はじめに
木製キッチンワゴンなど収納家具をDIY
ナチュラルでどんなキッチンでも合いやすい木製のキャスター付きワゴン。市販のものは結構よいお値段がするうえに、使っているうちに壊れてきたりすることも多いでしょう。新しいものを買うのも良いですが、この機会に自作してみてはいかがですか?作りやすい木製のキャスター付きワゴンの他にもいろいろな素材で作るキッチン収納の方法をご紹介します。
すのこやタイルで自作簡単キッチンワゴンDIY1
それでは早速ご紹介をはじめていきましょう。最初は市販のワゴンに天板を付けて使いやすくする方法から。幅が狭い木材をつなげて天板にする方法は後半で詳しくご説明しているのでそちらも参考にしてください。
市販のストッカーに天板つけ改造DIY
安くて人気のニトリのワゴン。キャスターもついていてちょっとしたキッチン収納として隙間収納などにも使いやすいサイズです。天板がついていないワゴンにプラスアルファしてキッチンワゴンにする方法から見ていきましょう。
材料
材料として市販のワゴンを使用します。動画内ではニトリ製のものを使用していますが、別の天板なしのワゴンでもサイズを合わせればもちろんOK。その他には木製ボードと木材・リメイクシート・ボンドも用意してください。
棚や天板の手作りヒント
棚部分は元々ワゴンなので付いているものをそのまま利用します。キッチンワゴンとして利用するなら上に天板があった方が作業台にしたり、小さめのキッチン家電を置いたりと便利でおすすめ。木製ボードを組み合わせてコの字型の天板を作って上からかぶせるだけの簡単な作り方です!
すのこやタイルで自作簡単キッチンワゴンDIY2
100均の材料で作ったとは思えないようにしっかりとしたキッチンワゴン。天板は集積材という幅広の板を使っていますが、手元にない場合は数枚の板を組み合わせても。板の接ぎ合わせ方も後半でご紹介しています。
100均のワイヤーバスケットと木材で
人気の100均で揃う素材を使ってキッチンワゴン作りにトライしましょう。ホームセンターで安く手に入る角棒を使って木製ワゴンを作り引き出しやキャスター部分を100均材料を駆使しておしゃれに仕上げています。手軽に手に入る材料で作れるヴィンテージ風の使いやすいキッチン収納の作り方を紹介しましょう。
材料
材料は100均のワイヤーバスケット3個とかごカバーにする用の布2種類。枠組み用の角棒とキャスターは100均で見つからない場合はホームセンターを探してみると良いでしょう。天板は集積材という天板にピッタリな端材を使っています。
棚や天板の手作りヒント
手に入れたワイヤーバスケットの間に隙間を取り仮置きしてみて全体の高さを計ります。角棒をその高さ分にカット、枠作りをしていきます。組み立て方は木ダボを使う方法で。釘やビスなど金属を使わないので錆びたりせず見た目もスッキリ仕上がります。下にキャスターを付け、ワックスで塗装した集積材の天板はやすりで角を落とすとやさしい雰囲気に。棚部分のストッパーを作ったらかごを入れて完成です。
すのこやタイルで自作簡単キッチンワゴンDIY3
木製のワゴンを自作するとピッタリサイズの隙間用収納が作れます。こちらは合いているスペースに収まるように2種類のキッチンワゴンを作っている動画の紹介。サイズはご自分の必要なものに変更して作ってみましょう。
隙間にピッタリサイズの木製キッチンワゴン
ワンバイ材で作る隙間にピッタリサイズの木製キッチンワゴン作りの動画を見ていきましょう。収まりが良いように2つ作っています。サイズはほぼ同じでセリアのタオルラックを持ち手代わりに取り付けてタオルをかけつつワゴンを引き出すのにも便利なようにしています。
材料
材料は6フィートの1✕4材・ガーデン用のステイン塗料(水性)・キャスターと木ネジ。工具は丸のことインパクトドライバー・塗装用のハケ・ツーバイフォー専用定規などを使います。
棚や天板の手作りヒント
天板のあるものとないもので組み合わせたり、両方天板を付けたりとアレンジしても良いでしょう。ステイン塗料はカットしてバリ取りなどをした後に全て塗ってしまいます。外枠の大きさを揃えれば、その中に入る棚は入れるもののサイズに合わせて上下させると良いでしょう。側面の板にステンシルをしてもかわいく仕上がりそうですね。
すのこやタイルで自作簡単キッチンワゴンDIY4
同じように見える木製のキッチンワゴンでも、塗装の色を2色使いにしたり木製の持ち手を付けたり横にフックなどをプラスすることで見た目も使い勝手も大きく変わってきます。
ナチュラルモダンなキャスター付きキッチンワゴン
ベニヤ板や安くてにはいりやすい角材を使って作るキッチン収納ワゴンづくり動画です。生の木そのままの色を活かした部分とマットな黒に塗った角材を組み合わせていることでモダンナチュラルな仕上がりとなっています。
材料
材料は木製角材とベニヤ板・木ネジ・黒の塗料(マット仕上げ)、側面に取り付けるフック類やキャスターも用意しましょう。工具はインパクトドライバーなど基本的なものを使います。
棚や天板の手作りヒント
天板はナチュラルな木製の板の周りにマットブラックに塗装した角材のわくをつけておしゃれに仕上げています。棚部分は木製ボックスを作りそれを枠材に固定してしまっているので引き出しタイプではありません。キャスターを付けるだけでなくサイドにフックをたくさん付けていろいろなものが吊り下げられるようにしたり、塗装もヤスリで擦ったりしてダメージ感を出しているところがおしゃれで使いやすそう。
すのこやタイルで自作簡単キッチンワゴンDIY5
カラーボックス活用のキャスター付きワゴン
木製の箱の中にカラーボックスを入れたという感じの仕上がりになるキッチンワゴン。カラーボックスをベースとしてそこに板や天板を止め付けていくので、はじめて木製ラックを作るという方でも簡単に作れるでしょう。
材料
材料はメイン素材となるカラーボックス(3段)とそれと厚みがほぼ同じ木材です。キャスターやタオル掛け金具・フックかけようの金具も使っています。工具としてドライバー・幅広の養生テープ・木ネジを用意しましょう。
棚や天板の手作りヒント
カラーボックスのサイズに合わせて側面と天板の板をカット。切り口はサンドペーパーをかけてなめらかにするのが綺麗に仕上げるポイント。ニスやステインの1度塗りなどでナチュラルカラーに仕上げています。木製部分にタオルハンガーやフック掛け金具をネジ止めして完成です。
すのこやタイルで自作簡単キッチンワゴンDIY6
こちらは簡単で安価に作れるプラスチックかごを使ったキッチンワゴンです。側面の板が幅が狭い1枚板であることと中の棚がプラスチック製ということであまり重いものは入れない方が良いでしょう。軽いスパイスなどの調味料の袋や乾物などを入れるように使用するのがおすすめ。
100均のかごで作るキッチンワゴン
とてもシンプルなプラスチックかごで作るキッチンワゴンの作り方です。あまり字幕もなく淡々と作業を進めているのでパッと見ただけではどこの作業をしているのかわかりにくいかも知れません。少し動画速度を設定でやっくりにして見るとよいでしょう。
材料
材料は角材と天板用パイン材・木ダボ継ぎをするのでご用意ください。塗料はクリアタイプのニスとブラウンのワックスで2色に仕上げ。丸のこやサンダー(なければやすりでも)・ハンマーやドリルにドリルビット(主にタボ穴開けに使用)も使います。ダボ穴のマーカーもあると便利。
棚や天板の手作りヒント
プラスチックのかごを棚にして、それを取り付ける木製枠を作っています。メインの木部分はニスでクリアに仕上げて、左右の棚取り付け棒だけをダークブラウンに塗装しているのがおしゃれ。全て木ダボでつなげているので釘やビスがまったく見えずとってもおしゃれな仕上がりです。角もしっかりサンダーで丸みをつけており仕事の丁寧さが光ます。
すのこやタイルで自作簡単キッチンワゴンDIY7
100均材料で作る引き出し付きラック
こちらはミニマムサイズの引き出し付きラックの作り方ですが、材料のサイズを大きくすることでキッチンでも使えるようなものにすることが可能でしょう。アイデアを参考にして欲しい動画です。すのこに釘などを打ち込む時はキリで予め穴を開けてからすると割れにくくておすすめ。
材料
材料はすのこ・木材・100均で売られているようなプラスチック製のかご2個・金属製の持ち手やタグ・丸棒・タイルシール・ホワイトの塗料です。道具類はのこぎり・印つけのための筆記用具・ドライバー・ドリルも使います。
棚や天板の手作りヒント
天板には100均の板材に同じく100均のタイルシールを貼って作っています。本格的な天板にしたい方は木枠を重ねて本物のタイルをひとつひとつ貼って、目地塗りをしても。塗料もダイソー製のホワイトペイントを使用して完成させましょう。
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ダイソーのジョイントラックでキッチンワゴン
100均のワイヤーラックパーツを組み合わせて作るキッチンワゴンの作り方。同じく100均の板材を天板用として使用しています。タイルの貼り方は後で詳しくご紹介しましょう。
材料
材料として使うのはダイソーのジョイントラックの棚2型を2つ・ポール長4本・固定部品4こ入り2つ・キャスター2こ入り2つ・板材1枚・タイル。工具はのこぎりとゴムハンマーを使います。
棚や天板の手作りヒント
ジョイント固定部品は上下があるので間違えないようにポールに差してください。棚は下の段から作っていきます。キャスターを取り付け、天板用の板にタイルを貼る作業をしたら完成です。
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塩ビパイプで作るキャスター付きキッチンワゴン
軽くて安い塩ビパイプで作る棚の作り方。天板はないタイプですが、熱いものを乗せる場合は棚板を板材にしてその上にタイルを貼ると良いですね。パイプをきれいに切るポイントは細かい目ののこぎりを使うこと。色を塗る時は二度塗りをすると綺麗に仕上がるでしょう。
材料
材料は塩ビ管とジョイントと棚板用角材。工具は塩ビ管を切るのこぎりを用意しましょう。ここでは使っていませんが、ジョイントと組み合わせるときにボンドを付けるとしっかりと仕上がります。
棚や天板の手作りヒント
塩ビ管をジョイントでつなげていくときは、向きやサイズを間違えないようにしましょう。底はキャスターを付けて転がるようにしても良いですね。棚板は角材をすのこのようにボンドで接着して作ります。
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キッチンにも便利な収納家具の作り方
こちらは洗面横の収納として作られていますがキッチン収納ワゴンとしても使えると思いますのでご紹介しましょう。上と下で組み合わせられ使わないときはフラットに片付けられます。上は固定棚で丈夫に物入れが。下はキャスター付きで引き出せ大きなものを入れたりするのに便利。
材料
材料は木材とキャスター・持ち手・蓋部分に丁番を使うとよいでしょう。木材には塗装をしたり木目調シートやシール・テープなどを貼っても。
棚や天板の手作りヒント
上部の蓋が天板扱いになるので、蓋を開けるためにあまり重たい家電を乗せっぱなしにはできないので注意が必要でしょう。設計図などがないので、キッチンのサイズに合わせて自分で簡単でも良いので高さや奥行き・棚の幅なども簡単に図面を書いてからはじめるのがおすすめ。
すのこやタイルで自作簡単キッチンワゴンDIY11
ここからは天板や棚作りやタイル張りのやり方など、キッチンラックのDIYには必要になってくることの多い作業のポイントをご紹介します。どのラック作りにも応用できますので、作り方に悩んだらこちらを参考にしてください。
天板の作り方の参考に
まずは天板作りなどに活用できる、幅広の板や集積材などが手元にない場合の板の貼り合わせ方。ダボ継ぎという方法の説明となります。この方法の良い点は、釘やビスなどを使わないので見た目がフラットでとても綺麗。裏側にも木をつなげるための棒も不要ですので薄く両面平らな幅広の板張りができます。
材料
材料は木材・木ダボと言われる短い木の棒。その他使うものとしてボンド・ドリル・木ダボサイズのドリルビットとぴっちりとはめるためのゴムハンマーと端材を用意しましょう。あると良い道具にダボ穴開け用のマーカーが売られていますので、用意するとズレがなくきれいな板に仕上がります。
棚や天板の手作りヒント
天板サイズになるように板を数枚カットします。ダボ穴用マーカーがない場合は多少大きめにカットして最後に寸法をカットしても良いでしょう。やり方ポイントは開けたい穴の中心に印を付けること。そこにドリルビットの先端を当てることで狙った場所に穴あけができます。木ダボの円周よりも大きめに開けてしまうとグラつきますので少しきついくらいがちょうど良いです。ハンマーで叩いて打ち込みますが、直接たたくと板がへこむので端材をあてがってその上から叩いてください。
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天板へのタイル貼りの参考に
おしゃれに仕上げる用の見た目だけのタイル風素材と、熱いものを乗せるための木材の木の焦げを防ぎ綺麗に保つための本物のタイル張りがありますが、こちらは本物のタイルの張り方です。タイルはホームセンターや通販などでも購入可能。天板の大きさに合わせて必要な数を用意してください。
材料
材料はタイルとタイル目地用のモルタル。使う道具として目地にモルタルをしっかりとならすためのへら。モルタルを混ぜるための容器とタイル用接着剤も必要です。
棚や天板の手作りヒント
タイルの張り方はまず天板の上に並べて仮置きしてみましょう。きちんとサイズどおりになることを確認したら、タイル用の接着剤で貼り付けていきます。乾いたらタイル目地材を袋など絞れるものに入れて目地の隙間を中心にたっぷりとおきヘラで平らに伸ばします。湿気っているうちに固く絞った濡れタオルなどで不要な目地材を拭き取り乾燥させて完成です。
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100均商品で天板の木製やタイル風リメイク
天板を塗装しなくてもおしゃれに仕上げるには、木目やタイル模様のシールやステッカーシートなどを貼るのが簡単で便利。100均などでもいろいろな種類のものが売られているのでお好みの色柄を選んで用意しましょう。この動画では賃貸のカウンターで塗装をしてしまうことができない(返却時の現状維持)ためシールを貼って仕上げていますが、これをワゴンの天板と考えて見ておくと良いでしょう。
材料
材料は模様入りのシートとマスキングテープ。使用する道具はハサミとなっています。下地にマスキングテープを貼っているのはシートの粘着がカウンターを汚さないため。ワゴンの天板のように剥がす必要がない場合はこのマスキングテープは不要です。
棚や天板の手作りヒント
天板にシートを貼る場合のポイントは、模様入りシートでくるむように貼り付けること。上部だけでなく下も折り返すことで綺麗に仕上がります。シートの端がめくれてこないよう、マスキングテープなどでしっかりと上から貼り付けると良いようです。
まとめ
キャスターつきキッチンワゴンをDIY
家電製品を天板に乗せたりする他にも、キャスター付きで移動して使えるキッチン作業台としても便利な収納ワゴン。木製や100均かご・ジョイントラックなどから手作りする方法をご紹介しました。木製ラックには木目を活かしたワックス塗装などが人気ですが、カラーを変えることでモダンナチュラルでおしゃれなキッチンインテリアにする例も気に入ったかたもいらっしゃったのではありませんか?他の作り方の中からも気に入ったデザインや作り方があったら是非試してみてはいかがでしょう。
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