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「倶留尊山」登山情報!登山&ハイキングコースから登山口のアクセスまで解説!

日本三百名山に選ばれている倶留尊山は、一年を通して登山ができる山で、登山道やハイキングコースもとても良く整備された山です。登山途中の曽爾高原・黄金のススキ時期は照明が設置され、夜でも歩行ができます。素晴らしい倶留尊山に行ってみませんか。
2020年8月27日
kawana yukio
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倶留尊山(くろそやま)とは

倶留尊山は関西地区では良く知られている山で、日本三百名山に選ばれている名山でもあります。位置的には、三重県津市と奈良県宇陀郡にまたがっており、1.037mの標高がある山てす。倶留尊山は有史以前に火山活動していたので、山体は火山岩が出ている場所もあります。日本の高山には珍しく山頂付近が民有地となっています。絶景の続く曽爾高原(そにこうげん)から尾根沿いに登る登山道が人気になっていて、周辺に続く山々は高見山地と呼ばれています。(この記事は2019年7月7日現在の情報にもとずいて書かれています。)

高見山地について

倶留尊山は高見山地に属しています。高見山地とは、高見山(標高1248.35m)を主峰として、三重県津市と奈良県宇陀郡にあり、1.000m級の山が複数連なっています。代表的な山は、高見山・三峰山・局ヶ岳などがあり、特に高見山は倶留尊山の隣の山であり、尾根沿いの登山道を使いアクセスすることもできますので、絶景の縦走コースとしても人気があります。

倶留尊山の魅力

高見山地を形成する一山である倶留尊山ですが、高見山地の山々を望める頂上からの絶景で、頂上に至るまでのコース・ルート上にも絶景スポットはたくさんあります。最短のコース・ルートで頂上に登頂してもそれほど難易度は高くなく曽爾高原のハイキングルートでもあるので、ハイキングの延長的気分で倶留尊山にのぼれます。秋口には、登山途中の曽爾高原のたくさんのハイキング客が訪れます。曽爾高原のススキの絶景も魅力の一つです。

曽爾高原(そにこうげん)について

奈良県宇陀郡曽爾村にある曽爾高原は、その麓には倶留尊山登山の登山口もあり、倶留尊山登山のメインストリートと言っても良いでしょう。曽爾高原は標高700mほどの高原ですが、麓の亀沼を含め曽爾高原ハイキングのルートが整備されアクセスのしやすいコースが設定されています。秋にススキが夕日を浴び、一面金色に染まる絶景が見られます。夕日の時間と倶留尊山下山時を合わせると絶景が見られます。

倶留尊山の登山口

倶留尊山の登山口はループ状になっているハイキングコースのルート上にあります。きちんと整備され、立派な標識も設置されているので迷う事は少ないです。代表的な登山口を紹介しますが、すべての登山口が絶景ポイントとなります。

曽爾高原登山口

倶留尊山の登山するにあたって最もメジャーな登山口が曽爾高原登山口といって良いでしょう。名前の通り曽爾高原周辺のハイキングにも利用されています。バスや車のアクセスも良好な登山口となっています。周辺には駐車場場も用意されており、利用人数もこの周辺の登山口では一番多くなっています。

亀山峠登山口

倶留尊山の隣の亀山の登山口であるが、曽爾高原北側から倶留尊山に登る場合のメインの登山口です。亀山峠から右に行くと倶留尊山で、左に行くと亀山に行けます。直進して下って行くと曽爾高原登山口方面に行く事ができます。周囲も絶景地であり、各山を案内する標識もあり曽爾高原をハイキングするハイカーも良く利用する登山口となっています。

長尾峠登山口

曽爾高原の南にある長尾峠登山口は、北側の尾根を進めば亀山・倶留尊山に行き・南側の尾根を行けば後古光山・古光山といった高見連山の縦走路の中にあります。この峠の登山口も絶景地であり、曽爾高原ハイキングコースでもあることで、ハイキングをする人達に利用されています。亀山から縦走して倶留尊山にアクセスします。

倶留尊山登山・曽爾高原登山口へのアクセス

車を利用してのアクセス


車で倶留尊山登山する場合、名阪国道・針ICを利用するのが便利です。ICを降りて国道369号線を進み県道81号線に進み、県道81号線を進むと曽爾高原入口に行くことができます。東名阪自動車道を利用する場合は、亀山ICを利用します。ICを降りると名阪国道ですのでそのまま進み、上野ICを降りましょう。国道369号線ですので、宇陀市方面に進み県道81号線に入ってください。

バスを利用してのアクセス

曽爾高原のある曽爾村の隣の名張市よりバスが運行しています。近鉄大阪線・名張駅の西口1番バス停より山粕西行きの路線バスに乗車し、太良路バス停または葛バス停で下車してください。県道81号線に両バス停はありますが、その中間あたりが曽爾高原への入口となります。曽爾ファームガーデンを目指すして行くと良いでしょう。

紅葉時期の曽爾高原へのアクセス

曽爾高原で有名なのがススキの紅葉です。ススキの絶景を見物に沢山のハイキング客が訪れます。それに対応するために、9月中旬より11月末日まで近鉄大阪線・名張駅の西口1番バス停より、曽爾高原行きのバスが運行されます。曽爾ファームガーデン駐車場付近が折り返しバス停となります。この時期は一般路線バスで太良路バス停・葛バス停を利用するより時短となります。

倶留尊山登山・亀山峠登山口へのアクセス

亀山峠へのアクセスは、曽爾ファームガーデン・お亀池からの徒歩で行くのが一般的で車の駐車場はありませんので、曽爾ファームガーデン駐車場を使用します。標識などがしっかり整備されていますので道に迷う事は少ないです。ススキ時期には、登山道・ハイキング道に提灯調の照明がズラリと設置されますので、夜の歩行も安全になっています。反対側の奈良県御杖村神末よりアクセスできますが、標識等も少なくて使用する人も少ないです。

倶留尊山登山・長尾峠登山口へのアクセス

車を利用してのアクセス

車を利用しての長尾峠登山口に向かうルートは、国道369号線から県道81号線にアクセスしたら、太良路バス停を目印にしてください。葛バス停方面に少し進むと国立曽爾青少年自然の家に進む脇道がありますので、それを目指して進んで行くと国立曽爾青少年自然の家入口があります。入口より入ると駐車場があり、入らず直進すると長尾峠登山口となります。

バスを利用してのアクセス

バスを利用しての長尾峠登山口に向かうルートは、曽爾高原登山口へ向かうルートとほぼ同じで太良路バス停を下車後、葛バス停方面に進むと極楽寺や国立曽爾青少年自然の家の向かう道路がありますので左折して進んでください。長尾峠登山口まで4.2kmほどで、途中には名水の販売所などがあり、国立曽爾青少年自然の家を過ぎて進むと長尾峠登山口です。

倶留尊山・登山口周辺の駐車場

曽爾高原登山口の駐車場

ススキの時期に名張駅より曽爾高原行きのバスがでますが、そのバス停のそばが曽爾ファームガーデンです。その中に曽爾ガーデンファーム駐車場があります。時期になるとすぐ満車になる可能性もあります。ファームガーデン内の麦の館にも駐車場があります。
【住所】奈良県宇陀郡曽爾村太良路845
【電話】0745-94-2106
【営業時間】11:00~21:00
【料金】車800円/バイク200円

【駐車台数】約150台

長尾峠登山口の駐車場

長尾峠登山口を利用して曽爾高原・倶留尊山登山する人は、曽爾高原有料駐車場(野口駐車場)を利用します。国立曽爾青少年自然の家の入口そばにあり、さわやかトイレも近くにあります。24時間開門しており使いやすい有料駐車場です。

【住所】奈良県宇陀郡曽爾村太良路

【電話】0745-94-2305
【駐車台数】150台

【料金】普通車800円/バイク200円/中型バス2000円/大型バス3000円*バスは要予約

倶留尊山登山コースルート1

曽爾高原~亀山峠~倶留尊山コースルート


最も短時間で倶留尊山に登頂するコースルートです。曽爾ファームガーデンそばの曽爾高原登山口がスタートです。標識がしっかりあるので、亀山峠に向かってください。整備された登山道を35分ほど進むと亀山峠に到着できます。亀山峠より二本ボソまで30分で到着します。二本ボソで料金500円を払い俱留尊山山頂を目指します。30分ほどで到着でき、帰りの二本ボソの料金は払う必要はありません。曽爾高原登山口から亀山に行き、亀山峠に行くルートもあります。その場合は、亀山まで20分で到着し亀山から亀山峠まで15分で到着します。

倶留尊山登山コースルート2

長尾峠~亀山~倶留尊山コースルート

最短コースで倶留尊山に登るには物足りない人が選ぶと良いルートです。登山道も整備されており、案内標識も見やすく、黄金のススキ時期には照明が用意されます。曽爾村全体が見え渡せるような絶景展望場所もあります。長尾峠には色々な案内標識がありますが、亀山・倶留尊山方面標識を選んでください。35分で亀山に登頂でき、そこから15分で亀山峠、亀山峠から二本ボソまで30分、二本ボソから倶留尊山まで30分で登頂できます。帰りは亀山峠から曽爾高原登山口に向かう人も多いく、その場合30分ほどで登山口に到着です。

倶留尊山登山コースルート3

倶留尊山北方コースルート

倶留尊山山頂より引き返す人が多いですが、北方に進むルートも以前は盛んに使用されていました。現座は使う人が少なく、踏み跡が鮮明ではありません。尾根沿いのテープ目印がたよりのコースで、地図やGPSが必携です。曽爾高原の反対側の御杖村神末に出て亀山峠に戻ります。倶留尊山より来た道を戻らず直進します。少し進むと小屋があり、さらに進みます。山頂より40分ほどでP897地点で目印テープがあります。さらに10分ほど進むと西浦峠です。目印テープがあります。七曲りを下って行くと25分で標識とベンチがあります。そこから田園地帯を30分歩くと、くろそ山荘があります。そこから亀山峠入口を経て亀山峠まで30分です。

曽爾高原ハイキングコース

曽爾高原には、黄金のススキ時期には多くのハイカーが訪れます。曽爾ガーデンファームにはハイキングコース用の地図や案内標識などが用意されています。それを見ながらハイキングする人も多いです。

葛バス停~亀山峠~お亀池~太良路バス停

倶留尊山に登らず、倶留尊山を眺めながら曽爾高原を楽しむハイキングコースです。ゆっくり歩きながらでも倶留尊山周辺の山々の姿を見られ、多くのハイカーが使用しています。葛バス停をスタートし、国立曽爾青少年自然の家・曽爾高原登山口を目指します。1時間5分ほどで曽爾高原登山口に到着です。そこから亀山峠に15分かけて行き、亀山峠から15分かけてお亀池までおります。お亀池より15分で曽爾ガーデンファームです。そこから25分かけて太良路バス停に到着です。

倶留尊山の年間天気状況

倶留尊山に登山したり、倶留尊山周辺をハイキングしたりするにしても、日程が決定した時点で登山者・ハイカーが気になるのは天気状況でしょう。一年中登山可能な倶留尊山ですので、発表されている統計調査を基にして倶留尊山の年間天気状況を調べました。倶留尊山へ登山・ハイキングを決めた時の登山計画を立案する際に利用できますので参照してください。倶留尊山としては統計調査が発表されていないので、すぐ近くにある曽爾高原のデータとなります。

倶留尊山の春の天気状況

3月から5月を倶留尊山の春として調べました。3月は平均気温3.4℃・一日当たりの平均降雨量3.8mmとなり、4月は平均気温9.1℃・一日当たりの平均降雨量3.8mmとなり、5月は平均気温13.8℃・一日当たりの平均降雨量5.0mmとなりました。倶留尊山の春は日を追うごとに暖かくなります。

倶留尊山の夏の天気状況

6月から8月を倶留尊山の夏として調査しました。6月は平均気温17.7℃・一日当たりの平均降雨量7.1mmとなり、7月は平均気温21.5℃・一日当たりの平均降雨量7.3mmとなり、8月は平均気温22.1℃・一日当たりの平均降雨量7.6mmとなります。気温は高めです。雨は麓の曽爾村と同じくらいの雨量です。

倶留尊山の秋の天気状況


9月から11月を倶留尊山の秋として調査しました。9月は平均気温18.5℃・一日当たりの平均降雨量8.8mmとなり、10月は平均気温12.2℃・一日当たりの平均降雨量5.2mmとなり、11月は平均気温6.7℃・一日当たりの平均降雨量3.1mmとなります。秋は日を追うごとに気温が下がり、雨量も少なくなります。

倶留尊山の冬の天気状況

12月から2月を倶留尊山の冬として調査しました。12月は平気気温2.0℃・一日当たりの平均降雨量.18mmとなり、1月は平均気温-0.2℃、一日当たりの平均降雨量2.0mmとなり、2月は平均気温0.1℃、一日当たりの平均降雨量2.5mmとなりました。雪はほとんど降らず、気温的にも大きくマイナスにはなりません。

倶留尊山の年間登山者状況

倶留尊山の登山者状況を統計調査より調べました。正確には麓の曽爾高原のもので、倶留尊山の物は発表されていません。登山状況の推測には十分使用できるものです。パーティー事の数値ですので、実際の人数は増えますので注意してください。この中に倶留尊山に登山するパーティーが含まれ、秋はハイキングするパーティーが多いと思われます。

年間登山パーティー数

春(3月~5月)の登山者状況は、3月/28パーティー・4月/54パーティー・5月/75パーティーとなります。夏(6月~8月)の登山者状況は、6月/59パーティー・7月/37パーティー・8月/28パーティーとなりました。秋(9月から11月)の登山者状況は、9月/77パーティー・10月/199パーティー・11月/224パーティーとなります。冬(12月~2月)の登山者状況は、12月/32パーティー・1月/10パーティー・2月/10パーティーとなりました。

倶留尊山登山後の温泉

曽爾高原温泉:お亀の湯

曽爾ガーデンファームやお亀池のそばにある温泉施設です。登山後の汗を流すのに最適な場所にあります。ナトリウム炭酸塩素泉ですので美肌効果のある温泉です。
【住所】奈良県宇陀郡曽爾村太良路
【電話】0745-98-2615
【営業時間】4月~11月・11:00~21:00/12月~3月・11:00~20:30

【定休日】水曜日(祝日の場合、翌日が定休日)・年末年始

【料金】大人平日650円・祝祭日750円/子供(小学生まで)平日400円・祝祭日450円

倶留尊山登山のまとめ

倶留尊山登山は、曽爾高原の黄金のススキと絡めた時期がハイシーズンとなっています。沈む夕日に輝く黄金のススキは絶景で有名で地元の大切な観光資源となっていますが、倶留尊山登山をするには、その他のシーズンもおすすめです。青いススキの時期は緑の絨毯の中を歩き倶留尊山へ、冬時期でも枯れたススキも素晴らしく、山頂の空気も澄んでいるので山々の絶景が見られます。登山客・ハイキング客も少ない時期です。いつの時期に登山をしても素晴らしい倶留尊山に登山してはいかがでしょうか。

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