キャンプにキャンピングカーで行こう!
オートキャンプ場など様々な場所でキャンピングカーに遭遇すると、思わず見とれませんか?値段が張るキャンピングカーとは言っても、キャンパーなら一度はキャンピングカーを運転してキャンプに行ってみたい!と、なるはずです。すでに所持されている方やレンタカーを使ったことがある方と、近頃、キャンピングカーを見る機会が増えてきています。キャンピングカーですが、運転する際に注意事項を知っていないで運転すると事故が多発してしまいます。キャンピングカーを運転する際の、8つの注意事項を解説して、安全に運転できるテクニックをご紹介します。
キャンピングカーを運転するときの違い!
キャンピングカーを運転する時の免許って?
基本的にはキャンピングカーも普通車と同様の普通免許で運転する事ができます。なので、新しく自動車免許を取得したり、教習所に通う手間が増えたりすることはありません。ただし、総重量5トンを超えるようなキャンピングカー(輸入されるキャンピングカー)になってくると新たに準中型自動車免許、中型自動車免許などの免許を取得しなくてはいけません。
普通免許で大丈夫!しかし…
とは言っても、乗用車と同じ感覚でキャンピングカーの運転を行ってしまいますと、危険な事故を巻き起こす可能性があります。また事故を起こしてしまうと修理などにも値段がかかってきます。なので、キャンピングカーを運転する際において仕組みなどを理解して、安全で事故を多発させない為にも普通車との運転をするときの違いをお伝え致します。
キャンピングカーと乗用車の運転する時の物理的な違い。
キャンピングカーのサイズ感!
キャンピングカーにも様々な大きさがあります。小さい車両ですと、軽サイズのワゴンをベースに設計された軽キャンパーというキャンピングカーがあり、小回りが利きやすく乗りやすい車種があります。また、大きい車両はバスをベースに設計されたバスコンというキャンピングカーがあります。このキャンピングカーは全長6メートル、幅2メートルを超えてきます。キャンピングカー同士でも車両によって1.5倍程サイズが変わってきます。全長が長くなると曲がった時に上手く内輪差を把握できずに側面を擦ってしまう、なんてこともあります。修理をしないといけなくなるので気をつけてください。
キャンピングカーは乗用車と比べて死角が多い!
キャンピングカーは乗用車と比較して、死角が多く接触事故を起こしやすいです。バックをする時に後方が見えなかったりとか、運転席が高く車両の前方部の下が見えなかったりとか、数多くの位置が死角になっています。死角の分だけ接触事故が多発する見込みが増加します。ぶつけてしまうと、修理が大変ですし、値段もそれなりにかかってしまいます。事故をしない為にも安全を心がけて運転してください。
キャンピングカーと乗用車の運転する時の感覚的な違い。
キャンピングカーは速く走る車ではないです!
キャンピングカーでスピードを出すととても危険です。キャンピングカーはスピードを楽しむ車ではありません。キャンピングカーは車両の重量が重いわりに重心が高く、不安定な車両です。スピードを出し、ブレーキを踏んでも重量が重い分、思っている以上に止まるまでに時間がかかります。加えて、ブレーキを多発する事によって、ブレーキパットのダメージも大きくなり、修理のサイクルが早くなります。スピードの出し過ぎが原因で事故を起こしてしまう、なんて事にならないようにしてください。
キャンピングカーはハンドルを切ると思っている以上に遠心力がかかります!
上記でもお伝えしましたが、車両の重量が重く、車高が高いのに重心が高いために少し不安定な車両になります。キャンピングカーを乗用車と同じ感覚で運転すると、重心が高いためにハンドルを切った方向とは反対側にとても遠心力がかかります。最悪の場合、転倒の可能性もでてきます。スピードを落としながらゆっくりとハンドルを切ってください。
キャンピングカー事故を防ぐ注意事項8選
事故を起こしたい方は、誰もいません。しかし、起きてしまうのが事故です。それは普通車であろうと、キャンピングカーであろうと同じ事です。普段からキャンピングカーを運転されない方がほとんどの中、普通車の感覚で運転をしてしまうと危険な事故を招く原因になります。事故を起こすと修理に値段がかかりますし、それ以上に命の危険もあります。しかし、キャンピングカーの運転が難しいわけではなく、いつもより気を付けて運転すればいいです。キャンピングカーも車検が通っている車なので危険ではないです。事故を起こさない為にも、キャンピングカーを運転する時の注意事項を8つ解説します。
注意事項1/8タイヤの整備不良による事故!
整備不良による事故の中でも、多発するのがタイヤの空気圧の調整を怠った事が原因のバーストです。空気圧が正常ではないタイヤで高速走行をすると、スタンディングウェーブ現象(タイヤが波を打ってしまい正常な動きを保つことが出来なくなること。)を起こしてしまいます。その結果がタイヤのバーストにつながってきます。高速走行中にバーストしてしまうと横転事故にも繋がります。
対策方法
日本RV協会(キャンピングカーを普及促進に向けて設立された一般社団法人)は一月に一回の空気圧のチェックを推奨しています。こまめに空気圧のチェックを行い事故を未然に防ぎましょう。
注意事項2/8タイヤの経年劣化による事故!
タイヤの空気圧は充分に調整されていて、タイヤに溝が残っているからと言っても安心しないでください。タイヤの使用期間が長いと経年劣化によるバーストが起きます。また、目視では見えないひび割れが多発している可能性があります。決してご自身で判断せずにタイヤ屋さんなどで修理、点検をしてください。
対策方法
タイヤの交換目安としては溝の有無に関わらず、3年に1回程度の割合で変えるのが推奨されています。また、冬にキャンピングカーを運転される方は積雪に備えてスタッドレスタイヤも忘れずにご購入してください。スタッドレスタイヤを夏の時期に履いてしまうとタイヤの寿命が縮まってしまうのでシーズン毎に履き替えてください。
注意事項3/8強風・突風による横転事故!
キャンピングカーは車高が高く、運転中の横風をもろに受けます。突然の強風で煽られてしまい、慌ててハンドルを切ることが原因で横転します。強風が起きやすい箇所としては、トンネルの出口、海岸や山間部や長い橋などの周りが開けたスポット、また、高層ビルが並ぶ隙間は、強風が起きやすくなっているので注意してください。それと、意外なことかもしれませんが追い越し車線から来る大型車が横を通過していく場合にも強風が吹くことがあります。
対策方法
急な突風が吹いた時は、安全に走れる速度までスピードを落としハンドル操作をしてください。その際には後方車両に減速したことを知らせるためにハザードも忘れずに付けてください。
注意事項4/8急ハンドルによる横転事故!
急ハンドルはキャンピングカーにとって普通車以上に危険です。キャンピングカーの横転事故が多発するのは急カーブでのハンドリングミスや飛び出し事故の際の急ハンドルが原因の事が多いです。構造上的にキャンピングカーは乗用車と比較して、より遠心力がかかる分、大きく振られて横転事故に繋がってしまいます。
対策方法
急カーブの続く道路では事前にエンジンブレーキとフットブレーキを使用して減速を行い、曲がっても平気なスピードになってからカーブに入り、カーブをしている時はハンドルを大きく切って横転に注意しながら運転をしてください。
注意事項5/8他の車との車間距離に注意!
どんなに用心をしていても他車との接触事故の可能性はゼロではありません。場合によっては、過失がなくても、もらい事故を受ける可能性もあります。慌てて運転をしていると接触事故を起こしてしまう原因になり、接触事故の結果、横転の危険もあります。車間距離を開けて、走行していれば接触事故の可能性がグンと減ります。
対策方法
キャンピングカーを運転される方は、いつどんな時も気持ちに余裕を持たせて、運転をしてください。他の車両に道を譲るくらいのお気持ちで、心にも車間距離も余裕を持ってキャンピングカーを運転してください。
注意事項6/8上部の死角の接触事故に注意!
キャブコンタイプと言われるキャンピングカーは通称「おでこ(バンクヘット)」という出っ張りがあります。バンクヘットは死角になりやすく。ついうっかりとぶつけてしまう事があります。全高3m以上の車種もあるキャンピングカーなので、トンネルや駐車場の車高制限の標識に気を付けて運転してください。他にも、狭い道を通るケースで、対向車をよけるために幅寄せをしたら道路標識に接触してしまう事があります。
対策方法
キャブコンに限らずキャンピングカーは車高の高いです。乗用車でしたら左右と下方向を注意して運転すればいいですが、キャンピングカーはプラスで上にも注意して運転してください。
注意事項7/8バック駐車の際の死角に注意!
上の見出しでもお伝えしましたがキャンピングカーは様々な場所に死角があります。バックをする際にも死角ができます。車両の後方部分がほとんど見えない中でサイドミラーやバックモニターに頼ってバック駐車をしていると歯止めに当たる前に車両の後方をぶつけ接触事故の恐れがあります。
対策方法
同乗者に死角になっている部分を見てもらい、指示を仰いでバック駐車するのがいいです。サイクルキャリアなど後方に付属品を備え付けているキャンピングカーは特に注意してください。縁石ブロックに集中せずその後方の壁などにも目を向けて駐車してください。
注意事項8/8右左折時の巻き込み事故に注意!
大きな交差点や人通りが多い場所などでは、右折、左折時に注意してほしいのが巻き込み事故の危険です。乗用車でも巻き込み事故はありますが、死角の多いキャンピングカーだと尚更、危険なので注意してください。自転車やオートバイがいきなり出てきても、キャンピングカーだと止まりきれない事があります。
対策方法
巻き込み事故が多発している道路などでは、いつも以上に周囲を確認して曲がってください。サイドミラーと同時に目視でも確認して右左折を行ってください。特に、左折時にはオートバイがいきなり出てくることがあるので注意してください。
事故を未然に防ぐ為の運転テクニック!
考え方
一番は大切なことは、心にゆとりを持って運転をすることです。8つの注意事項も心にゆとりを持って運転すれば防げるものです。常に法定速度を守り、高速道路では左端のレーンを走行し続けるくらいで運転していくのがいいです。他の車に抜かれても、あまり気にせずに運転してください。煽られてしまうくらいなら、常に道を譲ってあげるよ。ぐらいの気持ちで運転をするのがいいです。
運転テクニック
キャンピングカーでは「急」がつく運転を控えてください。急(アクセル、ブレーキ、ハンドル)と危険な行為です。スピードが出ないからと言って急にアクセルを踏むと危ない時に、急ブレーキをしても止まれなくなってしまいます。また、アクセルを目一杯踏むことでにエンジンに負担がかかり、故障の原因になります。その結果として、修理に出さないといけなくなります。どんな時も、危険と判断したら、一度停止をして安全運転で運転してください。
修理代って?キャンピングカーの修理代。
キャンピングカーの修理代
安全運転をしていても事故というのは起きてしまいます。仮にキャンピングカーで事故を起こしてしまったら気掛かりは修理代などの値段だと思います。基本的には乗用車の修理と同じプロセスなので修理代はキャンピングカーだからといって高くないです。ただし、キャンピングカー専門のパーツを取り寄せないといけない事もあるので、場合により修理代の値段が高くなってしまいます。事故を起こさなければ修理代の値段もかかりません。事故の原因となる整備不良を起こさない為にも、定期的に点検、修理を怠らずにしてください。
キャンピングカー専門の保険会社
株式会社シェアティブさんというキャンピングカー専門の自動車保険会社さんもあります。使用頻度が少ない分、乗用車よりもキャンピングカーの保険料の値段のほうが安い場合もあります。ぜひ一度見てください。
キャンピングカーの注意事項のまとめ
キャンピングカーの運転は怖くない!
8つの注意事項を守って運転していただければ、怖いものなんてないのです。免許をお持ちの方なら、どなたでも安心してキャンピングカーの運転ができます。安全で楽しいキャンピングカーライフを送ってください。
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