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ファイントラック「ツェルト2ロング」の機能性と評判は?魅力含めて徹底紹介!

ファイントラックが発売する簡易テント、シェルターのツェルト2ロングは1~2人で使いやすいサイズと結露を軽減できるコーティングが施されていて人気です。キャンプやビバークにも使えるファイントラックのツェルト2ロングの魅力を紹介します。
2020年8月27日
揚げ餅
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この記事で紹介しているアイテム

finetrack(ファイントラック) ツェルト2ロング

登山で耳にするツェルト・ビバークとは

ツェルトとは非常時に使う装備

ツェルトとは日本では簡易的なテントのことを指します。超軽量かつフレームがないため非常にコンパクトになることから、泊まる予定がなくても緊急時に安全に過ごすために必ず備えておいたほうがいい装備の一つ。本来は緊急時に使う超軽量の「簡易」テントですが、テント泊の熟練者になると通常の登山用の軽量なテントではなくツェルトを代用してより軽く、持ち運びしやすいようにして使う方がいるぐらい信頼性があります。

ビバークとは

Photo bygregroose

ビバークとは一泊する予定ではないときに、予期せぬ事態で一泊しないといけなくなった状態のことです。そのためビバークしないように最善を尽くしますが、冬山の登山は特に何が起こるのかわからないのでビバークするはめになることも。前述したツェルトを使って雨風や雪などから体力を奪われないようにすることで安心して一夜が過ごせます。ツェルトもビバークも基本的には緊急時以外使わない装備、言葉です。

ファイントラックのツェルト2ロングの基本情報

シェルターであってテントではない

finetrack(ファイントラック) ツェルト2ロング

ファイントラックのツェルト2ロングは前述したように簡易テント、つまり雨風を一時的にしのぐシェルターであってテントのような快適性は二の次になります。大きさは220×100cm高さは95cmとなり1人~2人程度で利用できるサイズです。利用できる人数は使い方(張り方)によって変わるので、1~2人さいずでありながら3人でも利用できます。耐水圧は1000mmとテントより低い数値ですが、緊急時のシェルターとしては十分です。

ツェルトなので床が開く

テントのようにしっかりしたボトムではなく中央部分を紐でくくているだけの床なので、ほどいてただの生地のように開けられます。こうすることでビバークの際や緊急時に柔軟な張り方(使い方)を可能にしています。ここがテントのとの大きな違いであり、ツェルト2ロングの機能になります。詳しい張り方、使い方は後述しますね。

軽量

夏の登山、荷物や装備が増える冬山の登山でもファイントラックのツェルト2ロングを持っていったほうがいいのは220×100cmのシェルターとしては大きなサイズですが重さは、わずか340gです。テントではないのでポールなどは付属しませんが、登山と言えばトレッキングポールを使っていることが多くトレッキングポールがあればポールやフレームがなくても使えますよ。そのへんの枝でも使えるのでビバークでも使いやすい構造です。

ファイントラックのツェルト2ロングの張り方1

ファイントラックのツェルト2ロングに必要な道具

貼るときに必要なアイテムはペグ、(トレッキング)ポールです。しかしなくても前述したように山の中にあるもので代用できペグの変わり重た石、ポールの代わりに生えている木、落ちている枝などが利用できますよ。自然のもので代用できないのは細引きと言われる細めのロープになります。これだけは忘れないように用意しましょう。

ファイントラックのツェルト2ロングの張り方


ファイントラックのツェルト2ロングを使うときは、あらかじめ上部やサイドにロープ(細引き)を取り付けておきましょう。ファイントラックのツェルト2のボトム部分をくくっておき、動かないようにペグなどで四方を固定してから、左右上部に取り付けて置いた細引きを使ってポーツに巻きつけた後ペグダウンします。これでほぼ張れます。両サイドにも細引きで引っ張れる場所があるのでしっかり引っ張ってペグダウンすれば完成です。

ファイントラックのツェルト2ロングの張り方2

ファイントラックのツェルト2の応用した使い方

通常の方法と異なる張り方も可能です。必要な道具が(トレッキング)ポールからカラビナフックになっています。設営はボトム部分をくくっておき、4箇所ペグで固定してからポールの変わりに上に通したロープとカラビナフックを使って張っていきます。前もって丈夫に細挽きの輪を作りカラビナフックをセットしておきましょう。あとはポールの変わりに上部に通したロープとカラビナフック付きロープを繋いで完成です。

基本的な使い方にしか過ぎない

上部の張り方はテントのように使う基本の使い方にしか過ぎません。ペグがなくて固定できない時は、サイズも大きめなので、災害時に使うアルミのブランケットのように体を包むようにして使えます。ベンチレーション(通気孔)や左右の入口から外の状態を確かめられるので完全にファイントラックのツェルト2ロングの中に入っても状況確認がしやすいです。張らないで中に入るだけなら2人以上でも使えるサイズ感となっていますよ。

ファイントラックのツェルト2ロングの機能・魅力1

結露に強いシェルター

ファイントラックのツェルト2やシェルターをテントで例えるとポリエステルやナイロンの生地が一枚しかないシングルウォールになるので結露が発生しやすい構造です。しかしファイントラックのツェルト2ロングは15dリップストップナイロンに透湿のコーティングが施されているので1000mmの耐水圧がありながら1㎡あたり24時間で8000gの湿度(水蒸気)を外に排出してくれるのでただのナイロン生地と比べ結露に強いです。

ベンチレーションが二箇所

ゴアテックスのように効果的な透湿の能力ではないので換気を兼ねて、ファイントラックのツェルト2ロングには結露が軽減できるベンチレーションが両サイド2箇所にあり機能的です。結露はツェルト2ロングの中の湿度や外と中の温度差で発生するので、定期的に換気をすることで発生しにくくなります。ファイントラックのツェルト2ロングは透湿コーティングとベンチレーションの二重の対策になっいて機能的です。

ファイントラックのツェルト2ロングの機能・魅力2

シェルターの空間を広げるサイドリフター機能

フレームのその反発力を利用して空間を作るシェルターもありますが、ファイントラックのツェルト2ロングはサイズの大きな簡易テントのです。さらにフレームを入れなくてもドーム型テントのように広い空間が作れる工夫が施されています。ツェルト2ロングの張り方を紹介したときにサイドのにも細引きが使える場所があると紹介しました。この部分がサイドリフターと言わる部分になり、あるかないかで評判や評価に差が出るでしょう。

簡易型のシェルターとしては大きい

もともとやや大きいサイズですが、サイドリフターが側面とボトムの二箇所ずつ付いているので、風が吹いたときに潰れることもなく広い空間を確保できます。ファイントラックのツェルト2ロングだけではなくツェルトは風の影響を受けやすい道具です。冬山の登山では特に風に気をつけてダイレクトに風が当たる場所で張らないようにしましょう。側面はあくまで空間を広げるためのものでテントのように風に対する補強ではありません。

ファイントラックのツェルト2ロングの機能・魅力3

変幻自在の使い方


ボトムにスリットがあり紐をほどけば一枚の生地のようになることから使い方はたくさんあります。例えば全部ほどいた状態で複数のポールや木の枝を使えばタープになり、冬山のビバークでは雪洞の入り口を蓋をするように覆うことで風や寒さを防げます。さらにファイントラックのツェルト2ロングは透湿コーティングがあり結露が少し軽減されるのでツェルトという狭い場所でも複数人で使いやすいです。

練習が必要

張り方を紹介したときにも少し触れましたが、応用した使いか方は練習が必要です。フレームを使って設営していくテントより自由度が高くいろいろなことに柔軟に対応できる半面初心者が好きなように、イメージしたような形状に貼るのは難しいです。特にいきなり冬山で使うにはテント泊よりも難しく必ず練習してから使いようにしましょう。基本な使い方は動画などで確認できます。

ファイントラックのツェルト2ロングの機能・魅力4

テントの代わりに使いやすい

本来なら緊急時に使うアイテムですが、前述したように非常に軽くて500mlのペットボトル程度の収納サイズで荷物をわずか数gでも軽くしたいというウルトラライト志向の方にはテントの代わりとしてファイントラックのツェルト2ロングを使用する方もいます。快適さは落ちますがファイントラックのツェルト2ロングは透湿コーティング、ベンチレーション、広い室内があるので冬山以外ではテントの代わりとしても使いやすいです。

シーム加工をでさらに防水性アップ

ファイントラックではシーム加工をしていないので、ツェルト2ロングを購入したらできるだけでシーム加工をしましょう。ファイントラックの公式HPでもシーム加工が進められています。そもそもツェルトとは生地を縫い合わせているだけなので、生地に耐水圧があっても縫い目から水が染み込んでくるものです。ファイントラックのツェルト2ロングをテントのように気軽に使うには縫い目の防水処理(シーム加工)が大切になります。

ファイントラックのツェルト2ロングの機能・魅力5

冬山でも使いやすい

ファスナーが凍結しないようにファスナーの上に生地が来るようにいなっています。多少開け閉めしにくいですが、生地があるおかげで水が染み込みにくく凍結を防止してくれるので冬山でも慣れている人が使えばビバーク用の非常手段ではなくテントのように使用できます。

土間が作れる

雪や雨が降っているときに外に出てご飯を作るというのも大変ですが、ファイントラックのツェルト2のボトムの入り口に近い部分の紐を解いて左右に開くと土間ができるので、簡単な料理が作れます。料理が終われば紐をくくりなおすだけで220×100の広いスペースが使えますよ。注意点としては中で燃焼器具を使うと酸欠の恐れがあるので必ず換気をしながら料理を作ってださい。また温度差が大きくなり結露が発生しやすくなります。

ファイントラックのツェルト2ロングの機能・魅力6

強度の高い素材が使われていて丈夫

ファイントラックのツェルト2ロングの生地の厚み自体は15d(デニール)と薄いです。薄めのテントでさえ倍以上はあります。しかし引き裂きに耐性のあるリップストップになっていたり、特殊なテープイザナステープ(ダイニーマ)で天井などが補強されているので評判のいいツェルトになっていますよ。イザナステープとは鉄の8倍もの高い強度があり、水にも強いことから係船ロープや防弾チョッキなどに使われているハイテク素材です。

イザナスは劣化しにくい

補強を兼ねて使われているイザナス(ダイニーマ)は太陽光でも劣化しにくいのでファイントラックのツェルト2ロングのように屋外で使うギアに適しています。極低温用材料としても使われているので冬山で使えますよ。実は市販されている細引き(ロープ)にもイザナス(ダイニーマ)を使用したロープが発売されていてファイントラックのツェルト2ロングを貼るときに一緒につかうとさらに安心感のある避難場所が作れます。

ファイントラックのツェルト2ロングの評判


ツェルト2ロングの結露に関する評判

ファイントラックのツェルト2ロングは透湿コーティングのため結露に対する評判もあります。どんなテントも結露が発生しますが、ファイントラックのツェルト2ロングは湿度を逃してくれるのですぐ乾くと評判のいい道具です。

雨でなくても、真っ白なモヤモヤに包まれているときなんかは ちゃんとツェルト内は結露します。ただ、乾くのも早いので、 風が吹いている日であれば、開口部を広めに明けてあげると 支障が無い程度にはすぐ乾いてくれます。

使い勝手に関する評判

緊急時に使うものなので快適さは二の次ですが、ソロキャンプ用のテントしても使えるぐらい快適と評判になっています。キャンプを初めたばかりの方には難しいですが慣れている方なら持ち運びしやすく便利なようです。

気温2℃ 風速5m~8m トレッキングポールとサイドリフターの一般的な設営 ① 48時間、風の影響は全くなし ② 人が入って2時間ほどで結露。水滴が落ちることはなく許容範囲。 ③ 168cm 58kg 1名 ツェルトとしては十分な居住性 初めての設営も20分程度で出来ました。 グラウンドシートとマットがあれば常用テントとしても良いと思います。

ファイントラックのツェルト2ロングのまとめ

状況を選べばキャンプもできるシェルター

ファイントラックのツェルト2は状況を選べばいろいろな場所で使えることから便利なアイテムです。本来はテントのように使うものではありませんが、ユーザーの中ではテントとして積極的に活用している方がいるほど使いやすいシェルターになっています。ペットボトルサイズでペグなどを含めても600g程度に収まることから登山に行くときには絶対に持っていきたい道具ですね。

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