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軽キャンピングカーってどう?乗り心地や性能などの魅力と実際の口コミを解説!

大流行中の軽キャンピングカー。一体何がこんなに受けているのでしょう。小型で取り回しが楽だからでしょうか。お値段的に購入しやすいからでしょうか。今回はそんな軽キャンピングカーの魅力を性能や乗り心地を含め、実際の口コミを交えて探っていきたいと思います。
2020年8月27日
kuma10
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軽キャンピングカーとは?

日本発祥の「軽自動車」。古くは360ccの空冷エンジンのものが主流でした。当時スバルの「スバル360」の馬力はたったの16馬力。だれでも購入できるようにと贅沢装備は一切無く、庶民の足として人気を博しました。その後法的な紆余曲折があり現在軽の馬力は64馬力までと定められていますが、装備や性能は飛躍的に向上しました。中でもファミリーで使えるバンタイプのものは街乗りから家族でのアウトドアなど幅広く使える大きさと装備になりました。日本の道にフィットした軽バンをキャンピングカーに改造するのは至極当然の流れでした。

軽キャンピングカーの人気の秘密

お値段も小型!

軽自動車ベースの軽キャンピングカーはとにかく初期費用が安く、新車での購入でも200万円台のものがメインになっています。現在年間2000台ほどの軽キャンピングカーが登録されていますが、単純計算で登録後10年以内の中古軽キャンピングカーが2万台ほど日本には走っている計算になります。中古相場では50万円ほどから出回っていますので、これから軽キャンピングカーを考えられている方などにも飛びつきやすくなっているのが人気の秘密です。また、ベースが軽ですので維持費についても比較的安く済みますね。(この記事は2019年8月の情報を元に書かれております)

小型だから運転しやすい!

軽自動車は日本のメーカーが日本の道のためにコツコツと作ってきたコンパクトカーです。その車をベースに作られた軽キャンピングカーが日本の道に合わないわけがありません。海外から輸入された大型キャンピングカーやトレーラーではできない(行けない)アウトドアライフがあることは考えなくとも分かります。免許取りたてで運転技術の低い方や、運転に自信の無い女性ドライバーなどはキャンピングカーの運転自体を諦めていたのではないでしょうか。軽キャンピングカーはそんな方にも易しい造りになっています。

おすすめの軽キャンピングカー①

軽キャンピングカーの旗手「テントむし」

出典: http://www.vs-mikami.com/assets/tentmushi01.jpg

現在の軽キャンピングカーブームの火付け役とも言うべき「テントむし」からのご紹介が自然でしょう。まだ軽キャンピングカーというカテゴリーが確立されていなかった2006年に鹿児島県のバンショップ「ミカミ」から産声をあげたテントむしは、各メディアがこぞって取り上げ一気に軽キャンピングカーの土台を築きあげました。当初はスズキのキャリーベースでしたが、現在はダイハツのハイゼットベースで作られています。ポップアップルーフなどはこの車で初めて見た方も多いでしょう。

おすすめポイントなど

ベース車両は現在ダイハツハイゼットのみで2WDか4WDの4ATか5MTが選べます。3ATのあったスズキキャリーが選択から外れたのは、下の口コミにもありますが走行性能が非力だったからでしょうか。馬力はATで53馬力、MTで46馬力となっています。高さが邪魔になることの多いキャンピングカーですが、ポップアップルーフが収納されているにも関わらず2メートル以内に納められています。価格は内装無しの242万円のものから特装車両の336万円のものまで多岐に渡っています。

口コミ

長距離ドライブではお昼寝タイムが入った。 お弁当やドライブスルー、テイクアウトできるお店で買って車内で食べることが多くなった。 スピードは本当に出ないです。3ATって本当に走らない。大げさじゃなくてマジ!

おすすめの軽キャンピングカー②

大人気機種「ラクーン」

出典: http://www.az-max.co.jp/lakunn/img/lakunn600_1.jpg

木目調の高級感あふれる内装で人気なのがAZ-MAXの「ラ・クーン」です。いわゆる「白8」と言われる登録形態のため他の軽キャンピングカーとは少し規格が異なります。そのため車内も広く、外回りも前からは軽、後からは普通キャンパーのように見えます。元々はマツダのスクラムかスズキのキャリーがベースでしたが、最近はDタイプとしてダイハツのハイゼットベースのものもお目見えしました。ゆったり車内でのんびり旅行にはもってこいのワンボックスタイプキャンピングカーです。

おすすめポイントなど

出典: http://www.az-max.co.jp/lakunn/img/lakunn300_3.jpg

車両タイプは「キャブコン型」。ポップアップルーフ型より全高は高くなりますが車内は広く感じます。乗車定員は4~5人(就寝定員は大人2、子供2)。カウンターとサイドテーブル、セミダブルベッドは標準装備です。オプションでテレビ・電子レンジ・冷蔵庫などがあり、収納は床下・カウンター収納の他、アッパーボックスがあり、大収納を実現しています。車両本体価格が2,689,000円(2019年8月現在)ですので、乗り出し300万円はオーバーしてしまいますね。

口コミ

日本一周をするのに「中古」で購入したラクーン(マツダスクラムベース8ナンバー)を紹介してくれている動画です。車内装備の使い方から運転性能、乗り心地、最後はメリット・デメリットから購入時の値段まで赤裸々に口コミしてくれていますので、参考にしてみて下さい。


おすすめの軽キャンピングカー③

トランスフォームキャンパー「かるキャン」

出典: https://www.karucan.jp/tf-karucam/images/transform.jpg

「モノ作り日本」を一番感じられる軽キャンピングカーがコイズミの「かるキャン」です。2009年の大阪アウトドアフェスティバルに出品されたかるキャンは会場全体に衝撃を与えました。ポップアップルーフとスライドルームの採用で車内を2倍以上の容積にしたかるキャンは、その後見た目の衝撃だけではなく製品としての完成度も上げ、2010年には「グッドデザイン賞」まで受賞しています。二人旅には充分な広さを持つかるキャンはロングキャンプにおすすめです。

おすすめポイントなど

出典: https://www.suzuki.co.jp/car/technology/ags/img/img02.jpg

  • クラッチ操作/シフト操作が不要で、オートマチック限定免許で運転が可能。

ベース車両はスズキのキャリー。特筆すべきはその駆動システムです。「5速オートギヤシフト(AGS)」と呼ばれる駆動方式は、オートマとマニュアルの良い所取りをしたギアで、車が1速から5速までのギアを走行状態によって選んで走ってくれます。乗り心地など賛否はありますが、燃費も良く評判は上々です。ポップアップ部分は普通のポップアップルーフと違い、ハードな三角屋根になります。見た目の良さもありますが、安心感がありますね。4ナンバー登録ですので定員2、就寝定員2です。広々と使えるキャンパーです。

口コミ

特殊な車両であることから口コミを読んでも何がどう良いのか悪いのか分かりずらい部分が多いので、口コミの代わりに、開発した株式会社コイズミの方がかるキャンを紹介している動画がありましたので載せておきます。「慣れればトランスフォームに1分」などと言う口コミがあり疑わしく思っていましたが、なるほどこれなら納得です。しかもこの仕様でお値段は200万円台とやはり軽キャンピングカーはコスパが良いですね。

おすすめの軽キャンピングカー④

ヨーロッパ基準の「インディ727」

出典: http://www.indiana-rv.net/carlineup/indy727/imgs/main-img.gif

FRP素材の多い日本のキャンパーの中にあってヨーロッパキャンパーのようなアルミパネルで作られているのが「インディ727」です。これにより軽量化に成功し、燃費はもとより乗り心地も安全性も向上しました。軽キャンピングカーの弱点は何と言っても走行性能の悪さです。パワーに対するウエイト比が高いため、登坂や高速運転性能が悪いうえに、短ホイールベースに高い上物を積んでいるために安定性も悪くなります。インディ727のように軽量アルミパネル製は長い目で見た時の省エネ、安心につながります。

おすすめポイントなど

出典: http://www.indiana-rv.net/carlineup/indy727/imgs/aluminumbody_caption.jpg

日本で作られる小型軽キャンピングカーのほとんどが樹脂製なのですが、このインディ727は「100%リサイクルできる」アルミパネルで作られています。車がその寿命を迎えた後でもリサイクルできるのは気持ちも楽ですよね。8ナンバー登録ですので乗車定員4人、就寝定員4人が可能です。お値段は一番安い2WD・MTで約280万円と少し高めですが、外部AC電源やサブバッテリー走行充電システムなどキャンピングカーを購入したら必ず必要になるようなものがほとんど標準で付属されていますから、コスパは悪くありません。

口コミ

口コミの代わりに動画を載せておきます。同じ軽キャンピングカーの中でも特別ポップアップルーフが高いインディ727はポップアップさせることで大きな開放感を手に入れられます。また車内シンクからの延長ホースが外でのシャワーに使えるなど、オーナーの使い勝手を考えてコンパクトな車作りがうかがえますね。

おすすめの軽キャンピングカー⑤

グッドデザイン賞受賞「J-Cabin」

これまた違った形のトランスフォームをするキャンピングカーの紹介です。通常使いでは「軽トラ」として使い、アウトドアに使う時にはシェル(上部ハウス)を乗せます。2016年のグッドデザイン賞に輝いたミスティックの「J-cabin」なのですが、これは車内が凝っています。まるでログハウスか山小屋のような作りで車内で休息する者を癒してくれます。気になるのはシェルの脱着の手間ですが、平地で真っ直ぐな場所さえ確保しておけばどなたでも簡単に脱着できます。

おすすめポイント他

出典: http://www.mystic.ne.jp/wphp/wp-content/uploads/2016/03/img_car_J-cabinmini_w_19s.jpg

シェル部分の作りが特別で、ミスティック社独自のボディーパス工法という高剛性シェルを使用しています。ただし高剛性といってもただガッチリと作るのではなく、アルミサイジングなどを使用して軽量化も同時に実現しています。その上エアサスやラバーサスなど足回りにも気を配りジャストの設定を進め、乗り心地と走行性能の両面からオーナーが満足の行く車作りをしています。スバルの3ATでも充分な運転性能だとミスティック社では自負しています。

口コミ(受賞時の審査員コメント)

出典: http://www.mystic.ne.jp/wphp/wp-content/uploads/2016/09/img_car_J-cabinmini_w_01b.jpg

「脱着式ゆえの多用途性もさることながら、デザイン面でのチャレンジに驚いた。従来は機能優先の箱形が常識だったが、ルーフサイド部をラウンドさせることで遊び心を視覚的にアピール。山小屋風のインテリアは、絞り込んだルーフを「心地よい囲まれ感」というポジティブな評価へと昇華させた。」

2016年度のグッドデザイン賞受賞時の審査員コメントからの抜粋です。

おすすめの軽キャンピングカー⑥

実用的なバンコン「PICCOLO CAMPER+」

出典: http://www.autoone.co.jp/sys_img/other_car_img/543.jpg

キャンプと言うより「車中泊」と言った方がしっくりくるのがオートワンの「PICCOLO CAMPER+」です。小型軽キャンピングカーの中でも値段設定の低いこの車は、シンプルな装備で大容量の車内スペースを確保しています。キャンパーベースとしても優秀ですが、そのままの装備でたくさんのキャンプ用品を積み込んで遊びに行く使い方にも充分に対応します。乗り心地もベース車両と変わらず、アクティブに遊びたい方むきかもしれませんね。ちなみにポップアップ仕様もあります。

おすすめポイント他

出典: http://www.autoone.co.jp/sys_img/other_car_img/547.jpg

シンプルな作りにシンプルな装備。必要最低限の装備しかない小型キャンパーですのでキャンプの達人でもなければなかなか使いこなせないのでは、と思わせる車内の作りになっていますが、実際にはキャンプ初心者や入門者におすすめのキャンパーです。小型なのに広い室内は遊び道具やアウトドア用品を大量に運べますし、車内レイアウトの自由度は高いです。何より150万円台からという値段設定がこれからキャンプを始める方々にはありがたいのではないでしょうか。しかも無垢材を使っているために車内の高級感はナンバーワンです。

口コミ

いやぁ、もう一瞬ハイエースあたりの上級バンコンを見るかのように思えてしまう。  このような無垢材をふんだんに使ったピッコロキャンパーの木工家具の出来栄えは、一般の人がイメージする 「軽自動車」 の領域を軽々と超えている。

軽キャンピングカー番外編①

軽で曳けるトレーラー

出典: https://www.vs-mikami.com/assets/coro01.jpg

テントむしを作成・販売している鹿児島のミカミさんから出されているキャンピングトレーラー「コロ」です。テントむしに連結させて使用するイメージで作られましたが、もちろんどんな車にも連結できます。小型なためけん引免許も不必要ですし、ポップアップを下げた状態では全高2メートル以下でどこにでもすいすい入って行けます。運転も楽ですし、災害避難用に1台あっても良いかも知れませんね。

軽キャンピングカー番外編②

思い切って自作もアリ

自作キャンピングカーを作る場合、「キャンプメイン」なのか「車中泊メイン」なのかで造り(手間)がまったく変わってきます。ご紹介の動画はきっちりとキャンプメインの造りになっていますが、ここまで手間暇をかけると良いものができますね。後は自作の手間や面倒と、購入のお値段との天秤になると思います。自作は確実にお値段的には安価にできますので、腕と時間のある方は挑戦してみても良いと思います。

軽キャンピングカーお得情報

高速料金

購入する時のお値段が大型キャンパーなどに比べて破格に安い軽キャンピングカーですが、当然その維持費もお安くなります。また、お出かけの際の高速料金やフェリー代金なども軽自動車料金になりますので、かなりの節約になります。例えば東京から鹿児島まで普通乗用車で走ると最安値段で片道約2万円かかります。軽キャンピングカーですと約15000円。往復で約1万円の差が出ます。現地でのおこずかいに少し余裕が出ちゃいますね。

フェリー料金

また、のんびり船旅などを楽しむスタイルのアウトドアマンは、けっこうフェリーを使うケースがあると思います。大阪から北九州までの自動車航送料金を調べましたが、こちらも普通乗用車と比べ往復で約1万円ほど安くなる結果になりました。運転手が一人の場合などはフェリーは寝ている間に移動してくれるので楽ですよ。また、奄美・沖縄などはどうしてもフェリーを使用せざるおえませんから、南国キャンプを計画される方などには、軽キャンピングカーはとても有利ですよ。

軽キャンピングカー購入の注意

ベース車両の見極め

メーカーや車種の見極めも大事なのですが、「トラックベース」なのか「バンベース」「ワゴンベース」なのかの見極めが大切です。それによりエアコンやヒーターの取り付け、乗り心地、後の下取り価格などすべてが変わってきます。小型の車両であるがゆえ、すぐに手狭(てぜま)になり売却。などのリスクもあります。まずはベース車両決めをきちんとしましょう。

使用目的をはっきりさせる


小型軽キャンピングカーを小型軽キャンピングカーとしてのみ使用するのか、街乗りにも使うのか。またはシェルを脱着できるタイプで普段は軽トラとして使うのか。ペットは乗せるのか。ポップアップ式のサイドカバーは油断していると猫ちゃんの爪とぎになっちゃいますよ。自分のキャンプライフに本当に軽キャンピングカーは合っているのか。さまざまなシュミレーションをしてから購入に踏み切りましょう。

中古軽キャンピングカーの注意点

前オーナーの手入れ

これは軽キャンピングカーだけの注意点ではありませんが、走行距離や年式に対するオイル交換の回数や掃除の状態などは必ずチェックするべきでしょう。中にはポップアップの隙間から水漏れ、などということもあります。整備記録を隅から隅までチェックしましょう。

前オーナーのこだわり

実はこれがなかなか難しいのですが、前オーナーがどれほどオプションを付けたかというのは、多ければ良いというものではありません。あると嬉しい装備が最初から装備されているのはありがたいのですが、それによってボディバランスが悪くなって走行に支障をきたしたり燃費が悪くなったりがあると痛し痒しです。また電装品などは劣化も見なければなりません。できれば何日間か試乗してから購入しましょう。

軽キャンピングカーイベントニュース

秋はイベント目白押し

普段あまり触れることのできない軽キャンピングカーですが、秋はイベントが多く乗り心地や性能など直接感じてもらえるチャンスです。どんなに性能が良くても実際に使用する方の体型や運転技術などによって乗り心地や選ぶ機種の基準が変わるでしょうし、また実際の購入となれば色やオプション、お値段の相談などまで直接販売店に相談できるのがキャンピングカーフェアなどの良いところです。大きなイベントの情報を幾つか入れておきますね。

イベント情報

出典: https://jrva-event.com/images/logo.png

日本RV協会:神奈川県横浜市港北区新横浜2-7-19 竹生第2ビル905

第22回 神奈川キャンピングカーフェア in 川崎競馬場:開催日2019年9月21・22日:神奈川県川崎市川崎区富士見1-5-1
お台場キャンピングカーフェア2019:開催日2019年10月5・6日:東京都江東区青海1
大阪キャンピングカーフェア2019:開催日2019年10月12・13日:大阪市住之江区南港北1-5-102
開催日は全て土日です。開催時間はすべて10:00~17:00となります。

軽キャンピングカーで自由を満喫!

軽キャンピングカーのブームは一体いつまで続くのでしょうか。いや、もはや一時の流行とは言えないほど日本のカーシーンに浸透しているように思えます。毎年運転性能が向上し、乗り心地が良くなっている軽キャンピングカー。小型なのに遊びや旅に必要な機能がすべて備わっている軽キャンピングカー。まだまだ続く今年のキャンプシーズン。ぜひ軽キャンピングカーで自由を満喫して下さい!

オートキャンプに興味のある方はこちらもチェック!

せっかく小型軽キャンピングカーを購入したのであれば乗り心地だけでなく寝心地もすぐにチェックしたいですよね。「暮らし~の」のサイト記事にはオートキャンプ場の詳細記事やキャンプ場でのマナーなどが詳しく紹介されている記事がたくさんあります。ぜひこちらも参考になさって下さいね。