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キッチンカウンターの収納術6選!整理しておしゃれに見せる方法をご紹介!

キッチンのカウンターテーブルの下は、収納に活用できる貴重なスペースです。造作やオーダーで注文する以外に、棚やボックスを利用したおしゃれなキッチンカウンター整理実例をご紹介しています。対面キッチンに多いカウンターテーブルの下を、収納場所として見直してみませんか?
更新: 2021年11月4日
森川 美月
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この記事で紹介しているアイテム

キッチンカウンターとは

キッチンカウンターとは、キッチンとダイニングをつなぐテーブルのことで、対面キッチンでお料理する人とダイニングで食事する家族のコミュニケーションがとれるようデザインされたものです。カウンターテーブルはキッチン作業台より15~20cm高く、朝食などの食事をとる人もいます。

キッチンカウンターの高さ

目隠しとしてのカウンター

カウンターテーブルをキッチンのワークトップより高く設定する場合、ポイントは2つあります。1つは、キッチンのワークトップの目隠しとしてカウンターを設置するケースです。ワークトップよりプラス25~30cm高い、105~110cmのテーブル高となります。

収納重視のカウンター

カウンターテーブル下に収納を設ける場合は、少しでも収納スペースを増やしたいと考える人が少なくありません。そのためカウンターテーブルは高いほど収納力がアップすることになりますが、あまり高すぎると圧迫感が出たり、カウンターテーブル上に吊り戸棚がある場合オープン部分が狭くなりすぎたりしますので、考慮が必要です。

キッチンカウンターの収納術

Photo byGoodfreephotos_com

キッチンカウンターの高さによって、カウンター上下の収納形態も変わってきます。ここでは、カウンターのテーブル高がキッチンのワークトップより高いと仮定して、カウンター上と下の収納の悩みについて考えましょう。その後、テーブル上下の収納術をご紹介してまいります。

カウンター上の使い方(悩み)

キッチンカウンターテーブル上というのはとても便利な場所です。キッチンからもダイニングからも手が届き、生活雑貨を置くのに重宝します。ティッシュボックス、飲み薬、お皿、除菌スプレー、写真立て…気がつけば、キッチンカウンターテーブルの上に空きスペースがないぐらい雑貨で埋もれてしまいがちな場所です。

カウンター下の使い方(悩み)

キッチンカウンターテーブルで食事をとる人は、カウンターテーブル下にはカウンタースツールなどを並べます。そうでない方は、この場所の近くにダイニングセット(食事のためのテーブルとイス)を置きますが、カウンターテーブル下がデッドスペースになってしまうことが多いのです。

カウンター横の使い方

DIYでキッチンカウンターの側面まで有効活用する方もいます。側面は通路に面していることも多く奥行きのあるボックス収納は無理かもしれませんが、ブリックを貼ったり、植物を飾ったり、黒板やコルクボードを利用した平面的な収納が可能です。しかし今回は、キッチンカウンター上下の収納術に着目し、ご紹介してまいります。

キッチンカウンター上:活用法

キッチンカウンター上をすっきりさせるには、立体的に収納するのがコツです。木材でテーブル上に棚を作り、天井までのスペースを収納として有効活用するのもよいでしょう。これからマイホーム新築を予定している方は、対面キッチンのカウンター上にあらかじめ吊り下げ収納を設けることも検討できます。

キッチンカウンター上の整理のコツ


落下防止の柵

キッチンカウンター上の収納ポイントは、物が落下しないよう柵を取り付けることです。調味料やお酒のボトルを収納する場合、アイアンの棒一本でもいいので柵を設けます。地震対策にもなり、見た目に安心感も出るのでおすすめです。

吊り下げ収納

キッチンカウンター上の高い場所は手が届きにくいので、吊り下げる収納にするなど工夫が必要です。アイアンやステンレス製のバーや棚を天井から吊り下げ、植物や調理器具などをおしゃれに収納しましょう。キッチンカウンターのテーブルには何も乗らないので、すっきりと広く見えます。

キッチンカウンター上:収納実例①

ナチュラルカントリー

DIYでのキッチンカウンター収納実例です。このようにインテリアのテーマをはっきりと決めておくと、カウンター周辺の収納デザインに統一感が生まれます。木肌を生かしたナチュラルカントリーをテーマにホワイトとグリーンの雑貨で整理された、カフェ風のカウンター収納です。

この収納棚のおしゃれな使い方

木製の棚に、テイストを統一した雑貨を飾りつつ収納していきます。テイストを揃えると、雑貨が多くてもきちんと整理された印象になるからです。素材はかご、缶、ホーロー、陶器など、色みはグリーンとホワイトを基調にします。木を塗装する際はあえてムラを出し、カウンター周辺をシャビーな雰囲気に。

キッチンカウンター上:収納実例②

ディアウォールで目隠し

こちらの写真、実はテーブル上の棚の向こう、キッチン側に電子レンジが収納されているのです。大きな家電の収納場所は、コンセントに近いカウンター上を活用すると便利ですが、むき出しではキッチンの生活感が出てしまう…。そこで、カウンターテーブル上にボックス型の棚を設置し、家電を収納しています。

この収納棚のおしゃれな使い方

カウンター上の柱に、キッチンの目隠しのための背板をつけています。キッチン雑貨を整理しながら収納でき、かつ手が届きやすい位置なので使い勝手も抜群です。写真のように背板をダイニングテーブル側に向ければ、キッチン側に収納したものを隠すことも可能です。

キッチンカウンター上:収納実例③

ブルックリンスタイル

100均のリメイクシートや雑貨をうまく利用したブルックリンスタイルのインテリア、ここまで徹底されると脱帽もの。アイデアと工夫でDIYすれば、低予算でもここまでおしゃれに収納できる実例です。木のボックスや英字サインプレートが男性的で、カウンター上下はもちろん壁面まで収納に活用されています。

この収納棚のおしゃれな使い方

ブルックリンスタイルにはカフェ風の収納が似合います。ストローやスティックシュガーをさしたカップや、コーヒーフィルターやポットなどの小物をカウンターテーブルに並べましょう。アウトドアマグや工具ボックス、サボテンやエアープランツなどもカウンター収納の演出に使えます。


キッチンカウンターテーブル下:活用法

新築の際、「対面キッチンのカウンター下スペース」に頭を悩ませる人は少なくありません。果たしてそこで食事をするだろうか?するならハイスツールを置いて、朝食やブランチをいただくのも素敵です。ダイニングテーブルでしか食事をしない方は、あらかじめキッチンカウンター下に収納を設ける傾向があります。

キッチンカウンター下の整理のコツ

物をつめこみすぎない

対面キッチンカウンターの下に棚を設けると収納は増えますが、ものを詰め込みすぎると生活感が出て見栄えが良くありません。オープン棚の場合は特に、「見せる収納」を意識します。本は洋書で揃えたりカバーを統一したりと工夫し、カウンターにあると便利なものだけ厳選して収納しましょう。

棚を統一して収納する

木の色や素材がばらばらの収納家具を並べると統一感がなく、キッチンカウンターの下が雑然とした印象になります。カウンターから飛び出しすぎない奥行の家具や収納棚を選び、色や形を統一しましょう。ボックスを活用してさらにすっきり収納するのもおすすめです。

キッチンカウンター下:収納実例①

ラブリコを活用した収納棚

こちらは、「ラブリコ」という突っ張るタイプの木材をキッチンのカウンター下にはめ込み、棚を作った収納実例です。ラブリコには、無塗装のナチュラルな木材からヴィンテージ感漂うブラウンまで幅広いカラーが揃っていますので、ご自宅のカウンターテーブルやダイニングに合わせて収納棚を選ぶことができます。

この収納棚のおしゃれな使い方

ラブリコの棚板の奥行きは184mm。マンガや単行本などB6サイズは横幅182mmですので、本を収納するのにちょうどいいサイズです。棚板を棚受けに乗せるだけでなく前面に固定するアイデアによって、本が落ちにくい収納にアレンジできます。キッチンカウンターのテーブル下が図書館のような雰囲気に。

キッチンカウンター下:収納実例②

見せる収納と見せない収納

対面キッチンカウンターの下には、見せる収納と見せない収納があると便利です。見せる収納にはお気に入りの雑貨やおしゃれなキッチンアイテムを飾り、見せない収納には使用頻度の低い生活雑貨を収納します。見せる収納にはほこりがたまりやすいので、ボックスを活用すると掃除がしやすいですよ。

この収納棚のおしゃれな使い方

ほこりがたまりやすいオープン収納は上に、クローズ収納は下にもってくると清潔に使えます。既製の収納棚は、キッチンカウンター下にぴったり収まる奥行ですが、テーブルの端より出ないことを確認しましょう。オープン収納に飾るものは間隔をあけてゆったりと置くと、キッチンカウンターが洗練された印象になります。

キッチンカウンター下:収納実例③

棚板でシンプルに


収納力はいくぶん劣りますが、モデルハウスのような美しいキッチンカウンター収納を実現するのが、テーブルのような棚板一枚の飾り棚です。カウンターの木材と色や素材を合わせると、なお美しく見えます。大きなサイズの一枚板は重量がありますので、新築の場合は設計の段階で相談した方がよいでしょう。

この収納棚のおしゃれな使い方

棚板を壁面につけるには、棚受けという金具が必要です。棚受けの耐荷重量を確認し、棚板の重さだけでなく上に乗せるものまで考慮し選びます。お皿などをたくさん乗せたい場合は、棚受けよりラブリコ+棚板のセットがおすすめ。インテリアショップのような小さなキッチン収納棚が簡単に作れます。

キッチンカウンター下:小さな収納術

持ち手つきのかごに収納

対面キッチンのカウンター下に既製の収納家具を設置すると、家具の天板とテーブルの間にすき間ができることがあります。このすき間に合わせたかごやボックスを同デザインでいくつか用意し、並べるとおしゃれにキッチン用品が整理できます。持ち手がついていると引き出し収納になって便利です。

小さな棚板収納

奥行15cmほどの小さな棚板を一つだけつける。たったこれだけで、ダイニングテーブル上がすっきりします。棚板に乗せるものは、ティッシュボックスやカトラリーケースなど、いつもダイニングテーブルの上に乗せてあったもの。テーブルを拭く際やテーブルクロスを敷く際に、とても作業がしやすくなります。

キッチンカウンター上ショーケース

いつもよく使う食器やスパイスを入れておくのに便利な大きさで、おしゃれなショーケースです。カウンターの上にお子さまの薬やサプリメントを収納したり、ブレッドケースとしても使えます。ナチュラルな木製ボックスで、キッチンインテリアがぐっとおしゃれに。

キッチンカウンターの収納術:まとめ

対面キッチンカウンターは家族との団らんが魅力なのですが、来客時にはオープンすぎて落ち着かないという声も聞かれます。カウンター上の収納棚なら、整理と目隠しが一度にできて便利です。また、リビングを散らかす家族の小物や本などの収納場所がカウンターテーブル下にあると、すっきりと片付きます。

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