アメリカフヨウの育て方は?特徴をふまえた育て方をわかりやすく解説!のイメージ

アメリカフヨウの育て方は?特徴をふまえた育て方をわかりやすく解説!

熱帯の花を思わせるアメリカフヨウはとても大きな花を咲かせ、たくさん咲くとなかなか見ごたえがあります。夏を代表する花として親しまれているアメリカフヨウですが、栽培も簡単でタネからでも容易に育てることができます。花の特徴や育て方をわかりやすく解説していきましょう。

2019年12月09日更新

kureko
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目次

  1. アメリカフヨウについて
  2. アメリカフヨウの特徴
  3. アメリカフヨウの育て方のポイント
  4. アメリカフヨウの育て方/種まき
  5. アメリカフヨウの育て方/植え替え
  6. アメリカフヨウの育て方/増やし方①
  7. アメリカフヨウの育て方/増やし方②
  8. アメリカフヨウの育て方/ 病害虫
  9. アメリカフヨウの育て方/水やり
  10. アメリカフヨウの育て方/ 肥料
  11. まとめ

アメリカフヨウについて

由来について

アメリカフヨウは、北アメリカやアメリカ東部のアラバマ州に分布するアオイ科フヨウ属の多年草です。大輪の美しい花を咲かせ夏を代表する花で、同属にはフヨウ、ハイビスカス、モミジアオイなどがあります。宿根草なので一度植えつければ毎年同じ時期に美しい花を観賞する事が出来ます。日本への渡来の由来などは、昭和初期渡来説や、日本へは中国から渡来し、古くから栽培されていたなどの説がありますが、正確な渡来時期や由来は、はっきりわかっておりません。

基本情報

科・属:アオイ科・フヨウ属

原産地:北アメリカ

学 名:Hibiscus moscheutos

別名:クサフヨウ(草芙蓉)

アメリカフヨウの特徴

アメリカフヨウの特徴は、花は大変大きく、ハイビスカスに似て南国の雰囲気を感じさせる植物ですが、北アメリカ原産由来なので耐寒性があり、関東以西の暖地なら冬の時期でも越冬可能で、葉や枝は枯れますが屋外でも庭植えで栽培できる宿根草です。花や葉についての特徴などを詳しく見ていきましょう。

アメリカフヨウの花の特徴

花の特徴はバリエーション豊かな色彩

赤や白はもちろんのこと、濃いピンクや淡いピンク、そして一つの花に複数の色が含まれる複色などがあり何ともいえない美しさや味わいがあります。

花の大きさも特徴の1つ

5枚の花びらが重なり合っていて、中心には先が5裂した上向きの雌しべがあり、たくさんの雄しべが雌しべを包み込んで筒状に集っています。品種にもよりますが花は大きいもので30㎝あり、見ごたえがあります。

開花の時期は

開花時期は6月~9月にかけて咲きます。咲き方にも特徴があり、1日花と呼ばれ、朝に開き夕方にはしぼみますが、花の開花時期中は毎朝次々と途切れることなく花を咲かせてくれます。

アメリカフヨウの葉の特徴は?

アメリカフヨウの葉の特徴は卵型をしていて葉の先端がとがっていること。また葉の縁は鋸の歯のように細かいギザギザがあり、これを鋸歯(きょし)と言いますが、これもアメリカフヨウ由来の特徴です。葉の大きさは花よりも少し小さめの20㎝くらいで、互生といって葉軸に互い違いに生え、葉の裏には白い軟毛が生えています。

アメリカフヨウの育て方のポイント

栽培環境

アメリカフヨウは元々沼地や川の近くの湿地で自生していてる由来から比較的乾燥に弱い植物なのですが、丈夫な花なので日当たりと水はけがよく、乾燥気味にならない場所なら特別な管理がなくても楽に育てることが出来ます。種からの育て方も簡単に出来ますが、花がたくさん咲くようになるのは蒔いた年の翌年からになります。

主な作業の時期

育て方の最初の作業である種まきの時期は4月半ばから5月末ごろまでが時期的にベストです。苗の植え付け時期は3月~5月。株分け時期は春に芽が出る前から4月末までに。刈り込み時期は冬に枝葉が枯れた頃が適期です、そして挿し木の時期は5月~6月末までが理想です。ここまで大まかに作業の時期などについてお話しましたが、次の章からはそれぞれの作業について詳しくお話していきます。

アメリカフヨウの育て方/種まき

種まきの適期は気温がポイント

出典: https://www.photo-ac.com

アメリカフヨウは発芽温度が高い植物です。種まきの時期としては4月~6月が適期ですが、発芽の適温が25℃と高めですので4月に入った途端慌てて種まきする事は避け、気温を確認してからまくようにして下さい。

種まきをする前にやる事

種には胚や胚乳を保護するために種皮(しゅひ)と言われる膜が種の表面を覆っていて、種が休眠中に水の侵入などから守ってくれていますが、この種皮が堅くて水を吸ってほしい種まき時でも水を吸いにくいため、種に充分に吸水させるか、種皮に少し傷をつけて発芽しやすい状態にしてから種まきするようにします。

ポットへの種まき

3号ポットへ土を入れて3~4粒くらい種まきをし、種が隠れるくらいに土をかぶせます。発芽するまでは乾燥をさけ、水を切らさないように管理します。発芽したら間引きをして1本立ちにし、本葉が4~5枚になったら日当たりの良い場所に定植します。

直まき

前もって水はけの良い場所に腐葉土や元肥などを混ぜ込んで準備しておき、じかに種まきをします。発芽したら間引きをして、株と株の間が50㎝間隔くらいになる様にして育てます。

アメリカフヨウの育て方/植え替え

植え替えの適期は4月~5月頃。種まきして育てた場合は本葉が5~6枚出てきたら鉢や庭に植え替えます。アメリカフヨウは直根性なので根が傷むと育ちが悪くなりますのでポットから抜く時は根の周りの土を崩さないようにします。アメリカフヨウは種まきした年から花が咲きますが、次の年には株も大きくなりさらに良く咲いてくれます。プランターや大きな鉢での育て方も出来ますが、株が大きくなりますし、乾燥にも弱いのでどちらかといえば庭植えの方が育て方としては楽でしょう。

畑への植え替え

庭や畑に植え替える場合は土に腐葉土を施して水はけを良くしておき、元肥として緩効性化成肥料などをませ混んでおきます。葉っぱが4枚以上になり、霜の心配がなくなった4月~5月頃に行います。アメリカフヨウは根っこが横に広がる性質があるので株間を50㎝から1mくらい空けると良いでしょう。

畑に直まきした時の植え替えは

地植えの場合は植えっぱなしで構いませんが、数年経つと株が増えすぎてよい花が咲かなくなりますので、その時は新芽が出る3~4月頃に株分けを兼ねて植え替えをしましょう。

プランターや鉢への植え替え

鉢植えの場合は勢いよく成長し、根詰まりを起こしやすいので、1~2年に1度は植え替えか、株分けをします。時期は新芽を出し始める3月下旬~5月中旬ごろが良いでしょう。鉢への植え替えは6号~8号鉢に1株植え替えます。用土は小粒の赤玉土6、腐葉土4の配合に、元肥を混ぜ込んでおきます。

アメリカフヨウの育て方/増やし方①

アメリカフヨウの増やし方には株分けや、挿し木などがあります。花が終わった後の種を採取しての増やし方もありますが、親株と同じ花を咲かせるとは限らず、性質を受け継がない場合もありますのでここでは株分けと挿し木での増やし方をお話します。

株分けでの増やし方

大きく成長し、根が太くなったアメリカフヨウは、株分けをする増やし方があります。4月~5月頃に植え替えをしますが、その時期に植え替えと一緒に行うのが良いでしょう。アメリカフヨウは種を蒔いてから10年経っても元気な株もありますが、数年経つと徐々に株が老化してきます。新芽が出る前に掘ってみると古い株と新しい株があるので、古い株は取り除き、新しい太い根に茎を15cmくらい付けて株分けします。

アメリカフヨウの育て方/増やし方②

挿し木での増やし方

出典: https://www.photo-ac.com

増やし方には挿し木という方法もあります。5月~6月頃が挿し木に適した時期です。夏に根元から出てくるひこばえを挿し木にしても良いでしょう。元気な枝を10~15cmの長さにカットし、上の葉を4、5枚残し、切り口を斜めにカットして水に1~2時間つけます。挿し木用の容器に中粒の赤玉土を入れ、枝を刺します。全体にビニールを被せて密閉状態にし、水やりをしながら日陰で管理します。1ヶ月~1.5か月過ぎると苗が出てきますが、しっかり育ってきたら鉢や畑に植え替えます。

アメリカフヨウの育て方/ 病害虫

ハマキムシ(ワタノメイガ)

アメリカフヨウは、病気の心配はほとんどありませんが、アオイ科の植物につきやすい害虫としてハマキムシ(ワタノメイガ)があげられます。年に4~5回発生し、葉を筒状に丸めたり、綴り合せたりした中にクモの糸のようなものを張り、その中で幼虫が越冬します。暖冬の場合、幼虫は冬でも活動し、葉をかすり模様のような形に食害します。枯れることはないのですが美観が損なわれますし、被害が大きくなると植物も弱りますので早めに駆除します。

駆除方法

駆除方法は幼虫が潜んでいる葉っぱごと切り取って処分します。被害の拡大を防ぐためにはオルトラン水和剤を1000倍から1500倍に薄め、葉の上からだけでなく下や、横からまんべんなく散布します。散布された葉を幼虫が食べても駆除効果があります。

ケムシ(フタトガリコヤガ)

フタトガリコヤガもアオイ科の植物につきやすい毛虫です。5月~10月にかけて年2回程度発生し、葉を食害します。毒などの被害はありませんがこちらも美観が損なわれますので見つけたらすぐ駆除します。

アメリカフヨウの育て方/水やり

アメリカフヨウは乾燥に弱い

アメリカフヨウは元々湿地に生育する由来の植物なので、湿った土壌を好みます。最近では品種改良によって乾燥に強いものが多く出回るようになり、極度の乾燥さえなければ問題ありませんが、鉢植えは庭植えよりは土が乾燥しやすいので水やりに気を配り、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。庭植えの場合は、自然の雨だけで充分ですが、何日も乾燥が続くようであればたっぷり水やりをして下さい。

夏の水やり

Photo by sorarium

乾燥しやすい鉢植えは夏はさらに乾燥しやすくなりますので、かなり頻繁に水やりをしないと枯れる恐れがあるので注意が必要です。もし管理が難しい場合は半日蔭に置いたり、二重鉢にするなどの対策を取ると鉢内の温度を下げ乾燥を防ぐ事が出来ます。その場合の水やりは鉢の土だけでなく周りの容器の土にもたっぷり与えて下さい。庭植えはよほどの乾燥でもないかぎり自然の雨だけで大丈夫です。

冬も水やりを

Photo by12019

冬は土の上は一見何もなくなりますが、土の中で根が生きていて春に芽が出てきますので冬でも土が乾いたら鉢の土にはしっかり水やりをして下さい。庭植えは自然の雨や雪だけで大丈夫です。

アメリカフヨウの育て方/ 肥料

アメリカフヨウは成長が早いのでとにかく肥料を好みます。庭植え、鉢植え共に植え付け前に堆肥や腐葉土、緩効性化成肥料などを土に混ぜ込んでおきます。春~夏の時期は、ぐんぐん生長し、花もたくさん咲きますが、肥料が不足すると開花が少なくなるので春から夏にかけては週1回の割合で液体肥料を与えるか、月に1回の割合で緩効性肥料を9月頃まで与え続けて下さい。

まとめ

アメリカフヨウは気品があり可愛らしい印象を受ける花ですが、エネルギッシュでぐんぐん成長するたくましさがあり、そのギャップに、更に魅力を感じてしまいませんか。そんなアメリカフヨウについてまとめてみますと、アオイ科フヨウ属の多年草で背丈は1.5m程になります。原産地が北アメリカの湿地帯という由来から比較的寒さにも強いのですが乾燥を嫌う植物です。

最近では品種改良によって乾燥にも耐性がある品種も多くなりましたが、基本的には乾燥に弱いので水やりには常に気を配る必要があります。開花時期は7月~9月で、品種にもよりますが20㎝~30㎝の大輪の花を咲かせます。花は一日花で夕方にはしぼんでしまいますが、毎日次々と花を咲かせ、そのためにエネルギーも使いますので1ヶ月に1度は肥料を与え、花が終わったら花柄を摘む事も忘れずに行って下さい。

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