検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

ボルダリングのシューズ選びって?初心者向けにサイズ選びやおすすめをご紹介!

ボルダリングをする時に欠かせないのが、ボルダリングシューズです。ジムにはレンタルも用意されていますが、これから長く楽しみたいなら自分の足に合ったものを買いたいですよね。今回はボルダリングシューズの選び方から、一足目・二足目におすすめのシューズをまとめました。
2020年8月27日
yuki
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

ボルダリングってどんなスポーツ?

ロッククライミングの中の1つ

近年注目の高まっているボルダリングは、今では初心者でも気軽に始められるスポーツとして浸透してきています。2020年に東京で行われるオリンピックでも、ボルダリングが種目として取り入れられるなど話題を集めました。ボルダリングはロッククライミングの中の一つで、安全のためのロープをつけなくても登ることができるクライミングのことを指します。ボルダリングの中には自然の中の岩を登るものと人工で作ったホールドを登るものがあり、特に初心者の方には人工ホールドのボルダリングがおすすめです。

ロッククライミングとは

ボルダリングの大分類であるロッククライミングとは、登るスポーツ全般のことをいいます。クライミングのために道具を使うかでエイドクライミング(ハンマーやカラビナを使用するクライミング)とフリークライミングに分かれます。さらにフリークライミングで安全のために命綱のロープをつけるかで、ロープをつけるルートクライミングと、ロープをつけないボルダリングに分かれます。そうしてみるとボルダリングは、特別な道具もいらず命綱がなくてもある程度安全のため、初心者でも始めやすいクライミングスポーツといえますね。

ルートを考えて登る

ボルダリングは身体はもちろんですが、頭も使って登る競技です。ボルダリングはゴールまでに使用して良いホールドが決められており、登る前にどんな順番や姿勢でホールドをつかめばいいのか考えてから登り始めます。最初に頭の中で登るプランができていないと、登っている途中でどう動いたらいいのか分からなくなってしまい、時間が経つほど体力がなくなってきてしまいます。だんだん慣れてきて重心のかけかたや自分の身長で届く範囲が分かってくると、ボルダリングがより楽しくなってきますよ。

ボルダリングシューズとは

クライミング専用のシューズ

ボルダリングシューズとはボルダリングがしやすい形を研究された、クライミング用のシューズです。ボルダリングは壁に取り付けられたホールドを登って行く競技のため、普通の運動靴では足先が大きすぎて力が分散されてしまったり、小さいホールドだと足が乗らなかったりします。ボルダリングシューズはホールドに足を乗せやすい形状で作られていたり、少しの突起にも引っかかりやすい素材でできているため、ボルダリングをする上では欠かせません。これから一足目のボルダリングシューズを買う方は、自分のサイズによく合ったものを選びましょう。

ボルダリングシューズの種類 1.着脱

ボルダリングシューズはさまざまなメーカーから商品が販売されていますが、基本的な形は着脱の違いで3タイプ、靴底のタイプで2つに分かれます。初心者や中級者、購入が一足目なのか二足目なのかでもどのようなタイプを選べばいいのかが異なります。まずは自分のレベルに合ったボルダリングシューズのタイプを知りましょう。

ベルクロタイプ

ベルクロタイプのボルダリングシューズは、靴にベルトがついていて安定感のあるシューズです。特に初心者の方におすすめのタイプで、ベルトを調整すれば細かくフィット感を調整できます。ボルダリングシューズは中に履く靴下の厚みの違いでも装着感が変わってくるので、感覚で調整できるベルクロタイプは一足目の購入に向いています。シューレースタイプほどの細かな調整はできませんが、ベルクロタイプの方が断然手軽に調整できます。

スリップオンタイプ

スリップオンタイプはベルトや紐がなにもついていないタイプのボルダリングシューズで、もっとも着脱しやすいもの。自分の足にピッタリのものが見つかれば、上からの締め付けが少ないので足を動かしやすいです。また他のタイプよりも軽量なため、足になるべく負荷をかけたくない人におすすめです。初心者でも中級者でも使えるタイプではありますが、使用頻度の多い方はゴム部分が比較的早く伸びてきてしまうため、値段とあわせて検討しましょう。

シューレースタイプ

シューレースタイプは細い靴紐でしっかりと足を固定できるボルダリングシューズで、中級者の方や二足目以降の購入におすすめのタイプです。ベルクロタイプよりも調整に手間がかかりますが、その分自分の足にしっかりフィットさせて履くことができます。ボルダリングシューズは履き始めだと皮が馴染んでいなくて足が痛い場合があるので、3タイプの中では着脱のしにくいシューレースタイプは、足がボルダリングに慣れている方に向いています。また紐で細かな調整ができる分、紐がほどけてしまう可能性はあります。


ボルダリングシューズの種類 2.靴底

一足目におすすめのフラットタイプ

ボルダリングシューズは着脱方法の他に、靴底のつくりでも種類が分かれます。フラットタイプの靴底は初心者の方におすすめの形です。靴底が平らなのでどんなシーンでも使いやすく、特に傾斜のあまりない壁でボルダリングをする時登りやすいですよ。ボルダリングを始める時は基本的に傾斜がなく難易度の低いコースからスタートするので、一足目を購入するならフラットタイプがおすすめです。

中級者におすすめのダウントゥタイプ

ダウントゥタイプのボルダリングシューズは、靴底のつま先がくの字に曲がったシューズです。ボルダリングに慣れてきて傾斜のある壁で登るようになると、フラットタイプではホールドに引っかかりにくくなります。そのためダウントゥタイプを使うと曲がったつま先部分がホールドに乗りやすく、登りやすくなります。つま先がしっかり曲がって固定されるので初心者だと痛い場合もあるため、中級者以上の方におすすめです。

ボルダリングシューズの選び方

選び方1. 自分のサイズに合ったものを選ぶ

ボルダリングシューズの選び方で一番大切なのは、しっかり自分のサイズに合ったものを購入することです。自分のサイズに合うものを買うのは当然と思うかもしれませんが、ボルダリングシューズは普通の靴と違い、同じサイズ表記でもメーカーによってフィット感がかなり異なります。まず買いたいタイプの靴を見つけたら、何種類か試し履きします。値段の上下はありますが、予算が許すのであればあまり値段にまどわされず、自分の足に合ったものを選びましょう。初心者のみで購入する場合は、店員さんに見てもらいながら試すと安心ですよ。

きついけど痛いことはないものを選ぼう

ボルダリングシューズの選び方は、基本的に足の形にしっかりフィットしたものがいいため、普段の靴よりきついなと感じるサイズのものにしましょう。ただし靴と足の間に余裕が無い方がいいものの、一足目や二足目のうちからきつめのものを選んでしまうと登っているうちに痛いと感じることもあります。まして試着の段階で少しでも足先が痛いなど感じるものは、登っているうちにかなりの確立で痛いと感じてしまいます。サイズが足に合っているのはもちろんですが、足の甲の高さやつま先のつまり具合が合っていることも選び方では大切です。

選び方2. クライミング用靴下

ボルダリングシューズの選び方で気をつけたいのが、靴下を履くかどうかです。初心者の方やシューズを長く清潔に保ちたい方は、クライミング用の靴下や薄手の靴下を履いて試し履きしましょう。クライミング用の靴下は値段も基本的にお手頃です。ショップに行く時に厚手の靴下で試し履きしてしまうと、実際にボルダリングジムで履いたときにゆるく感じてしまうかもしれません。中級者以上の方でなるべく足の感覚を直に使いたい方は、靴下を履かない方もいます。そうすることで靴下を履いている時よりも、フィット感やホールドの感触がつかみやすくなります。登る時となるべく同じ厚さの靴下で試してから購入しましょう。

選び方3. 店内で試しに登る

ボルダリングシューズを販売している登山グッズなどのお店では、実際にお試し用のホールドを準備しているところもあります。近くの店舗で試せる場所がある場合は、ぜひ店内のホールドを試してから購入しましょう。履いて立っただけでは痛いと思わなかったのに、ホールドに足をかけたら痛いという場合もあります。登っている時の自分の足に良く合ったものにすることが、選び方では重要です。

ボルダリングシューズのお手入れ方法

水洗いはNG

ボルダリングシューズは基本的に水洗いはできません。水につけるとシューズがのびてしまったり、型くずれを起こす可能性があるからです。ですが足下は汗もかきやすいですし、何もしないのも気になりますよね。ボルダリングシューズを使用したら、チョークで汚れている場合は水を固く絞った布で周りを拭き、風通しの良いところで乾燥させましょう。ブーツなどに使うような消臭剤や乾燥剤もおすすめです。ボルダリングシューズは値段もけして安い物ではないので、なるべく丁寧にお手入れして長く使いましょう。

初心者におすすめのボルダリングシューズ 1

ローグVCS(ファイブテン)


ここからは初心者の方におすすめなボルダリングシューズをご紹介していきます。ローグVCSは一足目に使いやすいフラットタイプの定番のボルダリングシューズです。また着脱はベルクロタイプなので調整もしやすく、日本人にも馴染みやすい形です。メンズとレディースどちらも販売されているため、サイズも豊富ですよ。足に馴染みやすいレザーアッパーが使用され、万人に合いやすく使い勝手が良いです。値段もボルダリングシューズの中では手頃なので、初心者の方に人気のモデルです。

初心者におすすめのボルダリングシューズ 2

タランチュラ(スポルティバ)

タランチュラは違和感の少ない履き心地から、一足目に選ぶ人の多いスポルティバのシューズです。しっかりとしたつくりのため耐久性もあり、値段と考えるとコストパフォーマンスの良い商品です。タランチュラという名前のように、デザインはくもの巣をイメージしてつくられていてとてもおしゃれです。またそうした形のデザインにすることで、足へのサポート力も上げています。ソールに使用されているのはFriXion RSという素材で、使用劣化しにくいためボルダリングに行く頻度が高い、初・中級者の方の二足目にもおすすめです。

初心者におすすめのボルダリングシューズ 3

モカシム(ファイブテン)

出典: https://item.rakuten.co.jp/toppin/ft-1400858-50/

モカシムはスリップオンタイプの代表格ともいえる、ファイブテンのボルダリングシューズです。スリップオンタイプはやはり簡単に着脱しやすく、また痛いと感じにくいため初心者の方におすすめです。パーツが少ないため足を素直に動かしやすく、二足目以降の購入や中級者でも愛用している方もいます。なるべく長時間登りたい方や、高い壁の課題に挑むときにも使いやすいですよ。デザインもシンプルで値段もシューズの中では高すぎず、スリップオンタイプの中でも人気のモデルです。

初心者におすすめのボルダリングシューズ 4

デファイ(イボルブ)

デファイはイボルブの中でも定番のボルダリングシューズで、基本的には初心者向けのつくりですが上級者でも使えるような機能をもっているため、少し慣れてきた初心者の二足目におすすめです。ベルクロタイプの中では非常に足の着脱がしやすく、ボルダリングを始めたころは途中で足が痛いこともありますが、ジム内でも気軽に着脱できるので便利です。またインナーは抗菌対策が施されているため、靴の中の蒸れが気になる方や、靴下なしでボルダリングをしたい方にもおすすめです。値段的にも初心者でも手がだしやすいですよ。

初心者におすすめのボルダリングシューズ 5

フォース アトランティック(スカルパ)

フォース アトランティックは何かに特化しているシューズではなく、何にでも使用できるように作られたボルダリングシューズです。クセがないので初心者の足にも馴染みやすく、一足目の購入として人気があります。何かの性能に限定していない分さまざまなボルダリングのムーブを覚えるのに役立ちます。特に初心者の方はどんなボルダリングの技術が自分に使いやすいまだわからないため、いろいろなことを試せるフォースは非常に扱いやすい靴です。値段が良心的なのも魅力です。

初・中級者におすすめのボルダリングシューズ 1

ハイアングル(ファイブテン)

出典: https://item.rakuten.co.jp/toppin/ft-1400485-9/

ここからは初・中級者向けの、二足目以降で選びたいシューズをご紹介していきます。まずおすすめするのはファイブテンのハイアングルです。ハイアングルはダウントゥタイプのボルダリングシューズですが、快適性を追求したモデルでどんなシーンにも使いやすいです。つま先部分とかかと部分がホールドに引っかかりやすく、ボルダリングの上達を助けます。また女性向けのサイズも発売されていて、足首部分の高さなどが調整されているため、女性クライマーにもおすすめです。2万円弱の販売価格なので、中級者向けのボルダリングシューズの中では値段も安いほうです。

初・中級者におすすめのボルダリングシューズ 2

カタナ(スポルティバ)

カタナはどんなレベルのクライマーでも使いやすい万能型のボルダリングシューズで、一足目や二足目に関わらずおすすめできます。フラットタイプの靴底はダウントゥなどのクセがほとんどなく、ダウントゥはどうしても痛いとうい方や、フラットの履き心地が好きな方に向いています。着脱タイプはベルクロになっていて二本を左右から締めて履くため、足にかかる負荷のバランスが良く、フィット感を感じやすいです。また男性用はブルーとイエローカラー、女性用のモデルは女性らしい鮮やかなピンクで、デザインも人気があります。


初・中級者におすすめのボルダリングシューズ 3

キメラ(スカルパ)

出典: https://item.rakuten.co.jp/sakaiya/sc20200/

一足目でボルダリングシューズに大分慣れて、二足目は硬めのタイプでも大丈夫そうだなと思う方におすすめなのが、スカルパのキメラです。キメラは硬さはありますがボルダリングシューズの中でも軽く、シューレースタイプのため細かな調整がしやすいです。紐の調整もしやすい仕組みになっているため、自分でリボン結びするようなシューレースタイプとは違いスムーズに着脱できます。また足裏の感覚がつかみやすいように設計されているため、しっかりサイズが合っているものを選べば、まるで靴下を履いているかのような密着感を味わえます。

初・中級者におすすめのボルダリングシューズ 4

スクワマ(スポルティバ)

スクワマはホールドをしっかり足でつかむのに特化したボルダリングシューズです。ダウントゥタイプの形はしっかりと足先が固定されるようになっていて、傾斜の壁を登りやすくしてくれます。またソール部分には切れ込みが入っているため、より足先でホールドを感じやすいです。一足目がフラットタイプだった場合二足目でダウントゥタイプにすると足がきつく感じることがありますが、スクワマはある程度柔らかさもあり、フラットなホールドに足を平らに置くこともできます。

初・中級者におすすめのボルダリングシューズ 5

ソリューション(スポルティバ)

ソリューションは2007年から発売され続けているロングセラー商品です。ダウントゥタイプの中でも使いやすく、特に中級者以上の方に愛用されています。かかと部分はカバーが一体型のため、ヒールフックなどのかかとを使った登り方で使いやすいです。足首部分も安定感があります。有名なボルダリングのクライマーも使用している人が多く、欠点がほとんどないといわれるほどで納得のお値段です。二足目で傾斜などの課題もどんどんいきたい方におすすめです。

ボリダリングライフを楽しもう!

ここまでボルダリングシューズの基本やサイズの選び方、どんな靴下を履くかや、おすすめのボルダリングシューズをご紹介しました。ボルダリングは初心者でも始めやすく、また雨の日にもしっかり身体を使えるスポーツです。自分の足がなるべく痛いことがなく、かつフィット感のある自分だけのボルダリングシューズを手に入れて、ボルダリングに挑戦しましょう!

ボルダリングが気になる方はこちらもチェック!

いざボルダリングジムを始めようと思うと、ボルダリングをする時の基本や、おすすめのボルダリングジムが気になりますよね。ボルダリングシューズの選び方とあわせて、以下の記事もぜひチェックしてみてくださいね!