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血液シミの洗濯方法は?綺麗にを落とす洗い方5選!時間が経っても大丈夫?

血で衣服や家具を汚してしまい、憂鬱になったことはありませんか?実は洗濯方法さえ掴めば、時間が経った血液の汚れも綺麗に落とすことができるのです。諦める前に試したい、血液シミの洗い方を手洗いや洗濯機を使った様々な方法でご紹介します。
2020年8月27日
EmiIemura
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衣服が血で汚れた!洗濯できる?

Photo byamayaeguizabal

怪我や鼻血、女性の場合は月経など、お気に入りの衣服に血液の汚れがついてしまったら、とても憂鬱だし落とすのがとても面倒ですよね。血の汚れはとても目立つうえに、時間が経つと茶色いシミになってしまい、もう諦めるしかないのか…という気持ちになりがちです。でも、正しい洗い方や洗濯方法で、時間が経った血液汚れもきれいに落とすことができます。諦める前に、血液汚れの応急処置や時間が経ったシミの落とし方に挑戦してみませんか?

血液は水溶性+タンパク質汚れなので、シミ抜きの方法に注意

Photo byqimono

血液のシミは水溶性+タンパク質の汚れです。水溶性なので付着してすぐは水に溶けやすい性質があり、すぐに洗濯すればきれいに落とすことができます。しかし、タンパク質は硬化する性質があり、温度が高かったり、時間が経ったりすると硬化して落ちにくくなります。そのため、血の汚れを落とすコツは「早く」「低い温度で」「硬化させない」ことがポイントです。中には洗い方によって血液のタンパク質が硬化してしまう事もあるので、注意が必要です。

血液シミの洗濯方法1:水で流す

Photo byjarmoluk

血液は乾く前であれば水で落とせます。そのため、まずは血液のシミに気付いた時点ですぐに水で流します。外出先のトイレの手洗い場や、ペットボトルの水、ウェットティッシュなどを持っているのであればそれでも可能です。基本的に血液の汚れが赤いうちでしたら、こすったりすることなくきれいに落とすことができます。ある程度汚れを落とすことができたら、洗濯機に入れて洗濯すれば、血液のシミが完全に取れて元通り綺麗な状態で着ることができます。

水の温度は30度以下

Photo byBru-nO

水洗いの時、注意するのが水の温度です。一般的に「汚れはお湯で落とすもの」と考えられがちですが、血液の場合、お湯で洗うとよい落ちにくくなります。何故なら血液に含まれるタンパク質は高い温度で固まってしまうからです。基本的には水かぬるま湯で汚れを洗い落とすようにします。お風呂のお湯よりも、洗面所のお水で流すようにしましょう。とはいえ冬場など冷水がきつい時は、温度が20度以下のぬるま湯であればある程度は落とせます。

血液シミの洗濯方法2:漂白剤を使って落とす

Photo bykropekk_pl

すぐに水洗いができなかった場合、シミが茶色くなってしまいますね。その時は漂白剤を使って落とします。市販のものだと「オキシクリーン」や「ワイドハイター」が衣類にも使える漂白剤です。基本的な使い方としては、汚れた部分を低めの温度の水で濡らしてから、タオルまたはガーゼに漂白剤をつけて、トントン押さえつけるようにします。血液のシミがにじんできて、薄くなってきたら水で洗い流せばOKです。

白いものにはアルカリ性、色落ちが心配な場合は酸素系の漂白剤

Photo bynattyjeff

ワイシャツなど、白いもので完全にシミを残したくない場合は「アルカリ性」の漂白剤を使います。弱アルカリ性漂白剤が一番血液汚れに効果的です。色物の場合、アルカリ性の漂白剤を使うと色落ちしてしまうため、酸素系漂白剤を使うと色落ちする事もなく効果的に汚れを落とすことができます。

漂白剤を使用する際の注意点

Photo bySkitterphoto

衣類の中には、漂白剤を使うと痛んでしまう素材でできているものがあります。洗濯表示に使用できる漂白剤が印字されていて「△」のマークがついていれば、酸素系やアルカリ系の漂白剤が使用できます。また、使用する前に裏側など目立たない部分に漂白剤をつけてテストしてみるとより安心です。また塩素系漂白剤は血液の汚れには効果はないうえに、衣類を傷めやすいのでおすすめできません。

血液シミの洗濯方法3:マジックリン+重曹

Photo byevita-ochel

ニットなどの水洗いができないものや、家具など洗濯が難しいものは、マジックリンと重曹で汚れを落とすことができます。アルカリ性のマジックリンを血液シミ部分にふきつけ、暫く放置します。汚れを浮き上がらせたら、弱アルカリ性の重曹をかけてタオルやガーゼなどで拭きます。マジックリンにはタンパク質を分解する酵素が含まれていて、重曹はアルカリ性の力で汚れを落とすことができるのです。二つのあわせ技で、時間が経った血液汚れも落とすことができます。

血液シミの洗濯方法4:大根おろし

Photo bykungfunamhuynhdao

身近な大根おろしは昔からシミ抜きに利用されてきました。大根には「アミラーゼ」という成分があり、これが血液のタンパク質を分解する働きがあるのだそうです。ガーゼに大根おろしを包み、汚れている部分の裏側にタオルを当ててから、表側からガーゼを叩いていきます。汚れが浮いてガーゼに移ってきたら、温度が高くない水で手洗いし、シミ部分を流します。最後に洗濯機に入れて洗濯すれば、きれいに血液の汚れが落ちています。

血液シミの洗濯方法5:セスキ炭酸ソーダ

Photo bySue_Telford

時間が経った茶色いシミ状の血液汚れには、ホームセンターや薬局で販売されている「セスキ炭酸ソーダ」が便利です。洗濯の他にもあらゆる箇所の汚れを綺麗に落とすことができるので、持っておくと大変便利です。水500mlに対し、セスキ炭酸ソーダを小さじ1杯溶かし、汚れてしまったものを2時間程度漬けておきます。後は水に流し、洗濯機で洗濯すればOKです。セスキ炭酸ソーダに少し水を入れたペースト状のものでよく揉み込むとより綺麗にシミ抜きができます。

血液の汚れは炭酸水でも落ちる?

Photo byRitaE

炭酸には二酸化炭素が含まれており、汚れを分解する作用があります。このことから、水洗いと同じ要領で炭酸水で血液汚れを洗うと、シミをきれいに落とすことができます。注意点としては、開封してしばらく経っているものは炭酸が弱くなっているので効果がありません。また一見透明の炭酸水でも、市販のものは砂糖が含まれていることが多く、逆に衣類がベタベタになってしまうのでおすすめしません。よって、応急処置として炭酸水でも落とすことはできますが、できれば粉末タイプのものを利用することが最善です。

衣服別血液汚れの洗濯方法


Photo byOrnaW

自分が着ているお洋服に血液汚れが付いてしまった場合、焦らずに洗い方を確認しましょう。ここまでは基本的な洗い方をご紹介していきましたが、衣類の素材によっては、血液が落ちにくかったりします。また合わない洗濯方法によって素材を痛めてしまうこともあります。お気に入りのお洋服でも血液汚れを諦めずに、正しい方法でシミ抜きをすれば、また綺麗な状態で着られることができます。

ワイシャツ

Photo by Strolling

真っ白なシャツに血液のシミは結構目立つものです。少しも跡を残したくないと言うときは、応急処置が大事です。汚れに気づいたらすぐにトイレや洗面所にある石鹸をシミに直接つけます。シミの色が薄くなるまで揉み洗いし、水で流します。この方法で、時間が経った汚れでもある程度落とすことができますが、ここでこすったり、お湯で洗ったりするとより落ちにくくなるのでご注意を。シミが薄くなったら洗濯機での洗濯でOKです。

ウール製のニット

Photo byStockSnap

ウールのニットは、水で洗うと毛羽立ちやすく、またこすり洗いをすると毛玉の原因になります。なるべく水に濡らさないように落とすことが肝心です。まず水に濡らしたハンカチやタオルでシミの部分を軽く濡らします。汚れの裏側にハンカチ、表側に乾いたティッシュを置いて、汚れをティッシュに移すように軽く叩きます。ある程度汚れが落ちたら毛の流れを整えて、クリーニングでシミ抜きをしてもらう流れが最善です。

デニム

Photo byFree-Photos

汚れが落ちにくく、手洗いが難しいのがデニム。デニムに付いた血液の汚れは、食器用洗剤または歯磨き粉で落とのが最善です。冷水で汚れた部分を濡らし、食器用洗剤や歯磨き粉をつけた歯ブラシで擦ると、徐々にシミが薄くなってきます。食塩があると、よりきれいに落とすことができます。型崩れや色落ちを防ぐために、濡らしたデニムはなるべく早く乾かします。しっかりタオルで水分を取って、陰干しして乾かします。ドライヤーや除湿機を使っても。

外出先での血液汚れの洗い方

Photo by くーさん

外出先で衣類が血で汚れていることに気がついた場合、まず乾いたティッシュやトイレットペーパーで血を拭き取ります。濡らしたハンカチやタオルを汚れの裏側に置き、表面に乾いたティッシュをおいて、裏側からハンカチで叩くようにします。こすると汚れが広がってしまうので、あくまで根気強く叩くようにします。この方法なら衣類の濡れが気にならずにすごすことが出来ます。ボトムに血がついた場合は、帰宅まで汚れが目立たないように上から羽織るものを用意しておくといいでしょう。

時間が経った血液の洗い方

Photo by Golden_Ribbon

時間が経った血液は、酸化してしまい水だけでは落ちなくなってしまいます。そこで、より強い汚れに効果のある食器用洗剤を使って落とします。コップに水半分と、食器用洗剤をワンプッシュして洗浄液を作ります。洗浄液を汚れた箇所につけて、歯ブラシやティッシュでシミ部分を叩いて、汚れを浮かします。ある程度汚れが薄くなってきたら、洗濯機で洗えば落とすことが出来ます。

歯磨き粉で代用も


Photo byPhotoMIX-Company

汚れたものが白い場合は、歯磨き粉の漂白作用を利用してタンパク質汚れを落とすことができます。歯磨き粉をシミ部分に塗りこみ、しばらく置いておきます。歯磨き粉が乾いてくると汚れが浮いてくるので、水で流します。そして石鹸で洗い、冷水で洗い流します。一回だけでは落ちない場合は何度か試してみると徐々に落ちてきます。

時間が経ちすぎたらクリーニングも

Photo byJillWellington

あまりにも時間が経ちすぎてしまったものは、上記の方法では完全に汚れが落ちないこともあります。その場合は、クリーニングでシミ抜きをしたほうがきれいに落ちます。また衣類によっては洗濯機で洗えないものもありますので、そのときはクリーニングに持っていくと、素材を痛めずに綺麗にシミ抜きができます。どうしても諦めきれないお洋服はぜひクリーニングを活用しましょう。

血で汚れても洗濯できる!

血液でお気に入りのものを汚してしまうと、焦るし気分が最悪になってしまうものです。しかし、焦らずに正しい方法で対処すれば、綺麗にシミ抜きをすることができるのです。基本は手洗いをしてから洗濯機での洗濯ということを覚えていれば、外出先で血液汚れに気づいても大丈夫。お気に入りのお洋服をいつまでも綺麗な状態で着続けるためにも、不測の汚れに備えて洗い方をしっかりマスターしておきましょう!

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Photo by JeepersMedia

日常の上で必要になってくる洗濯。ちょっとコツをつかめば、いつまでもお気に入りのお洋服を快適に着ることができます。洗濯や衣類に関する豆知識をチェックしてみましょう。