梨の旬の季節っていつ?品種や産地による収穫/出荷時期の違いなどを解説!のイメージ

梨の旬の季節っていつ?品種や産地による収穫/出荷時期の違いなどを解説!

毎年秋ごろになると、美味しい梨が市場に出回りますが、せっかく食べるなら最高に旬な季節に食べてみたいですね。そもそも梨のシーズンとは、いつがベストなのでしょうか。この記事では、品種ごとに異なる梨の旬の季節や、生産地情報まで一気紹介します。

2019年07月01日更新

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目次

  1. 梨の旬の季節とは
  2. 梨の品種による収穫時期(季節)の違いを紹介
  3. 7月~8月の季節が旬の梨を紹介
  4. 9月~10月の季節が旬の梨を紹介
  5. 11月以降の寒い季節が旬の梨を紹介
  6. 洋梨の旬な季節を紹介
  7. 赤梨と青梨の違いについて
  8. 梨の収穫・出荷量が多い県を紹介
  9. 梨を美味しく保つ保存方法を紹介
  10. まとめ

梨の旬の季節とは

夏の終わりに近づくと、美味しい楽しみ「梨」の季節がやってきます。梨の果実は、水分をたっぷり含んでいて、程よい甘さと酸味が、残暑の蒸し暑さを吹き飛ばしてくれる最高の贅沢です。そんな梨ですが、夏から秋にかけて流通するといった大体の収穫時期は知っているものの、具体的な美味しい旬の季節とは一体いつなのでしょうか。この記事では、品種や産地ごとの梨の旬な季節について紹介します。

梨の美味しい季節は7月~9月が一般的

はじめに結論を述べますと、梨の美味しい季節は7月~9月になります。収穫の早い品種では7月から収穫・出荷されて、多くの品種は9月下旬までが旬になります。中でも最も生産量の高い梨が「幸水」です。幸水は日本の代表的な梨で、沖縄県を除く全国各地で栽培されています。また、幸水のシーズンはとても長く、7月上旬から9月中旬ごろまで収穫可能です。ここからは、幸水以外の梨のシーズンについても確認してみましょう。

梨の品種による収穫時期(季節)の違いを紹介

和梨の種類は、スーパーや市場で流通しているものだけで、およそ30種類ほどになります。地域ごとに、好まれる品種が異なり、定番の梨である「幸水」や「豊水」以外にもたくさんの種類が出回っています。旬な季節として最もあてはまるのは、8月中旬から9月中旬ですが、中には翌年の1月が旬の梨もあります。シーズンごとの代表的な品種について、ご紹介したいと思います。

収穫と出荷の季節は基本同じ

梨の美味しい季節を紹介するまえに、予備知識として知って欲しいのは、和梨の収穫と出荷時期は同時期ということです。和梨は追熟しない果物なので、採ったその日が食べごろになります。メロンやバナナなど、完熟させて食べる果物とは違い、収穫後は長くても20日程しか日持ちしません。なので市場で購入した梨は、熟れるのを待つのではなく、その日が美味しい食べごろだと覚えておきましょう。

7月~8月の季節が旬の梨を紹介

幸水(コウスイ)

冒頭でも紹介した、日本の梨でもっともシェアされているのが幸水です。7月上旬から9月中頃まで収穫可能で、美味しい季節は8月になります。幸水の生産量が1番多い県は千葉県で、全体の1割は賄っているほど、海外への輸出も積極的に行われています。味の特徴は、なんといっても糖度の高い甘さです。酸味は少なく、水分多めでみずみずしい食感がクセになる梨です。大きさは250gから300gが平均になります。

明水(アケミズ)

明水とは、雲井と幸水を掛け合わせて開発された梨で、農林水産省のデータベースに正式登録されたのは平成6年になります。歴史は浅いものの、赤梨の特徴である甘みと、口の中でジュワっと溶ける食感が人気で、例年一定の消費率が保たれています。主な産地は、富山県、愛知県、が有名です。果実の大きさは300gから350gが平均サイズになります。

愛甘水(アイカンスイ)

長寿に多摩を交配して生まれたのが愛甘水。見た目は幸水を一回り小さくした、小ぶりな実が特徴です。名前の通り、甘いが強く酸味はそれほど感じられません。生育スピードが早いため、収穫時期は7月下旬ころがシーズンになります。大きさは300gが平均です。主な産地は、愛知県、山口県、石川県が有名です。

9月~10月の季節が旬の梨を紹介

豊水(ホウスイ)

幸水と並んで代表的な梨の部類に入るのが「豊水」です。9月に入ると、店頭にたくさんの豊水が並べられ、1玉100円から150円で売られているのを見たことがあるでしょう。豊水は幸水よりもやや遅れて、9月から10月が食べごろ。豊水の親は、幸水×イ-33(石井早生×二十世紀)であり、幸水の甘みとイー33の酸味を上手に取り入れた品種です。見た目は、やや赤みがかった皮が印象的で、大きさは幸水よりも大きく350g~400gが平均です。主な産地は千葉県、群馬県が有名です。

南水(ナンスイ)

長野県生まれの南水は、幸水や豊水と同じ時期に誕生したと言われていますが、正式登録されたのは平成2年と最近のことです。越後と新水を親にもつ南水の特徴は、なんといっても果汁の豊富さです。甘みが強い品種ですが、それ以上に印象的なのは、噛んだ瞬間に溢れ出る果汁です。大きさは350gが平均になります。主な産地は長野県がトップで、全体の7割を長野県が占めています。

秋甘泉(アキカンセン)

秋甘泉は平成21の鳥取生まれの新しい品種です。親はおさ二十世紀×豊水で、鳥取県にある試験場で研究・開発されたことから、県の特産物としての認識があります。甘みが大、酸味は中、といった味のバランスが整えられており、特に甘みに関しては糖度14以上になるケースがあります。収穫・出荷は9月上旬から10月までがシーズン。主な産地は、なんと鳥取県限定です。

11月以降の寒い季節が旬の梨を紹介

新雪(シンセツ)

新雪梨とは、12月から1月の冬のシーズンに出荷される梨で、とにかくサイズが大きいのが特徴です。平均的な重さは、なんと1kgもあり、大きい物では2kgにもなります。親は晩三吉×今村秋で、甘みは少なくサッパリとした味が特徴です。夏・秋のシーズンに採れる梨と比較すると、かなり日持ちがよく、1カ月以上保存しておくことも可能になります。主な産地は鳥取県で、希少性が高く鳥取県内でもあまり見かけることがないでしょう。

愛宕梨(アタゴナシ)

愛宕梨は、二十世紀と今村秋の交配によって誕生した和梨です。東京の愛宕山周辺で自然交配したことをきっかけに、愛宕梨と呼ばれるようになりました。見た目は新雪のように1kgほどある、大玉という特徴があります。味は新雪よりも甘く、果汁はそこまで多くないので、サクサクとした食感が楽しめるでしょう。主な産地は岡山県、鳥取県が有名です。

洋梨の旬な季節を紹介

梨は梨でも、甘酸っぱくてみずみずしい日本の和梨とは違い、濃厚な味とコリっとした歯ごたえが特徴の洋梨があります。日本国内で生産されている洋梨は、ブランデーワインやラフランスが定番です。洋梨の旬(収穫時期)は9月~1月で、和梨とさほど違いがありませんが、出荷時期に大きな違いがあります。その違いとは、追熟するかどうかに関係しています。

収穫後2週間~1ヶ月後が食べごろに

和梨は採ったその瞬間が食べごろだとお伝えしましたが、追熟が必要な洋梨では、収穫してから2週間~1ヶ月間の熟成期間を設ける必要があります。洋梨は、まだ実が青いころに収穫をして、その後20度前後の追熟に適した環境で寝かせます。時間が経つと徐々に実が赤く色づいてきて、表面が柔らかくなったのを目安に、香りを嗅いで食べごろかどうか判断します。洋梨と和梨では、収穫時期は近くても、出荷や食べごろのシーズンは異なることを覚えておきましょう。

赤梨と青梨の違いについて

国内で食べられている梨には、大きく分けて「赤梨」と「青梨」に分類されます。赤梨とは、皮の色がやや赤みががっており、触って見るとざらついており、酸味を控えて甘みを強調した特徴があります。青梨とは、皮の色が緑色でツルツルしており、酸味が強く甘酸っぱい味が特徴です。かつては赤梨も青梨もバランスよく食べられていましたが、近年では甘い果物が人気で、赤梨の方が圧倒的に多く生産されています。消費率の高い幸水や豊水は、赤梨に分類されます。

西日本では青梨が人気

西日本では、酸味の強い青梨の消費率が高いと言われています。その理由として、青梨の代表格ともいえる「二十世紀」が鳥取県で大量に生産されているからです。そもそも流通の少ない青梨ですが、鳥取県では二十世紀の国内シェアの3割を県内で作っています。そのため、関西、中国、四国では青梨(二十世紀)の消費が高くなる傾向にあるのです。

梨の収穫・出荷量が多い県を紹介

北は北海道、南は九州、どこへ行っても梨の果樹園は見かけることがあります。では一体、梨の名産地はどの県なのでしょうか。まずブランド色が強い県は鳥取県です。鳥取県の梨生産量は例年全国3位の名産地です。鳥取県では、どの県もあまり力を入れて生産していない二十世紀を作る県として有名。他には、新甘泉やなつひめといった、新しい品種づくりにも積極的な姿勢で梨作りに精を出しています。

生産量のトップは千葉県

意外に感じる方も少なくないかもしれませんが、梨の総生産量トップは関東地方の千葉県でした。幸水や豊水を主に収穫・出荷しており、例年国内シェアの1割以上を生産しています。千葉県は、水はけのよい土壌が梨作りに最適なため、昔から梨作り場として有名でした。隣県の茨城もまた、火山灰土の排水性がある土のおかげで、生産数は全国2位入ります。産地に関しては歴史が長すぎるため、明確なデータは残されていないようです。

梨を美味しく保つ保存方法を紹介

最後に梨を美味しく長く保つための、保存方法についてご紹介したいと思います。梨の旬の季節は短いので、短期間に大量入手して、食べきれずに腐らせてしまうことも少なからずあります。正しい方法で保管して、季節の果実を上手に食べきりましょう。

ヘタを下に向けて冷蔵保存

文中で述べたように、日本の梨は収穫後に熟すことはないので、放っておけば時間と共に傷んでしまいます。収穫後の梨は、ヘタの部分から呼吸することで、実の中の水分や栄養を少しずつ消費し続けます。これが味の落ちる原因です。劣化スピードを遅らせるには、ヘタを下に向けて置くことです。また、冷蔵庫で冷やしておくことで、さらに梨の生命活動を穏やかにして、消費期限を延ばすことが出来ます。この方法により、通常よりも3日~4日の長持ちが期待できます。

カットした梨の保存について

一度にたくさんの梨を剥いてしまい、余らせてしまった場合、保存方法は2つあります。1つ目は、密封できるタッパに梨と塩を入れて、酸化を防ぐ方法です。もう一つは冷凍保存にして、解凍後はシャーベット感覚で頂く方法です。カットした梨を保存すると、どうしても梨独特のシャリっとした食感を失うことになります。なのでカットしてしまった梨は、早めに食べることをおすすめします。

まとめ

出典: https://www.photo-ac.com

梨を食べることが出来る季節は7月~1月、意外と長いことが分かりました。梨を美味しく頂ける旬の季節は、品種によって異なりますが、多くは8月下旬から10月上旬だと言えます。産地については、東日本では千葉県、西日本では鳥取県が有名で、地域によって生産される梨の種類に違いがあることも理解できました。甘い梨が好きな方は幸水(赤梨)を、甘酸っぱい梨が好みな方は二十世紀(青梨)を、旬な時期を狙って試食してみてください。

梨が気になる方はこちらもチェック

梨の旬の季節が分かったら、今度は梨の種類1つ1つの特徴について、もっと理解を深めていきたいですね。関連記事では、梨の品種に関する情報や、島根県にある梨記念館について紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください。

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