ゴムの木とは
ゴムの木とは、大きな緑の葉が人気の観葉植物です。名前の通り、ゴムの木の白い樹液はゴムの原料となっています。基本的に寒さや暑さにも強く、育てやすいので、自宅の観葉植物として選ぶ人も多いでしょう。ゴムの木と言っても種類が多く、800種以上の種類があると言われています。葉の部分の緑には種類によっては黄色などが混ざっており、種類によって色のコントラストも楽しめます。植え替えや手入れをしっかり行うことでどんどん大きくなっていくので、成長を楽しめるのでおすすめの観葉植物です。
樹液には注意
ゴムの木の樹液はゴムの原料になることから、ゴムの木の種類にかかわらずラテックスアレルギーの人は樹液に注意する必要があります。アレルギーがある人は特に植え替えや剪定の際にゴム手袋などを使用して直接触らないようにするのも良いでしょう。さらにゴムの木の樹液は服につくとなかなか取れないので、付着した場合はすぐに落とすようにして下さい。植え替えや剪定の際は、エプロンをしてゴム手袋などをはめて行うのがおすすめです。
ゴムの木の花言葉
ゴムの木の花言葉は「永遠の幸せ」で、贈り物としても喜ばれます。種類も豊富で葉に存在感があるので、大きさに関わらず部屋のイメージを変えてくれる観葉植物と言えるでしょう。また、幹の部分の曲げ方によってデザイン性も楽しめるのが特徴です。見た目の鮮やかさは花言葉の永遠の幸せを象徴するかのようなイメージです。その為、自宅などのシンボルツリーとしてゴムの木を選ぶのも良いでしょう。手入れも楽なので観葉植物の種類に悩んだら、ゴムの木を選んでみてはいかがでしょうか?
ゴムの木を育ててみよう
ゴムの木はポイントさえ押さえれば、初心者でも比較的栽培しやすい観葉植物です。その為、新築祝いやプレゼントなどとしても選ばれています。種類によって葉の色合いや、幹の曲がり方なども違って1本1本個性があるのも特徴です。植え替えや伸びすぎた部分を剪定して行くことで、長く楽しめる観葉植物でもあるので、自宅に飾るグリーンを探している人におすすめです。今回はそんなゴムの木の育て方を紹介します。気になる水やりからお手入れ方法まで紹介するので、ゴムの木をぜひ自宅のインテリアとして取り入れてみてはいかがでしょうか?
ゴムの木の育て方①
ゴムの木を置く場所
ゴムの木を栽培する場合に適した環境として日当たりのいい場所がおすすめです。日当たりが悪いとゴムの木は、元気がない状態になってしまいます。また、鉢植えで購入してきたゴムの木をいきなり屋外に出してしまうと、葉焼けを起こす原因になります。さらに室内で栽培しているゴムの木も同様にいきなり日差しを受けると葉焼けしてしまうことがあるので、直射日光を避けて栽培するのがおすすめです。室内でも、半日陰なような場所が適していると言えます。ゴムの木を置く際は、日当たりに注意して場所選びをしましょう。
エアコンの風に注意
ゴムの木を室内に置く場合、直接エアコンの風が当たらない場所が良いでしょう。エアコンの風が当たると元気がないようになり葉が傷む原因にもなるので、エアコンが直接当たらない場所選びも大切です。さらにゴムの木は基本的に寒さにも強いので、霜さえ防げば冬を越すことが出来ます。しかし室外に出しっぱなしにするのではなく、室内の暖かい場所で冬を越した方が上手に成長します。ゴムの木を栽培する際は、いくら強いと言っても冬場は室内でも栽培をおすすめします。
ゴムの木の育て方②
用土選び
ゴムの木に適した用土は、水はけの良い土です。これは種類によっても変わらないので、基本的に水はけのよい土を使います。ホームセンターや園芸店で見かける観葉植物専用の用土を使うのもいいですが、多肉植物用の用土に腐葉土を混ぜたりして使うのもおすすめです。水やりの際、水はけが悪いと根腐れの原因にもなってしまうので、用土は水はけのよい物を使うのが大切です。ゴムの木は乾燥させないように手入れするのが大切なので、根腐れしやすくなるので、用土は水はけを重視して選びましょう。水はけが悪いと、元気のない葉になってしまうので葉の状態を見てあげるのも大切です。
ゴムの木の育て方③
水やり
ゴムの木の手入れの中で大切なのが、水やりです。ゴムの木は水やりを好む観葉植物なので、とくに生長期の時期には多くの水やりをしてあげる必要があります。水やりが少ないと元気がない葉になってしまいます。ゴムの木の用土の表面が乾いたら水やりをしてみましょう。しかし生長が遅い冬の時期には生長期の時期程水やりをする必要はありません。生長期にはたっぷりの水やりを心がけることで元気のない葉になるのを防ぎます。そして冬の休眠時期には乾燥気味が良いので、季節によって水やりの回数を調整してみて下さい。
水やりで害虫を防ぐ
ゴムの木は水やりをしっかり行って、葉水を増やしてあげることで空中の湿度が高く保てるので害虫対策にもなるので、手入れの中でも特に乾燥に注意してみて下さい。ゴムの木の元気がないと感じた際は、まず用土が乾いてないか確認して水やりをするのがおすすめです。さらに用土の乾燥具合が分かりにくい場合は、竹串を用土にさして30分後に抜いて、竹串が湿っているかで乾燥具合をチェックする方法があります。気になる場合はチェックしてみましょう。
ゴムの木の育て方④
肥料
ゴムの木の元気がない場合や、植え替えの際に肥料をあげるのも大切な手入れの1つです。ゴムの木の元気がない場合や植え付けの際に緩効性肥料を用土に混ぜるのがおすすめです。特に生長期の時期には、より栄養が必要となるので、10日の1度の割合で水やりに肥料を混ぜてあげると良いでしょう。しかし元気がないからと言って肥料を与えすぎるのもゴムの木に負担になるので、水やりで足りない分を補う程度の肥料にしておくのが良いでしょう。肥料に頼りすぎるのではなく、基本的な水はけの良い土を選ぶのが大切ではないでしょうか?
肥料に適した時期
肥料を与えるのに適している時期は、春から秋の生長期です。この時期や水やりなどもしっかり行わないとすぐに元気がない状態になってしまいます。その時期に液体肥料を使うのも良いでしょう。液体肥料を鉢の用土に差し込むタイプの肥料もあるので、自分の使いやすい肥料を選んで、春から秋の時期に使ってみましょう。上手に肥料を使うことで、大きく元気なゴムの木に成長してくれます。冬の時期はあまり肥料の必要がないので、タイミングを見計らって手入れの際に肥料を取り入れてみましょう。
ゴムの木の育て方⑤
病害虫
ゴムの木を栽培して行く際に、注意したい病害虫はカイガラムシです。カイガラムシは表面が固く、さまざまな観葉植物に発生する虫として知られています。葉に元気がない場合はもしかすると害虫のせいかも知れません。カイガラムシの発生を防ぐ為にも、ゴムの木を風通しの良い場所で栽培する必要があります。風通しの悪い場所や株に元気がないと害虫が発生しやすくなるので、手入れの際に元気がない場合は早めに対処してあげましょう。ホームセンターや園芸店で専用の殺虫剤なども販売しているので、使用してみるのもおすすめです。水やりの際などに葉をチェックすることが大切です。
ゴムの木の育て方⑥
ゴムの木を購入する際のポイント
ホームセンターや園芸店でゴムの木を選ぶ際のポイントを紹介します。ゴムの木はまず葉の部分を見るのが大切です。葉に厚みがありしっかりしているものを選ぶと良いでしょう。さらに株をチェックして、同じくしっかりした株がいいです。さらに葉をよく見て病虫害がいないかチェックしましょう。あとは、お好みの形や大きさなどを選ぶのがおすすめです。基本的に見た目に元気のある綺麗なものを選ぶことで、より丈夫で栽培しやすいでしょう。
ゴムの木の育て方⑦
植え替え方法
ゴムの木は、買ってきてすぐやゴムの木や大きくなって鉢が小さくなった際に植え替えを行います。植え替えの際には、一回り大きめの鉢を使うのがおすすめです。ゴムの木よりも小さな鉢を使っていると、鉢の中で根詰まりを起こして、せっかく水やりをしても上手に水分を上に吸い上げることが出来なくなってしまいます。そのような状態になると水と用土のバランスも悪くなり、水はけも悪くなってしまいます。水はけを常に良い状態で保つ為にも、定期的な植え替えは必要になって来ます。
植え替えの用土
植え替えの際にはバランスのよい用土を使うのがおすすめです。ホームセンターなどで購入出来る観葉植物の土に赤玉土や鹿沼土を混ぜると良いでしょう。用土をよく真ℨワわせて鉢の底に鉢底石を入れた上から入れます。少量入れたら、植え替えするゴムの木を鉢から出して、土を落とします。そして新しい鉢に植えたら周りをしっかり固定して、植え替えの完成です。最後に水やりをしっかり行いましょう。水やりをすることで、しっかりゴムの木が固定されます。
ゴムの木の育て方⑧
剪定方法
ゴムの木が伸びすぎたら、剪定をするのがおすすめです。剪定方法は特にやり方はなく、伸びすぎた場所を剪定バサミで切るだけです。特に剪定する場所を気にする必要もなく、光の当たり具合などを考えて、伸びすぎた枝を剪定をするだけです。剪定の際に注意したいのが樹液です。樹液は皮膚につくと、かぶれてしまうことがあるので、伸びすぎた枝の剪定を行う際にはゴム手袋などを使用しましょう。剪定をしていて樹液が手についたら、急いで洗い流すのが大切です。
ゴムの木の育て方⑨
枝の曲げ方
ゴムの木は、枝が曲がっていることでデザイン性が生まれます。そんな枝は自分でも曲げることが出来ます。ゴムの木は伸びすぎると曲げにくくなってしまうので、曲げる際は幹が大きくない若い枝を使いましょう。ゴムの木は意外に柔らかく手で曲げることが出来ます。好きな形に曲げたら、ワイヤーでしっかり固定します。固定する際は、曲げる枝にワイヤーをらせん状に巻き付けて固定させるのが良いでしょう。剪定をするのもいいですが、枝の形を変えてみるのもいいのではないでしょうか?
クセが付くまで取り外さない
ワイヤーはゴムの木にしっかりクセがつくまで取り外さないようにしましょう。だいだい数か月程かかるので、気長に時期が来るのを待ちましょう。ちょっとポイントを抑えるだけで、自分好みの形に変化させられるのもゴムの木の魅力です。枝の形などによってもゴムの木の印象が変わってくるので、購入する際に好きな形のものを選ぶか、後から枝をまげて形を自分で作っていくのもおすすめです。
ゴムの木の育て方⑩
挿し木の方法
ゴムの木は他の観葉植物のように挿し木によって増やすことが出来ます。挿し木を行う時期は5月から7月ぐらいが良いでしょう。まずは、伸びすぎた枝などを剪定します。その際、剪定した枝は葉を3枚程残した場所で切るのがおすすめです。剪定する枝は伸びすぎている枝で良いですが、出来るだけ元気のある枝を使いましょう。元気のない枝だとうまく挿し木が成長しません。剪定した枝の切り口は斜めにすることで、水を吸い上げやすくなります。
初根させよう
剪定した枝を1時間程水にさしておいたら、水苔に包んで初根させます。水苔は事前にふやかしておき、挿し木の切り口を覆いまず。あとは日陰で置いておきます。挿し木から根が出て来たら、土に植えます。用土を鉢に入れて、あとは通常のゴムの木の手入れと同じです。伸びすぎた枝を上手に挿し木にすることで、ゴムの木の数を増やせるのでおすすめです。
ゴムの木の育て方のポイント
ゴムの木の育て方のポイントは、水やりです。水をしっかり与えることで、すくすく大きくなります。ゴムの木は比較的育てやすくお手入れも少ないので、コツさえ押さえれば、簡単に育てられます。観葉植物の中でもボリュームもあり、伸びすぎたと感じた場合は剪定をしてあげるのが良いでしょう。伸びすぎた枝の剪定方法もただカットするだけなので、初心者でも剪定に失敗することがありません。さらに伸びすぎた枝や剪定した枝は挿し木としても使えるので、おすすめです。
まとめ
ゴムの木は、観葉植物としてとても人気があります。人気の理由には見た目の美しさと手入れのしやすさがあるのではないでしょうか?花言葉も永遠の幸せで自宅などのリビングなどに置きたいと思っている人も多いでしょう。種類も豊富で葉の色やデザインが違うので、自分の好きな種類のゴムの木を選んでみるのがおすすめです。特に生長時期には多くの水やりが必要です。また、元気がないと感じた際も水やりや肥料を使って、復活させてみて下さい。
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