環境が良いので、しっかり日光が当たる場所などに種まきをしてあげるのがおすすめです。

ポットへの水やりは朝

ポットに種まきをした後の水やりのタイミングは、朝に行うのがおすすめです。夜に水やり水分が多くなってしまうと徒長になる原因になってしまいます。もし直接畑への種まきを行う場合は、ポットが3月ぐらいに種まきをするのと違い、4月を過ぎてしっかり暖かくなってから家庭菜園や畑へ種まきしましょう。寒い時期に畑へ種まきをしてしまうとうまく発芽しないこともあるので、時期などを見極めて種まきを行うようにしてみて下さい。

ズッキーニの育て方④

畑作り

ズッキーニを栽培するには、畑作りも重要です。だいたい家庭菜園などに定植や種まきを行う2週間前の時期に畑作りをするのがおすすめです。まず、畑に肥料を散布しておきます。苦土石灰を深く耕した畑に散布します。そして1週間語に今度は直径30㎝、深さ30㎝程の穴を掘り、肥料としいて堆肥を入れてあげます。さらに穴を掘る際に掘り上げた土には、肥料として化成肥料と過リン酸石灰を少量混ぜてから掘った穴に入れましょう。事前に2週間前の時期から畑作りをしておくことで、肥料がしっかり畑に馴染み、ズッキーニを栽培しやすい環境になります。

肥料はあげすぎに注意

畑作りの際の肥料は多いとズッキーニがよく育つと言うわけではありません。肥料に使う苦土石灰は1平方メートル当たり約100gが目途で、堆肥も1㎏、化成肥料も50g、過リン酸石灰は20g程を目安にしてあげると良いでしょう。肥料は適量を守って畑に入れるようにしてみて下さい。ズッキーニはすぐに種まきをするのではなく、事前の畑作りの時期を設定してあげるのが最適な栽培方法でもあります。さらにズッキーニの場合は連作を行うことも可能なので、同じ場所で毎年栽培することもできます。

ズッキーニの育て方⑤

植え方

ポットに種まきをした場合は、本場が4枚程出てきたら、家庭菜園や畑への定植させる作業を行う時期です。畑への植え方をする前にポットのズッキーニをしっかり水につけて吸水作業をしておくと良いでしょう。ズッキーニは基本的に根が浅いのが特徴です。その為、苗が小さい場合は植え方をした後にマルチをかけてあげるのもおすすめです。マルチを使うことで、ズッキーニの乾燥や泥はねを防ぐことが出来ます。また、葉が大きく成長して行くので、苗と苗の株間はしっかり取ってあげましょう。狭い場所に密集して株間が十分でないと、成長の妨げになったり病気になる場合もあるので、注意してみて下さい。

ズッキーニの育て方⑥

株を固定しよう

ズッキーニは根が浅いので、風などで茎が折れてしまうこともあります。それを防ぐ為にも株を固定するのも良いでしょう。固定の仕方はズッキーニの株1つに対して支柱2本を立てて固定します。支柱をしてあげることで、ズッキーニが大きくなってきても風に振り回されたりという心配がなくなります。さらにズッキーニは、受粉をする必要があるので1株ではなく2株以上を栽培するのがおすすめです。いくつもズッキーニを栽培する場合は、株間をしっかり取ってあげるようにして下さい。

ズッキーニの育て方⑦

肥料を追肥しよう


ズッキーニの畑への植え方を行ってから、月に2回の時期を目途に追肥を行うのがおすすめです。植え付けしてから2週間後の時期で1回目の肥料の追肥を行うのが良いでしょう。それからは2週間ごとの時期を見て、肥料を追肥してみて下さい。この追肥の際に使う肥料は化成肥料がおすすめで、だいたい1株に一握り程の肥料をあげましょう。株ごとに肥料をあげることで、それぞれがしっかり成長してくれるので、追肥は大切は作業の1つになります。

ズッキーニの育て方⑧

注意する病気を知ろう

ズッキーニなど家庭菜園でさまざまな野菜などを栽培していると、気になるのが病気です。ズッキーニはカボチャの一種であるので、カボチャに起きる病気に注意する必要があります。その病気はウイルス病やうどんこ病という病気などが多く発生しやすいです。この病気にかかるとズッキーニの花に灰いろのカビが出てズッキーニの果実が腐ってしまうことがあります。うどんこ病は雨が少なく乾燥すると発生しやすい病気でもあるので、乾燥に注意して栽培してみて下さい。病気を防ぐ為にも定期的に水やりをしたり、葉などの状態をチェックしてみるようにしましょう。

注意する害虫について

病気だけではなく、害虫にも注意が必要です。害虫の種類はウリハムシやアブラムシが発生しやすく、害虫を見つけた際には、早めに駆除するか事前にネットなどをかけて防徐するのも良いでしょう。病気や害虫が発生するとズッキーニの収穫にも影響してきてしまうので、注意してみて下さい。

ズッキーニの育て方⑨

受粉をしてみよう

ズッキーニは受粉をすることで花から実になります。2株以上のズッキーニを栽培していると自然に虫や風によって受粉することもありますが、受粉が難しそうな場合などは人口受粉を行う必要があります。授粉を行う時期は雄花が咲いてからです。ズッキーニの花の雌花と雄花の見極め方は、花の下に膨らみがあるのが雌花で、膨らみがないのが雄花になるので、確認してみて下さい。ズッキーニの雌花は基本的に早朝にしか花が咲かないので、受粉を行うのなら朝の早い時間に行うのが良いでしょう。

受粉のやり方

ズッキーニの受粉のやり方は、まず雄花を取り、雌花の花の中心の柱頭に雄花の花粉をこすりつけます。そうすることで受粉が完了します。授粉がしっかり行われると、雌花から実が肥大してズッキーニの形に成長して行きます。この様にズッキーニの場合は受粉を行わないと実が大きくなりません。受粉をしなかったズッキーニは大きく成長することが出来ないので、腐ってしまう原因になります。もし受粉がうまくできていないズッキーニがあったら、ハサミで切って処分しておきましょう。処分しないと病気の原因にもなるので、注意してみて下さい。

ズッキーニの育て方⑩

ズッキーニに剪定は必要?

大きなズッキーニを収穫する為には、剪定を行う必要があります。ズッキーニの剪定はズッキーニの雌花に行います。小さい苗がズッキーニ実をつけても苗が成長についていけなくなってしまうので、小さい苗のズッキーニの芽は花のうちに剪定しておきましょう。1番最初に咲いた雌花を剪定することで、余分な体力を消耗してズッキーニの生育に遅れを起こさない為に行います。この剪定方法を摘花といいます。ズッキーニは大きくなるので、正しい剪定を行って間引く作業をしないと立派なズッキーニ収穫に繋がりません。

葉も剪定する

ズッキーニは大きな葉も特徴です。葉が大きいので、株間をしっかり取った栽培方法をするのも特徴です。その為、葉が多すぎると成長の妨げになるので、剪定する必要があります。剪定をせず葉が多すぎると風の通りや日当たりも悪くなり成長の妨げになるからです。正しく剪定を行って、葉がぶつかったり、日当たりが悪くならないように注意してみて下さい。


ズッキーニの育て方⑪

収穫しよう

ズッキーニはだいたい花が終わってから4日程で収穫時期を迎えます。その際、ズッキーニはだいたい20㎝程の大きさに成長していると思います。大きくなったズッキーニの実はハサミで丁寧に切って収穫しましょう。収穫後のズッキーニは、つやつや光沢があり綺麗な濃い緑色をしていると思います。ズッキーニ場合はある程度の大きさで収穫しないと、大きくなりすぎると味が美味しくなくなってしまいます。その為、ある程度の大きさでの収穫がおすすめです。

ズッキーニの育て方⑫

花ズッキーニの楽しみ方

ズッキーニは花のついたままの花ズッキーニも収穫することが出来ます。大きさはだいたい10㎝程で割きに花がついたままの状態です。この花ズッキーニは、花の食感と実の部分に甘さがあるのが特徴で、料理に使うことがあります。このズッキーニの花は中に肉などをつめて食べることができ、花ズッキーニを好んで料理に使うものもあります。この花ズッキーニの収穫は、家庭菜園など自分で栽培したからこその楽しみ方なので、ぜひ一度花ズッキーニを味わってみるのもおすすめです。

まとめ

ズッキーニの育て方はいかがでしたか?ズッキーニは植え方の際の株間や剪定、受粉などを正しく行うことで上手に収穫時期を迎えることが出来ます。また、ズッキーニの場合は受粉を行うことで実が大きくなるので、自然に受粉するのが難しい場合は、人口受粉をしてあげることが大切です。正しく受粉できたズッキーニは大きく育ち、料理に最適な大きさまで育ちます。コツさえ押さえれば、自宅でも栽培できるのでぜひズッキーニ栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか?さまざまな料理にも使えて見た目も可愛らしいのでおすすめです。

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