キャットアイのVOLT800とは
キャットアイの自転車用ヘッドライト
VOLTシリーズはキャットアイが発売する充電式の自転車用ヘッドライトです。ヘッドライトというと頭に装着するコンパクトなライトを思い浮かべてしまいそうですが、車のヘッドライトと同じように自転車のライトのことをヘッドライトといいます。充電式ですが、エネループのような充電電池ではなく専用のカートリッジ式のバッテリーとなっているので、フィールドでも交換が簡単になっているところがポイントになる人気のライトです。
キャットアイはライトの名門
創業は昭和29年2月16日となり、ロードバイクなどの自転車で使うライトやリフレクターを手掛けている会社で、国内シェアは8割にもなると言われていて、信頼できる名門です。人気のVOLT800も過去に発売されていたVOLT700をよりいい製品にしたモデルとなっていて、上位機種にVOLT1700、下位機種にVOLT400などいろいろな種類があります。そんなVOLT800のインプレを含め紹介していきますね。
キャットアイのVOLT800の基本情報
VOLT800の明るさについて
キャットアイ(CAT EYE) VOLT800
充電式の自転車用ヘッドライトで最大の明るさは800ルーメンにもなり、他科の1灯のライトと比較すると明るいタイプに分類されますよ。レビューは後ほど紹介しますが、800ルーメンは明るすぎて街の中では不要と言われているほどです。充電式なので明るすぎるとすぐに消えてしまいそうですが、800ルーメンの状態でも2時間ほど使える仕様になっていますよ。光量の切り替えだけではなく点滅、特殊な点滅も可能です。
VOLT800のバッテリーについて
カートリッジ式のバッテリーはノーベル賞でも話題になったリチウム電池が使われています。容量は3400mAh、標準充電時間は約5時間〜9時間となり約300回繰り返して使用可能です。バッテリーは本体に装着しながら充電し、充電しながらの点灯、点滅はできないので注意しましょう。800ルーメンの「ハイ」では約2時間、400ルーメンの「ミドル」で約3.5時間、200ルーメンの「ロー」では約8時間、点滅で100時間となります。
VOLT800の重量について
VOLT800の重量は140g、マウントの重量含め約150gとなります。カートリッジを込みの重量なので重たいか人によりますが、自転車用ヘッドライトとしては150gという重量よりも軽いものも多いです。しかし軽いものは3400mAhのバッテリー容量と800ルーメンもの明るさはないと言われていて、重量とその他性能はトレードオフとなっています。
キャットアイの他のヘッドライトとの比較
下位モデルVOLT400との比較
キャットアイ VOLT400
最大の光量が400ルーメンのためVOLT800のほうが明るく、バッテリーの寿命も容量が異なるため400ルーメンで比較してもVOLT800のほうが長く使えます。重量は120gと僅かな差です。価格差はVOLT800の半額程度でコスパだけで比較するとVOLT400のほうがいいでしょう。バッテリー、マウントはそれぞれ互換性があるので使いやすく、よく比較されていますが街の中では周りが明るいことから、VOLT400がおすすめされています。
上位モデルVOLT1700との比較
キャットアイ VOLT1700
画像ではカンデラになっていますが、キャットアイの公称スペックでは1700ルーメンとなっている非常に明るいライトです。比較しようにも明るさがVOLT800の倍以上となるので途方もない明るさです。光量が多くなったことによりバッテリーも大きくなり重量も256gを超えています。VOLT400、800はLEDが一つでしたが、1700は2灯になっていて幅広くワイドに照らせる違いがあります。ミドルで500ルーメンもの明るさがありますよ。
VOLT800のインプレ・魅力1
明るさ
インプレやレビューでも一番多いのが明るさに対する評価がやはり多いです。よく比較される下位モデルのVOLT400と比べると光量が倍になって暗い場所でも頼もしいという声が多くなっています。VOLT800を遠くから見るとロードバイクではなく、バイクのヘッドライトに見えると言われているので車の運転手の目に光が行かないように取り付ける角度を気をつける必要があり、周りが明るいと200ルーメン、400ルーメンで大丈夫です。
範囲も広い
明るさと共に大切になるのが、照らせられる範囲、つまり照射範囲です。これが狭いといくら明るくても横が照らせず見えないようでは、ロードバイクのライトとして致命的な欠陥と言われても過言ではありません。取り付けた角度によりますが、標識もよく見えるほど広いというところも人気の理由です。
VOLT800のインプレ・魅力2
操作が簡単
ロードバイクで高速走行しながら操作しやすいようになっています。ごく普通なことかも知れませんが、走行しながら操作しやすいというのは大切です。例えばボタンの配置がライトの後ろにあるタイプは押しにくいです。VOLT800はモード切替ができるライトですが、モード切替も走行しながら簡単にできるようになっているので扱いやすい魅力があります。インプレとしてよく語られているポイントです。
事前の明るさ(モード)を覚えてくれる
VOLT800には点灯が3種類、点滅が2種類あります。しかしボタンが一つしかないので操作が大変そうに見えますが、長押しで電源ON、OFF切り替え、ボタンを押すだけでミドルやロー、点滅に切り替えられます。便利なところはどのモードでも素早く二回ボタンを押すと800ルーメンのハイになるところで、暗い場所に来たら走行しながら、すぐに最高出力にできますよ。それからまたボタンを一回押すだけで元の明るさに戻り便利に使えます。
VOLT800のインプレ・魅力3
特殊な点滅モード
デイタイムハイパーコンスタントという特殊な点滅モードも搭載しています。通常の点滅はONとOFFを切り替えるため短い時間だけ明るい時間、暗い時間がありますが、デイタイムハイパーコンスタントは常時ライトが点灯している状態でさらに強い光を点滅させるかのように光らせるので、暗い時間がなく常時周囲を照らしながら自分の居場所をしっかりアピールできるモードです。高速で走るロードバイクには重要なモードです。
長く使える
常時点灯に点滅を足しているので、すぐにバッテリーが無くなりそうですがロー(200ルーメン)に次いで長持ちする7.5時間になります。また明るさのレビューについては後述しますが、VOLT800は基本的に一番明るいハイは使わないというのが一般的な使い方で、800ルーメンは田舎などの街灯が少ない場所以外では出番が少ないと言われミドルやロー、点滅をメインに使っている方が多いです。
VOLT800のインプレ・魅力4
カートリッジ式
単なる電池式ではないところもVOLTシリーズの魅力です。カートリッジということで予備のバッテリーを用意しやすくロードバイクで長距離走っているときも安心できるとインプレとしてレビューなどにも書かれています。充電電池を使うライトの中には電池を取り出せず、充電してもすぐに電力が落ちる寿命がくるとライトごと買い替えないといけないものもありますが、VOLTシリーズはカートリッジ式なので電池だけ交換でき経済的です。
対応電池はこちら
CAT EYE カートリッジバッテリー(52621473)
本体価格に対してカートリッジ式電池は3500円程度と、寿命がきたらライトごと買い換えないといけないタイプよりVOLTシリーズはコスパがいいです。街灯がない場所を走る場合は800ルーメンのハイモードをメインに使うようになるため2時間以上走るという方は、あらかじめ予備のバッテリーを用意しておいたほうがいいと言われています。なおVOLT400とも互換性があるので、VOLT400を長く使うという方法も可能です。
充電しながらは使えない
前述したように充電しながら使えないので、予備の電池もきっちり充電しておきましょう。充電はUSBケーブルを使いVOLT800本体に取り付けた状態で行いますよ。また充電の状態や残量はスイッチ部分がインジケータの役割を果たしているので確認しやすいです。使用時スイッチが点灯していたら電力の残量が2割を切っているということなので注意しましょう。
VOLT800のインプレ・魅力5
オプションも充実
例えばヘルメットの上に装着するマウントもキャッツアイから発売されています。メインのライトを既に持っているという方には、ヘルメットに装着してサブライトとしても使えるということです。さらに赤いライト付きの「テールライト付きカートリッジバッテリー」やVOLTのバッテリーをモバイルバッテリー化してスマホなどが充電できる「急速充電クレードル2」、ロードバイクに取り付けるマウントなど使用状況に応じて便利にできますよ。
ブラケット(マウント)が壊れても安心
本体はアルミですがブラケットは樹脂でできているので、本体と比べるとぶつけたりすると割れるということもあるでしょう。キャットアイではそのようなときも本体をまた買わずともブラケットだけの販売もしていて痒いところに手が届くようなきめ細かいサービスを展開していますよ。なんとブラケットを締める樹脂のダイヤルだけも販売しています。壊しても、なくしてもまた全部買いなおさなくていいので便利です。
急速充電クレードル2について
急速充電クレードル2はVOLT800本体に接続しなくても充電できるようにするアイテムでもあるので、大変便利です。本体と接続しなくていいので、複数バッテリーがある場合本体は使用しながら、もう一つのバッテリーは充電するという使い方が可能です。
VOLT800の各種レビュー
一番多い明るさに対するレビューを紹介
800ルーメンや400ルーメンというのは明るいというのはスペックからもわかることですが、実際に使ってみたインプレで光の拡散性を評価する声があるということは照射範囲の広さが高く評価されているということです。
性質上自転車から降りたら外さないと盗まれてしまうので部屋に持ち戻りますが 懐中電灯としても優秀ですよねこれ 真っ暗な部屋でつけるとこんなに明るいのかと思います 指向性もよく横に拡散しないです
夜間走行に関するレビュー
ライトをよく使う夜間走行でのインプレ、レビューもあります。やはり暗い場所でも最大800ルーメンもの明るさがあると安心感があるという声が多いです。周囲に街灯がある場合は200ルーメンのローでもいいと言われるので800ルーメンを使う機会は限られてきますが、十分使えると評価されていますよ。
実際に夜間走行に使用してみましたが、かなりの安心感があります。この明るさなら、背後を走る自動車へのアピールにもなりますので、一石二鳥です。
800ルーメンを最初に使った時は「昼間かよ!」って思いました メインの用途が通勤なので800ルーメンを使うことはほぼありませんが、 趣味で郊外を走るときには800ルーメンあると心強いですね
注意点に関するレビュー
取り付けた後に角度を調整する機能はないので取り付けるときの角度は注意しましょう。明るすぎて対向車などに迷惑をかけてしまうというインプレ、レビューも多いです。ハイ、ミドルでは特に注意しましょう。
すごくすごく明るいです。 そして明るくなる範囲が広いです。 明るすぎて、対向車や歩行者に迷惑かもって思うほどです
VOLT800のまとめ
ロードバイクで夜間走行に必要なライト
VOLT800は普段はミドルなど使って暗い場所では一時的にハイすれば非常に使いやすいヘッドライトです。明るさ、重さ、バッテリーの持ち具合など全ての面で高く評価されているライトの決定版です。性能がいいだけではなくオプションにも便利なものがたくさんあるので使い方に合わせて取り入れていくとよりVOLTシリーズが使いやすくなりますよ。400と迷っている場合明るいライトを暗くすることはできるので800がおすすめです。
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