Bush Craft(ブッシュクラフト) たき火フライパン
ターク クラシックフライパン 26cm
Hilander 焚き火フライパンHCA-001F
キャプテンスタッグ UG-3023
ロッジ シーズンスチール スキレットCRS8
LODGE(ロッジ) スキレット L5SK3
ペトロマックス シュミーデアイゼン フライパン 24cm
和平フレイズ フライパン MA-9957
焚き火用フライパンとは
「燃料は焚き火だけ。」というキャンプ。何だかハードルが高そうですが、おもしろそうですよね。炭もツーバーナーも使いません。焚き火で調理するには、炭やツーバーナーとは違った難しさがあります。
炎はあがるし、煙もでるし、鍋などには煤がついてしまいます。しかし焚き火での調理に慣れると、ずっと炎を愛でながら過ごすことができます。今回は、おすすめの焚き火用フライパンと使い方を紹介していきます。
焚き火用フライパンの規格
焚き火で使うフライパンに決まりはありません。焚き火に向いているのはどんなフライパンでしょうか。高温に耐える頑丈さが必要です。まず焚き火の仕方によっては、取っ手が長い方がよいかもしれません。取っ手は短めですがスキレットもよいですね。スキレットは鋳鉄製のフライパンのことで、厚みがあるので温度が安定します。
焚き火用フライパンの選び方
素材は鉄がよい!
焚き火用フライパンは、次のような項目を考慮して選ぶとよいでしょう。フライパンに主に使われる素材は、チタン、アルミ、ステンレス、鉄がありますが、焚き火用フライパンの素材は、鉄がよいと評価されています。
アルミ・チタンは軽いので登山などでよく使われますが、強度に不安があります。ステンレスは丈夫ですが、焚き火で汚れが目立つことに。鉄は熱の伝導率がよく、しかも丈夫です。
焚き火用フライパンの選び方
フライパンの厚さが厚ければ厚いほど、フライパンの温度が安定するので、素材がおいしく焼けます。しかしその分、重くなってしまうのが欠点。歩いて持ち運ぶという人は重いフライパンは避けましょう。
大人数の料理を作るのなら大きめを、ソロキャンプで使うなら、小さ目のサイズを選ぶとよいでしょう。またソロキャンプでも、大きい肉などを焼きたいなら、大きめのサイズを選びましょう。
焚き火用フライパンの使い方
「焼きならし」とは?
鉄製のフライパンは、はじめて使う時に「焼きならし」という作業を行います。焼きならしは「焼き入れ」や「シーズニング」とも言われています。焼きならしの仕方は、フライパンをコンロなどで高温にしたあとに、油をなじませるというものです。
このような使い方をすれば、フライパンに油がなじみ、焦げ付きにくくなります。既に工場で焼きならしを済ませていたり、表面がコーティング加工されたフライパンは焼きならしは不要です。
鉄製フライパンのお手入れ
鉄製フライパンの使用後のお手入れは、次のようになります。フライパン使用後は、タワシを使って汚れを洗い流します。洗剤は使わないでください。洗ったフライパンは火にかけて水分を蒸発させます。
水分が蒸発したら油をなじませます。フライパンが冷えたら、湿気の少ないところで保管します。このような使い方をすれば、いつも快適に使うことができます。
焚き火用フライパンおすすめ①
ブッシュクラフト:焚き火フライパン
Bush Craft(ブッシュクラフト) たき火フライパン
最近、ブッシュクラフトが流行っています。自然の中での生活を知恵で快適にする人たちのことです。このフライパンはブッシュクラフト指向の人のために作られました。
素材は鉄ですが、他のフライパンと比較して、軽くなるように作られています。ソロキャンプの相棒にちょうどよいですね。ブッシュクラフトの焚き火フライパンは、既に焼きならしが済ませてあるので、作業は不要です。専用の麻袋が付いているのもうれしいですね。
取っ手は自由に作る
この焚き火用フライパンはとても人気です。使い方が独創的で、取っ手(柄)は自分で作ります。取っ手(柄)はキャンプ先で手に入れます。使い方は、まずキャンプ場に着いたら枝を拾います。
つぎにナイフで枝の先を細くして、フライパンに取り付けます。最後は付属のネジで固定します。他のフライパンと比較して、取っ手の長さが自由にできるのが評価されています。どんな枝を拾うか、選ぶのも楽しいですよ。
釘がない時の使い方
焚き火フライパンには取っ手(柄)を固定するネジが付属しています。付属の釘がなくなってしまっても、木で釘(くさび)を作れば代用になります。ナイフで木を削り、くさび型に形を整えます。
木釘ができあがったら、取っ手の先に割れ目を作ります。割れ目ができたらフライパンに取っ手(柄)を取り付けます。釘用の穴から木釘を打ち込み、取っ手(柄)を固定します。この時、必ず取っ手(柄)につけた割れ目に向けて打ち込みます。
焚き火用フライパンおすすめ②
和平フレイズ: フライパン MA-9957
和平フレイズ フライパン MA-9957
和平フレイズから販売されているこちらのフライパンは、焼き物に適しています。ブルーテンパー材が使われており、つかえが使うほど手に馴染んでいくのが特徴的。
焚火でもガンガン使える鉄製フライパンで、肉料理にピッタリです。油を使った料理を行い、食材がこべりつかないように、自分用のフライパンに育てていきましょう。
厚さがおいしさの決めて
和平フレイズの焚き火用フライパンは、フライパン用に開発された高級鋼板を使用しています。ブルーテンパー材と呼ばれている素材で、表面に焼き入れをし、あらかじめ酸化被膜を作ることで錆びづらくなるのが特徴的。
また、耐久性にも優れているため、アウトドアで長期間利用したいと考えている方にもおすすめです。ぜひこの機会に購入してみてください。
焚き火用フライパンおすすめ③
ターク:鉄製フライパン
ターク クラシックフライパン 26cm
タークはドイツの職人が作っているフライパンです。150年前から職人がトンカンとたたいて1つづつ手作業で作っています。クラシックタイプは鉄の塊から作られた1枚仕上げ。このフライパンは丈夫なので、次の世代まで使えると評価されています。はじめて使うときは焼きならしが必要です。
作り続けて150年の実力
タークのフライパンは、それなりの厚さと重さがありますが、食材の持ち味を充分に引き出すので、おいしく焼けると多くの人が評価しています。クラシックタイプ以外にローストタイプのフライパンもあります。ローストタイプは1枚仕上げではありませんが、なべ底にスリットがあり、細かい溝部分により油が切れやすくなっています。
焚き火用フライパンおすすめ④
ハイランダー:焚き火フライパン
Hilander 焚き火フライパンHCA-001F
ハイランダーの焚き火フライパンは、高い技術でフライパンを作り続けている藤田金属とハイランダーのコラボで作り出された焚き火用のフライパンです。素材が鉄なので、食材がふっくらと焼き上がります。お肉も表面はカリッと、中はジューシーに出来上がります。
軽量で収納しやすい
ハイランダーの焚き火フライパンのサイズは13cm、16cm、26cmの3タイプ。表面はコーティングを施してあります。他のフライパンと比較して取っ手(柄)は短かいです。熱くなるので皮手袋を使うとよいですね。
ハイランダーのフライパンは鉄製ながら軽くてスリム、持ち運びや収納に便利ですね。この焚き火フライパンは、焼きならしが不要なので手間がかかりません。ソロキャンプにも最適ですね。
焚き火用フライパンおすすめ⑤
キャプテンスタッグ:ファイバーラインスキレット
キャプテンスタッグ UG-3023
キャプテンスタッグ ファイバーラインスキレット30cmタイプの素材は、鉄です。取っ手は長く、なべ底の厚さは、1.6mmあります。サイズは、18、20、22、30cmの4タイプ。
このファイバーラインスキレットも熱伝導率がよく、料理がおいしく仕上がります。はじめて使うときは、焼きならしの作業を行ってください。30cmタイプなら充分な大きさがあるので、豪快に料理ができますね。
焦げ付きにくい
ファイバーラインスキレットは、なべ底に細かなでこぼこをつけているので、素材が密着しないようになっています。この加工のおかげで、焦げ付きやこびり付きを防ぎ、油通りもよくなっています。他のフライパンと比較して使い方が簡単なので、普段料理しない人でも安心ですね。
焚き火用フライパンおすすめ⑥
ロッジ:シーズンスチールスキレット
ロッジ シーズンスチール スキレットCRS8
ロッジ社は、スキレットをアメリカでいちばん製造販売している会社です。とても評価の高い、創業120年の老舗メーカーです。スキレットを開発した会社と言ってもよいでしょう。多くのプロの料理人も使っています。ロッジ社は、すべての鉄製品に大豆油で焼きならしを行っています。自分で焼きならし作業をしなくてよいのがうれしいですね。
鋳鉄製より軽く、高温で焼ける
ロッジ シーズンスチールスキレットは、鋳鉄製のものよりも軽く、温度が上がるのが速いので、すぐに調理がはじめられます。もちろん熱伝導率が高いので、おいしく焼き上がります。老舗メーカー、ロッジのスキレットは丈夫で長持ちします。長い間使いたいスキレットですね。
焚き火用フライパンおすすめ⑦
ロッジ:ロジックスキレット
LODGE(ロッジ) スキレット L5SK3
評価の高い、ロッジのロジックスキレットは、鋳鉄製のスキレットです。鋳鉄製のスキレットは、一度温まると冷めにくい保温性があります。ロジックスキレットの肉厚は5mm。焼きならしは工場で施されていますので不要です。
食材を入れても、温度が下がりにくいのはうれしいですね。焚き火は火の強さが一定ではありません。温度が下がりにくいスキレットは、焚き火で使うのに向いています。ソロキャンプでゆっくり調理するのによいですね。
蓋を使うのもよい
このスキレットは、ロジックスキレット用の蓋(別売り)を一緒に使うのもよいですね。蓋の重みで圧力がかかるので、硬い素材も柔らかくなります。また、蓋の裏にはいくつも突起がついています。
この突起に旨味を含んだ蒸気が集まり、水滴となって落ちます。旨味を含んだ煮汁をスプーンで素材にかける手間が省けますね。他のフライパンと比較して、価格も手ごろなロッジのスキレット。焚き火でも、家でも活躍しそうですね。
焚き火用フライパンおすすめ⑧
ペトロマックス:シュミーデアイゼンフライパン
ペトロマックス シュミーデアイゼン フライパン 24cm
灯油ランタンで有名なペトロマックス社は、創業100年のドイツの老舗メーカーです。ドイツの職人が、鉄から1枚仕上げのフライパンを作り続け、高い評価を得ています。シュミーデアイゼンは「鍛えられた鉄」という意味です。サイズは24、28、32cmの3タイプあります。
ものすごく頑丈
シュミーデアイゼンフライパンは、他のフライパンと比較してとても頑丈です。焚き火で使うのに最適ですね。頑丈に作っているので重いですが、優れた熱伝導と保温力で、素材の味を存分に引き出します。なべ底の表面には網目状のスリットがあるので、焦げ付きを防ぎ、油切れをよくします。はじめは焼きならしを行ってくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。焚き火用フライパンにもいろいろなタイプがありました。焚き火用フライパンを比較して、どのフライパンが気に入りましたか。ぜひ自分の焚き火スタイルに合った焚き火用フライパンを見つけて使ってみてくださいね。
焚き火が気になる方はこちらもチェック!
暮らしーのでは、他にもアウトドアに関する情報を発信しています。特におすすめな焚き火のやり方についての記事を載せるので、気になる方はチェックしてみてください。既に焚き火をやったことがある人も、これから焚き火にチャレンジしたい人にも役立つ方法がまとまっています
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