普通の人でも買える安いスポーツカー
今回のテーマは”普通の人”でも買える安いスポーツカー。そんなものあるのでしょうか?そもそも”普通の人”とはなんなのでしょう。それは収入が普通という意味です。では普通とはどのぐらいなのか、難しいですね。
でもまず車という時点である程度の値段がするものですが、その中でも比較的低価格でお手軽に買える格安スポーツカーを中古車も含めてご紹介していきます。どんなスポーツカーか楽しみにしてください。
スポーツカーとはどんな車なのか
スポーツカーという言葉は確たる定義はなく視点や考え方で様々です。一つ言えることは、ただの移動の手段として乗る車ではなく、ドライビングそのものが楽しめる走行性能を持った車だということです。
ではスーパーカーはどうなのか?スーパーカーも定義は曖昧ですがスポーツカーであることに間違いないでしょう。今回は主にメーカーがその車種をスポーツカー、もしくはスポーツタイプとしているもの、そして日本にしかない軽スポーツもスポーツカーに含んでいます。
安いスポーツカーの定義を設定
今回のテーマは”普通の人でも買える安いスポーツカー”ですので外国産のスポーツカーはもちろん国産の高性能現行車種もご紹介しません。では、いくらなら格安で初心者も買いやすいのか考えました。
現在の車は様々な先進装備と最新の技術を駆使し、例えば売れ筋の軽自動車ホンダ・Nボックスでも車両価格は150万円ほどします。スポーツカーならなおさら価格は高くなりますので、現行車も中古車も200万円以下、維持費が安い軽スポーツからも選んでいきます。
コスパがよいおすすめの安いスポーツカー①
お手頃で格安スポーツカー:スウィフトスポーツ
そもそもスズキという自動車会社自体が低価格帯の軽自動車や小型車を中心に製造・販売しているのでとても一般人にやさしいのです。そんな庶民の味方スズキのお手軽に買えるおすすめのスポーツカーがスウィフトスポーツというグレードなのです。
コンパクトサイズの6速MT車で燃費もよく維持費の安さがコスパをさらに上げています。スウィフトは世界で累計500万台以上を売り上げた人気車、そのスポーツタイプがスウィフトスポーツなのです。
スズキ・スウィフトスポーツのスペック
普通の人でも買える低価格ホットハッチスポーツカー、スウィフトスポーツの新車価格はMTで183.6万円、ATで190.62万円というお手頃価格です。駆動方式は2WDで車両重量は970㎏と1トンを切っています。
サイズは全長3.89m、全幅1.735m、全高1.5mのコンパクトサイズです。エンジンは1.4ℓ水冷4サイクル直列4気筒直噴ターボ(16HCバルブWT)で最大出力は140ps/5500、最大トルクは23.4㎏・m/2500-3500、燃費は16.4km/ℓ、中古車なら160万円~が相場です。
コスパがよいおすすめの安いスポーツカー②
お手軽価格の軽オープンスポーツカー:コペン
洗練されたオープンスタイル(電動コンバーチブル)が大人気のスモールスポーツカーがダイハツ・コペンです。現行のコペンROBE、XPLAY、Ceroのグレードなら価格は200万円を切ります。
こんなに維持費も安く低価格で買える軽スポーツカーなら取り回しもよく初心者でも運転も楽です。国産の普通車スポーツカーなら値段は倍します。
コペンというかわいい名前はcompactとopenを合体させた造語なのです。新車で200万円を切るお手頃価格の軽オープンスポーツいかがでしょうか。
ダイハツ・コペンのスペック
軽スポーツカーならではのコスパと維持費がおすすめのコペン(ここではROBEを例示)の新車価格はAT(CVT)188.65万円、5速MT190.85万円。
駆動方式はFF2WD、車両重量は870㎏、サイズは全長3.395m、全幅1.475m、全高1.280m、エンジンは658㏄水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ、最大出力は64ps/6400、最大トルクは9.4kg・m/3200、燃費は19.2ℓ/km(MTは18.6)、そして定員は2シーターの2名(2ドア)となっています。
コスパがよいおすすめの安いスポーツカー③
お手頃価格の軽最強スポーツカー:アルトワークス
こちらは1980年代後半に登場した伝説の最強軽スポーツカー、アルトワークスの5代目(現行車)です。なんとこのアルトワークス、新車でも150万円台で買える、今回ご紹介する現行車の中でも最低価格のお手頃スポーツカーなのです。
なんと言っても2WD(4WD有り)車なら700㎏切る軽量に軽自主規制最高の64psのターボ車でグリグリとドライバーの思い通りに走る車です。AT設定もあり初心者でも安心。しかも軽なので燃費も維持費もとっても格安です。
格安軽スポーツ・アルトワークスのスペック
軽最強ながら普通の人でも買える格安スポーツカー、アルトワークスの新車価格は153~168万円のお手頃価格でおすすめです。駆動方式は2WD(FF)と4WDから選択。車両重量は2WD車で670㎏(MT)、690㎏(AT)と超軽量です。
全長3.395m、全幅1.475m、全高1.5m、エンジンは水冷4サイクル直列3気筒インタークーラーターボ、最大出力は64ps/6000、最大トルクは10.2㎏f・m/3000となっています。中古車なら100万円以下も探せてさらにお手軽です。
コスパがよいおすすめの安いスポーツカー④
お手頃価格のスポーツ車・インプレッサスポーツ
レガシーツーリングワゴンやインプレッサWRXなどが大ヒットしたスバルの格安ハッチバックスポーツ車のインプレッサスポーツは1.6i-L Eyesightのグレードならなんと普通車なのに200万円丁度の格安スポーツカーです。
しかも先進の衝突安全装備Eyesight(アイサイト)は標準装備ですので、初心者や高齢者でも安心。アイドリングストップ機構標準装備、燃費も17ℓ/㎞で維持費も安く抑えられます。スポーツカーだからアルミホイールも標準装備。低価格でこの充実ぶり、さすがスバルです。
スバル・インプレッサスポーツのスペック
お手軽に買える人気のスバルのインプレッサスポーツ1.6i-Lの新車価格は200万円丁度、普通車のハッチバックスポーツ車としてはスズキ・スウィフトスポーツに次ぐ安い車です。
駆動方式は2WD(FF)、車両重量は1575㎏、全長は4.475m、全幅は1.775m、全高は1.48m、エンジンは1.6ℓ水平対向4気筒DOHCバルブデュアルAVCS、最大出力は115ps/6200、最大トルクは15.1kgf・m/3600、燃費17.2㎞/ℓ、中古車価格は86~200万円となっています。
コスパがよいおすすめの安いスポーツカー⑤
お手頃価格のFFスポーツカー:シビックタイプR
車好きなら知らない人はいないホンダの初代シビックタイプR(EK-9)は1997年に発売。国産FFスポーツカーでは最高峰の走行性能で、市販車そのままでレースに参加できるスペックです。
現行のタイプR(FK-8)なら新車価格は400万円オーバーですが、伝説的存在のこのEK-9は新車価格で200万円を切る値段で普通の人、初心者でも買える手軽なスポーツカーでした。現在このEK-9タイプRは中古でしか買えません。安ければ100万円台から購入できる低価格スポーツカーと言えます。
お手頃ホットハッチ・シビックタイプRのスペック
EK-9シビックタイプRは新車価格は199.8万円(現在は中古車のみ)の低価格スポーツカーでした。
駆動方式は2WD(FF)、車両重量は1090㎏の超軽量、全長は4.18m、全幅は1.695m、全高は1.36m、エンジンは1.6ℓ直列4気筒DOHC・VTEC、最高出力は185ps/8200、最大トルクは16.3kgf・m/7500、燃費は13.6㎞/ℓとなっています。
中古車価格は程度によりまちまちですが、中心価格は100万円前半~200万円で現行のタイプRの半額以下とお手軽に楽しめるスポーツカーです。
コスパがよいおすすめの安いスポーツカー⑥
中古ならお手頃・4WDスポーツカー・ランエボIV
通称ランエボこと三菱ランサーエボリューションは1992年の初代発売から11代目のIX・MR・GSRまで続く国産4WDスポーツカーです。今回はその中でも人気の高いランエボIVをご紹介します。
たくさんあるランエボですが、1996年発売のこのモデルは生産台数が最も多く、もっとも認知されているランエボと言ってもいいでしょう。スカイラインGTRやインプレッサWRXのライバル車でもあり、中古車なら100万円以下からありますが、MTなので初心者にはおすすめしません。
WRCでも優勝したランエボIVのスペック
当時の新車価格は299.8万円、それでも外国産スポーツカーよりも格安でした。
駆動方式は4WDのみ、車両重量は1350㎏、全長は4.33m、全幅は16.9m、全高は1.415m、エンジンは2ℓ直列4気筒DOHC16バルブ・インタークーラーターボ、最高出力は国内自主規制最大値の280ps/6500、最大トルクは36㎏・m/3000、燃費の詳細は不明ですが実燃費は10㎞/ℓを切るでしょう。
また20年以上前の車種で維持費は安いとは言えません。中古車価格の相場は100万円以下から200万円ぐらいです。
コスパがよいおすすめの安いスポーツカー⑦
初心者でも気軽に買えるスポーツクーペ・シルビア
1980~90年代にかけて日産の売れ筋だったスポーツタイプクーペ、シルビア、今回はその最終モデルだったS15をご紹介します。
当時はスカイラインGTRやフェアレディZが本格派高級スポーツカーだったのに対してシルビアS15は188~243万円と普通の人が手軽に買える低価格帯のスポーツクーペでした。
シルビアS15スペックR(最上グレード)なら5ナンバーサイズで最高出力225psとパワフルでいてATもありますので、初心者でも安心して買える、そして乗れるおすすめのスポーツカーです。
日産のお手軽スポーツカー・シルビアS15
シルビアS15スペックR(AT)の新車価格243.7万円と当時のスポーツカーとしては手軽に買える価格でした。駆動方式は本格派スポーツカーの代名詞、2WD(FR)、車両重量は1270㎏、全長は4.445m、全幅は1.695m、全高1285mという低さはスポーツカーの証です。
エンジンは2ℓ水冷直列4気筒DOHC16バルブインタークーラーターボ、最高出力は225ps/6000、最大トルクは28㎏・m/4800、燃費は8.8㎞/ℓで、20年前車ですので維持費は安くはありません。
コスパがよいおすすめの安いスポーツカー⑧
格安だけど珍しい4ドアスポーツクーペ・RX-8
RX-8はマツダが2003~2013年に販売した、定評あるロータリーエンジンを搭載したスポーツクーペです。マツダの伝説的スポーツカーRX-7とは名前は似ていますが全く別の車です。しかしRX-8も排気量1.3ℓと小型のエンジンながらどのグレードも200ps以上を叩き出します。
小型のシルエットですがワイドボディの3ナンバー、実燃費は10㎞/ℓを切ります。新車価格は300万円前後ですが、中古車価格はRX-7(タイプR)よりも安い100万円以下の格安物件もあります。
中古車ATならお手軽に買えるRX-8のスペック
RX-8の新車価格は263~300万円台後半、駆動方式は2WD(FR)、車両重量1310㎏、全長は4.435m、全幅は1.77m、全高は1.34m、エンジンは1.3ℓRENESIS直列2ローターロータリーエンジン、最高出力はATで215ps/不明、MTで235ps最大トルク22㎏・m/5500、燃費は9.4㎞/ℓとなっています。
ATのタイプE/Gなら初心者でも乗れますし、1.3ℓなので維持費も高くなく中古車価格の相場は100万円以下から200万円ぐらいでお手軽な低価格と言ってよいでしょう。
コスパがよいおすすめの安いスポーツカー⑨
スバルの大ヒット車・インプレッサWRX STi
4WDスポーツの元祖とも言えるスバル最高峰の4WDスポーツカーがインプレッサWRX STiです。初代インプレッサWRX STi(GC08)も人気がありますが、今回は2代目の丸目2灯が特徴のGDBをおすすめします。
2代目インプレッサWRX STiは2000年に登場し、同じモデルなのに2回もフェイスのデザインが変わるという迷走ぶりでしたが、性能はランエボのライバルだけにピカイチでした。当時の新車価格は300万円超えでしたが中古車ならお手軽に買えてしまいます。
スバルの名車・インプレッサWRX STiのスペック
インプレッサWRX STi(GDB)の車両価格は319.8万円と高性能なりの高価格でした。駆動方式は4WD、車両重量は1430㎏、全長は4.405m、全幅は1.73m、全高は1.435mの4ドアハードトップでした。
エンジンは2ℓ水平対向4気筒DOHC16バルブインタークーラーターボ、最高出力は280ps/6400、最大トルクは38㎏.m/4000、燃費は10.4㎞/ℓとなっています。中古車の価格はおよそ100万円前後と格安ですが20年前の車ですので維持費はそれなりにします。
コスパがよいおすすめの安いスポーツカー⑩
トヨタの格安スポーツカー・スプリンタートレノ
スプリンタートレノはカローラの兄弟車の位置づけで初代はなんと1970年にデビューしました。走り屋御用達のAE86トレノ、レビンは型式番号どおり1986年に登場します。今回のおすすめは最終モデルの7代目スプリンタートレノ(1995~2000)です。
AE86は生産年代が古く多くは手を入れないと乗れません。その点7代目はまだ現在でも通用するデザイン、装備でノーマルで乗れる点で初心者にもおすすめで、維持費もまだAE86よりましで、中古車も程度もよいものが選べます。
丁度よい価格とサイズのトレノのスペック
トレノ(AE111)の新車価格は最上級グレードのBZ-Rでもスポーツカーとしては手軽に買える194.1万円の低価格帯の設定でした。
駆動方式は2WD(FF)、車両重量は1110㎏と軽量、全長は4.305m、全幅は1.695m、全高は1.305m、エンジンは1.6ℓ水冷直接4気筒DOHC20バルブ、最高出力は165ps/7800、最大トルクは16.5㎏.m/5600、燃費は11㎞/ℓとなっています。
BZ-RはAT車ですので初心者も安心、中古車は100万円以下の格安も多いです。
コスパがよいおすすめの安いスポーツカー⑪
トヨタの古参スポーツカー・セリカGT-Four
セリカはトヨタが1970年に発売したスポーツクーペですが、2006年の7代目セリカ(ZZT23)を最後に幕を閉じました。今回はその中でも丸目4灯がかっこいい6代目セリカGT-Fourをご紹介します。
セリカGT-Four(ST205)は1994年に登場、国際的なラリーレースでも活躍したモデルです。255psのパワフルな4WDスポーツカーで当時はとても人気がありました。こちらも中古ならお手軽に買える価格ですが、20年以上昔の車で維持費は安くはありません。
本格4WDスポーツカー・セリカGT-Fourのスペック
セリカGT-Four(ST205)の新車価格は314.8万円で当時でも安くない本格4WDスポーツカーでした。駆動方式は4WD、車両重量は1380㎏、全長は4.42m、全幅は1750m、全高は1305mです。
エンジンは直列4気筒DOHC16バルブ・インタークーラーターボ、最高出力は255ps/6000、最大トルクは30㎏・m、燃費は10.6㎞/ℓとなっています。中古の価格帯はおよそ100~200万円、MT車なので初心者にはおすすめしません。
スポーツカーは高いとは限らない
今回は現行の新車から過去に販売された高性能車まで200万円以下の低価格でお手軽に買えるスポーツカー12選をご紹介しました。高いと思われるスポーツカーですが、200万円以下のコスパのよい新車もありました。
レジェンド級のスポーツカーも中古車なら100万円を切る格安のものありましたが、過去の高性能スポーツカーは古くなるほどメンテナンスなどの維持費が高くなりがちですので、その辺の予算まで考えて購入しましょう。性能も価格も自分に合ったスポーツカーを見つけてください。
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