そもそも静電気とは
帯電と行動により発生する静電気
常に自然界に存在するのが+と-の静電気であり、生命を含めあらゆるモノはこれを発生させ蓄える性質があります。人体に身近な静電気は摩擦や剥離で起こるものが主体で、他にも場所によって流体帯電や化学反応など原因は様々です。昔から人類に身近なだけに、除去する方法は色々登場してきました。
静電気を除去しておきたい理由
この静電気をどうして色んな方法で除去しておきたいのか、それはバチってきて不快、その一言につきるかも知れません。ドアノブなど一般的な静電気は命を脅かすレベルではないですが、火災や精密機器の故障に繋がるケースは報告が度々あります。触れる時の恐怖感や、警戒心をもたらすのも問題です。
静電気がよく起きる場所
どんな人も経験しがちな静電気(摩擦帯電)の代表は、ドコにでもあるドアノブです。特に冬季になるとドアノブの静電気の威力は増しているので、除去方法が大切になります。バチバチ聞こえるセーター、車の表面やドア、誰かの手や髪の毛、パソコンや家電なども、よく起こる場所に含まれています。
静電気の除去方法①キーホルダー
静電気除去キーホルダー
いつも外出する習慣を持った人々は、ドアに接する機会が多い分だけ静電気の歓迎も受けやすいのが悩みです。そんな中で、毎日カギを携帯して持ち歩く人の中に、静電気除去キーホルダーを常用する人が増えています。この除去方法は、使うだけでドアの静電気をなくすことができるとして人気です。
静電気除去キーホルダーの特徴
いつも所有している自宅や車の鍵などと共に、この静電気除去キーホルダーをセットで持ち歩くだけでokです。ドアノブの前で手にすると、ピカッと光って静電気の放出を教えてくれるタイプもあります。毎日ドアを行き来する人には重宝するし、小型で携帯も邪魔にならない防止方法です。
静電気の除去方法②バンド
静電気除去バンド(ブレスレット)
サッと腕に付けておくだけで静電気を取る効果が期待できるとして、話題なのがバンドのアイテムを使う方法。除去ブレスレット、または除去バンドなどと呼ばれています。見た目は完全におしゃれ仕様で女性が好んで付けるものと、静電気を抑えることを目的とした実用的なバンドがあります。
静電気除去バンドの特徴
このバンドを腕に巻くだけで静電気をなくすことが可能なのは、素材に導電性繊維を使っているためです。金属やカーボンなどの繊維が、静電気を放出して帯電させない役割を果たします。ただこのバンドの方法、モノによって効果もピンキリがあるとのことなので、良いものを選ぶことが重要です。
静電気の除去方法③手袋
静電気除去手袋
特に静電気のバチバチ度が上がる寒い時期は手の冷えも気がかりですが、それなら手袋でどっちの悩みも解消です。静電気除去手袋と呼ばれる製品があり、見た目的には普通の手袋とさほど違いはありません。身につければドアノブ前でキーホルダーなどを取り出す方法に頼らず、除去できるのもメリットです。
静電気除去手袋の特徴
こちらの手袋はバンドの場合と同じく、導電性繊維を織り込んでいることで静電気を抑える効果を高めています。手全体を覆う手袋だからこそ、あらゆる場所で静電気を取る効果も強めです。除去する方法として優れるほか、手袋のままスマホ操作できたり、滑り止めが付いているタイプもあります。
静電気の除去方法④マット
静電気除去マット
小さなマット状のアイテムにピタッと触るだけで、静電気を逃がすことができてしまう除去方法もあります。静電気除去のマットは、ガソリンスタンドの給油装置などでも見かける、あれと似たようなものです。単純なシートのタイプから、アース付きマットなど様々なタイプが出ています。
静電気除去マットの特徴
マットタイプの利点は、決まった場所に設置をすることで静電気のバチバチを忘れず確実に対処できることです。マットはサイズも意外と大きいということで目立つし、除去はタッチするだけという簡単な方法なのも気軽です。アースタイプの場合には、アース線により逃がす効果もてきめんに感じられます。
アースは何処に付けて逃がす?
1つ念頭に置きたいのは、アース付きアイテムの使い方です。このアース付き静電気除去マットには線とクリップがついていて、静電気を逃がすことが簡単な構造です。クリップを付ける場所は、アースコンセントやアース棒を使います。もし自宅に無い場合には、専用アダプターを買い求める方法があります。
静電気の除去方法⑤テープ
静電気除去テープ
もし静電気がパソコンなどに影響する事を懸念する場合、静電気除去用のテープを選ぶ方法もあります。導電性の高いテープを気になるところに貼り付けるだけの方法で、静電気を取る効果が出るアイテムです。精密機器を相棒としている人は。静電気対策で意外と使っているようです。
静電気除去テープの特徴
この種の除去テープは導電性の高い素材を基本としますが、多くはアルミやフッ素樹脂を主原料としたものです。短くカットして静電気が気になる所に張ることで、帯電を防止して精密機器を守ります。このアイテムの方法はとても安上がりで、静電気を抑えるだけでなく、ホコリも付かない効果も現れます。
静電気の除去方法⑥スプレー
静電気除去スプレー
もしセーターなど衣類の静電気で悩まされるならば、その防止にはキーホルダーよりもスプレーが効果的です。静電気除去スプレーをシュッと吹きかけるだけの方法で、あっという間に衣類の静電気を抑えることができます。スプレーは衣料品売り場などどこでも売っているので、入手に困りません。
静電気除去スプレーの特徴
どれを手に取るかによって、静電気除去スプレーの原料は違います。天然成分由来のものもあれば、アルコールや界面活性剤、あるいはポリエチレングリコールを主成分としたタイプもあります。このスプレーの方法なら、静電気で衣類にホコリや花粉が付着するのもなくすことができて一石二鳥です。
静電気の除去方法⑦柔軟剤
静電気対策の柔軟剤
手元にあると助かるスプレー以外にも、家庭で衣類の静電気を効率良く取る方法があります。それが静電気を除去する効果の高い、柔軟剤を使うという手段です。市販されている柔軟剤を毎回の洗濯で使うことで、あのセーターのしつこいバチバチも簡単に取ることができるとして人気です。
静電気対策の柔軟剤の特徴
多くの製品で主成分となっている陽イオン系界面活性剤が、衣類の静電気を取る効果をもたらします。柔軟剤は洗剤と混合のカプセルタイプもあり、そちらの方法でも除去はスムーズです。製品によって香り成分が異なっているし、タバコなどのニオイを取る種類もあるので、選び取るところから大切です。
静電気の除去方法⑧服
静電気を防止する服を選ぶ
常にデザイン優先で服を着ている人は、静電気については気にしないかもしれません。しかし静電気をなくすことを優先しておきたいなら、着る服の素材選びからが大切です。何しろ衣類は素材によって、静電気を抑える種類もあるからです。他の除去方法の効果を高める上でも、素材を無視できません。
静電気を防止する素材・発生しやすい素材
ちまたでは把握しない人も多い、静電気の発生しにくい素材が綿、麻、絹といった天然素材です。綿を好んでいる人ほど、自然と静電気をなくすことに成功しています。逆に言えば人工繊維は、静電気が発生しやすいと言えます。+で帯電しやすいのはナイロン、-ではアクリルやポリエステルが代表格です。
素材ごとの帯電
【-に帯電する】アクリル、ポリエステル、アセテート
【帯電しにくい】綿、麻、絹
【+に帯電する】ナイロン、ウール、レーヨン
抑えるには組み合わせが大切
何らかのアイテムを買入せずとも、お金をかけずに静電気を抑える方法が、衣類の着合わせです。例えばポリエステルのシャツとナイロンのパンツの組み合わせは、静電気の帯電列が離れて要るのでバリバリに発生します。一方綿のシャツとパンツなら、静電気の除去が最初からできているといった具合です。
静電気の除去方法⑨カバー
ドアノブにカバーする
とにかく静電気の鬼門はドアノブだけという片寄っている方は、もうこのカバーの対策が一番かもしれません。方法は極めて単純で、いつもバチッと来るドアノブに、カバーをかけてしまうだけです。静電気の除去対策となる他、お部屋を綺麗に飾り付けることもできるのでおすすめです。
ドアノブカバーの特徴
市販されているカバーでは、ゴムやシリコンや布製など色々あり、ドアノブにつければ静電気を抑える効果も期待できます。先程の布地の素材ごとの帯電しやすさを考慮して、静電気を抑えるドアノブカバーを自作する方法もおすすめ。自然の素材でドアノブの静電気の除去を目指してみてはいかが?
静電気の除去方法⑩手近な方法
他の人に触ってもらう
時には誰かに守られて生き残ってきた波乱の世と同じく、静電気対策でも誰かを先鋒として押し出すのも得策かもしれません。日頃から静電気をなくす活動に熱心な人が、先陣を切るにはうってつけな人材です。人が大勢集まっている場面こそ、この除去方法を採用してみる時です。
手のひらで触る
とても繊細に神経が巡っている指先は、常に静電気の餌食となっている部位です。それならばいっそ、神経が鈍いところでドアノブなどに触れることで、衝撃はやわらいだりなくすことに繋がります。ドアノブの場合には、まず手のひらで触れて握るという方法も、効果が期待できる場合があります。
事前に壁などを触って逃がす
あんまり期待はできないけれど、やっておいたらマシという静電気を逃がす方法、それが壁触りです。とにかく手近な壁を触ってから、ドアノブなど気になる場所にぺたぺた触れることで、最低限の防止効果を得られます。静電気の除去の方法がなにも無い時は、確実に試しておいてください。
鉄製品を握って逃がす
自宅のカギさえあれば簡単に可能なのが、金属を握った状態で金属に触れる方法です。金属製品が静電気を逃がす役割をして、ドアノブから手にバチッと来ることを防ぎます。この除去の手順なら特殊なアイテムは必要ないですが、握り方がゆるいと静電気を感じてしまうので、コツや慣れが必要となります。
静電気対策しよう
自分ピッタリの方法を探して
いつもバチっとすることを気に病むより、何かの静電気を逃がす対策を講じておくのが肝心です。幸いにも静電気を防止する方法は、アイテムを使うものから今スグできる種類まで色々揃っていました。しっかり除去する方法は自分ぴったりなものをばっちり探して、ドアを快適に通過しておきたいものですね。
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