ヴォクシーのタイヤサイズ：はじめに
トヨタのヴォクシー（VOXY）はキャンプ、釣り、ダイビングなど、荷物が多いアウトドアやレジャーで活躍するだけでなく、スタイリッシュなエクステリアがかっこいいミニバンです。
車中泊旅行や日帰りスキーでの仮眠でも快適な室内サイズが特徴。若い子連れファミリーはもちろん、アクティブな独身男性からも人気です。ここではヴォクシーの交換タイヤについて解説します。
ヴォクシーのタイヤを交換する
ここでは、トヨタのヴォクシーに装着されている純正タイヤのサイズを確認し、インチアップでのタイヤサイズやホイールサイズもまとめます。
スタッドレスは純正ホイールに、サマータイヤはインチアップしたアルミホイールに装着する人は多いですね。納車直後に社外品のアルミホイールへ交換する場合、純正ホイールに組まれていたタイヤを中古タイヤ業者に買取してもらうのもおすすめです。
ヴォクシーのタイヤサイズ：グレードと年式
トヨタのヴォクシーはグレードによってタイヤサイズが違います。おおまかには、5ナンバーのヴォクシーと3ナンバーのヴォクシーでタイヤサイズの違いがあると捉えてOK。
5ナンバーは実用重視の基本グレード、3ナンバーは全幅をワイド化したかっこいいグレードです。ちなみに、年式によるタイヤサイズの違いはほぼありません。
グレードによる走行性能の違い
ヴォクシーのグレードによるタイヤサイズの違いは外観デザインが大きく関係しています。タイヤサイズが大きい3ナンバーヴォクシーは5ナンバーヴォクシーのエアロ仕様。フェンダーのみを拡大することで迫力を持たせたグレードです。
欧州戦略車が増えたことで自動車の全幅は拡大傾向にあり、5ナンバー車が3ナンバー化されることは多くなりました。
余談：ヴォクシーの年式
トヨタのヴォクシーは2001年の11月に販売が開始され、これまで2度のモデルチェンジを受けています。初代は60系、二代目は70系、2014年に新型として販売が開始された現行モデルの3代目は80系と呼ばれることが多いですね。
〇〇系と呼ばれるのは車種形式に由来したトヨタ車ならではの呼び方。初代のヴォクシーは60（2WD）もしくは65（4WD）、二代目は70（2WD）もしくは75（4WD）、現行モデル三代目は80（2WD）もしくは85（4WD）の数字が車検証の車台番号に入っています。
ホイール交換：サイズに関する基礎知識
ホイール交換に必要なサイズに関する知識を解説します。ホイールのサイズは車種によって違い、全てが適合しないと装着できません。また、装着できたとしても車検に通らない可能性もあります。
リム径
リム径とはホイールの外径のことで、インチで表記されます。ヴォクシーの純正ホイールのリム径は15インチから18インチ。グレードによって違います。インチアップとはリムの外径を大きくすること。大きいほどかっこいいとされていますが、注意点については後述しますね。
リム幅
リム幅とはホイールの幅のことで、インチで表記されます。ヴォクシーの純正ホイールのリム幅は6.0Jから7.0J。「J」はフランジ（リムの外側）の形状を意味するアルファベットです。リム幅は装着するタイヤサイズに合わせて選択します。
インセット
インセットとは、リム幅の中心と車軸の取り付け位置の差を表す数値です。ヴォクシーの純正ホイールのインセットは+50から51ｍｍのハイインセット設定。数値が大ききなるほどホイールが外に張り出し、小さくなるほど奥に入ります。
タイヤがフェンダーからはみ出ると車検に通らないので、ホイール交換で重視される数値です。
ホイールピッチ（PCD）
ホイールピッチ（PCD）とは、ホイールを取り付ける穴の間隔を表す数値です。ヴォクシーの純正ホイールのホイールピッチは114.3mmで、前年式・全グレード共通です。
ホイール穴数
ホイール穴数とは、ホイールを取り付けるボルトの穴の数のことです。ヴォクシーのホイール穴数は5穴で、前年式・全グレード共通です。
ハブ径
ハブ径とは、ホイールの中心にあいた穴の直径を現す数値です。ヴォクシーのハブ径は60mmで、前年式・全グレード共通です。
ヴォクシーのタイヤサイズ：195/65R15
トヨタの5ナンバーヴォクシーには、年式に関係なく195/65R15サイズのタイヤが装着されています。同じトヨタの人気車種であるノアや日産のセレナにも採用されているタイヤサイズですので、ラインアップが豊富です。
値段が安いアジアンタイヤは約1.4万円からの価格帯で販売されています（4本セット）。
195/65R15のスタッドレスタイヤは？
5ナンバーヴォクシーに装着されている純正サイズのスタッドレスタイヤの値段は、スタッドレスタイヤのみなら約2万円からの価格帯、スタッドレスタイヤ+アルミホイールなら約4万円からの価格帯で販売されています（4本セット）。
ちなみに、純正ホイールのサイズは、リム径15インチ、リム幅6J、インセット+50mmです。
195/65R15のヴォクシーをインチアップ！
純正タイヤのサイズが195/65R15のヴォクシーをインチアップするなら、ホイールサイズは7.0J×17、タイヤサイズは205/50R17や215/45R17がおすすめです。実用性を重視した5ナンバーのヴォクシーを選択しているのですから、乗り心地を確保しながらインチアップしましょう。
ヴォクシーのタイヤサイズ：205/55R16
現行モデル80系ヴォクシーの1800ハイブリッドX ZS（煌めきⅡを含む）には、205/55R16サイズのタイヤが装着されています。
ヴォクシーと同じプラットフォームを持つアイシスや、欧州戦略車であるオーリスなど、どちらかというと全高が低い車種に装着されているタイヤサイズです。値段が安いアジアンタイヤは約1.6万円からの価格帯で販売されています（4本セット）。
205/55R16のスタッドレスタイヤは？
ヴォクシー現行モデル80系1800ハイブリッドX ZSに装着されている純正サイズのスタッドレスタイヤの値段は、スタッドレスタイヤのみなら約1.7万円からの価格帯、スタッドレスタイヤ+アルミホイールなら約4.5万円からの価格帯で販売されています（4本セット）
なお、純正ホイールのサイズは、リム径16インチ、リム幅6J、オフセット+50mmです。
205/55R16のヴォクシーをインチアップ！
純正タイヤのサイズが205/55R16のヴォクシーをインチアップするなら、ホイールサイズは18×7.0J、タイヤサイズは215/40R18がおすすめです。ヴォクシーに適合する18インチホイールはラインアップが豊富です。
ワイドボディに見合った迫力のあるアルミホイールを選びたいですね。
ヴォクシーのタイヤサイズ：205/60R16
トヨタの3ナンバーヴォクシーには205/60R16のタイヤサイズが装着されています（ハイブリッドZSやスポーツグレードGRを除く）。純正タイヤに採用している車種は少なめなものの、人気車種に装着されているサイズですので、ラインアップは多めです。
値段が安いアジアンタイヤの値段は約1.7万円からの価格帯で販売されています（4本セット）。
205/60R16のスタッドレスタイヤは？
205/60R16 スタッドレスタイヤ
出典:Amazon3ナンバーヴォクシーに装着されている純正サイズのスタッドレスタイヤの値段は、スタッドレスタイヤのみなら約2.6万円からの価格帯、スタッドレスタイヤ+アルミホイールなら約5.1万円からの価格帯で販売されています。
なお、ヴォクシーの3ナンバー車に装着されている純正ホイールのサイズは、リム径16インチ、リム幅6J、インセット+50mmです。
205/60R16のヴォクシーをインチアップ！
純正タイヤのサイズが205/60R16のヴォクシーをインチアップするなら、ホイールサイズは18×7.0J、タイヤサイズは215/45R18がおすすめ。先述した1800ハイブリッドX ZSとホイールサイズは同じですが、タイヤサイズの扁平率が違います。
タイヤの外形はなるべく近いほうが安心です。スピードメーターの誤差を減らせますし、車高も維持できます。
ヴォクシーのタイヤサイズ：215/45R18
トヨタのスポーツグレードのヴォクシーには、年式に関係なく215/45R18サイズのタイヤが装着されています。ヴォクシーの車格を踏まえるとかなりスポーティなサイズです。
3ナンバーヴォクシーでこのサイズへのインチアップをおすすめしたのは、ヴォクシーのスポーツグレードを基準にしたため。値段が安いアジアンタイヤは約2.8万円からの価格帯で販売されています。
215/45R18のスタッドレスタイヤは？
スポーツグレードのヴォクシーに装着されている純正サイズのスタッドレスタイヤの値段はややお高めです。スタッドレスタイヤのみで約5.8万円からの価格帯、スタッドレスタイヤ+アルミホイールなら約9.5万円からの価格帯で販売されています。
なお、ヴォクシーのスポーツグレードに装着されている純正ホイールのサイズは、リム径18インチ、リム幅7.0J、インセット+51mmです。
215/45R18のヴォクシーをインチアップ！
ヴォクシーは19インチや20インチまでインチアップ可能ですが、215/45R18はノーマル車高の上限サイズですので、それ以上はあまりおすすめできません。
19インチや20インチまでインチアップすると、フェンダーとタイヤが接触する可能性があるからです。19インチや20インチまでインチアップするなら、タイヤハウスにタイヤを収めるために、ローダウンしなければならない可能性もあります。
インチアップでの注意点：極端な大きさ
インチアップは全高が高いヴォクシーに最適です。インチアップして扁平率が低いタイヤを装着することでロール（横揺れ）を抑えられるからです。
しかし、ヴォクシーのインチアップは見た目をかっこよくするのが目的。走行性能を高めるためではありません。そこで、大きすぎるホイールがもたらすデメリットを解説します。
大きすぎるホイールは慎重に！
ヴォクシーのホイールをインチアップするなら、程よいサイズまでにしておきましょう。
リム径が大きいほどかっこいいと思われがちですが、あまりにも大きすぎると威圧感を与えかねないからです。ヴォクシーのデザインは水平基調のスタイリッシュなデザインが特徴だといえます。
ヴォクシーの美しさを引き立てられるホイールサイズを選びたいですね。車体とアルミホイールの相性をシュミレーションできる「フジコーポレーション」のホイールフィッティングルームを紹介します。
大きすぎるホイールは乗り心地が悪くなる
大きすぎるホイールは乗り心地が悪くなります。インチアップでは扁平率が低いタイヤを装着することになるため、タイヤが路面の凸凹を吸収しにくくなるからです。
また、大きすぎるホイールにインチアップするとホイールが重くなり、バネ下重量が増えてサスペンションの動作が鈍くなったり、重いホイールを回すために燃費が悪化したりする可能性があります。極端なインチアップをする場合は、ショップに相談したほうがいいですね。
インチアップでの注意点：マッチング
サイズさえ合えばインチアップできる？応えはノーです。ヴィクシー固有のマッチングを重視してインチアップしましょう。ヴォクシーはインセットの値が大きいので、リム幅が広いホイールを装着するのが難しい車種。
ホイールとボディ側面をツライチで合わせる場合は慎重さが必要です。
ショップに相談するのが安心！
ヴォクシーとアルミホイールの詳しいマッチングについては、ショップに相談するのがおすすめです。装着可能なアルミホイールであっても、インセットの数値によってはホイールの内側にABSの装置が接触する可能性があるとのこと。
いくつもの事例を経験したメカニックがいるショップなら安心です。予算に応じた値段のホイールやタイヤを探してくれるのもメリットだといえます。
ネットショップでも相談可能！
ネットショップでタイヤを組んだ状態のアルミホイールを購入するのはよくある話。
それを機にインチアップする場合、ネットショップでも相談に応じてくれます。楽天ショップでアルミホイールを購入した人の話では、車体とホイールのマッチングをショップに相談してから購入したとのこと。
思いのほか丁寧に対応してくれます。値段が安いアルミホイールやタイヤを選びやすいのもメリット。1円でも安いものを買う！それは正しい経済活動です。
ヴォクシーのタイヤサイズ：まとめ
ヴォクシーのタイヤサイズについてまとめ、インチアップについて解説しました。ヴォクシーは実用性とデザイン性の優れたミニバンで、そのバランスを保ちながらインチアップするのがおすすめです。
また、近年はネットショップでタイヤやホイールを注文し、自宅付近の小規模な提携工場でリム組みする交換方法もあります。丁寧な作業に期待できますし、地域経済に貢献できるのでおすすめです。
自動車が気になる人はこちらをチェック！
ヴォクシーはドライブ旅行やキャンプでも活躍するミニバンですので、総走行距離が長くなりがちです。自動車は走行距離が増えるほどエンジン内部にカーボンやスラッジを堆積させますので、ガソリン添加剤の投入がおすすめです。
投入してすぐに効果が得られるものではありませんが、定期的な投入でエンジンの調子を長持ちさせることができます。ガソリン添加剤に関する記事をチェックしてみましょう。
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