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【スッキリきれい】絵の具汚れの落とし方6選!服を洗濯する前のひと手間が肝心!

子どもが学校や幼稚園で洋服に絵の具を付けて帰ってきたことはありませんか。絵の具汚れは普通に洗濯機で洗ってもきれいに落ちません。実は洗濯機に入れる前のひと手間で絵の具が簡単に落ちる方法があります。家庭にあるもので簡単にできる汚れの落とし方を紹介します。
更新: 2021年6月16日
hanakosan
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はじめに

絵の具汚れは洗濯機では落ちにくい

Photo byRyanMcGuire

子どもが学校や幼稚園で服に絵の具を付けて帰ってきた時、普通に洗濯機で洗っただけではシミが残りきれいになりません。なぜなら絵の具は色の元になる顔料と色を対象の素材に固定する定着材の組み合わせでできているためです。

絵の具の種類によっては乾くと耐久性、耐水性が高くなりより落ちにくくなるものもあります。汚れをきれいに落とすにははなるべく早く落とす事と、洗濯機に入れる前にするひと手間が肝心です。

絵の具の種類

水彩絵の具

Photo byKaoruYamaoka

学校や幼稚園などで一般的に使われているのは水彩絵の具です。子どもが洋服に絵の具を付けて帰ってきたという場合は水彩絵の具の場合がほどんどでしょう。水彩絵の具は顔料と定着材のアラビアゴムを練り合わせて作られた水溶性の絵の具です。

水溶性なので水で落とせそうですが、絵の具は対象物に定着する性質があります。そのため洋服についたまま乾くと繊維の奥まで染み込み色素が定着し、通常の洗濯では簡単に落とせなくなります。

アクリル絵の具

Photo bystux

学校の美術部や絵画教室ではアクリル絵の具を使うことがあります。アクリル絵の具も水溶性ですが、水彩絵の具と違うのは紙以外にも板やキャンバス、コンクリートやセメントなど色々な素材に描けるところです。

定着材はアクリル樹脂で水彩絵の具よりも耐久性が強く、乾くと耐水性が出てくるためより汚れを落としにくいです。そのため汚れたら諦めてしまいがちですが、洗濯機に入れる前にちょっと手を加えるときれいに落とせます。

洗濯前にする絵の具汚れの落とし方①

でんぷんのり

ここからは洗濯機に入れる前にする絵の具汚れの落とし方を紹介します。汚れに気が付いたらできるだけ早く落とすことがポイントなので、一般家庭にあるものでできる方法を解説します。

子どものいる家庭では常備されていることも多いでんぷんのりを使った簡単な取り方があります。準備するものはでんぷんのりと水だけです。でんぷんのりがなければ炊いたご飯粒を潰したものを水となじませてのり状にしたものでも代用できます。

でんぷんのりを使った絵の具の取り方

まず、絵の具の付いている部分を水で濡らし、その上にでんぷんのりを付けます。この時のりを惜しまずにたっぷりと汚れを覆うように付けるのがポイントです。次に、のりが繊維の奥まで浸透するようにしっかりともみ洗いをしましょう。

汚れがのりに移ってきたら水できれいに洗い流します。シミが残るようであればこの作業を何度か繰り返してみましょう。最後にいつも通り洗濯機で洗って終わりです。

洗濯前にする絵の具汚れの落とし方②

オキシクリーン


オキシクリーンは酸素系粉末洗剤のことで洗濯を始め、キッチンやお風呂、トイレなど家中の掃除に使える万能な洗剤です。炭酸ソーダと過酸化水素水を化合して作られており環境に優しい洗剤として人気です。

塩素系漂白剤のように嫌な匂いが発生しないだけでなく、酸素の泡の力で汚れだけを取るので色柄物に使用しても色落ちの心配がありません。準備するものは、一般的な洗濯洗剤、オキシクリーンと40度~50度のお湯です。

オキシクリーンを使った絵の具の取り方

まず、洗面器に40度くらいのお湯と一般的な洗濯洗剤を入れ、絵の具の付いている部分に洗濯洗剤をもみ込むようにして洗います。

次に一度お湯を捨て、新たに40~50度のお湯4Lにオキシクリーン30gを入れよく混ぜ完全に溶かし、汚れた部分が浸かるように1時間くらい漬けて置きます。最後によくすすぎ、通常通り洗濯機で洗って終わりです。

洗濯前にする絵の具汚れの落とし方③

重曹オキシペースト

Photo byevita-ochel

漬け置きをしてもシミが残ってしまう場合は、オキシクリーンに重曹を混ぜた重曹オキシペーストを使う取り方を試してみましょう。重曹には研磨作用があり、細かい粒子が繊維の間に入り込んで汚れを落とすので頑固な汚れに適しています。

ただし、色柄物に使用する時には色落ちの心配があるので目立たない所で試してみましょう。準備するものは、重曹、オキシクリーン、タオル、歯ブラシとぬるま湯です。

重曹オキシペーストを使った絵の具の取り方

Photo byHoaLuu

重曹、オキシクリーン各大さじ1、ぬるま湯大さじ1~2を混ぜてペーストを作り、シミに塗ってしばらく置きます。この時裏移りしないように洋服の間にタオルを挟みます。

歯ブラシで軽くこすり、汚れが浮いてきたらぬるま湯でよくすすぎ、最後にいつも通り洗濯機で洗います。こする時に強くこすると生地を傷めたり、シミが広がるので汚れた部分だけ軽くこすります。

歯ブラシがなければティッシュで上からトントンと叩いても効果的です。

洗濯前にする絵の具汚れの落とし方④

手ピカジェル

アルコール消毒剤の手ピカジェルが手元にある場合、重曹オキシペーストと併用するとより簡単に汚れが取れます。アルコールには絵の具を浮かして落としやすくする効果があります。

手ピカジェルがなければアルコール消毒液でも代用可能ですが、ジェル状になっている手ピカジェルの方が汚れをしっかり覆ってくれるので使いやすいです。準備するものは手ピカジェルと③で作った重曹オキシペースト、タオルとお湯です。

手ピカジェルを使った絵の具の取り方

Photo byGadini

まず手ピカジェルを指に取って汚れた部分を覆うように塗ります。もみ込むのではなく、優しく塗るだけにしましょう。消毒液の場合は汚れにスプレーします。

その後は重曹オキシペーストを使って③の方法で落とし、洗濯機に入れて洗います。軽めの絵の具汚れなら手ピカジェルで汚れを浮かした後に40度~50度の熱いお湯をシャワーで流すだけで簡単に汚れが落ちるので是非試してみましょう。

洗濯前にする絵の具汚れの落とし方⑤

歯磨き粉


Photo byBru-nO

重曹やオキシクリーン、手ピカジェルといったアイテムは必ずしも各家庭にあるものではありません。そこでどの家庭にもある歯磨き粉を使った取り方を紹介します。

歯磨き粉には重曹と同じく研磨剤が入っているのでしつこい汚れに有効です。洋服を研磨剤で傷めたくない場合は研磨剤の入っていない歯磨き粉を使用すると良いです。準備するものも歯磨き粉と歯ブラシだけなので簡単に揃えることができます。

歯磨き粉を使った絵の具の取り方

Photo byzhuwei06191973

まず汚れた部分を水で濡らします。歯磨き粉を汚れたところに付け、歯ブラシで優しくこすります。落ちにくい場合は叩くようにすると汚れが浮き上がってきます。汚れが浮き上がってきたら水で流しましょう。

一回できれいに落ちなければこの作業を何度か繰り返し、大体汚れが落ちたら通常通り洗濯機で洗って仕上げます。ただし、歯磨き粉自体が洋服に白く残ってしまうことがあるので、洗濯機に入れる前にしっかりと水ですすぎましょう。

洗濯前にする絵の具汚れの落とし方⑥

ウタマロ石鹸

どの家庭にもあるものではありませんが、幅広い種類の汚れを落とせるウタマロ石鹸を使うと比較的きれいに落とせます。ウタマロ石鹸は絵の具以外にも泥や化粧品、食べこぼしなどの汚れを落とせ、一家に一つあるととても重宝する石鹸です。

値段は100~150円とそれほど高くなく、近所のスーパーやドラッグストアでも販売しており手軽に入手できるので常備しておくと便利でしょう。

ウタマロ石鹸を使った絵の具の取り方

絵の具は基本的に乾くと落ちにくくなりますが、ウタマロ石鹸は乾いた状態の方が効果を発揮します。まず洋服を濡らす前に汚れた部分へ石鹸をこすりつけます。

濡れていると逆に落ちにくくなるので、乾いた状態でつけますが、もし付きにくい場合は石鹸の方を少し濡らします。ついたら少しだけ水をつけて汚れたところをもみ洗いし、最後に水で流して通常通り洗濯機で洗います。

洗濯する時の注意点

色落ち・こすりすぎ

Photo byClker-Free-Vector-Images

重曹やウタマロ石鹸を使うと色落ちすることもあるので、いきなり汚れにつける前に目立たない所で試してから使います。また、きれいにしたいからといって力いっぱいゴシゴシすると生地が傷んでしまうのでこすりすぎないよう注意が必要です。

特に歯ブラシを使う場合は優しくこすったり、叩いたりして生地を傷めないように気をつけます。一度できれいに落ちない場合は、同じ工程を何度か繰り返すと落ちることもあるので試してみましょう。

汚れたところだけ洗う

Photo byPezibear

漬け置き洗いの場合は仕方ありませんが、部分洗いをする時は洋服全体を濡らすのではなく、できるだけ汚れたところだけを濡らして洗います。

全体を濡らして洗うと汚れが浮き出た時、きれいなところへ汚れが移ることがあるからです。汚れが浮き出てきたらその都度洗い流し、きれいなところに汚れが移らないように注意します。

洋服を汚さないための予防策

汚れてもよい洋服を着る


Photo byPDPics

汚れた服がお気に入りの服だったら、例えきれいに落ちるといってもショックです。お気に入りの服を汚さない為の予防策としては、絵の具を使うことがわかっている時は汚れても良い洋服を着せて行くことです。

白や淡色はシミが残りやすいので色がついても目立たない色の服や、デザインが古く好みではない服などです。また、レースやスパンコールなど付属品が付いている服は避け、水やお湯を使う事が多いので縮まない素材の服が良いです。

スモックやエプロンを着る

小さな子どもに絵の具を使わせる時は、洋服の上にスモックやエプロンを着ると安心です。子どもが汚さずに絵を描くのは難しいし、幼稚園や保育園では事前に予定が分からない事もあります。

手首まで覆うスモックを着ていれば汚れを気にせずのびのびと制作ができ、子どもにもストレスを与えません。園で指定がない場合や家で使う時は汚れの落ちやすい素材のスモックやエプロンを選ぶと良いです。

水彩絵の具を使う

Photo byweinstock

服を汚しがちな小さな子どもにはアクリル絵の具よりも汚れが落ちやすい水彩絵の具を使わせるようにします。できるだけ絵の具の種類にも注意して、汚してしまっても簡単に洗濯できるように予防することも大切です。

まとめ

洗濯前のひと手間が肝心

Photo byKaoruYamaoka

なかなか取れない絵の具汚れも、洗濯機に入れる前のひと手間で簡単にシミが取れます。中には歯磨き粉といった家庭に必ずあるものでできる方法もあるので是非試してみてください。

絵の具には定着材が入っているため、乾いて時間が経つほど落ちにくくなります。洋服に絵の具が付いたり、子どもが付けて帰ってきたらできるだけ早く洗濯することがポイントです。今回紹介した絵の具の落とし方を参考に、きれいな洋服を取り戻してください。

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