ネックゲイターとは
ネックゲイターとは、以前はネックウォーマーとも呼ばれています。首回りを暖めるための防寒用として秋冬に流通していました。使い方はマフラーのように首にぐるぐる巻き付けるのではなく、筒状になっており頭からスッポリかぶり首におろして防寒します。
防寒用素材が多く使われ、冬の登山・冬のアウトドア・バイクツーリングに多く使われていました。近年、素材が進化し冷感用ゲイターも多く登場して、夏の登山・夏のアウトドア・夏の外仕事用・おしゃれ用など幅広く使われるようになっています。(この記事は、2019年10月24日現在の情報にもとずいて書かれています。)
夏用・冬用ネックゲイターの違い
現在のネックゲイターは、夏冬問わず使われます。素材が進化して、それが可能になりました。基本的な使い方は首の周りを包むのですが、おしゃれ用に各ブランドも注目しています。夏用ネックゲイターと冬のネックゲイターの違いは、どこにあるのか紹介します。おすすめネックゲイターも夏用・冬用に区別して紹介します。
おすすめ夏用ネックゲイターの選び方のポイント
夏用ネックゲイターは防寒は必要としません。必要とされるのは、冷感と夏の強烈な日差しから肌を守る紫外線カット(UVカット)となり、首周りの日差しから起こる熱射病対策です。
基本的な使い方は、冬用と同じですので、選び方のポイントはその冷感素材となります。特殊化繊素材を多くのブランドが使用して、使用者に冷感を与えるために工夫を凝らしているのが注目のポイントです。また、化繊ですのでカラフルなカラーで染色できるので、おしゃれ具合も注目です。
おすすめ冬用ネックゲイターの選び方のポイント
冬用ネックゲイターの一番の目的は防寒です。以前よりフリースやウール素材が使用されていました。現在では、その素材にプラスして様々な素材が使用されています。理由は汗の発散です。
アウトドアや外仕事で使用するのですから、当然発汗は付き物です。その不快感を解消するべく、各アウトドアブランドが工夫をこらしているのが選び方のポイントです。使い方などもネックゲイター本来の王道季節の冬ですので、各ブランドの工夫もおすすめです。
おすすめ夏用ネックゲイター1
コロンビア:フリーザーゼロ2
世界的な登山・アウトドアブランドのコロンビアが送り出す、夏用冷感ネックゲイターがフリーザーゼロ2です。夏でもネックゲイターが必要と感じたコロンビアが、正式にラインナップに加えています。アウトドアを知り尽くしたコロンビアが送り出すネックげいたーですので、細かい所もアウトドア向けに作り込まれています。
フリーザーゼロ2の詳細
冷感タオルなどに使われる特殊ポリエステル系素材を主として構成しており、それに伸縮性を持たせて素材を組み合わせいます。吸湿速乾性に優れており、紫外線カットも完璧です。要所では織り方を変更するなどして、夏のアウトドアを快適に過ごせるように作られています。
自分の汗で冷感を味わえますが、水を湿らせ軽く絞って使うと、一層冷感が高められます。織り方を変化させて作られているので、近くで見るとさりげないおしゃれさを感じるネックゲイターです。
おすすめ夏用ネックゲイター2
DRESS:クールネックゲイター
アウトドア系の用品が得意なブランド・DRESSがリリースする冷感ネックゲイターがクールネックゲイターです。印象的なプリントを施された冷感ネックゲイターで、おしゃれなワイルド系となっています。夏の登山やフィッシングなどに多く使用されているネックゲイターです。
DRESSクールネックゲイターの詳細
DRESSクールネックゲイターは、筒状になっていて伸縮性がありますので、使い方としては頭からスッポリと被り、首周りまで降ろして使用します。ポリエステル系素材で作られており、一度水に濡らしてから軽く絞って使用します。
気化熱効果で強力に首周り冷やして、冷感を味わう事ができます。引き上げて口元を覆うこともできますし、帽子のような使い方もできます。暑い夏の登山でも冷感が味わえるゲイターです。
DRESSクールネックゲイター
少しワイルド系のクールゲイターです。
おすすめ夏用ネックゲイター3
ミッション: マルチクールネックゲーター
アメリカのスポーツ用品ブランド・ミッションが、夏のスポーツ用に開発した冷感ゲーターがマルチクールネックです。多くのアスリートに支持されているゲーターですので、登山やアウトドア系で使用しても、動きや冷感性能を妨げるものではありません。作りのしっかりしたゲイターです。
マルチクールネックゲーターの詳細
独自のハイドロアクティブ技術で、強力な冷感を使用者に与えてくれます。使い方は、筒状になっていますので頭から被る方法です。
一般的なネックゲイターより長めに作られていますので、頭部に巻き付けるように被ったりして、おしゃれ的な使い方もできます。冷感使用方法は、水に濡らして軽く絞ってから引っ張ると、強力な冷感機能が始まります。
ミッション マルチ クール ネックゲーター 夏用
アスリートも使用しています。
おすすめ夏用ネックゲイター4
ライラックス:サテライト
サバイバルゲーム用品ブランドのライラックス(LAYLAX)の冷感ネックゲイターがサテライトです。サバイバルゲーム的なおしゃれプリントが特徴的ネックゲイターです。過酷な動きをするサバイバルゲームで使用されるゲイターですので、登山やアウトドアでの使用も問題ありません。
スポーツ店やアウトドア店では見つけずらい冷感ゲイターです。
ライラックス サテライトの詳細
ポリエステル系伸縮素材を使用した筒状のネックゲイターです。化学繊維が起こす気化熱効果で首周りの冷感を保持するようになっています。もちろんUVカット性能もあり、運動をしても問題無いゲイターです。使い方は、水に濡らして軽く絞って使用します。サバイバルゲーム的なプリントが6種類用意されています。
おすすめ夏用ネックゲイター5
HUMMER:クールネックガード
作業服ブランドHUMMER(ハマー)のリリースする冷感ネックゲイターがクールネックガードです。真夏の暑い時期に外で作業する人達に人気があります。ガテン系でおしゃれには遠いですが、登山やアウトドアで使用しても全く問題ありません。街中の作業着店で入手できるのも人気です。
HUMMERクールネックガードの詳細
使われている素材は、ポリエステル系特殊素材です。作業中にホコリを吸い込む事を防ぐ素材ですが、息苦しさは緩和されており、水分を加えれば放熱効果で冷感を得られます。
筒状のネックゲイターですが、開口部にストレッチコードがあり、それを引けば帽子としても使用可能です。UVカット機能も搭載されており、登山やアウトドアに使用しても全く問題ない夏用ネックゲイターです。
おすすめ夏用ネックゲイター6
KICKS: KAA-850
KICKS(キックス)のリリースする冷感ネックゲイターがKAA-850です。コスト的にお手頃感があるため非常に人気のあるネックゲイターになっています。コスト的にお手頃感があるからと言って、冷感に問題はありません。軽いアウトドアや外作業に向いている冷感ネックゲイターです。
KICKS KAA-850の詳細
素材的には水辺のスポーツなどに多く使用されているラッシュガード用素材です。使い方は、素材自体は大きな伸縮性を持たないため、筒状ゲイターを頭からかぶり、上部にある掛け紐を耳に付けるタイプです。水を濡らし軽く絞って、気化熱効果を利用する冷感ゲイターです。カラーも20種あるため、おしゃれにコーディネートができます。
KICKS KAA-850
コスパ最高の冷感ネックゲイターです。
おすすめ夏用ネックゲイター7
サンライン: クールネック SUW-0910
フィッシング用品ブランドのサンラインがリリースする冷感ネックゲイターが、クールネックSUW-0910です。夏の釣り場の強烈な陽射しから首周りを冷やし、熱射病になるのを防いでくれるゲイターです。フィッシング専用品と思われがちですが、製作原理方法はアウトドア用・スポーツ用と変わりません。
クールネック SUW-0910の詳細
頭から被る筒状ゲイターなのですが、中央部付近が多少くびれており上部のずり落ちを防いでいます。ポリエステル系の素材で、水分を含むと冷感を発揮します。濡らして絞ると冷感は更に増加します。UVカット機能も搭載され、夏の登山・レジャーを楽しく過ごすことができます。プリント柄は4種類用意されています。
おすすめ冬用ネックゲイター1
ノースフェイス:マイクロストレッチ
アウトドア界では有名ブランド・ノースフェイスがリリースするネックゲイターです。手に取ると防寒用なのに意外なほど薄いネックゲイターになっています。新素材をどんどん採用するノースフェイス社らしいネックゲイターといえます。薄いからといって、防寒性能にぬかりのないゲイターになっています。
マイクロストレッチ の詳細
マイクロストレッチの使い方は、筒状ネックゲイターなので頭から被ります。ストレッチ性がありますので、窮屈な思いをせずに被る事が可能です。発熱性素材のサーモライトを採用していますので、薄くても防寒性能は問題ありません。着ぶくれを嫌う方には好評です。ネックゲイターのカットもおしゃれにカットしたフォルムになっています。
ノースフェイス マイクロストレッチ
ノースフェイスのネックゲイターです。
おすすめ冬用ネックゲイター2
MAMMUT:マムート ネック ゲイター
マンモス印でおなじみのスイスのアウトドア登山用品ブランド・マムートがリリースするネックゲイターで防寒にすぐれた性能を発揮してくれます。このネックゲイターは、シーズン事にプリント柄の新作を出しています。ストレッチ性能が抜群のネックゲイターで、長めに製作されており折り畳んでも使用できます。ヨーロッパでも好評の防寒用ネックゲイターです。
マムート ネック ゲイター の詳細
マムートのネックゲイターは、フルストレッチ素材を採用しており、シームレス構造が装着時の引っ掛かりや違和感を緩和しネックゲイターです。
冬用ですので、防寒性能も登山・アウトドアでの使用でも問題なく、長めに作られているので折り畳んでの使用もできるネックゲイターになっています。毎シーズンのように変更されるネックゲイターのプリント柄も好評です。
おすすめ冬用ネックゲイター3
ミズノ :プロ ブレスサーモネックウォーマー
日本の世界的スポーツブランド・ミズノがリリースするのが、ミズノプロ ブレスサーモ ネックウォーマーです。スポーツシーンでの防寒を目的としたネックゲイターです。
激しい動きのスポーツ目的ですが、登山・アウトドアの激しい動きと共通点もあり、使用に関して何の問題もありません。デザイン性の良さから、街中でも使用する人もいるネックゲイターです。
プロ ブレスサーモネックウォーマーの詳細
このネックゲイターは、ミズノが展開するミズノ プロシリーズの一つです。防寒が必要な冬限定のネックゲイターとなります。素材はミズノ得意の発熱素材ブレスサーモを使用し、動きに適したストレッチ性能も搭載したネックゲイターです。
基本的に筒状になっていますので、使い方は頭から被って使用します。表地はフリースナイロンで裏地ブレスサーモになっており、余分な水分はしっかりと吸い取ってくれるネックゲイターです。
おすすめ冬用ネックゲイター4
コロンビア:バックアイスプリングス
コロンビアは登山・アウトドアの有名ブランドです。そのコロンビアが冬の防寒用にリリースしているのが、バックアイスプリングス ネックゲイターです。有名ブランドのネックゲイターですが、コストパフォーマンスに優れているので、登山・アウトドアでは人気があります。カラフルなので、街中使用の方もたくさんいるネックゲイターです。
バックアイスプリングスの詳細
バックアイスプリングス ネックゲイターの素材はポリエステル系のMTRフリースです。防寒用に使用するのには最適で、高い保温効果を発揮してくれます。
筒状のネックゲイターですので、頭から被って使用するゲイターであり、カラフルなプリント柄ですので頭に被り帽子のように使う人もいます。着ている服装にも、おしゃれに合わせることのできるネックゲイターです。
おすすめ冬用ネックゲイター5
カリマー:ウールネックウォーマー【+d】
イギリスの老舗アウトドア用品ブランド・カリマーがリリースするネックゲイターが【+d】です。老舗のカリマーがリリースだけあって、高級素材を使用したネックゲイターに仕上げてあり、それにプラスして現代の技術を追加したネックゲイターになっています。
ウールネックウォーマー【+d】の詳細
カリマーのウールネックウォーマー【+d】の主素材は、ニュージーランド産メリノ羊の毛を原料としたメリノウールになっています。メリノウールは、高い保温性・通気性の良さ・高い防臭効果を持っており、心地良い肌触りを備えた天然素材です。
それを現代の紡織技術で仕上げたネックゲイターになります。筒状ですので頭から被り、長めに作られいますので首回りダブつかせるように使用します。ウール間の体温で温められた空気は、高い保温性で保持してくれます。引き上げて鼻周りを覆うこともできます。
おすすめ冬用ネックゲイター6
スマートウール :メリノ250リバーシブルパターン
メリノウールを扱う製品で有名なブランド・スマートウールのネックゲイターです。天然素材好きや化繊アレルギーの方達も製品は持っていなくとも、名前を知っている人も多いでしょう。冬の防寒に必要な防寒・保温性は天然素材では抜群の性能のメリノウールですが、その肌触りに魅了される利用者も多いネックゲイターです。
メリノ250リバーシブルパターンの詳細
ネックゲイターだけではなく、いろいろなメリノウール製品をリリースしているスマートウール社ですが、このネックゲイターにも同社の特殊技術が導入されています。メリノウール素材にプリント加工されているのです。
裏と表が異なった柄になっており、プリント柄とソリッド柄(単色柄)となっています。リバーシブルのネックゲイターになっています。その日の気分や好みによって変化させられるネックゲイターになっています。
おすすめ冬用ネックゲイター7
ナイキ: サーマスフィア
スポーツブランドとして世界的に有名なナイキ(NIKE)が冬の防寒用に販売しているのが、サーマスフィアです。スポーツ用・ランニング用に開発されたネックゲイターですが、ナイキでも説明されているようにスポーツ専用品ではありません。
アウトドア・レジャーの使用でも問題無く、ブランド独自の特殊素材を使用したネックゲイターとなっています。
サーマスフィアの詳細
使い方は他の筒状ゲイターと同じで頭から被ります。サーマスフィアの素材は、天候の変化に応じて温かさを調整するナイキスフィアを採用しています。作り自体は裏表2枚重ねで作られており、顔の部分があたる範囲は調整できるような構造を採用していて、サイズはS・Mの2種類です。しっかりとしたネックゲイターになっています。
おすすめネックゲイターのまとめ
冷感ネックゲイターの普及により一年中ネックゲイターを見るようになりました。一見するとどれも同じように感じるネックゲイターですが、肌触りやストレッチ具合などすべて違いがあります。
数多くの夏用・冬用のネックゲイターが販売されていますので、購入を検討している方の気に入ったゲイターがあるはずです。メンズ・レディースの区別はなく、気に入った製品を選べます。おすすめネックゲイターを夏用・冬用に分けて紹介しましたので、是非参考にしてください。
ネックゲイターが気になる方はこちらもチェック!
ゲイターは首(ネック)周りばかりの使用ではありません。足首周りに使用するゲイターもあります。登山・アウトドアをするのなら、足首周りのゲイターの記事もチェックしましょう。
登山・アウトドアブランドのコロンビア製です。