はじめに
ほぼすべての市販グレードにHonda SENSINGが搭載された安全性の高いNBOX(エヌボックス)ですが、「止まる」「すすむ」「まがる」すべてタイヤがないとできません。
タイヤの交換を怠れば、せっかくの安全装備が意味をなさなくなることもあります。気が付けばタイヤ交換時期を過ぎていた。なんてこともよくあります。
タイヤ交換の時に必要なタイヤサイズの見方や交換時期の見極め方、おすすめのタイヤ、インチアップをして社外ホイールを履く際に気を付けることなどをご紹介します。
ホンダNBOXのタイヤサイズの見方
NBOXのタイヤ交換をする際、タイヤなら何でもいいという訳ではなく、きちんと自分の車のタイヤのサイズを把握しておく必要があります。
タイヤサイズは、今現在装着しているタイヤに書いてあるので、そのサイズと同じものを次も購入すれば間違いないです。どこのメーカーも同じ表記になるよう規格化されています。
実際のサイズの見方
サイズの見方は、タイヤに「195/60R17 90H」と記載があるとします。
この時、左から順番に「タイヤの幅/扁平率 タイヤの種類 リム幅 ロードインデックス 速度記号」となります。この場合、「195」は、「タイヤの断面幅(W)が195mm」ということです。
扁平率は、断面高さ(H)/断面幅(W)×100でもとめることができます。この場合扁平率は「60%」ということです。次にタイヤの種類「R」は、ラジアル構造という意味です。次の「17」こちらはリム径(タイヤの内径)で「17インチ」を表しています。
タイヤの寿命の見極め方
タイヤの交換時期の見極め方は大きく2つあります。まず一つは、「スリップサインが見えている」です。スリップサインとは、タイヤ溝の底から一段高くなっている凸部分で、タイヤをよく見てみるとわかります。
このスリップサインまでのこり1mm近くまでなると、雨の日のブレーキやハンドリング性能が大きく低下するので、スリップサインが完全に出てしまう前に交換することをおすすめします。
また、タイヤの端だけつるつるに溝がない(偏摩耗)場合も、バーストする危険があるので早めに交換するようにしてください。
タイヤのひび割れにも要注意
実際見ると一目でわかります。このクラック(ひび割れ)が、タイヤを補強しているカーカスまで達していた場合、何かの拍子にバースト(破裂)してしまうことがあります。
また固くなったゴムでは十分なグリップが得られず、正常なブレーキング性能が確保できなくなることもあるので、早めに交換をおすすめします。ひび割れの程度がわからない方は、一度ホンダのディーラーに行ってみるのもいいでしょう。
ホンダNBOXの純正タイヤサイズは?
ホンダ NBOXは数多くのグレードがありますが、大きく分けると、NBOXとNBOX Customでホイールが違います。ここではNBOXのタイヤサイズをご紹介します。
NBOXのグレードは「G」「G・L」「G・EX」、各グレードにターボの設定もあり、ともに同じ14インチのタイヤを履きます。
NBOX Customは、15インチのグレードが存在しますので、正しくタイヤのサイズを見極めないと、せっかく買ったのに装着できない、といった場合もあるのでタイヤサイズ選びは重要です。
ホンダ NBOX ベンチシート仕様「G」「G・L」「G・Lターボ」純正タイヤサイズ
NBOXの中でも、ベースグレードとなる「ベンチシート仕様」、お値段はリーズナブルですが、必要十分な装備や快適性を有してます。ホイールは前後ともに、14インチ4.5jのスチールホイールにフルホイールキャップ、タイヤサイズは155/65R14 75Sです。
ホンダ NBOX スーパースライドシート仕様「G・EX」「G・EXターボ」純正タイヤサイズ
助手席に搭載したスーパースライドシートで、乗り降りのしやすさや、車内での様々な過ごし方できます。ターボモデルですので、加速力は普通車にも負けない気持ちいい加速をします。
こちらもベースグレードと同じく、前後ともに14インチ4.5jのスチールホイールにフルホイールキャップ、タイヤサイズは155/65R14 75Sです。
ホンダ NBOX スロープ仕様 「G・スロープ」「G・スロープ L」「G・スロープ Lターボ」純正タイヤサイズ
折り畳み式のスロープがついており、荷室がひろく、介護だけでなく大荷物になるキャンプなどの趣味のも対応します。また、小型のバイクなども積み込むことができます。
重いものをよく乗せる場合でも、ターボグレードが選択肢にあるので安心です。ホイールは14インチ4.5j、タイヤサイズは155/65R14 75Sです。
ホンダNBOX customの純正タイヤサイズは?
同じNBOXでも一味違うNBOX Custom、カスタムの名だけにスタイリッシュになり、フロントマスク、エアロやホイールもノーマルグレードとは違うものになっています。
こちらにも、「ベンチシート仕様」「スーパースライドシート仕様」「スロープ仕様」がきちんと準備されており、ホイールはホンダ純正でアルミホイールを装着しています。タイヤサイズもターボグレードは15インチとインチアップしています。
同じNBOX Customの中でもグレードでタイヤサイズが違っており、タイヤ交換の際には注意する必要があります。
ホンダ NBOX custom ベンチシート仕様「G・L」純正タイヤサイズ
NBOX Custom ベンチシート仕様のNAモデルです。カスタム専用インテリアがおしゃれです。ホイールは14インチ4.5jアルミホールブラック塗装+切削の入ったスタイリッシュなホイールです。
タイヤサイズは、NBOXと同じ155/65R14 75Sを装着しています。スタッドレスを選ぶ際もこのサイズを目安にすると間違えません。
ホンダ NBOX custom ベンチシート仕様「G・Lターボ」純正タイヤサイズ
NBOX Custom ベンチシート仕様のターボモデルです。パドルシフトが採用され、CVTですが走りを楽しめるモデルとなっています。
ホイールはメーカー純正のインチアップされた15インチ4.5jアルミホールブラック塗装+切削の入ったスタイリッシュなホイールです。タイヤサイズは165/65R14 75Vを装着しています。スタッドレスを選ぶ際もこのサイズを目安にすると間違えません。
ホンダ NBOX custom スーパースライドシート仕様「G・EX」純正タイヤサイズ
NBOX Custom スーパースライドシート仕様のNAモデルです。ホイールはNBOX Custom G・Lと同じ14inch4.5jアルミホールブラック塗装+切削の入ったスタイリッシュなホイールを装着します。タイヤサイズは、NBOXと同じ155/65R14 75Sを装着しています。
ホンダ NBOX custom スーパースライドシート仕様「G・EXターボ」純正タイヤサイズ
NBOX Custom スーパースライドシート仕様のターボモデルです。
パドルシフトが採用され、CVTですが走りを楽しめるモデルとなっています。ホイールはメーカー純正のインチアップされた、15inch4.5jアルミホールブラック塗装+切削の入ったスタイリッシュなホイールを装着します。
タイヤサイズは、165/65R15 75Vを装着しています。スタッドレスを選ぶ際もこのサイズを目安にすると間違えません
ホンダ NBOX custom スロープ仕様「G・スロープ L」「G・スロープ Lターボ」純正タイヤサイズ
NBOX Custom スロープ仕様です。「G・スロープLターボ」にはパドルシフトが採用され、坂道でもう一つギヤを下げたい時など細かな操作ができます。
ホイールはメーカー純正の14inch4.5jアルミホールブラック塗装+切削の入ったスタイリッシュなホイールを装着します。こちらのターボモデルのホイールは、インチアップされておらず、NAモデルと同じホイールを装着しています。
タイヤサイズは、NBOXと同じ155/65R14 75Sを装着しています。
ホンダNBOXのおすすめサマータイヤ2選
地域によっては1年中装着していることもあるサマータイヤ。普段通勤や買い物でよく乗るので、少しでも燃費がいいほうがいい。でも、安全性も捨てれない。種類が多すぎて最適なタイヤを探すのが大変。
そんなお悩みをできるだけ解決させるべく、おすすめのサマータイヤを探してみました!
燃費重視ならこちら「ECOPIA EX20C TYPE H」
BRIDGESTONEから発売されている、ハイト系軽自動車専用設計の低燃費タイヤで、低燃費性能を維持しつつ本来苦手と言われていたウェット性能を「ウェット向上ポリマー」、メーカー独自技術の「アルティメット アイ」によって高いウェット性能を持たせています。
また、「パワーサイド構造」を取り入れることにより、ふらつきにくくなっています。
静寂性重視ならコチラ「REGNO GR-Leggera」
REGNOで培われた静寂性を軽自動車専用にチューニングすることで、高い静寂性を実現しました。またメーカー独自技術の「アルティメット アイ」を採用することで、ふらつきを抑制、お財布にも優しいロングライフも実現した高性能タイヤです。
ホンダNBOXおすすめスタッドレスタイヤ2選
豪雪地方と温暖で年に1回雪が降るか降らないかの地域ではもちろん選ぶスタッドレスタイヤの基準も変わってきます。また、最近頻発している異常気象で、普段雪が積もらない地域にも降雪することがあります。
最近は価格は抑え目でも性能はしっかりしているものなど多くあります。そこで、選りすぐりの2本をご紹介いたします。
性能重視ならコチラ「BLIZZAK VRX2」
いわずと知れたスタッドレスの有名どころ、豪雪地方で16年装着率No.1のブリザックシリーズの最高峰、前モデルのVRXよりさらに進化した氷雪上性能を備え、静寂性能を高めさらに耐摩耗性能も高めたまごうことなきプレミアムスタッドレスです。
豪雪地方の人だけでなく、ウィンタースポーツを楽しみたい方や、安全を重視したい方にもおすすめできる1本です。
コスパ重視ならコチラ「WINTER MAXX01」
ダンロップから発売されているWINTER MAXX02の一世代前のモデルです。1世代前だからと侮るなかれ、メーカーから現在もベースグレードとして発売されているので値段は安いですが、基本性能はきちんと押さえてあります。
年に数回スキーに行くくらいでしたらこちらで問題ありません。
スタッドレスを保存する際の豆知識
夏の間スタッドレスは外しておくかと思います。その際、屋外に何もせず放置してしまうと紫外線などで劣化してしまいます。
ベストは室内保存ですが、できない場合はタイヤカバーなども市販されていますので、地面に直接触れないようにしてカバーをかけておくと、劣化をある程度防ぐことができます。
また、タイヤの空気圧を減らす方もたまにいますが、空気圧は既定の空気圧を保つようにしてください。また、冬場洗車をすることがあるかと思います。
そのさいタイヤにとって過度な洗剤による洗浄は、劣化を早めることになりますのであまり洗剤をかけて過度に洗うということは控えたほうがより長持ちさせることができます。
インチアップについて
カスタムの定番といえば、メーカー純正ホイールから社外ホイール履き替えでのインチアップが定番です。社外品は値段が安く、デザインも選べる選択肢が多くあります。
ただ、単に大きいのもにインチアップさせればいいという訳ではなく、きちんと装着できるか調べる必要があります。14インチのモデルに乗っている方は、早々にホイール交換される方も多いかと思います。
その際、純正のホイールサイズが、「14インチ4.5j・4穴・P.C.D100・オフセット+45」ですので、基本的には初めのインチ数だけ変わっているホイールを探すのがいいでしょう。
初めてインチアップする際心配な方は、お店の人などに聞きながらホイールを選ぶと失敗ません。その際、アルミホール用のナットの購入も忘れないようにしてください。
ホンダNBOXタイヤサイズまとめ
一言にNBOXといっても、数多くグレードがあり、またグレードによってタイヤサイズが異なるのでタイヤを選ぶ際困惑するかもしれません。その際、一番重要なのは、現在のタイヤのサイズと同じものを探す、ということです。
まずタイヤに求めるニーズをまとめてから、各メーカーごとにタイヤを探すと探しやすいと思います。値段と性能のバランスのいいモデルも数多くあるので、タイヤ交換時にこだわって探してみるのもいかがでしょうか?
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