ノゲシとは?オニノゲシとの違いなどの特徴を解説!のイメージ

ノゲシとは?オニノゲシとの違いなどの特徴を解説!

ノゲシは住宅街でも道路の隅やコンクリートの隙間に生えていることが多い雑草でタンポポのような花が咲きます。よく見かける雑草ではありますが、棘がありタンポポのように人気のある草ではありません。そんなノゲシの特徴をまとめてみました。

2019年09月12日更新

桜餅
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キャンプに関する記事が多いですが植物を育てることも好きです。ベーコン作ってみたり、スーパーで市販されているポップコーンを発芽させて栽培したりといろいろな事をしています。
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目次

  1. ノゲシとは
  2. ノゲシの基本情報
  3. ノゲシの花について
  4. ノゲシの葉っぱについて
  5. ノゲシのその他の特徴
  6. 白の特殊なノゲシについて
  7. オニノゲシとは
  8. ノゲシとオニノゲシの見分け方
  9. ノゲシの利用方法
  10. ノゲシのまとめ

ノゲシとは

タンポポを大きくした雑草

Photo byHans

ノゲシは日本全国の道路の脇や空き地などで見かける身近にある草花で、セイヨウタンポポを大きくしたような黄色い花をつける雑草です。たんぽぽによく似ていて花さが咲き終わると、タンポポの種と同じように綿毛となるので吹いて飛ばせますが、たんぽぽの綿毛ほど大きくないのであまり楽しくありません。名前を知らなくても一度は見たことがあるのではないでしょうか。大きさはは大きいもので大人の膝から腰ぐらいの高さになります。

ノゲシはケシではない

Photo byFoto-Rabe

うどんやそばなどに入れる七味唐辛子の中入っているケシの実、ピンクや赤の花をつけるケシ(ポピー)という花がありますが、ノゲシは野に咲くケシ(の花)という意味ではなく全く無関係の別種です。そのため園芸用に販売されていることはなく、ノゲシは町でよく見かけるセイヨウタンポポの仲間に分類されることから基本的には黄色一色の雑草になります。別名はハルノノゲシとなり、別種にアキノノゲシがいて開花時期が異なります。

ノゲシの基本情報

大きさは1mにもなる雑草

名称(和名/別名) ノギシ( 野芥子 )/ハルノノゲシ・ケシアザミ
学名 Sonchus oleraceus
科名/属名 キク科/ノギシ属(タンポポ亜科)
生息地 日本各地に生息し世界中でも見られる
備考 白い(ピンク)の変異体も確認されている

越冬する雑草

前述したようにどこにでも生えている雑草で大きいところがノゲシの特徴です。草丈は50cm~1mと言われていて、大きいのでタンポポとの区別は付きやすいです。雑草ですが二年草なので邪魔な場所に生えてしまうと、抜かない限り枯れることはなく翌春も生えているままです。根は主根性で小さな大根をイメージするとわかりやすいですね。周囲にノゲシがなくても綿毛として風に乗り飛来してくることもあります。

生育環境

生命力の強い植物でわりとどこにでも生え、コンクリートの隙間という劣悪な環境でも元気に育っていることが多いです。基本的には日当たりのいい場所を好みます。よく似ているオニノゲシも同じような場所に生えるので見分け方がわからないと区別しにくいと言われています。越冬することから寒さにも強い草花です。秋に生えてきて葉っぱだけの状態で越冬し春に成長するサイクルが基本です。

ノゲシの花について

たんぽぽのような舌状花

Photo by bob in swamp

舌状花とは花びらは何枚も重なっているように見えるキク科の花に多い形状のことです。下の方(内側)は筒状になっていて、上(外)の方が舌のようになっている花のことです。ひまわりがわかりやすいかもしれませんね。ひまわりは大きな花びらが周囲にあり、真ん中の茶色部分は筒状の花になります。ノゲシも同じように内側の方に小さな花があり外側は長い花びらがります。大きさは違いますが色を含めタンポポとうり二つです。

花の大きさ

Photo by Phil Sellens

色や形はセイヨウタンポポに似ていますが大きさは異なり、タンポポの花の大きさが4cmほどになり一本の茎に対して1つ花をつけるのに対して、ノゲシの花の大きさは2cm程度と半分ぐらいの大きさになります。また一本の茎から複数の花芽ができ、一輪以上の花をつける特徴がありタンポポ亜科なので似ています、が花の大きさやでき方には違いが多いです。

ノゲシの花言葉

ノギシの花言葉には「間違ってはいや」というユニークな花言葉があります。花言葉の由来などは不明ですが似ている草花も多いことから名付けられ花言葉という可能性が高く、他に旅人や幼き友、憎まれっ子世にはばかるという花言葉もあります。複数の花言葉がある植物は多いのですが由来が不明の植物は珍しいです。

開花時期について

別名がハルノゲシということで主な開花時期は春となりますが、真冬を除いて一年中咲いていると言われているので明確な開花時期は無いに等しいです。また真冬は開花しないと言われていますが稀に寒い時期も咲き冬や秋でも綿毛があるノギシを見かけることも多く冬でも目立つ草花です。

ノゲシの葉っぱについて

棘があるけど痛くない

ノゲシの葉には大きく分けると2つあります。根本部分の葉は大きくなり、交互に切れ込みが入っていて見た感じは痛そうですが、柔らかく痛くありません。先端の花に近い部分は、あまり大きくならず根本の葉のように深い切れ込みが入っていません。また茎は葉に巻かれるようについていて、葉と茎をつなぐ葉柄はありません。棘があるけど葉が柔らかいので痛くないというのはノゲシの最大の特徴となります。

ピンク(赤紫)に変色する

ノゲシの中には茎や葉の葉脈の部分がショッキングピンク、赤紫に変色する個体があります。ショッキングピンクや赤紫に変色する個体と通常の緑の個体とでは同じノゲシには見えないかもしれませんが、同じノゲシです。さらに変色しても病気にかかっていたり、害虫の被害に遭っているというわけではなく元気に育ちます。どうしてショッキングピンクや紫に変色するのか、詳しいことは分かっていない不思議な草花になります。

ノゲシのその他の特徴

中が空洞

ノゲシの茎を切って断面を見ると、他の植物のように組織が詰まっておらず、ストローのように中が空洞になっている中空構造になっています。ノギシ意外にもタンポポやハルジオンも中が空洞になっています。中空構造にすることで必要な栄養を減らせるので道端などでも自生しやすくなります。他の植物では竹(イネ科)も中が空洞で探してみると中空構造になっている植物、草花も意外と多いですよ。

白い樹液が出る

ノギシの茎や葉を傷つけるとミルクのように白い樹液が出ます。乳汁(ラテックス)にはタンパク質や脂質などが含まれていて植物によって含まれている成分は異なり、無害なものから有害なものまであります。例えばフルーツのいちじくも白い樹液が出ますがタンパク質分解酵素を含んでいる乳汁がでるので、皮膚についてしまうとかぶれたり、かゆみが出てきます。ノギシの乳汁でかぶれたり、かゆくなるということはありません。

白の特殊なノゲシについて

変異した白いノゲシ

ノゲシの開花時期に散策していると黄色いノゲシの中に白いノゲシが混じっていることもあります。さらによく観察してみると白いノゲシにはピンクの蕾ができているようですが、ピンクの花は咲きません。本来ノゲシは園芸用品のように色とりどりの花が咲くものではなく黄色一色なのですが何らかの理由で変異して白い花が開花するようになったのがウスジロノゲシです。色が違うだけで開花時期は同時期になります。

見分け方はない

ウスジロノゲシとノゲシはもともと同じ植物なので、葉の形状や生え方に違いがなく、花が咲かないと見分け方はありません。外側の舌状花が白く、中心の筒状花は黄色いものが多いですが、変種のため黄色い色素が残っていてクリーム色の花をつける場合もあります。株の数でいうと具体的な量は分かりませんが、黄色い通常のノゲシが繁殖している場所に一株だけあるということも多いので、比較的珍しいと言われています。

オニノゲシとは

ノゲシとよく似た近縁種

特徴はノゲシと特に似ていてタンポポよりも小型の黄色い花を真冬以外に咲かせます。果実(種)は綿毛となり風で遠くまで運ばれ、生えている場所も日本各地の道端や畑、耕作放棄地などとなりノゲシと大きな違いがないため一目見るだけででは見分け方を知っていないと見分けるのは難しいでしょう。茎が赤紫に変色するというのも同じです。違う点は繁殖力が強くノゲシがあまり生えない高い場所にもはえていることがあります。

白い変種はない

ウスジロノゲシのように白い変種は確認されていないので、ウスジロオニノゲシという植物は現在は存在しません。しかしノゲシの近縁種なのでなんらかの変異で、オニノゲシにも白い花をつけるものが出てきてもおかしくはありません。

開花時期は長いとされている

ノゲシよりも長く咲いていると言われていますが、ノゲシも12月まで花をつけることもあるので印象としては年中咲いているというイメージを持つ方が多いです。そのためオニノゲシがノゲシよりも開花時期が長いと言われても分かりにくいかもしれませんね。開花時期がないから果実(種)ができやすく結果的に繁殖力が高くなります。

ノゲシとオニノゲシの見分け方

見分け方1:刺々しい

ノゲシと同様に先端の花に近い部分と根本で葉の大きさに違いが見られます。オニノゲシの葉は荒々しく棘やギザギザが非常に目立つます。また柔らかなノゲシと比べオニノゲシは、葉が硬いので棘が痛いと言われていていて葉の感じが見分けるポイントになります。ただし切れ込みが入っていたり、変色するのはノゲシと同じです。若干ですがノゲシより大きいと言われています。

見分け方2:葉の付け根

一番わかりやすい見分け方は葉の付け根(生え方)を観察することです。ノゲシの茎の蒔き方はきれいに巻かず後方に飛び出していて三角形になりますが、オニノゲシは螺旋階段のように丸く茎を巻き込みながら葉が生えています。決定的な違いになるので葉の見た目でわからない時は葉の付き方で見分けてください。

見分け方3:果実(種)の模様

綿毛の根本にできる果実(種)でも違いがありノゲシの種は縦と横方向に筋が入っていますが、オニノゲシは縦方向の筋しかないのでよく観察すると果実で見分けられます。しかし葉の付き方や全体をみて刺々しいなどの違いがあるので、種で見分けなくても大丈夫です。

ノゲシの利用方法

食べられる野草

食用菊がるようにキク科の植物は食べても無害なもの、食用のものもあります。ノゲシも実は食べられる野草です。食べる部分はやらかい葉となりサッと湯通ししておひたしにしたり、炒めて食べられます。風味はレタスのように苦味があるので好き嫌いが分かれる大人の風味です。葉を日陰で干してお茶にする方法もあり胃の働きをよくする効果があると言われています。ただしタンポポとくらべると方薬としての効果はあまりないです。

ヨーロッパではサラダ・沖縄では天ぷら

ノゲシはヨーロッパではサラダとして食べられています。沖縄県宮古島ではトゥナラーとよばれ天ぷらにしても食べることが多いです。オニノゲシは葉が固く棘が鋭いので毒などはなく食用にできますが、食用にするには形が悪いので止めておいたほうがいいでしょう。怪我をする可能性が高いです。

ノゲシのまとめ

ノゲシは身近な草花

ノゲシは身近な草花ですが、花言葉の由来がわからない不思議な花です。タンポポのように黄色く小さな花をつけるので注意深く探してみると身近な場所に生えていますよ。特にオニノゲシは生命力あふれる種類なのでコンクリートの隙間に自生することも多いです。畑に生えると一年は越冬できるので必ず抜いておきましょう。大きくなると種ができて風に乗りいろいろなところで発芽しますよ。

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