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木ダボの使い方は?DIYでできるダボ穴のあけ方やダボ打ちの仕方などを解説!

木ダボは木工系DIYをする人なら一度は聞いたことがあるポピュラーな木製パーツ。最近はワンバイ材での棚板作りに使われることが多い木ダボ。DIYで棚を作りたい人のための木ダボの使い方やダボ穴の開け方からダボ打ちのコツまで実際の棚板作りに沿って解説します。
更新: 2024年1月19日
佐藤3
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はじめに

ダボ穴の開け方は?初心者向け木ダボの扱い解説

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ホームセンターや工具店などで木ダボを見かけてDIYをはじめたばかりの人は何に使うのだろう?と疑問に思うかも知れませんね。ただの木のスティックなのですが実はこれは使い方をマスターすれば結構便利なアイテムです。

使い方の種類はひとつではないのですが、有名なものとしてワンバイ材などの板と板を表から見たら金具な釘などがわからないように接合させるといった使い方をするのが特徴。今回はこのDIY材料を使った棚板の作り方を紹介しながらコツやポイントを解説します。

木ダボについて

木ダボをご存じない方のために、まずはこの小さな木のかけらはどんなものか。基本的にどんなことに使えるのかからごらんいただきます。

木でできた小さな円柱のパーツで形は差し込みやすいように面取りがされていて側面にも差し込んだときにつぶれてフィットして強度をあげるような工夫がされているものです。すぐ使えるように同じ大きさでそろえられ、できあがったものが袋詰めされて市販されているので気軽に使えるでしょう。

木材を接合するパーツ

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61DkOqTjmIL._SL1050_.jpg

このパーツを使うときは必ずダボ穴を開けなければいけません。木造建築などで柱をしっかり土台につなぐのにほぞ継ぎ工法を見たことがないでしょうか?

柱の先を突起を付けてカットしたものをほぞ穴にさしこみ接続させるやり方です。これができるのは太い柱などに限られるのですが、厚みがそれほどないワンバイ材でも同様なことができるのが木ダボを使った板の接合の特徴。

ダボの種類

ダボとひとくちにいってもいくつか種類があってそれぞれ特徴が存在しており、長い円柱の形をした丸棒・一見見た目は似ているものの埋め込む木材と同じもので作っていることから打ち込んだ後が表面に響きにくい埋め木、そして面取りされていたり表面に縦溝が入っていたりとしっかり穴にフィットさせちょっとやそっとでは抜けないような強度を考え作られているのが木ダボです。

木ダボの使い方種類

使い方種類1.木材の幅を確保する使い方

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自分で丸くカットしなくてもできあいのものが売られており、強度があって一度打ち込むとなかなか抜けにくいというメリットを活かした板どうしをつなぐ使い方がおもな用途。

繋げられる面に穴をあけて抜けにくい木ダボを打ち込むことで2つの木材の面をくっつける使い方です。これを利用して幅が狭い1✕4材を2枚継いで1✕8材と同様な幅の板を手に入れることもできます。

使い方種類2.ねじや釘を隠す目隠しとしての使い方

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もうひとつの使い方として木材をねじや釘などの金属で打ち付けたあとそれを材木の中に埋め込みその穴を接着剤を付けた木ダボで埋めたいらにカットして表面から金属がまったく見えないように木の棒を埋め込んでやるやり方があります。

見た目がすべて木材のようになると共に表面に金属が一切出ていないためねじや釘が外側からの水分の影響を受けにくく錆びにくいという効果もでるので長持ちしやすいでしょう。

使い方種類3.棚板の受けとしての使い方

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/91nY7LRVPJL._SL1500_.jpg

板の幅をひろげてあげる接合方法では水平方向にダボを使うけれど、これを垂直方向に使うことで棚に棚板を付けることも可能です。市販の組み立て式の家具などでも、これと同じ方式で棚板の間隔調整できるものもみたことがあるでしょう。

木ダボでの棚板制作①材料


ワンバイ材で棚板をつけるために

ここでは比較的安価でホームセンターなどでも入手しやすく大きさの規格が決まっていて初心者DIYにはお役立ちアイテム1✕4材での木ダボを使った棚板つくりの方法を通して具体的な使い方やダボ穴の開け方やダボ内の方法を解説しましょう。

ワンバイ材の棚板作りで用意するもの

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51on7Hv-ToL.jpg

棚板用のワンバイ材(取り付ける場所に必要な長さにカットしたもの)適量/木ダボ(ワンバイ材の長さ20センチおきに1本を目安に)必要本数/木工用ボンド/Bなど太い芯の鉛筆等筆記用具/ハンマーや金づち/不要な木材・クランプやマーキングポンチ・ドリルガイド・ドリルとそれに合うショートビット(打ち込むものよりも0.5mm小さな径のもの)。

ドリルガイドとマーキングポンチについて

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61A5xI6n-EL._SL1000_.jpg

このふたつの道具は、あると便利できれいに作れるというために用意したいもので必須ではありません。しかしはじめて木ダボで木材を継ぐという人は、あった方が失敗が少なく満足いく出来上がりに近づくでしょう。価格としてガイドは1,000円前後、マーキングポンチは3-500円くらいでホームセンターや工具屋で購入が可能となっています。

木ダボでの棚板制作②ダボ穴の印つけ

ワンバイ材への印つけ

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/G/09/aplusautomation/vendorimages/00fbccab-7206-40a0-84ba-ace78dc214fb.jpg._CB306637756__SR300,300_.jpg

まずは接合する板に対して効果的な間隔でダボ穴を開けるための印つけをします。この広さはだいたい20cm見るとよいといわれているけれど、木材の重さや棚板として乗せるものの重さに合わせて強度を考えながらこの間隔は調整してください。

ここで使う工具・道具の種類

印つけには誰にも手に入りやすい筆記用具ということで芯の太い鉛筆を使うとよいでしょう。この他、一方の板に開けた穴に合わせて印つけをするのにはマーキングポンチという道具を使用すると便利で、穴にはめ込み出ている突起がもう一枚の板へ印をつけてくれます。

継ぎ合わせる木材の反りに注意

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ワンバイ材は結構厚みがある板だけれど、やはり多少歪みがあってぴったりと板同士が接着できずに隙間があいてしまうことも。歪みや反りが起こる方向には規則性があるのでうまくまっすぐ繋げられそうにないときは板を裏返してみたり、上下を入れ替えてみてぴったり合う面を見つけてから印をつけ穴を開けましょう。

木ダボでの棚板制作③ダボ穴のあけ方

印にそってダボ穴をあける

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木材に印つけができたら木ダボを打ち込むダボ穴という穴をあけるけれど、このあけ方が中央にまっすぐでないと板同士がきれいにつながらなかったり板が薄い場所ができて棚として使っているうちに割れて棚板が落ちるということも考えられるでしょう。

ここで使う工具・道具の種類

ダボ穴のあけ方で使う工具や道具はドリルとビッドというドリルに取り付ける穴あけ用の先端を使って用意した木ダボの径より0.5mm小さなビッドを使うのがコツ。


ダボ穴のあけ方・穴の大きさ

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いざ木ダボを買おうとホームセンターに行くと大きさ・サイズが何種類かあって迷うこともあるでしょう。目安としては材木の厚みの半分から1/3程度の太さにするのがコツ。

ワンバイ材であれば8mmで長さが30mmを使うのが一般的でこのことからダボ穴のサイズはそこから0.5引いた7.5mmが最適で、穴の深さは木ダボの長さの半分プラス2mmが目安なので17mmにするとよいでしょう。

木ダボでの棚板制作④ドリルガイドを使ったあけ方

まっすぐなダボ穴のあけ方に便利

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51R7AsyNiHL.jpg

ドリルのような電動工具を使い慣れている人でも薄いワンバイ材のような木材の中央にまっすぐな穴を狙った深さまで開けるのは難しいもの。そのためにドリルガイドが売られています。形もいろいろありますが基本的な使い方はガイドに沿ってドリルビッドを差し込むだけ。

ここで使う工具・道具の種類

ここで使用するのはドリルガイド・ドリル・ビッドの3つ。ガイドによってはドリルの回転によりブレないような固定するためのピンがついていたりすることもあるでしょう。

木ダボ初心者にはおすすめの工具

出典: https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/61az30jEjwL._SL1000_.jpg

ワンバイ材は比較的安価で手に入りやすい板ですがダボ穴あけを失敗してしまうとやり直したり買い替えたりと時間もお金もかかることが考えられます。はじめてダボ穴をあける人は穴の大きさを間違えたりということも考えられますが、あけたい大きさに合ったガイドを用意すれば間違えた大きさのビッドは打ち込めませんのでその失敗も防げます。

木ダボでの棚板制作⑤ダボ打ち

ダボ打ちでの板の接合

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棚板DIYもここまでくれば大変な部分は終わってあとは楽で楽しい作業となります。接続したい板の双方に穴があけられたらダボ打ちという作業になります。名前のとおり木ダボを板に打ち込む工程です。穴はやや深めにあけているので奥まで挿入するのではなく木ダボの半分のラインまで入ればOKと思ってください。

ここで使う工具・道具の種類

ここで使うのは木ダボとハンマー・金づちと接着剤(木工用ボンド)です。穴の中にも木工用ボンドを流し込むのでDIYでよく使われる大きなバケツタイプの接着剤よりも出る口が細くなっていて流し込みやすい手芸や工作用のボンドの方がおすすめ。無い人は100均でも売られていますので用意してください。

ダボ打ちのポイント・コツ

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ポイントは先程も申し上げたとおり木ダボの半分を打ち込むようにすること。穴のあけ方で深くまであけすぎてしまっていることも考えられますので奥に届くまでガンガンと打つ必要はありません。接合される2枚の板にそれぞれ均等に力がかかるようにするのがコツです。

L字金具を使う棚板ならこれで完成

これでワンバイ材を接合して幅の広い棚板を作るのは終わりです。L字金具などを使って壁や柱に直接棚板をつけるタイプの棚であればあとは取り付けのみ。次章ではそのほか本棚や食器棚のようにボックスの中を何段かに区切る棚板の付け方も簡単にご紹介しましょう。


木ダボでの棚板制作⑥垂直に木ダボを使う

木製ボックス用棚板にも木ダボを使う

出典: https://m.media-amazon.com/images/S/aplus-seller-content-images-us-east-1/A1VC38T7YXB528/AZ5XI399UA1NB/B07NV5BS4M/6Z4lHPWSTQWs._UX300_TTW__.jpg

木で作られたボックスの中を何段かに区切りを作る棚板の付け方も木ダボを使えば釘やねじが表から見えずにきれいに仕上がります。

市販の組み立て式の食器棚やカラーボックスではよくこのダボを使った棚板の付け方が採用されていますので、見慣れたことをする作業になるでしょう。ダボ穴のあけ方や打ち方をすでにされてきた方には難しいことはありません。

ここで使う工具・道具の種類

ここまでおこなった穴あけ、ダボ打ち、木材の接合を同様におこないますので鉛筆・ドリル・ガイド・ハンマー・接着剤・木ダボを用意してください。木ダボを打ち込むときに木材を直接ハンマーでたたくとへこみができる場合もありますので不要な端切れを置きその上から叩くときれいです。それぞれの使い方は上記各項目にてご説明したとおりです。

ダボ穴のあけ方・ダボ打ちは同じ

作業内容は穴をあけるところからダボ打ちまでほぼ同様なことをおこなうけれど、垂直に木を接合するため片方が板の幅に対して穴をあけてもう片方が広い面に対するのが違うところ。まずはカットした板を仮に並べてみて位置など間違いがないようしっかり確認してから印つけをしてください。

まとめ

木ダボを使ったDIYでプロ並みの仕上がりの作品を

木ダボは手作りのものよりも市販のものの方がそれ自体に強度がありしっかりした棚が作れます。大きさ・長さもいろいろな種類に分かれているので購入するときはワンバイ材に合わせた大きさのものを選ぶのが丈夫な棚板を作るコツ。

慣れてくるまではガイドなどを使って穴あけすれば失敗もしにくく、はじめての人でもまるで市販品のようなきれいな仕上がりの作品になるでしょう。

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