はじめに
自宅トイレに店舗みたいなおしゃれな手洗いを
トイレのような狭い部屋はリフォームするのにも取り掛かりやすく、店舗のようなおしゃれできれいな空間にしたい人も多い場所です。現在のトイレの手洗いや洗面台に不満があり交換したいと思っている人。洗面所での手洗いがしづらいのでトイレ内に新たに増設したいと考えている人のためにそのリフォームの方法や値段を紹介します。
トイレの手洗い問題
トイレのリフォームを考える人は多いですがその理由はさまざま。なんとなく漠然とリフォームしたいなと考えているのでは出来上がりに満足できないことが多いそうです。まずはどんな理由で手洗いを付けたいのか、そうすることでどんな良いことがあるのか自分の頭の中でイメージしてみましょう。参考になるリフォーム理由として多いものを3つ紹介します。
トイレの手洗いを交換・追加したい理由①
それまで取り付けられていた便器が和式であるとトイレ内に手洗いがない場合が多いです。和式から洋式にリフォームしたときに手洗いを新たに追加したくなる方も多いでしょう。水回りの配管工事をするので一緒にしてもらうことで諸経費や工賃コストが別々におこなうよりも割安になるのも大きな理由となります。
トイレの手洗いを交換・追加したい理由②
最近はセルフリフォームでトイレ内をおしゃれできれいな空間に変える人もいます。壁や小さな棚は自分で後付けリフォームできても配管までは難しく、おしゃれなトイレを手に入れるために専門の店舗に手洗い追加を依頼して増設したいなと感じるようです。
トイレの手洗いを交換・追加したい理由③
もうひとつの理由がトイレ後の手洗い場がトイレ内ではなく洗面所にあり、子供や高齢者が使いにくい高さであるため使用しやすい高さの手洗いをトイレ内に取り付けたいというせっぱつまった理由も多く見受けます。
トイレの手洗いを交換①洗面台だけ交換
リフォーム理由の中に古くなったから・おしゃれに改造したいというものもあるでしょう。古い家屋を自分の手でセルフリフォームし続けている動画を紹介しましょう。洗面台を自分で新しいものに付け替えています。
築40年の古い家屋のリフォーム・手洗いの交換
こちらは自分の親の代からの古い家を自分の力でリフオームしている動画の手洗い台の交換作業の部分です。洗面台の配管がどのようになっているのか、古い手洗い台はどうやって取り除くのかがわかるようになっています。
洗面台の交換・簡単な手洗いの設置方法
やり方を簡単に説明すると①排水の配管をとりはずす②給水の配管の元を止めてからパイプ内の水を出し③手洗い台を撤去・交換して配管を元に戻すことになります。
トイレの手洗いを交換②場所も変える
トイレに今ある手洗いの場所が使いにくいなら場所を変えるというのも立派な手洗いリフォームの理由のひとつです。使いにくいのは個室内の動線がうまくいっていないのかも。洗面ユニットを小さくしたり場所を移動することで使いやすくなる場合が多いでしょう。
店舗依頼で洗面台移動も可能
トイレの手洗いといえばタンクの上についているものを利用しているお宅もあるでしょう。最近ではもうレトロなイメージになってしまうこのタイプは思い切ってタンクなしのスッキリした便器にして新たに小さな洗面台を別の場所に移動するリフォームも人気のトイレ手洗いの設置タイプです。
増設する場合はトイレ内の広さを考えて
元々洗面台を置くスペースがあり交換するだけであれば問題はないのですが、後付けで洗面台を新たに取り付けるにはある程度の室内の広さが必要となります。もし横幅が不足する場合でもタンクレスの便器に交換して空いた後方に手洗いを増設することもできますので、依頼する店舗に相談しましょう。
トイレの手洗いの追加①後付けタイプ
トイレに手洗いがなく不便を感じている人がおこなうのが後付けタイプ。本体の価格が安いものを選べば15万程度からのフォームが可能で、スペースさえあれば気軽にできる手洗い増設です。
便器の位置とは別に手洗いを取り付ける
このタイプはトイレの便器交換の際などに一緒に配管工事までしてしまうと、個室内の雰囲気がガラリと変わる人気の手洗いリフォームです。水洗の配管を利用して壁の中などから給排水パイプを通してしまえばあまりスペースのない個室でも今までとほぼ変わらない広さの感覚で使い心地だけアップするおすすめの方法。
ドアの近くに小さな洗面を取り付けるのが一般的
後付けタイプでポピュラーなのがドアの近くに手洗いを置く配置。外にある洗面台の場合は用を足した手でドアノブなどに触れるので衛生面が心配ですが、個室内に手洗いがあれば安心ですね。奥行きも狭いトイレ用の洗面ユニットを利用すればペーパーホルダーとほぼ同じでっぱりで新しく洗面台を設置できるでしょう。
トイレの手洗いの追加②収納つき手洗い
後付けタイプでも配管によって下にキャビネットなどの収納がついているものも選べます。本体の値段は水受け鉢と蛇口のみよりも少し高くなりますが、小物を目立たないよう隠しておきたいという人にはおすすめ。
洗面の下に便利な収納つきキャビネットを
トイレがドアをあけてL字になっている場合なら比較的広いスペースを新たな洗面手洗いスペースとして用意できるでしょう。おすすめなのがトイレ周りの小物を収納できるキャビネット付きの洗面台。壁に対して角度をつけて取り付けるのが動線を考えたおすすめのリフォーム案。
店舗用のトイレ洗面キャビネットなどでスッキリ
無垢の木目がナチュラルで清潔感のある洗面セット。喫茶店などの店舗用のトイレ洗面キャビネットはトイレの手洗い増設のお手本にしたい機能性と美しさを併せ持っています。
トイレの手洗いの追加③埋め込みタイプ
後付けもコンパクトな本体なら角に少しの空間があれば工事可能だけれど、広々としたカウンター付きの洗面台が欲しいときは壁を一度取り壊して埋込式にするリフォームが良いでしょう。
値段はかかるが狭いトイレには埋め込みタイプが人気
こちらも店舗用の洗面ユニットなどでよくある埋め込みタイプ。工事が必要ですが狭い個室であっても気にせず設置できるのと配管がすべて壁の中に収まってしまうので見た目もスッキリとしているのが魅力です。
トイレをフラットに使え掃除も楽な埋め込み手洗い
埋め込みタイプは比較的大規模な工事が必要となりますが、あとあとの掃除のしやすさや家族で介護や看護が必要な人が出た場合でもそのときにリフォームしなくてもすむ広々とした個室が手に入るのがおすすめポイント。
トイレの手洗いリフォームの値段
トイレの手洗いの交換や後付けの種類とその例としての画像を見ていただきましたが、ここからは気になるリフォームの値段についてお話しましょう。
後付けの値段
トイレの手洗い・洗面のリフォームには手洗いユニットなどの本体の値段と工賃、諸経費などが総合的な値段となります。配管工事のありなしで工事費用も多少は変化がありますが、リフォーム費用で大きく変わってくるのは本体の選び方による値段の差。できるだけコストをかけずに新しく手洗いを付けたいのであれば、本体をできるだけ低価格ですむようなものを選ぶことが必要となるでしょう。
収納つき洗面台の値段
トイレの洗面ユニットで下に収納がついているものはキャビネット付き手洗いといいます。メーカーや大きさによって値段は変わりますがだいたい本体のみで8万円くらい。工賃は5-10万円程度が一般的。諸経費として1.5-2万程度でトータル20万くらいは予算を見ておいてください。
埋め込みタイプの値段
費用がかかりそうな埋め込みタイプですが、埋め込みでも本体価格はそれほど違いがなくトータルでみると数万円余分にかかるくらいでできてしまいます。本体の予算に5万程度・工賃として10万円から。諸経費として3万見ておき全体で18万円くらいから埋め込み式の手洗い工事をすることができるでしょう。
埋め込み収納付き洗面台の値段
埋め込み式でスペースを確保したところに長いカウンターやキャビネットがついた洗面台を設置する場合、本体価格として8万円からを予算としてください。工賃は10万円から・諸経費に3万でトータル21万円からが埋め込み収納付き洗面台の設置のための予算となります。
トイレ手洗いリフォームの参考画像集
手洗い増設リフォームの種類や予算の目安を見てきましたが、こうしたいという自分好みのトイレのイメージはつかめたでしょうか。まだ何となく全体像が見えていないという方のために、トイレ内に手洗いがある素敵なお宅の画像を参考としてご紹介しましょう。
一体感のある洗面セットで美しく使いやすく
便器の位置から見てトイレの横の壁を少し広げて付けられたカウンター付きのキャビネット洗面台でしょうか。壁紙の模様も違っていますのでその可能性が高いですね。このお宅のようにトイレの壁1面を埋め込み式にできるならこのような広くものも置ける棚つきの一体型のカウンター洗面台がおすすめ。清潔感があるとともに全体の統一感が簡単に手に入りそれだけでおしゃれで機能的なリフォームができるでしょう。
広々としたトイレは洗面と便器を低い壁で分離
個室内に店舗のような広々とした空間があるなら、低い腰壁で洗面台と便器を区切ることで高級感がある個室に。便器に腰掛けて用を足しているとき、もしも鍵の掛け忘れなどでドアが不用意にあけられても低い壁があることで安心感があり落ち着ける空間へと変わります。
大きく壁に埋め込んで使いやすいトイレの手洗い
分譲マンションなど集合住宅であまりトイレ内のスペースがなくても真似することができそうな埋込式の手洗い洗面台の付け方例。便器の横には柱があるのか隣の部屋との兼ね合いかはわかりませんが、奥行き幅の狭い後付け洗面ユニットとちがいゆったりと広めの水受け鉢は水はねも予防してくれます。また蛇口が小さいのもその水はけを意識してとのこと。いろいろと参考になるリフォーム例です。
まとめ
トイレの広さを考慮して好みの手洗いを増設しよう
日本の住宅事情ではなかなか広いトイレの個室スペースがある物件は少ないものですが、専用の小さめな本体を選んだり埋め込みタイプにすることで後付けでも手洗いを追加する方法はいろいろあります。自分が求めるデザインや使い勝手を考慮しつつ、壁の中の基礎や配管を専門家に相談しつつ欲しかった便利でおしゃれなトイレの手洗いを手に入れてくださいね。
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